2016年2月15日月曜日

hochstecken~高く挿された~

いつものフレッシュフラワーレッスンは、NFD(日本フラワーデザイナー協会)のカリキュラムです。
アメリカ式から、時代と他国式の流れを受けて現在のヨーロピアンデザインに。
・・と言っても、私にはまだまだ未知の世界です。
フラワーデザインを構成理論で学ぶので、美しく活けられている花の裏事情が分かります。

今日のお題は、~hochstecken~。
自然素材を高く挿し、視点と重点を高い位置に表現する構成を知ること。
学生時代の基礎教養の外国語はドイツ語でした。
でも・・・・・。
並べられた文字をそのまま読むと言っても、日常的に使わなければ?です。
元々は、編み上げるという意味なのかな?
季節の花材を取り入れて、「動」と「静」を表現します。
もちろん、8:5:3の黄金比も頭に入れて・・。



先ずは、花桃でラインどり。以降、パラレル(平行)を意識します。
デルフィ二ウムにどことなく雰囲気が似ているラインフラワーは、チドリソウ。
上へ上へ伸びゆく「静」なので、軽めの色(白)を挿します。
紫の挿し色は、リューココリーネ。
グリーンは、マルバルスカス。葉の裏側に小さな小さな花芽をつけた姿がとても不思議。
それから春らしく、チューリップ(黄)も。
「動」として最後に、コデマリを揺らしました。

植物はそれぞれに主張が異なります。キャラクターの持ち味を生かして、限られた時間の中で命を再現する。自然を愛でる心が育まれる気がします。

そうそう。
今日一番惹かれた花は、美味しい香りを放つ「リューココリーネ」です。
静かに鼻先を近づけると、桜餅のようなバニラのような淡い匂いがします。
薄紙のように繊細だけれど、ひと際存在感がありました。

別名:グローリー・オブ・ザ・サン
花言葉:温かい心、信じる心、慎重な恋、貴婦人

本当に素敵な花です。


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