2017年4月30日日曜日

ガーデン風シュトラウス ~たっちコラムvol.15~

2017.4月号(No.95)のこどもたっちコラムです。

フラワーアレンジを習う上で、ひそかに思い描く夢・・いつか自分で育てた草花で、自然を日常に感じられる「シャンペトル(田舎風)ブーケ」を作ること。

そこにはメインの花以外に、実もの、枝もの、小花たち、ハーブや蔓状のグリーンをたっぷり入れ、中でも欠かすことはできない“グラミネ”と呼ばれるイネ科やキビ科の穂状草で、エアリーな雰囲気を醸し出したいと思う・・。

そんな理想を胸に抱きながら、それとは対照的な基本の「シュトラウス(手の中で組む小さな花束」をサクサクと仕上げることが、先ずは小さな目標です。



完成後の花束自体が自立するように花材を螺旋状に、それから蝶が舞うようにゆったり組むのが作る上でのお約束。

張りのあるグリーン"マルバルスカス"や"ストック"の甘い香りを取り入れたら、どことなく庭から摘んできたイメージに・・。
実際花壇から頂いてきた"スノーフレーク"は、スズランと似ている可愛らしい別花です。
一見カモミールと見間違えそうな"マトリカリア"や"ホワイトレースフラワー"の小花で、優しさも加味してみました。

2017年4月29日土曜日

Original Cupcake

春休み中に伺いたかった、洋菓子レッスン
粉もの大好きな私と子どもたち、バタークリーム好きな彼の要望に応えたくて、ようやく伺えた先日です。
今回は愛しのカップケーキ作り♡
大好きな海外ドラマや映画にも登場したものですから、もう、気分はひとり"Magnolia Bakery"でした(笑)。
仕上がりのケーキは、こちら。
敷き紙を変えるだけでも雰囲気が変わります。


クレームパティシェールとイタリアンメレンゲを混ぜ込んだバタークリーム、これがまた美味しい!
惜しげもなくナッツをふんだんに使った焼き菓子とお茶のほろ苦さで、作りたてのカップケーキもさらりとお腹の中に消えてしまいました(笑)。



自宅で食すると、リラックスしているせいか・・また美味しさも格別です。
市販のお菓子にはない、味の優しさを感じます。

私も満足ですけれど、家族に喜んでもらえるのがやっぱり一番嬉しい。


お持ち帰り用として、ミニケーキをパッキングして下さった先生のお心遣いに感謝!
当日は、くらし随筆のご担当様と、バトンを渡す彼女も来てくれたので、ミニサイズを味見して頂きました(笑)。

それから久しぶりに、NY仕込みのカップケーキの本を読みたくなって、書棚から取り出してきました。
人生後半、これから大切にしたいことは、いかにストレスを溜めずして心地よく生きていくか・・。
そのお手伝いをしてくれる、洋菓子レッスンとなりそうな予感です。
またまた、来月へと続く・・。



2017年4月28日金曜日

あなたを待っていた~Dogwood~

どれだけ心配したか、あなたを。
すぐに花咲くと思っていた私・・。
春夏秋冬、いつも忘れずに思っていました。
頭の片隅にいつもいて、重い病気をしたのじゃないかと心配したけど、どうやら息はしているようだから、ずっと見守るだけでした。

白花を買わなかったのは、あなたの色が好きだったから。
買う前からずっと決めていたの。
植えるなら、薄紅よりも濃い色にしようって。
元気が出るのです、この色を見ると・・。


そう言えば昨日は、友人のブログを読んで"聴色"(ゆるし色)の存在に胸ときめく。
毎日、何を見てもこの頃ときめき続きなのですけれど、特に日本の伝統色に関しては、絶妙なニュアンスカラーに更に名がつけられていることに、いつも驚きうっとりします(笑)。
我が家のハナミズキは、果たして何色というの・・?

心に染みこんでいく色。
消えそうになる気持ちを熱く思い出させるような・・色。

2017年4月27日木曜日

カンパニュラと芍薬の花束

いつもの定位置に、ちょこんと置くには立派過ぎて困ってしまう・・と嬉しい悲鳴(笑)。
今週のレッスンは、使用した花材が大きいので、支える左腕もちょっぴり痛くなりました。
仕上がりは、大胆なのにエレガント。
すくっと立つのに優しくて、でも、本当は見た目ほど柔じゃない。
そんな理想的な“女性美”あふれる花束です。


別名"5月のバラ"こと芍薬は、息を飲む美しさです。
生薬としてもお馴染みで、見た目も中身も女性に優しい花。
生花ではないですが、ピオニーの香りと言えば、私はロクシタンのオードトワレ
甘過ぎず媚び過ぎず・・そんな香りを纏いたくなる時、お薦めです(笑)。
はらはらと花弁が散る姿も絵になる花は、ファインダーを覗くとまるで絵画のよう。


同じピンク色でも、対照的なのがカンパニュラ。
こちらは控えめな可愛らしさで、両手で包みたくなります。
風鈴草の名の通り、優しい音を奏でそうなベル型です。
透き通るような花弁が涼やか・・。



ビバーナムやカラーだって、たくさんその魅力を話したいのに。
いつか別なアレンジの時に、悦びをシェアしましょ♡

花束って、ずっとずう~っと特別なものだと思って生きてきました。
でも、自分で抱えてきた花束を見て思うのは、もっとごく自然に花を身近に溶け込ませていきたいということ。
これからの時期、スーパーの花コーナーでも芍薬を見かけます。
僅かな花材でもシンプルで美しくて・・花のある暮らしをいつも夢見る(笑)。
花は、今の私にとって、生きていく活力です。





2017年4月26日水曜日

苧環(オダマキ)発見!

"灯台下暗し"とは、まさにこのこと(笑)。
よその美しさに目が行って、手元の美しさに気付けない。
あれだけ、昨年見たいと思っていたオダマキが、敷地内の花壇・・片隅でひっそりと咲いていました。
この花に至るまでのきっかけは、父のカタクリの群生話から。
何も観光してきたわけではなくて、いつも当番でお寺の守りをする光景の中で、見つけたカタクリの花が「満開で素敵だよ!」と呟いたことから始まりました。
その話を受けた母曰く・・「我が家のオダマキも最高ですよ!」と。
(・・もっと早くに知りたかった。。。)

それにしても。
カタクリとオダマキ・・全く別な花なのに、引き合いに出すのはどうして(笑)。
背丈と色が似てなくもないですが。

オダマキの色・・こちらは高貴な紫色です。
よくよく考えてみたら、通学路・・道端の意外な場所から生えていたかも(笑)。


絵に描いたような形です。
ボタニカルアートをもし描くことが出来るのであれば、きっと素敵に収まりそう。
既に描かれたものを買うのは好きなのですが、ね。
絵心かぁ・・・。
植物の姿を如実に描ける・・そんな人が羨ましい(笑)。

2017年4月25日火曜日

Kitao Lunch

私的なランチデートは、本日"Kitao"で。
共通点があるから気が合うのか、真逆の二人だから気が合うのか。
気負わずに話せる間柄・・というのは、本当に疲れない(笑)。

年も同じなら、笑いどころも一緒です。
ある種の感覚が近くて、共感できる。
だからといって馴れ合いの関係ではなくて、時に感じる男気も、それはそれで心地よい。
時々思うのですけれど・・
女性でも男性でも、本来の体の性とは異なる内なる性が垣間見れるとき、その意外性に驚きますが、それも魅力の一部となって面白い。
人としてのその人の魅力。
彼女の目には、いつも私はどんなふうに映るのでしょう(笑)。

Kitaoさんの素敵な食事と空間のおかげで、寛げましたし元気が出ました。
それから、今日もありがとう。
美味しかった、楽しかった、あなたのおかげで確かめられた。
話せば答えが自ずと出てくる、コーチングランチ、コーチングディナーとなるのが不思議です(笑)。
そういう存在でいてくれることに、感謝してます。
またね、また今度!










2017年4月24日月曜日

いまを生きる~くらし随筆(最終回) いわき民報~

毎週月曜日に担当していた"くらし随筆"が本日で終わります。

週に一度の460字は、これまで生きてきた道を振り返る"自分史"となりましたが、こうやって時折立ち止まり、考える時間を文字で表現してみるということは、とても新鮮でしたし大切なことのように思いました。

この数日私の片割れ・・姉が帰省していましたが、「あなたの歴史は私の歴史」といって、これまでの原稿の写しを持ち帰りました。
娘たちに読ませたいとのことで・・命が繋がれていく限り、先に生きている者の思いを次の世代に伝えることもまた、気恥ずかしいような気持ちにはなりますが、大切だと感じています。

過ぎた時間やこれからに、自分の思いというのは持って行かれがちですけれど、ね。
いま、この瞬間、瞬間を生きてこそ、明日に繋がる。
私が一番苦手とする、"マインドフルネス"を意識して生きていけたら・・。

三ヶ月間、毎週お付き合い下さり、またたくさんの方々に支えて頂きまして、本当にありがとうございました。



2017年4月23日日曜日

笑う花

春のプランター、覗くのがとても楽しいです。
なぜって、花が笑っているから(笑)。
パンジーやビオラにチューリップ。
不思議の国のアリスには、花たちがお話しする場面がありましたけれど、私のいたずら心で、この花たちにもお顔を描いてあげたいくらい(笑)。
可愛いな、素敵だわ♡


こちらは井戸端会議中。。。
本当に声が聞こえてきそうな感じ(笑)。


水仙は、背筋かぴんと伸びていて、私って可愛いでしょって胸を張っているみたい(笑)。
あなたしか持たない美しさ、とてもよく分かっていますとも。


豆の花も、ふんわりひらひら素敵です。
スイートピーのような可愛らしさ。 
      


花も笑えば、私も笑う週末。
久しぶりに帰宅した姉と、楽しいひとときを過ごしました。
さてさて・・四月もあと一週間で終わりです。
心和やかに過ごしたいなぁ。

もう寝なくちゃ(笑)・・おやすみなさい☆


2017年4月20日木曜日

ボトルドーム~ORNE~

やった~!久しぶりのNATURA
先生と話をすると、なぜか気が休まります。
これもやりたい、あれも興味がある・・と、遠慮なく先生に相談できることが自分でも不思議。
教室内の新しい作品を見せて頂き、生花とは異なるときめきが再燃しました。

公認校履修単位を仕上げるのに、私は何か月かかっていることやら(笑)。
色々とやりたいことはありますから、カメの歩みで良いのだと自分解釈で腑に落ちる・・。
さて、本日は2つの作品を作りました。
そのうちの1つ目を記録します(笑)。
ガラスのドームに大事に収めた、布のオルネ(ハルオルネ)です。


主役の花は、2種類のリボンを重ね合わせた"オールドローズ"。
優雅な花びらと香り豊かな薔薇は、永遠の憧れです。
今年も、もうじき薔薇の季節がやってきます。
花ごよみに合わせて、纏う香りも変えてみようか(笑)。

花、クラフト、お菓子作り・・。
その道ごとに、先を歩く素敵な女性に導かれて、ストレスを溜めない日常を意識してみようかと思います。

ガラスドームって透け感が大好き♡
割らないようにそっとね・・気を付けないと。






2017年4月18日火曜日

Cascade Bouquet〜ローズ・バンビーナ〜

レッスンで何をやるかは、当日までのお楽しみ。
だから、とてもドキドキします。
花に触れられること自体、私にとっては悦びなのですが・・生花で憧れのラインを形作っている最中というのは、いわゆるフロー状態になるわけです(笑)。
それは、自分の想いを写真に収めるまで続きます。
仕上げなくちゃ・・という負荷がかかるのですけれど、私自身はかなりリラックスした状態で過ごすこと数時間。
陶酔というか、超集中状態の後は、私に残るのは心地良い疲れと満足感だけ。

さて、今回のキャスケードブーケを作って、それを改めて感じました。
流れ落ちるラインがとてもエレガント。
花好きの人ならこの気持ちを分かっていただけるかと思いますが、花時間は私の心の琴線に触れるのです。

花は生きているから、そっと触れないと壊れてしまう。
丸くてつやつやしたグリーン"スマイラックス"の、細い糸に絡ませながら成長させる作り手の想いを知ると・・無駄なく丁寧にあしらっていきたいと思います。
白とピンクの組み合わせって、王道のフェミニンカラー。
ブルーレースフラワーやリューココリーネの紫色で、優しい雰囲気のまま全体的に締まりました。
甘いカラーのスプレーローズは、"バンビーナ"。
名前の通り小さくて可愛らしい花です。



キャスケードの最大の魅力は、ブーケ先端まで花の美しさが零れ落ちそうになるところ。
揺れるもの、垂れるもの、ほぐれるもの、それぞれの魅力を味わえるブーケは、どんな花材を使いどんな仕上がりになるのかなぁ。
夢や憧れ、希望をのせた想像が、どんどん膨らみます(笑)。


こちらのブーケ、今朝は仕事場に搬入しました(笑)。
花器は、20年前結婚祝いとして友人から頂いたコンランショップのデカンタ。
これがまた、キャスケードを入れるのに程よい大きさで助かりました。

花から心が離れない毎日。
私の心はずっと・・あなたのものです。


2017年4月17日月曜日

はちみつの魅力~くらし随筆(10) いわき民報~

先日、都内で悲しい出来事がありました。
はちみつの摂取が原因と推定される、乳児ボツリヌス症による死亡事例。
こういうニュースを知ると、はちみつがとても危険な食品のように感じるけれど・・,
はちみつ自体はリスクの高い食品ではないのです。
問題なのは、1歳未満乳児の腸内細菌叢が成人とは異なるために、芽胞を持つボツリヌス菌が腸管内で発芽・増殖して、毒素を出してしまうこと。
※ 資料:厚生労働省ホームページより→

・・とまずは、そういった知識を確認してから、堪能したい"はちみつ"。
命をかけて花から花へ飛び渡り、ハチたちの羽ばたきで濃縮されて出来たはちみつは、ハチたち自身の保存食でもあるわけだし、産物を横取りしてしまうことは本当に心苦しいのですけれど。
我が家は皆大好きだから、仕方ない(笑)。
レンゲ、アカシア、百花蜜、クローバー、ヒマワリ。
ミカン、クリ、ソバ、菩提樹、リンゴ、ラベンダー、ローズマリー・・もっとあるのかな。
こんな花まで!?と思えるはちみつを見かけた時は、子どものようにはしゃぎたくなります(笑)。
"はちみつ絵本"(我が家ではそう呼んでいます)は、時折無性に読みたくなって、寝る前に親子で楽しんでいる一冊です。








2017年4月16日日曜日

春うらら

ちょっぴり長いです・・日曜日記。

天気も良くて、気分晴れ晴れ。
子どもから、彼から・・どちらからともなくデートの約束を先週からしていたので、天候に恵まれた今日がありがたい(笑)
午前中の映画から始まって、昼過ぎは公園でリフレッシュ。
麗らかな春のひと時を満喫してきました。
お弁当を持って松ヶ丘公園へ行こうとしたら、既に車が混み合っていて断念・・。
桜の下でランチしたい末っ子の願いを叶えるべく、平中央公園へ。
少しばかり散り始めた桜が春風に舞って、心地良かったです。


春の樹木観察も、また楽しい。
正確には、樹形観察・・ともいうべきか(笑)。
よく祖父が、この樹木の向きや広がりをとても大切に思う人だったので、つい私も見てしまう(笑)。
そこから、侘(わび)寂(さび)の美意識へつながる彼独自の価値観といったら・・物に向ける厳しい眼差しを、公園内を散策しながら思い出しておりました(笑)。
芽吹き始めた若葉の色、空へ真っ直ぐに伸びていく枝々・・清々しい気持ちになります。


次女が気になるのは、遠くに見える老婦人。
なぜって、可愛らしいトイプードルを連れていたから。
大好きなのです、動物が・・(もちろん、植物も)。
透かさずお二人に、はじめましてのごあいさつ。
大好きな飼い主さんと一緒の春散歩・・モナちゃん。
気持ちよいのは、私たちと同じね(笑)。


モナちゃん、とにかく元気でした。
おやつを貰って、なおご機嫌。
次女は片時も離れずに、ご婦人&モナちゃんとお話中。
しばらく、穏やかな時間を過ごさせていただきました。


天真爛漫な三女は、自由行動。
モナちゃんのように、喜びを体全体で表す・・。
彼と芝生の上で、逆立ち練習していたと思ったら、公園の隅に咲いていたタンポポを一輪摘んできちゃいました(笑)
花を見て、素直に"きれい♡"と口にする・・、その感性が大好きです。
そう言えばタンポポって、英語では"ダンデライオン"。
フランス語の"ライオンの歯"を意味する、"dent-de-lion"からきているそうな。
何がライオンの歯かって‥タンポポの葉の縁周りがギザギザしていて似ているって(笑)。
てっきり私は、この花弁の色と四方八方の広がりが、ライオンの鬣に似ているからかと思っていた。。。
タンポポ、ダンデライオン、どちらも言葉の響きがほっこりしていて大好きです♡


私は・・というと。
結局、花に戻ります(笑)。
花のいのちは短くても、雨が降ろうが風が吹こうが、こうやって変わらずにここに咲く姿が大好きです。
憧れの女性のひとり、モナコ公妃"グレース・ケリー"の言葉を添えて。
花から繋がる憧れの人の話は、また機会があったら・・。

花は私に多くの扉を、開いてくれました。
言葉よりも感情で、訴えかけてくれたのです。
byグレース・パトリシア・ケリー




2017年4月15日土曜日

不思議な魅力・・ムスカリ

お昼過ぎまではぽかぽかでしたけれど、午後は曇り出して雨がぱらついて・・と思ったら、夕方また陽が差し込んできたり。
秋の空同様・・春の空も変わりやすい。
それでも家の中にいるよりも外の方が暖かくて、緩い空気に誘われて子どもと外遊びの今日でした。
ついでに春の花鑑賞も。
この季節だけに咲く花から、活力をいただいています(笑)。

昨年植えたムスカリが、健気に今年も咲いてくれました。
グレープヒヤシンスと呼ばれる、見た目とても不思議な花。
沢山の花房を規則的に纏って、何て言うんだろう・・ゾクゾクと心擽られる可愛らしさ?不気味さ?を感じるのです。
花言葉も、見た目同様に両極端な意味を持つらしい。
明るい未来や愛、上品さを感じるかと思えば、奈落の底を思わせるような絶望的な意味も。
何も、ムスカリだけではなくて真逆の花言葉をもつ花は意外とあって、それを調べることも楽しいものです。

それにしてもブルーベリーにも似たコロコロの花弁、見れば見るほど不思議な形(笑)。
その姿と熱を失った紫色から、春の庭先にはなくてはならない名脇役だと思いますが、私には主役級の存在感を感じます。


ヒヤシンスと同じ仲間のムスカリ。
どちらも球根から芽を出しますが、植物の遺伝子レベルでこうも生まれた姿は変わることが興味深いです。
それぞれの持つ個性美に、おとぎ話"オズの魔法使い"の魔女たちを思い出しました(笑)。
花たちに何も悪意はないですが、善悪それぞれの魔女と姿が重なります。
視覚から受ける印象・・って、人の気持ちを左右する力が大きいのか・・(笑)。


2017年4月13日木曜日

桜花爛漫

我が家は終日仕事オフの今日ですが、彼のみちょっぴり外で仕事・・送迎役となりました(笑)。
この頃哀愁漂う背中を車の中から見届け、ひとり花見しながらの帰り道。
桜の花が、満開でした。
先日友達が教えてくれた、"桜の花散りサイン"。
どうやら花の中心部分が、緑色から赤色に変わるとそろそろ散り始めるようで、本当かな~?としっかり観察してきました(笑)。
花によっては赤色もありましたけれど、うん、もうちょっと大丈夫そう。
桜って、あまりにも絵に描いたように美しく・・私は形容する言葉を失います。
身近な自然に、こんな素晴らしい花を拝むことが出来て幸せ。
四季のある日本で暮らせて、幸せです。


桜を見ながら、今朝彼と話した"小さな幸せ"のことを思い出していました。
毎日過ごしていると、原点といえるべき過ぎ去った時間を忘れてしまいそうになる・・。
たくさん話をして、お互いの違いや価値観を共有して。
そういう時間が、夫婦としてとても大切に思えます。
私たちの原点・・初心忘るべからず。
桜満開の今に想いをのせて、明日からまた頑張ろう・・。

2017年4月12日水曜日

Winter Begonia ~ヒマラヤユキノシタの美しさ~

・・昨日の雨は冷たかった。
今日は風が冷たかった・・。
開き始めた桜の花はどうしたものかと、気になりながら出先で外を眺めていました。
いわき市は広いから、場所によってはこれからのところもあるのかな。
3月から4月のこの時期は、桜を見ながら色んな想いが入り混じります。
切なさや期待や不安。
"木の芽どき"なんて、昔から言いますけど本当にその通り。
お肌も心も揺らぐの今時期、どうにか乗り越えて5月の爽やかさに突入したい(笑)。

さて、頭上の桜色ばかりに目を奪われていましたけど、我が家の足元にもありました。
敷地内の一角・・ほぼグランドカバーとなって、この花は昔から咲いていたので生活に馴染み過ぎて特別感がなかったのです。
“ウィンターベゴニア(ベルゲニア)”こと、ヒマラヤユキノシタの美しいピンク色。
元々、ヒマラヤやシベリアの山脈周辺・・岩場や林の中に咲くのだそうですけれど、この植物の肉厚の葉や茎を見ると、真冬に開花し始めるのが納得できるほど逞しさを感じます。
なのに、彩る花はこんなに可憐(笑)。
もうしばらく楽しませてくれるかしら。


花と人、私はそれらの意外性に弱いとつくづく思う。
今どきの言葉で言うならば、「ギャップ萌え」(笑)。
このヒマラヤユキノシタなんて、その典型例かも・・。
逞しいのに繊細な花を咲かせる、とか。
花のいのちは儚い・・と言われているのに、比較的長い期間咲き続ける、とか。

花言葉は、"秘めた感情"、"深い愛情"・・など。
とても分かる気がします。
桜が散っても、もう少しだけ。
ヒマラヤユキノシタ・・静かに咲き続ける美しい花です。

2017年4月11日火曜日

Easter Arrangement ~MonteOrange~

昨日の生花レッスンは、フリースタイルでした。
テーマは、"イースター"。
春分の日の後の、最初の満月から数えて最初の日曜日・・なので、今年は4月16日。

イエス・キリストの復活を祝う祭りだそうですが、どちらかというとこの"復活祭"の宗教的な深い意味合いよりも、私は先に思う浮かぶ二つのモチーフ(卵とうさぎ)が可愛らしくて、とても和やかな気持ちになります。
昔、私自身うさぎを飼って世話をしていました(笑)。
真っ白でふわふわの体に、真っ赤なお目々。
"ぴょん"と名付けたそのうさぎさん・・赤ちゃんうさぎこそ生みませんでしたが、子だくさんのうさぎは繁栄や多産、豊穣・・命芽生える春のシンボルなのだとか。
幸せを意味するモチーフって、探せば沢山あって本当に興味深いです。

さてさて、前置きが長くなりました(笑)。
可愛らしい卵の飾りを先生より受け取って、選ぶ花材は何色にしましょう。
一番楽しくて、一番頭を悩ます時間です。
仕上がりはこんな感じ。
かっちりとは埋め込まず、ラフなラウンドスタイル(のつもり)になりました(笑)。


じっくり店内を見回って、選んだ主役は、チューリップ"モンテオレンジ"。
こちら黄色の八重チューリップ"モンテカルロ"の枝変わりだそうで、そのジューシーで美味しそうなオレンジ色にうっとり(笑)
紫色の雄蕊とのコントラストも素敵で、迷わず同じ補色のスイートピーを入れました。
いつもと変わらず、この甘い香りにもうっとり。



それから、好みの花といったらスカビオサ。
こんなに繊細な作りをしているのに、花言葉は悲しいものばかり。
けれど名前には、そんな意味合いなど全く感じさせないユニークさがあります。
ちょうどお行儀よく、形の異なる二人が頬を寄せ合っていたのでご紹介。
向かって左側のピンク色の名は"イチゴミルク"!
右下の真んまるボルドー色は、その名も"変な奴"(笑)!
そんな嘘っぽい名前無いでしょう~(笑)と先生に聞き返しましたら、本当にそう言うのだそうです。
悲しさなんて微塵も感じない愛くるしい名前です。

・・そう言えば、今回はイースターアレンジでした(笑)。
春が訪れた悦び・・、完成したアレンジを眺めながらいつも以上に感じています。


2017年4月10日月曜日

母の支え~くらし随筆(9) いわき民報~

ある程度期間の決まっている子育てというのは、先も見えるし、精神的な疲れもひょっとしたら子の成長を感じられることで、癒されていくのかもしれないです。
それに比べて先の見えない介護は、心と体の疲れが子育てとは比べ物にならないくらい大きいのだと思います。
それが日常となると、自分の置かれている状況を客観的に思う気持ちすら麻痺して、鬱積していく・・。
介護される側の尊厳と同じくらいに、介護する側の心身のケアは大切です。
当たり前のことだけれど、これがなかなか難しい。
いわき市社会福祉協議会の皆さまには、当時、本当にお世話になりました。
母が17年間介護をし尽くせたのは、そう言った第三の手があったから。
今でも私は鮮明に覚えています。
入浴サービス後祖母を囲んで、介助員の皆さまと過ごした和やかなお茶のひとときは、母だけではなく家族にとって心の休息時間でした。
植物を育てる楽しみを教えて頂いてからこれまで、そして今なお、花は母だけでなくそれを教えてもらった、孫である私の支えにもなっています。
子育てが十人十色であるように、きっと介護の現状も様々です。
私自身もっと世の中を知って、機会があれば可能な限り社会参画していきたいと思っています。



2017年4月9日日曜日

Spark Joy ~ときめく春プリザ~

そうそう。
フォト整理をしていたら、うっかり記録忘れの一枚が・・(笑)。
先月のフレッシュフラワーレッスンをお休みしていた時のもの。
忘れ物受け取りと、生花を買いに教室へ顔を出したら可愛らしいプリザーブドフラワーのアレンジがありました。
いつもとは異なるレッスンだったようで・・指をくわえて帰宅するのも何でしたので、記念に写真を一枚。
ピンク色でまとめられた愛らしい作品でした。

英語に全く疎い私が、この頃"Spark Joy"という言葉にときめいています(笑)。
『人生がときめく片付けの魔法』の著者、"こんまり"さんこと近藤麻理恵さんの片付けの基本は、ものに対して"ときめく"か否か。
彼女の本が英訳された中で、翻訳された方がこの"ときめき"を"Spark Joy"と表現されたことに、素敵~♡!と感動したのです。
作りそびれたこちらのアレンジは、私にとってはまさに"Spark Joy=ときめき"そのモノでした。


ときめきって、その瞬間心の中で放たれるまばゆいばかりのきらめきを、心で感じ取れる幸せ(笑)。
こんまりさんの仰る、ときめくか、ときめかないかは、自分に関わる全てにおいて大切なことだな・・って思います。
物を手にするとき、人と接点を持つとき、会話するとき、何か道を選ぶときも。

逆に残念ながら元々ときめかないときもあるけれど、そんな時は私はしばらく注視して様子を伺うことにしています。
目の前にあるもの、ひと、道に、本当に"ときめき"は見つけられないのだろうかと。
自分の未熟さや未知の部分が"ときめき"に変わる時もあって、それはまた新しい世界を知る一歩に繋がるので、自分の価値観だけに閉じこもるのも、もったいないなと思ったり(笑)。

さて、明日はどんな花たちに出会えるかな・・。
レッスンに行けるとなれば、前日からワクワク。
もう休みましょう・・おやすみなさい^^☆


2017年4月7日金曜日

ランチデート

天候に恵まれた昨日の小学校始業式とは打って変わって・・小雨の今朝。
クラス分けが気になる次女は、いつも通りの早目の登校です。
私はひとり、後から車を走らせました。
専ら素に戻れるBGM・・ジャンルは問わないので、気になればそれを飽きるまで聴く方なのですけれど、この頃気になるのはSachimosサウンド
若い彼らの音楽には大好きなacid jazz系の香りがあって、なぜか惹かれてしまいます。
季節や気持ちで変化する音楽の話も、・・ハナシダシタラキリガナイ(笑)。

さて、高校入学式を無事終えた後は、娘とのランチデートへ。
大好きな"fruits peaks"で美味しい時間を満喫しました。


大切な人、美味しい食事、大好きな音楽、いつもの花。
それと・・甘い時間があれば、私は満ち足ります。
きっと、この三年間もあっという間に過ぎてしまいそうな気がして、すでに感慨深く・・。

宝石を散りばめたような互いのフルーツタルトを並べたら、ちょっぴり晴れ間がのぞいてきました。

また持ちましょう、ふたりの時間。
一歩ずつ近付けて叶えましょう、あなたの夢。


2017年4月4日火曜日

Spring Greetings ~桜と篆刻(てんこく)~

高校入学を目前に、小学校時代お世話になった先生からのお祝いメッセージを受けて、次女が春だよりを送るそうです。
昨年の今頃は、見上げる桜を描いていました。
こちらも桜ですが、今年は心持ち大人びて見えます。
水彩絵の具でうっすらと・・。
よく見れば薄緑色の葉まで。
ここに文字をのせると、背景の桜が小憎らしいくらいに効いているのが分かります(笑)。

"春秋に富む"次女が羨ましい。
・・若いっていいな、希望に満ちたこれからを過ごせるって素敵(笑)。


自分で石に篆刻(てんこく)した印を仕上げに押しました。
書道で使うから、彼女は自分で彫った印を3個も持っている。。。
私にもいつか作って欲しい~!と願わずにはいられません(笑)。
でも、肝心の印泥が我が家にはありませんでした。
家庭用朱肉で代用させたことが、ちょっぴり悔やまれます。
彼女のために買おうかな・・。

2017年4月3日月曜日

ダブルケア~くらし随筆(8) いわき民報~

育児と介護を同時に行う「ダブルケア」。
内閣府の資料を参考にすれば、ダブルケアを行う者の推計人口は25万3千人。
全体の8割を30~40歳代が占めていると言います。
そのうち男女別にみれば、女性は男性の約2倍で16万8千人(男性は8万5千人)。
働く女性が増える中での晩婚化・晩産化がその背景にはあるというけれど・・。
参照資料)内閣府男女共同参画局:育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書

障がいをもつお子さんをケアしながらその兄弟・姉妹を育てることも。
育児をしながら配偶者が何かの理由で倒れ、それに加えて自分の親をもケアする三重苦に陥れば、それはまた、トリプルケアとも言えるのでしょうか。
40年近く前、母が身を置いた「ダブルケア」の現実を思い起こせば、それこそ社会的支援の充実という意味では、当時は基盤づくりの時期だったかもしれません。

数か月前、年老いた男性がご自身の息子さんの車椅子を押す姿を目の当たりにして、言葉では言い尽くせない想いが胸の中に広がりました。
母だけでなく私の家族は・・身に起きた試練を乗り越えるのに、17年間、ただひたすら走り続けていたような気がします。
介護し始めた昔の母の年を、優に超えた私。
昨年、亡き祖母の23回忌法要を無事終えた今、大人になって知る現実や考えることが沢山あります。



2017年4月2日日曜日

星に願いを

今なお、心に響くメロディー。
かれこれ70年以上も前の曲・・。
ディズニー映画「ピノキオ」でコオロギ(ジミニー・クリケット)が歌う主題歌としてもお馴染みの名曲"星に願いを"。
ピアノ練習曲として今回何曲か宿題が出た中で、連弾では"茶色の小瓶"の他にこの曲がありました。
さてさて、三女は弾きこなせるかな(笑)。


子どもたちとの連弾レパートリーを増やしたい(笑)。
ただそれだけの理由で、私も先生パートの譜面読みに早速取り掛かりました。
ページをめくると曲が途切れるので、とりあえずコピーしたものを画用紙に貼り出して、かなりラフですけれど・・簡易楽譜の完成(笑)。
今夜早速イントロ部分を合わせてみましたが、やっぱりステキです♪
ポロンポロンというアコースティックピアノの響きが心地よい。
練習は大変ですが、このハーモニーの美しさにうっとりするので、また頑張ろうかと思ってしまいます。
彼や姉たち、祖父母の前で小さなアンサンブルコンサートを目論んでいます。
茶色の小瓶もありました・・私も練習頑張らないと(笑)。

2017年4月1日土曜日

4月の朝

子どもたちとの春休み・・今年は、久しぶりにゆったり目覚めています。
次女は課外がないので、私のお弁当作りもお休み中。
彼が仕事へ遅刻しないように、逆算して朝ごはん準備をしています。
しばらくベッドの中でごろごろ・・まったり。
頭と体が覚醒してから、キッチンに立つ時間もまた心地よいです。

時間を気にしないって、束縛感もなくこんなに心地よいものだとは(笑)。
小花たちに迎えられる、4月初日の朝。
曇り空の今朝はちょっぴり肌寒いですが、コーヒーが一段と美味しく感じられました(笑)。


ゆるりと流れる時間の中でぼんやり考えていたこと・・。
生きていると人並みにいろんなことがありますけれど、結局、自分は本当のところどうしたいか・・やはり最後はそこにたどり着きます。
この春休み中のように、惰性で体を起こすのも気持ちはよいけれど、このまま続けていてよいのかな?とも思います。
いつまでも結論の出せなかったことに、年度内に気持ちの清算が出来ました(笑)。
清々しい気持ちになれたのは、無理なく生きたくて心の声に従ってみたから・・。
あとは前を向いて歩いていく新しい朝を、毎日迎えていくだけです。

次女の花たち
こちらも、小さなブーケに組み直しました。
いつもと同じ自分でも、仕切り直しするたびに新しく生まれ変わる気がします。
私、花といっしょ。
きっと誰もが、花といっしょです。
新年度、自分の歩みで生きていこうっと。