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2018年1月30日火曜日

Memorial “PunchBunch” Bottle ~今この時を記憶に~

日曜の日記に引き続き・・フラワーデザイン展でのこと。
カフェの片隅ではPunchBunch(パンチバンチ)ペーパーアートと呼ばれる、とても興味深いワークショップが行われていました。
連れ立った娘たちが早速体験。
ひろ子先生に教えて頂きながら、素敵なボトルを作ってきました。

~PunchBunchとは~ 


1977年アメリカのテキサス州で誕生。
Chery Fihnさんが子どもたちのために、
クラフトパンチアートを思いつき始めました。
その後流行し、
今ではアメリカで人気のペーパークラフトです。
2010年に日本では表参道にパンチバンチが開業されました。
クラフトパンチとツールを使って、
立体の花を作成したり、
色々なモチーフを作ることができます。
誰でも簡単に型を向くことができ、
色々なモチーフを作るペーパークラフトとして幅広く楽しまれています。



・・とのこと。
なるほど・・。
で、下の娘たちは夢中(笑)。
素敵な作品が完成しました。




実は当初は参加した二人の分だけを作っていましたが。
帰宅して、記念に写真に収める中で何かが違うと・・。

私自身、胸の奥がすっきりしませんでした。

なぜなら。
長女のボトルがなかったから(笑)。
私の中では、いつも三姉妹一緒で肩を寄せ合っているイメージなのです。


年が離れていてもそれぞれに持ち場があって、協力もするかわりに喧嘩もするし、ふざけもする。
次女が生まれたときも、三女が生まれたときも、他者との交わりの中で生きる小さな社会がそこにはいつもあります。

そんなわけでカフェまで戻って、長女の分を一つ追加して、今度は私が作りました。
(三女も同伴しましたが、その時のエピソードはまた後日。)

今この時を記憶にボトルに閉じ込めて。
それから子どもたちの成長は、こんなだったなあんなだったな・・と。

子どもたちが成長していくのは何より嬉しいものです。
でも・・。
手の離れていく寂しさに、時折泣きたくなる私もいます。

一瞬、一瞬を忘れたくはありません。

かけがえのない毎日。
今日も一緒にいてくれて、本当にありがとう。




2017年9月8日金曜日

ichi ~カフェメニューの撮影へ~

今日はとても写真が多いです(笑)。
しかも、空腹時に見たら、どれも美味しそうで間違いなく泣けてくる品々・・。

今月20日にいわき市平の大工町にオープンする、駅前サンドイッチカフェ『ichi』
まちのみんなが集えて、託児スペースを併設したモノづくり工房もあるカフェです。※ichiの詳しい情報は、友人のブログで!⇒



ここから、“お互い(each)” が “一歩踏み出し” 成長しあえる場所になれたら・・。
産後子どもを見てもらいながら、仕事や自分の好きなことができたなら・・。
「子育ても自分も諦めたくない」一そう思う女性の願いを、自身も社労士として働き、この秋ママになる友人が、既存の建物をリノベーションする形で実現しました。



元々は、大工さんがたくさん住んでいた大工町。
昼間人通りの少なくなったいわき駅前(大工町を含む中心市街地)で、モノづくり文化によるコミュニティ形成ができるのか・・この3年間の実験プロジェクトで少しずつ地域が活性化し、4年目以降のさらなるステップに繋がれば良いなと、私自身も思います。





そもそも、カフェに訪れた女性が活気づく。
子育て・家庭・仕事・・介護、互いの悩みや現実を共有・共感し、心と体のコリを解しながら社会に向き合っていこうとする小さな一歩が、ここには確かに存在していくのだろうと思います。

さて。
前置きが長くなりましたが、今日はカフェメニューの撮影へと出向きました。
花写真はいくらでも撮りますが、ね。
食べ物・・しかも、こちらに集うお客様にお出しするサンドイッチメニューの撮影となると、訳が違います。
フォトスタイリングも自分で考え準備しての・・私のはじめての一歩(笑)。
素敵な写真が撮れたので、今日は美味しい写真(本当に美味しかった!!!)のお披露目です。
まずは妊娠中や授乳中でも飲める、体も整うメディカルハーブティーから。
Creemaminneでもお馴染みの、メディカルハーブのお店“oluolu”さん。
私が頂いたこちらは、女子力Up(女性ホルモン・お肌の調子を整える)tea。
ハイビスカス入りなので、この鮮やかなルビー色に癒されます。
こんなに美味しいハーブティ―をつくられるなんて。
いつの日かお会いしてみたいです。



美味しさって、見た目の美しさって・・どうやったら引き出せるのでしょう・・⁉
様々な角度で撮りました(笑)。







店長が作ってくれたサンドイッチは、見た目、味、最高です。
まずは、スパニッシュオムレツから。



続いて、エビアボガド。



極めつけ、生ハム。



今見返しても、美味しそう。

続いてのミッション、スイーツ撮りも行いました。
こちら、オレンジソースもまた素晴らしい!



さらに美しいソース掛け。



そして、トロトロふわふわのフレンチトースト。



我が末っ子の育てたミニトマトやら、私のコラムアレンジのグリーンポットやら賛助出演もあって(笑)。
素人撮りを受け入れてくれた友人に感謝です。



おまけはこちら。
我が家にあったフレッシュ・シュガーバインを、ichiへ置いてきました。
だって、ここに残りたいと、この子自身が言っていますから(笑)。
それほどまでに、この場所がよく似合う。



母子ともに無事なご出産を心よりお祈りしています。
夢を形にすること。
それを間近で見せて頂き、彼女やそこで働く皆様からは元気をいただきました。

ichiのオープンキャッチフレーズは、「つどう。つながる。つくりだす。

昨年、いわき市男女共同参画推進団体『いろどり』を立ち上げ、この春市へ登録した私自身が今一番欲しい言葉です。
いろどりの話も、いずれまた。

本日は本当にありがとうございました!

2017年8月21日月曜日

おかえりなさい

2週間弱というカナダ滞在は、果たして楽しめたかな?
先週木曜はひとり成田空港まで、次女を迎えに行きました。
加えてその翌日は、姉が遊びに来るという・・まさに皆の帰宅が集中した週末・・。
女子は話が大好きですので、止まらない賑やかさは想像できるかと(笑)。

さて。
移動中の電車内で、ひと仕事、ひとメール、ひとブログ。
学生時代、電車で帰省した時の自分の姿を思い返せば、空き時間を持て余さない今が信じられません。
時間のなさを嘆くよりも、限られたところで何を出来るか・・それはそれで、楽しめるものです。



予定よりも10分遅れて飛行機が到着しました。
メールも電話も一切しない滞在だったので、久しぶりに姿を見れて色んな気持ちが込み上げてきました。
空港の到着ロビーは、それなりにドラマがみられました。
ヨーロッパ一人旅を果たした主婦を、垂れ幕抱えて迎える家族。
何年振りか、異国の日本で再会を果たしたように見える友人同士。

ただいま・・と抱き着く場面を目の当たりにすると、さすがに目頭が熱くなります。

ただいま。
おかえり。
無事帰ってきて、本当に良かったです。



聞きたいことは山ほどあって、16時間の時差だというのに、早速帰りのライナーで滞在中に記録していたビデオの鑑賞会が始まってしまいました。
彼女の頑張る英会話もしっかりと確認出来て、嬉しい限りです。
私たち・・話は尽きませんでした。
でも、経験から得た想いをひと言で口にすることは、とても難しいものです。
一番知りたい“
人の心の内”というのは、一番得難いことなのです。

そんなこんなで、取り敢えずいつもの場所で、二人で乾杯。
とてもリラックスしたひと時を過ごせました。




たくさんの思い出話の中から、ホストファミリーの温かな心遣いを、会ったことはなくても色々と感じられたこと。
早速お礼のメールを送ってみました。

もし、日本に来ることがあるならば、ぜひ立ち寄って欲しいと思うし、もちろん我が家にも滞在して欲しいです。

ビデオに映る、ステイ先の無邪気な子どもたちの声。
現地のスクールで、行動を共にしてくれたカナディアンバディのみんな。
語学の先生、そしてお父さん、お母さん。
引率してくださった方々はじめ、たくさんの人の手に心から感謝しています。

今回、トラベラーズ・ノートを、私は彼女に贈っていました。
どんな時も雑記帳は携えて、どんな想いも残して欲しいという願いから。
大人になったとき、革素材のカバーは彼女色に変化するはずです。

経験で生まれる言葉の数々は、大切にしたいものです。

娘は、メイプルリーフを早速ラミネート加工しています。
それから、あちらのお母さんが、色々と現地の土産を持たせてくれた中で、私の目を引いた童謡のCD。
日常をもっともっと頑張れそうな、明るく元気な歌声です。

音楽にも子を想う愛にも、国境はないのだな・・と感じています。



2017年7月19日水曜日

Peacock Green ~癒しの孔雀絵~

色んなことを考えた今日は、私の頭の中も疲労気味(笑)。
そんな中で、入浴前に末っ子の描いた絵を見たら、とても心が柔らかくなりました。

小さな手で描く子どもの絵は、私にとって癒しの絵。
孔雀の羽の・・"
Peacock Green"が心を捉えて離しません。
とても気になる、鮮やかで味わいのある青緑のきれいな色です。

彼女、夢中になって描いていました。
好きだなと私が言うと、もっと喜んでもらおうと描こうとする。
人に喜んで貰いたいから続ける子どもの姿は、言葉でも態度でも素直に表現するので、見ていてとても分かりやすいです。
認められたい、愛されたい。
純粋な子どもの心理が見え隠れして、とても愛おしくなりました。


私自身、外を向く気持ちがハード面なら、家族と向き合う部分はソフト面。

デリケートで優しく、とても大切な時間です。
英気を養える彼女の絵に、今夜はとても幸せな気持ちになりました。

見ているつもり・・にならなくて良かった(笑)。
今日この時を、気付けて良かったです。

明日は一学期終業日。
いよいよ夏休みに突入します。

2017年7月7日金曜日

大きくなったら ~星に願う七夕~

大きくなったら・・。
こんなことをしたい、あんな風になりたい。
漠然とでも子どもが自分の将来を考えて、夢を一生懸命に話す姿が大好きです。

大きくなったら、結婚するでしょう~、子どもが生まれるでしょう~、お家も建てるでしょう~、猫も飼うでしょう~、それからね、旅行もするでしょう~・・・と。
まぁ、それはそれはとてもたくさんの夢を語ってくれて、聞いている私も幸せな気持ちになります。

大きくなったら・・。
私はもう大人になってしまい、色んな現実を知り出しているので、悠長なことばかりも言ってられず、膨らみかけた彼女の夢をつい窄ませるような話題も振ってしまうのです。
いつもその度に反省をしているのですけれど。

大きくなったら・・。
今は、パティシエールに私はなりたい。
だって、自分でお料理できるんだもん。

素敵だよね、人の心を満たす仕事には大きな夢や喜びがあります。
そのためにはたくさんの努力をしなくてはいけないの。
砂糖や牛乳の分量、温度を間違えたら大変だから、今勉強するの。
感性を磨くの。
そしてそのお菓子はどんな風に工夫を凝らし、どんな思いで愛をこめて作り上げたのか、食べてくれる人に理解してもらえるように、言葉で分かりやすく説明し、ときには文章で表現したりもするの。
だから本を読んで言葉を知るし、作文もするの。

大きくなったら・・。
どんな大人になっているのかな。
午後は雲一つない夏空でした。
今日は七夕。
陽が沈んだら、夜空でも観察しますか。
みんなの夢が叶うといいな。


年の離れた上の子たちとのはっきりとした違いは、私の心の中に"あそび"があること。
ゆとり・・と表現するには少し異なるのですけれど、心の糸がピンと張り詰めてはいないのです。
いつだったか、上の姉様たちに、こんなことを言われました。
「選択の幅を、妹にはもっと持たせてあげた方がよい。私たちはこれで良いけれど、彼女にはもっと夢を、もっと自由を、もっと厳しさを。」

それは、母親目線の助言にも思えて、私はすぐさま全てを吸収してこの頃に至ります。
初めて、二回目、そして最後の子育て・・。
その時々で悔いる気持ちも喜びもあって、たくさんの思いを経験させてもらえる娘たちとの出会いには、本当に感謝しています。


大きくなったら。
私が今感じている思いを、彼女たちにも是非味わって欲しい。
絵に描いたようには生きられない人生。
山あり谷ありの毎日。
理想を求めつつも、現実は満更でもないと思えること。

誰かのために、精一杯生きてみようと感じられること。
足るを知りつつ、たくさんの価値観が世の中には存在すること。
後悔したら、次に活かして欲しいこと。
失敗もたくさんして欲しいこと。
人の心の痛みを、自分のことのように分かること。


でもね、最後は自分がどうしたいのか、胸に手を当ててよく考えて生きてみること。
私や彼の人生でもなく、自分の人生を歩んでいるわけだから。


5年後、10年後、20年後のあなたたちに私は会いたいです。

この手作りペンダントは、末っ子が幼稚園時代に制作してきたもの。
キッチンの吊戸棚取っ手に引っ掛けて、水場の守り神にしています。

どんな時も、子どもたちの夢を応援してあげたい。
七夕に‥そんなことを思い、幸せを願っています。



2017年6月15日木曜日

Seed Germination

小グループに分かれて、自分の町を探検!
昨夜から末っ子は今日を楽しみにしていました。
もちろん、私も見守りに・・とついて行きたいところですが、あいにく今日はPTAの研修日。
定期試験も終わった高校生と、小学生と、私と、オフの彼。
今日は何を見て何を感じたかを、報告し合う夕どきが今夜は楽しみです。

さて、高校生の次女ですが、相変わらずこれが好き。
植物や動物に、可愛らしさと命を感じる彼女の趣味。
今回は私の化粧パウダー容器を使って・・愛でています(笑)。
長女もよくこんなことをして、生き残ったブンタンを鉢植えさせて、立派に育てています。

姉妹だから似ているのかな(笑)。


よく見れば、何やら果物の種尽くし。
小学校で習ったのでしょうけれど、発芽に必要な条件は、①水 ②空気 ③適切な温度。
芽を出すことだけでいうならば土も要らない、立派なハイドロカルチャーの手始め的な楽しみです。
メロン、さくらんぼ、デコポン、よく見れば・・・パイナップルまで入っています(笑)。


ここからどうするの?
誰もが気になるところ(笑)。
実ものが好きな彼は、真顔で娘に聞いているので可笑しくなります。

更に逞しく成長させるには、④日光 ⑤肥料 が必要だから(笑)。
赤ちゃんのように、いつまでもママの手の中で育てる訳にはいかないのです。
もう少し育ったなら、長女と同じように鉢植えし育てるつもりだそう。

以前、贈り物として頂いたとてもジューシーで、素晴らしい香りのする"マスカットオブアレキサンドリア"の種を、こんな風に発芽させて育て始めた時がありました。
でも・・。
結構育ったのに、私の知識不足で剪定を誤り、逝ってしまった高級葡萄・・。
それ以来、この類に関しては、怖くて手も口も出せない私です(笑)。

それはそうと、好奇心と探求心があるって素敵。
怖いもの知らずって、思い込みや既にある価値観に縛られない発想って、とても大切だと思います。

学童期、サイエンスキッズアカデミー(福島県学術教育振興財団助成事業:いわき明星大学薬学部H25年度実施)で学ばせてもらった彼女の今。

興味のあることには、とことん突き進んで欲しいものです。

今朝見る簡易シャーレは、突如スイカも仲間入り!?。
すっかりレイアウトも変わっていました。
細胞がたくさん分裂して、芽を出すって・・たくさんの可能性を秘めた子どもたちを見ているようで、うん、可愛い!

元気をもらっています。


2017年4月4日火曜日

Spring Greetings ~桜と篆刻(てんこく)~

高校入学を目前に、小学校時代お世話になった先生からのお祝いメッセージを受けて、次女が春だよりを送るそうです。
昨年の今頃は、見上げる桜を描いていました。
こちらも桜ですが、今年は心持ち大人びて見えます。
水彩絵の具でうっすらと・・。
よく見れば薄緑色の葉まで。
ここに文字をのせると、背景の桜が小憎らしいくらいに効いているのが分かります(笑)。

"春秋に富む"次女が羨ましい。
・・若いっていいな、希望に満ちたこれからを過ごせるって素敵(笑)。


自分で石に篆刻(てんこく)した印を仕上げに押しました。
書道で使うから、彼女は自分で彫った印を3個も持っている。。。
私にもいつか作って欲しい~!と願わずにはいられません(笑)。
でも、肝心の印泥が我が家にはありませんでした。
家庭用朱肉で代用させたことが、ちょっぴり悔やまれます。
彼女のために買おうかな・・。

2017年3月30日木曜日

家族の癒し花~Table Flower~

三女のアレンジは、本人が大好きな紫系花材がメインのラウンドスタイル。
アクセントになるブルーリボンも、自分で選ばせてもらったよう(笑)。
スプレーマム、カーネーション、トルコキキョウの花弁の形がどれも異なっているので、リズムがあって見ていて楽しいです。
真ん中のカーネーションの薄い黄緑色が、トルコキキョウの蕾とリンクしています。

テーブルの上に置いても邪魔にならない高さのアレンジなので、ずっと食卓の上に飾っています。
家族の癒し花・・子どもの作ったアレンジは、私が持ち帰るものとは異なる優しさがあって愛らしいです。


ほんの数輪・・異なる花材でアレンジした仕上がりを見て、私は色々と学ぶことが多かった・・。
真剣な眼差しと笑顔と。
花に触れている子どもたちの横顔が忘れられません。

2017年3月29日水曜日

Chinoiserie Arrangement

時は17世紀中頃から18世紀。
西洋文化に、東洋(中国)の趣味や美意識を反映させた美術様式・・"シノワズリ"。
この言葉を初めて知ったのは、結婚したばかりの頃でした。
大学を卒業してから、籍を入れて長女が生まれるまで、とにかく私は自分身丈のワンピースを飽きもせず縫い続けていました。
夏に纏うサンドレスのとある生地を、姉が「あなたの見立ては、シノワズリーね!」と呟いたそのひと言から、オリエンタリズムの素敵さに開眼。
花鳥風月、ブルー&ホワイト、透し模様、柳の枝に飴色のインテリア。
あくまでも当時の西洋人から見る中国様式への憧れは、何となく身勝手な美しさを感じつつ、情緒的で甘美なものもあって新しい感覚でした(笑)。
先日の次女のアレンジは、自分で個性的なミリオンバンブーを選ぶあたりに東洋好きの拘りが感じられて彼女らしいと思います。
仕上がりを見せて貰って感じたのが、その"シノワズリ"感。
ヨーロピアンとオリエンタルテイストの融合アレンジは、花に関しては私には全くない感覚でした(笑)。
ラナンキュラスもスプレーマムも彼女好みの花材たち。
本人は全く意識もせずあしらっていた感じですけれど、何だかまとまっていて素敵です。


これこそ、私が子どもたちと持ちたかった花時間です。
彼女の感性に、花が遠慮なく響いてくること。
妹のアレンジにも目を配らせ、完成した花たちを前に、帰宅後も互いに褒め合っていました。
長女が家を離れた今は、次女が何かと仕切る役回り。
フラワーアレンジを通して、姉妹仲良く愛で合えたことは、情感豊かなひと時です。
末っ子のアレンジは、また明日。

2016年10月7日金曜日

森の工作どんぐり by 森の楽校フォレストランド

真夏にはなかなか見向きもしなかったのに。
秋らしい工作に家族の目がやっといくようになりました(笑)。

夏の猪苗代へ足を運んだもう一つの目的は、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館(略称:アイカAIKA)へ訪れること。
理由は年老いた淡水水族館を30数年かけて蘇らせた軌跡を、覗いてみたいという好奇心からでした。
ふくしまの湖沼群から身近な水環境の問題を考えたり、県内生息の希少淡水魚や多様な水生昆虫の展示があったり、冬虫夏草も掲げられていたりと・・。
建物の中には、知的好奇心を刺激する情報がいっぱいありました。

さて、猪苗代天鏡台「緑の村」にあるAIKA隣には、“創作体験館わくわく”があります。
その中の、“森の工作どんぐり”で小さな末っ子の“作りたい”は、磐梯山麓の里山で採集した間伐材の二次利用工芸。
小さな手で作るので時間はかかりましたが、カブトムシと“翡翠”の別名をもつカワセミの完成です(笑)。


よく見ると、カワセミの土台部分には、本物らしい“エビフライ”!?
リスが森で松の実を食べると、その食べた残骸はエビフライの形にそっくりになるとのこと・・。
以前、本で読んではいましたが・・実物を目の当たりにすると、可愛らしい形に微笑ましくなります。
“森のエビフライ”を手にして、末っ子も私も大喜びでした(笑)。


先週は、朝登校見送り時の金木犀の香りに、うっとりしていましたが、それも数日間・・。
季節の移り変わりを、少しずつ感じる今どきです。

やることいっぱい、考えることいっぱい。
秋を感じながらカメの歩みでいきましょう・・か。


2016年9月26日月曜日

三猿叡智

徳川家、初代将軍家康公をおまつりした神社・・栃木県は“日光東照宮”といえば、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が有名です。
子どもたちも学校行事が目白押しの今学期、先日次女が訪れた研修先はその日光でした。
年頃なのと性格も相まって、ちょっぴりツンデレではありますが(笑)、家族への土産に気を配るのも彼女らしさの表れです。

喜びと感謝と・・それから私の目を引いたのは、大事そうに抱えてきた盆皿でした。
木の皿に、手彫りで三猿を施したもよう。
元々下絵があるものへ、生徒たちは各々に彫っていったそうですが、手に取った家族は思わず笑みがこぼれました。
平たい木皿の温もりと、お猿さんの愛らしさがたまらない(笑)。
和モノ好きの彼女の宝ものになりそうです。


大人になると、いや、ひっとしたらそうなる前の段階から、
(見なきゃよかった・・聞かなきゃよかった・・あ~ぁ、言わなきゃよかったな・・)
なんて、誰しも時々あること。
この盆皿を見るたびに、彼女だけではなくて私自身も戒められそうです。
子育ても夫婦関係も人間関係も。

他者の嫌なところは「見ざる聞かざる言わざる」で。
自分の内面は、もっと見て、心に聞いて、言って(行動して)みて・・(笑)
出来ると思ってやってみたいね・・というのが、盆皿を手にしての家族皆の思いでした。

それにしても、このお猿さんたち・・笑っているよう♪
笑顔って、どんな時も一番に大切なのかな、とも思います。

色んなことを円満にする、三猿叡智をいつも心に留めておきたいものです。


2016年8月23日火曜日

気分はパティシエール

先ほど、頭上で雷発生。
昨夜の2度にわたる防災メールの音に不安になったのか、明け方は自然災害の夢を見ました。
地元の湯ノ岳が何故か噴火する夢・・(怖い!)。
あまりにもリアルで目覚めた後も心地が悪かったです。
早朝家のまわりを確認してみたら、ミモザが根元から倒れていました。
枝も伸び放題・・茂っていたので、枝ぶりを整えながら購入してきた支柱で固定し直しました。
台風の季節のこれからに限ったことではないのかもしれませんが、自然の中で生きていれば常に災害への備えは忘れてはいけなのだと思います。

さて・・気分を変えて(笑)。
今日は夏休みに入ったばかりの頃の話です。
オルネフラワー作りのその隣で、同伴した末っ子は、先生と共にクレイクラフト(マカロン作り)を楽しみました。
真っ白い粘土に、少量の絵の具を混ぜ込むのがポイントかな・・?と横目に見ていましたが、彼女は思い切りが良い(笑)
多めに混ぜ込んだ絵の具の量も気にせず、大胆な配色のマカロンを教室でまず3個完成。
帰宅後も熱が冷めず、その制作熱は私にも伝染して、結果二人で洋菓子店ごっことなりました(笑)。
完成後は乾燥させて空き箱に入れて・・彼女は机の引き出しの中に大切にしまっています。



ミント、フランボワーズ、レモン、ショコラ、オレンジ、メロン、グレープ、ストロベリー、ブルーハワイ?の9つの味。
中にクリームもサンドして、手で丸めたマカロンが完成です。

上の子たちの子育て中に、体を動かすことはとても大事!と痛感していたはずなのに、またしてもインドアの時間が遊びの多くを占めてしまいます。
結局は、子どもの余暇時間の過ごし方は、お母さん次第ということ(笑)?
男の子が我が家に一人でもいたら、少しは野外活動も盛んに行っていたかな・・。

2016年7月27日水曜日

Carmen ~color of mind~

心の中を、色で表現するのは楽しいです。
その人の持つ感性が、色を通して形になるから。
何色の花材が良いか・・先生に問われる中で、今回末っ子は「黒と赤」をリクエスト。
私の知る限り黒花材は、カラー、チョコレートコスモス、バラ、ペチュニア、チューリップ・・。
もっと調べたらありそうだけれど、ざっとこんな感じ。
残念ながら黒花がなかったので、純黒のリボンを頂きました。
赤花は、スプレーバラとガーベラを。
グリーンアイビーが、フラメンコ特有の手の動きに見えます。
イメージは、「カルメン」(笑)?
黒と赤って、とても素敵です。
娘のアレンジを見て、純粋にそう思う母でした(笑)。


リボンは私も手伝いましたが、今回以前と比べて成長したな・・と思う箇所が2点ほど(笑)。
花顔を正面に振らせて斜めに挿すことを覚えた模様。
それから、前回習得した記憶が蘇ったのか、アイビーでアーチを形作ることも、黙々としていました。
当日いつもの私と同じく5時に目覚めた彼女は、11時前には空腹と眠気で「お昼ごはんにしたい!」の連発です。
教室の花カフェで、早目のランチ。
デザートまで美味しく頂いて大満足で帰宅しました。

子どもの頃の一緒に過ごした花時間が、大人になってからの心地よい思い出に変われば良いな・・と思っています。
そして、花を、自然を愛する子になって欲しいなと。
もっと早くから花時間を知りたかった私が、彼女に密かに望むことです。


2016年7月20日水曜日

一学期終業日

幼稚園卒園から、無事に入学して元気に過ごすこと3か月半。
一学期は今日で終わりです。
毎日登校できたことが凄いと思うし、学校での出来事を教えてもらうことがとても楽しみでした。
当たり前に思えることを、そうではないと感じて子どもと一緒に過ごすと、また新たな発見があって喜びの子育てに変わっていくのを感じています。
手一杯だった上の子たちの子育てから学んだこと。
加えて年の離れたびっくりっ子からも、これから学ぶこと。
まだまだ色々なことが待ち構えているのだろうな・・と思う日々です。

さてと、明日からの夏休みはどう過ごしましょう(笑)。
先ずは、休みを待たずして、一昨日から咲き始めた彼女の朝顔観察が日課になりそうです。


宿題を早めに終わらせるのは、もちろんお約束。
ゆとりのある夏休暇にしたいと、末っ子以上に身構えてしまう私がいます(笑)。
彼女に向き合う母親の自分をクールダウンさせながら、色んな発見を愉しみたい夏にしたいかな。


2016年6月20日月曜日

What's this? ~GrassPenStand~

昨年の父の日プレゼントは、マスコットキーホルダー“ひつじのショーン”(笑)。
長女が仕切っての贈り物は、年男だった彼への、“ありがとう&頑張ってね”祈願でした。

そして今年は、次女が仕切り番。
生き物、植物が大好きな彼女のセレクトは、こちら。
?何だろう?
観葉植物?育てる系?


実はこれがペンスタンドだと知って、皆でびっくり。
夫の無機質なデスク周りに、小さな癒しがやってきました。
試しにペンを立ててみたら、思った以上の安定感です。
仕事の合間に目をやると、にっこりしたくなります。

私には持ち合わせていない、子どもたち独自のセンスが大好き。
ありがとう。




2016年5月29日日曜日

琥珀の工作教室 in ほるる

家族が揃う日曜は、平日よりも穏やかさに欠ける我が家です。
正確に言えば、きっと私だけがそう思うのかも(笑)。
オフ中の皆を横目に、圧倒的に家事に追われる時間の多い今日一日が無事終わろうとしています。
上の子たちは定期テスト前なので、私とは意味の異なるやること多さに、ある意味幸せそう(苦笑)。
こんな時、年の離れた末っ子はちょっぴり可哀想だな・・と思います。
今朝も彼女のルーティンワークがひと通り終わると、手持ち無沙汰な様子で寝転んでいました。

末っ子には物心着いたころから、時々父親と二人で外デートを愉しむようさせています。
理由は3つ。
①単純に、彼との絆を深めて欲しいから。
②普段末っ子のことで手が塞がる母親の私と、上の子たちとの“半大人女子的時間”を大切にしたいから。
③家事をサクサクこなして、日曜ならではのフリータイムを満喫したいから。

そんなわけで、本日はランチタイムから始まりバスに乗っての、“いわき市石炭・化石館「ほるる」”デートになった模様。




大事そうに抱えてきたお土産は、体験教室で制作したコーパルとアンモナイトの標本、それに首長恐竜“エラスモサウルス”のフィギュアです。
※コーパルとは、化石になっていないか半化石状態の若い天然樹脂。

彼女が磨いてきたのは、若いコーパル・・と言っても数万年前~数百万年前のマダガスカル産 虫入りコハク。
彼が標本したアンモナイトは、中世代ジュラ紀(1億5000万年前)のフランス産 ペリスフィンクテス。
大昔から長い年月をかけて地中に留まっていたものを、手に取れることに感動を覚えます。

いわき市の約8500万年前の地層から1968年に高校生の鈴木直さんによって発見されたクビナガリュウ。
その化石が新属新種のクビナガリュウだと38年目にわかり、正式に「フタバサウルス・スズキイ」という学名になったとのこと。
琥珀の産地としても知られるようになった地元いわきの歴史を、父娘デートで満喫したようでした。


今夜、“エラスモサウルス”を抱いて床に就いた彼女が見る夢は、どんな夢かな・・・。
 

2016年4月6日水曜日

入学式~“静”の癒しアレンジ~

いつもの美容室で、女性ファッション誌のとあるコーナーを読み知ったこと。
きょうだいと年の離れた末っ子のことを、近頃では“びっくりっ子”と言うそうで。
(あ!これ、我が家のことだわ!)
いつもならうたた寝してしまうところ、先日は熟読してきました(笑)。
思わぬ良い変化を家族にもたらしてくれる、“びっくりっ子”の存在。
確かに、上の子たちが精神的にも成長したり、夫も私も加齢が心のゆとりにつながって、今こそ楽しめる子育ての喜びもあります。

いつまでもそのままの無邪気な姿でいて欲しい・・我が家のびっくりっ子は、本日小学校入学でした。
行きも帰りも二人で手を繋ぎ、春を見つけながらてくてく歩いて。
真新しいランドセルには、いただいてきたばかりの教科書を詰めて。

明日からは、登校する後ろ姿を見送ります。



先日のブーケレッスン時に、彼女が作った作品です。
寒色系のスカビオサとブルースターは、私と同じ好み。
先生にリボンの作り方も教えていただいようで、本人も大喜びでした。
入学式が終わって高揚した心を、クールダウンしてくれる“静”のアレンジです。

11歳上、8歳上・・それぞれ年の離れた上の子たちも、新学期が始まりました。
私は・・というと、胸の奥がちょっぴり穴空いて、何だか泣きそう(笑)。
子どもたちの成長はウレシクモアリ、セツナクモアリ。
こんな可愛らしいアレンジを手に取れる幸せを忘れないように、記憶に残しています。

まだまだまだまだ、頑張らないとね。
手が離れてきても、心離すな(笑)。
子どもたちの年齢差関係なく、これからも親子で共に色々なことを楽しみたいです。

2016年3月30日水曜日

押し花カード

上の子たちも連れて行けばよかったな・・と思います。
なぜなら、あまり負担にならない手軽な楽しさだったから(笑)。
私のオルネフラワーのレッスン横で、末娘は押し花カードを作りました。
一枚で終了するのかと思いきや、同じように参加していた小学生のお姉さんを見て、「私ももう一枚作りたい!」(笑)。
仕上がりはナチュラル&ちょっぴりボタニカルな感じです。

ワンピースに入れた紫小花の「忘れな草」。
中世ドイツの伝説で思い起こされる可憐な花です。

騎士ルドルフと恋人のベルタ。
ドナウ川の岸辺・・手に届きにくそうな場所に咲いていた青紫色の小花を、彼女のために採ってあげようと思い手を伸ばすも、ルドルフは誤って川に落ちて没する悲しい話。
(僕を忘れないで)
伝説がそのまま植物名になるなんて、胸が切なくなるけれど素敵です。
その花にまつわる諸々を知ると、強く記憶に残ります。

そんな感傷的な花言葉とはかけ離れた、春いっぱいのカードです。
“花柄ワンピース”と“可愛いワンちゃん”、二作品が完成しました。



下地の紙や何色の押し花を使うか、考えて貼り付けるのがとても楽しそう。
こういうものを作ると、ひと言添えて誰かに贈りたくなります。

大きな作品も素敵ですが、プチクラフトも良いものです。
ポッと心が温かくなる・・折を見て私も作りたいなと思います。 

2016年3月29日火曜日

補色の効果

昨日同伴した末娘も、小さなアレンジを作りました。
「何色で作りたい?」
先生に質問されて、彼女はしばらく考えていました。
そしてひらめいた色は、「黄色と青色」。
私が想像していなかった補色の組み合わせでした。

スイートピー、バラ、カーネーション、マーガレット。
きれいな青色はデルフィニウムで、その名も“マリンブルー”。
ぴったりな名前に二人で顔を合わせてにっこりしました(笑)。

大胆にハサミを入れて完成したのがこちら。
私のラウンドブーケより、素敵に感じてしまうのは気のせいかな?



色合い(色相)をリング状に配置した“色相環”の知識は彼女にはないけれど・・。お絵かきをしていると、虹色のグラデーションが心地好いという感覚を無意識に得ているよう。
※色相環とは:ニュートンが発見した光のスペクトル(太陽光線をプリズムで分光して得られた、色のグラデーション・・光の波長順に並べたもの)を環状にしたもの。

環にしたとき、反対側の色が補色(反対色)になるわけだけれど、この時お互いの色を引き立て合う調和関係が成り立つそう。
時折、私が惹かれる色の組み合わせは、この相乗効果だと知ってようやく腑に落ちました。

彼女がこの色を選んだのは、「何となくそんな気分だったから」。
計算尽くではない素敵な直感です(笑)。

それにしても、デルフィニュウムの花は透き通っていて、いつ見ても心惹かれます。
先生曰く、青い花はとても貴重だそうです。
清々しさとすぐに窄んでしまいそうな儚さに魅力を感じます。


2016年3月26日土曜日

小さなお気に入り~Mini Pot~

春・夏・冬休み。
小さな子どもがいる数週間は、違う意味で忙しいです(笑)。
家事と仕事以外に、彼女との時間をどう過ごそうか。
幼いのに花粉症持ちなので、外を出歩くのも躊躇われます。

卒園から一週間・・。
昨日は二人でディズニー映画『アーロと少年』を観てきました。
3Dコンピュータアニメーションの技術って、素晴らしいです。
草木、水、太陽・・自然の光景がとてもみずみずしくて息をのむ美しさでした。
大きいけれど言葉を持つ“弱虫の恐竜アーロ”と、小さいけれどいまだ言葉を持たない“勇敢な少年スポット”の奇跡と友情を描くアドベンチャー・ファンタジー。
地球が隕石の衝突を逃れ、恐竜が絶滅せず進化したら・・。“もしも”の世界が舞台の映画です。

物語も佳境に入って何気にとなりを見たら、娘が大きな涙。
スクリーンに映し出される物語は、毎晩の読み聞かせとは異なる感動があったようです。
小さくてもちゃんと心が受け止めていることに、むしろ私は感動(笑)

映画以外で、彼女の心を動かすのはこんなミニアレンジでもあります。
昨年のお休み中に、小さな手を動かして教室で作りました。


娘の背丈の位置に飾っておきますが、いつもうさぎさんと目配せしてにっこり。
作って持ち帰った日から、ずっと彼女のお気に入りです。

この春休みも、私の趣味時間に連れて行こうかと思います。
その時心で感じることは何なのか、聞いてみようかな。