2017年5月31日水曜日

Bon Voyage ! ~一路フランスへ~

パリ、リヨン、モン・サン=ミッシェル・・。
う~ん、あと一つは忘れました(笑)。

今朝は姉が一路フランスへ。
昨日は、我が子も交えて・・渡航前の最後の電話。
彼女は大阪や京都のカルチャースクールで、フランス額装やカルトナージュ、それからタッセルやランプシェードにスツールの張替えなども教えています。
カリグラフィーも作品展に出していたり・・ホームデコレーションに関する事なら、ある程度作ってしまう人なのです。

そんな姉が、今回は先生方と学びの旅へ。
先日イギリスではテロがあったばかり。
渡航歴のない私がいうもの何なのですけれど・・やはりとても心配です、無事に帰ってくるまでは。

いってらっしゃい。
たくさんのお土産話を待っています。


昔から手仕事が好きな彼女。
ライフワークまでとはいきませんが、作品を作る姿を見るとそれに近いものもあるかも。
女学校で家庭科を教えていた亡き祖母の影響を受けているとしか思えないほど、とても器用な人なのだなと思うのです。
(ホームデコレーションに関する話は、また別の機会に・・)

それにしても、姉妹って(笑)。
話し出すとどうしてこうも止まらないのか。
年を重ねるごとに、お互いを尊重し助け合い、よいとこ取りの関係でおります(笑)。

娘たちにも、そうなって欲しい。
私はいずれ先に逝くので・・三人助け合って知恵を出し合って、そう、まさに戦国時代に生きた"淀・初・江"のように。
スーツケース片手に、軽く海外へ飛び立てるような・・そんな身軽さと逞しさを。
あの震災の日から、私はいつもそう思っています。

Bon Voyage !
待ってるよ!

妹より

2017年5月30日火曜日

Oregano & Flower~よりカジュアルに~

車を運転していると、日差しが強くて眩しくて・・車内の温度も上昇するので、仕上がりのアレンジを運ぶのに今時期からとても気を遣います。
それでも昨日はそよ風があって、窓を少し開けたら助手席に乗せた花たちも、気持ちよさそうに揺れていました。

大好きなパニカムとトルコキキョウ、スカビオサにバラ。
フレッシュなオレガノ入りの、香るアレンジが今回のレッスンです。

フォルムはトライアンギュラーを・・ちょっと崩した感じ。
シックな花色だったので、更に私の心はときめきました。


人間もそうですけど、名前ってとても大事。
響きと、色と、ある程度すべてのニュアンスが‥固有の名前から伝わるのだから。
それは、花にも当てはまるので、私は先生に伺うのをいつも楽しみにしています。

先ずは、"カルメンカシス"。
トルコキキョウの花弁の優雅さと色味が、ぴったり合っている素敵な名前です。
見ているとカシス系のドリンクを口にしたくなる・・美しさにほろ酔い気分になります(笑)。

それから、大好きなスカビオサは、"ラオウ ワインアドレ"。
何だかすごい名前です。
スカビオサと言う花は、どうしてこんなにも私はいつも惹かれてしまうのか・・。
一つひとつの花弁の繊細な作りが、ぎゅっと心を鷲掴みにするのです。


一番の貴婦人は、ライラックを思わせる薄紫のバラ・・"オーシャンソング"。
熱のない色が貴婦人の佇まいを感じさせます。
柔らかなオレガノとの組み合わせが、素敵。



立派な実ものは、つやつや桃色のヒペリカムで。
"ココカジノ"と呼ばれるこちらは、発色の良さに驚きです。
この子があるのとないのとでは・・・アレンジの面白みも感じないかな。


一番落ち着く場所で、今朝はアレンジと目配せ(笑)。
大好きな5月が、今年一度きりの5月が・・明日で終わりです。

いつにも増して・・たくさんの出来事が今月はありました。
時には心が追いついていかないことも、これで良いのだと思うことも。

後悔のない毎日を送れますように。
花のいのちを眺めて、今日も誓いを立てています(笑)。




2017年5月29日月曜日

Schone Arbeiten ~素敵なシェーネアルバイテン~

オルネフラワーが一先ず終わったところで、さてさて次はどうしましょう。
そんなためらいも、私の中では無縁でした(笑)。

先日は早速、"シェーネアルバイテン"の世界を覗いてみました。
初めての作品は、とても素敵なブローチです。
ジャケットの胸元に添えたい、知的さと控えめな華やかさがとても素敵。

先生の小道具(ベルベットトレイ)をお借りして、記念に一枚。
個人的にはアンダーで写すと、この手工芸の良さや雰囲気が出るように感じます。
記念すべき一つ目・・"ターコイズアクセサリー"の出来上がりです。


ターコイズは、創造性と表現力を強化する効果があるのだそう。
真ん中にはその色のマルガリータ(雛菊)を入れて、金銀の組紐デザインを合わせてあります。
本当はクスノキの実をひと粒入れるのですけど、手元にないのでクリスタルストーンのみの輝きで・・。

次回もとても楽しみです。
花同様に、手工芸でも私は精神統一。
・・それと共に、おしゃべりにも花が咲いてしまいますが(笑)。

シェーネアルバイテンの魅力を、徐々に綴ることができたら嬉しいです。



2017年5月27日土曜日

グリーンポット ~たっちコラムvol.16~

2017.5月号(No.96)のこどもたっちコラムです。

壊れた食器の使い道・・私は専ら花器として利用しています。
購入値段に関わらず、長年使うと愛着が湧くから、破棄してしまうのは忍びない。

鉢底みたいに穴が空いていれば水はけも良いので、土を入れてミニトマトやハーブを育てるのも楽しいのでしょうが、都合よく壊れないこちらのティーポットは、蓋が割れ、背面に大きなひびが入ってしまいました。

こんな時は水のいらないアーティフィシャルフラワーに助けられます。
レッスンや他のアレンジで用いたものを、一度ほぐして埃を取り除いてから再利用。

爽やかなこの季節にキッチンに飾るのには、"ホワイト&グリーン"がぴったりします。


私が子どもの頃は、母も同じように縁が欠けたガラス容器に、アジアンタムを涼し気に飾ったり、スプラウトを育てながらキッチン窓辺に置いていました。

今、私は花を飾り、娘は果物(レモンやブンタン)の種を、欠けたガラス皿にコットンを敷いて発芽させ、鉢に移し、だいぶ大きな木に成長させています。

草花のある暮らし・・向き合い方は様々ですが、物も思いも再循環しています。

2017年5月26日金曜日

Raindrops on Roses

数日前の、雨に濡れたバラの花が美しかった・・。

今年も咲いてくれて、ほっとする気持ち。
喜ばせてくれて、感謝する気持ち。
心が疲れていたり、仮にとげとげしていたとしても、草花を見ると優しい気持ちになれるから不思議です。
雨のしずくが・・零れ落ちそう。


以前バラの開花の様子を、動画で見たことがあります。
中心から次々と開く様子は、万華鏡を覗いているよう。

生きているんだな・・と思う。
朝起きてまたひとつ蕾が開いていると、そう感じます。

明日は、今年度最初の土曜学習。
和太鼓の魅力を、娘と堪能してきます。





2017年5月25日木曜日

Precious Time

この数日・・朝活が心地よい(笑)。
今朝も、娘のお弁当と朝食準備前に、2つの仕事を片付けました。
その勢いで、日中の用事も3つ済ませ・・ようやくほっと一息つける時間です(笑)。

今日ははじめての場所と人尽くし。
手土産を持って、先ずはとても素敵な空間にお邪魔してきました。


花繋がりでお誘いを受けた、今日のお茶会。
プリザーブドフラワーのレッスンをされている"CoCo La'Rimarl(ココラリマール)"さんのアトリエへ・・。
とても素敵な空間でした。


友人と、更にご縁をいただいた"L'atelier am"さんともたくさんお話をし
て、あっという間に私は帰宅の時間。
お願いしていた爽やか色のピアスを受け取って、とても嬉しくなりました。
これから着るブルー系のワンピースに合わせたかったから・・。
早く夏が来ないかな・・待ち遠しいです(笑)。


朝一番で、手土産のフラワーアレンジを作り・・その後は読み聞かせの顔合わせ。
夜に会った友人の分もこしらえて(Wing編集で2年間一緒だった彼女のプロジェクト、私は応援しています)、とにかく今日は一日中、バタバタとしていました。

フラワープチギフトの詳しい話は・・来月のコラムかな。
編集と発行は、一か月のタイムラグがあります。
アレンジは枯れない花写真に収めましたので、あとは想いが熱いうちに文章を・・。

今日動ける体だったのは、全ては花パワーから(笑)。

・・あ、目が閉じそう・・。
思考回路も誤作動起こす前に、もう寝ましょう。
おやすみなさい。
・・明日も早起きできるかな・・




2017年5月24日水曜日

あなたを忘れない~紫蘭群衆の美~

今時期、どこを歩いていても会うことの出来る・・"紫蘭(シラン)"。
群衆で咲く美しさを、たっぷり堪能できる花のように感じます。
日本が原産だというこの蘭は、地植えしたら放っておいても翌年もきちんと咲いてくれる感じ。
花育て・・不精な私にとっては、とてもありがたい花かも(笑)。

鑑賞していたら、アリさんが佇んでおりました。
花は香りもそうだけれど、蜜も甘いのでしょうからね。
昆虫を誘き寄せて、花粉や種を運ばせて子孫を残す・・草花のDNAレベルの知恵。
すましているのにしたたかな植物の世界なのです(笑)。

それにしても、蘭という花は生き伸びていくのに、不思議な環境適応能力を持っていると聞いたことがあります。
どんな能力なのでしょう。
その辺りが、とっても気になる(笑)。


紫蘭の花言葉が、またきゅんときます。
"あなたを忘れない"、"変わらぬ愛"・・。

そう言った忘れられない人、誰にでも一人はいるでしょうから(笑)。
そうでなくても、男女問わず自分の生き方や考え方に影響を及ぼす人との出会いは、まさに運命的。
これまでの軌跡が、やはり今の自分を作っているのだと・・心底思う今日でした。
自分自身、心ゆくまで漠然とでも、悩みためらうことを私はいつも歓迎しています。
でも、本題はそこから。
自分がどの道を選択するか、それで方向性が変わってくるから・・本当に考えるべきはそこからなのだとこの頃思うのです。

2017年5月23日火曜日

花の香り~Lemon~

今朝はいつもよりもだいぶ早く起きて、仕事(笑)。
・・朝だと体が戦闘モードに入るのか、私の場合夜よりも捗ります。
朝活が終わって外に出たら、今日もいい香りが漂ってきました。
豊潤なバラの香りも好きですが、今まで出会った花の中で、私は一番にこのレモンの花の香りが好きかも(笑)。
昨年よりも、今年は更に元気度がアップしている感じです。
今年は、よりたくさんの花蕾をつけ開花させ、ここずっと甘く濃厚な香りを漂わせています。
レモンの実はあんなに酸っぱいのに、そこからは想像できないほど芳しい花の香りなのです。
例えて言うなら、ジャスミン?ネロリ?
このまま香りのシャワーを全身に浴びたいほどの、好みの香り(笑)。
あえて目を閉じて・・すべての神経が、この香りに集中・・。
ただただ、うっとりするばかりです。


昨年は、2個実りました。
一つは早生のレモンを彼が収穫して、絞って味見。
そしてもう一つは、どうしても採ることが出来ずに未だに枝に実らせたままです(笑)。
中身は一体どうなっていることやら・・。

このレモンはもう、この木の守り神となって、今年の成長を見守っている感じ。
今年はどれだけ実を結ぶのかな・・。



2017年5月22日月曜日

午後の薔薇

薔薇の咲くお宅というのは、本当に憧れます。
今月12日から17日まで埼玉で開催されていた「国際バラとガーデニングショウ」も、一度は行ってみたいイベントです。

香りもフォルムも花弁の質感も。
薔薇って、本当にすべてが揃っている花ではないかと思います。
あまりにも整い過ぎて、近寄り難いくらい(笑)。
時々そんな風にも感じますが・・やはり心惹かれるバラの花。


我が家のご近所には素敵な薔薇を咲かせる方が・・。
とてもグラマラスな咲き姿で言葉を失います。
昼下がりに惜しげもなく艶姿を披露してくれるので、いつもここを通るのが楽しみです。

我が家のプランター咲きは、まだまだこれから。
今年も咲いてくれるかな・・。

2017年5月21日日曜日

幸せの閾値〜夢のさくらんぼ収穫〜

今日は朝から窓を全開でした。
雲一つない晴天・・外は微かに初夏の匂い。
家の向かいの山からは、鳥のさえずりが聞こえました。

鳥と言えば・・。
いつもこの時期に、実をつけたばかりのさくらんぼを、体長20センチはありそうな野生の鳥が食べにくるので、裸になってしまう・・まだ若い我が家の"さくらんぼの木"。
正確には、"彼の木"。
この数年間はずっとそんな感じだったので、いよいよ今年は彼も対策を講じました(笑)。
鳥もさくらんぼを楽しみにしているなら、彼も一年に一度のこの時を待っているので、私はどちらの肩も持てなくて、ただ遠巻きに見ていました(笑)。

そうして今日は、夢のさくらんぼ収穫。
早く採りたいのを我慢して、熟させた甲斐があったかも(笑)。
小さな可愛らしいプリプリの、奇跡的なワンショットに・・私も嬉しい。



幸せは人の心が決めるものですけれど、昔からこの人は小さなことを大切にして、本当に心から喜ぶ人。
花が咲いた、実をつけた、綺麗な星だ、ご飯が美味しい、山が海が自然が好きだ。
些細なことに幸せを感じては私に声をかけるので、いつも一緒に生活していると、自然と私にも伝染します(笑)。

写真整理をしていたら、2年前の貴重な一枚が出てきました。
夏の終わり・・急いで高速バスに乗ろうとした時に、可愛らしい花に小さな悦びを見つけて声を掛ける彼に、慌てて携帯を向けた私。
何度見ても可愛らしい花だと思うし、幸せの閾値が低い彼を愛おしく思う(笑)。


さくらんぼを大切そうに収穫する彼の笑顔や、お気に入りのメガネフレームをようやく見つけた娘の笑顔。
洗濯物の香りとか、掃除機の音とか、子どもたちが夢中で話す横顔とか・・日曜ならではの光景を眺め寛げることが、今日の私には幸せに感じたことでした。

明日はどんな気持ちで目覚めよう。
昨日の疲れも、どうにか抜けきった感じです(笑)。

2017年5月20日土曜日

君の名は・・?

五月、快晴、運動会!
初夏を思わせる青空の下で、紅白どちらも頑張りました。
とても足の速いとは言えない末っ子も、昨年同様・・チャンス走でチャンスを掴む(笑)。
どんなに歩みの鈍いカメでも、歩みをやめなければゴールを掴む。
"歩みをやめない"・・いま目の前にあることを、ただひたすら続けていくことが彼女も私にもとても大切だと、今日はそんな感想を持ちました。

「頑張ったね、日焼けしたね、疲れたね。」
ただいま〜!と帰宅して、迎えてもらったこの青紫花。
とにかく名前を誰も知らないままに、毎年変わらず咲いてくれる素敵な花です。
小豆のようなものをたくさんつけて、一輪ぱっ、一輪ぱっ・・花火のように開花させるのです。
調べようにもどうしたら良いものか。
花の外形や色から、考えられるキーワードをパソコンに入れてみたら、見つかりました。
この花の名は、ワイルドヒヤシンスこと、シラー・ペルビアナ!オオツルボ(大蔓穂)!
星がたくさん集まって、それぞれに弾けています(笑)。


上の子たちの時には、私ももう少し回復力があったような・・。
びっくりっ子を育て上げるのに、これからの課題は私の体力維持だと、イベントがある度に思い知らされます(笑)。

ワイルドヒヤシンスのように、パッと開花させるエネルギーが欲しい。
明日が日曜日で、本当に良かった(笑)。
来週へ向けて・・ちょっぴり休息してみます。

2017年5月19日金曜日

Tokyo Story ③ ~夜の浅草~

あの日は真っ直ぐ浅草へ・・。
地下鉄を降りたら、もの凄い人の数。

とても体が疲れていたはずなのに、美味しい夕食をいただいたらその疲れもどこへやら・・結果、復活してしまいました(笑)。

そのまま、夜の浅草をぶらりと散歩です。
歌舞伎の隈取お面に、出迎えられた私たち(笑)。


私にとって初めての浅草が、この日の夜。
昼間の浅草寺は翌朝知ることになるけれど、夜はとにかく風情があって心地よかったのです。
たくさんの写真を撮りましたが、ここに載せるには限界があるので数枚ほど・・。


仲見世の浅草絵巻が見事でした。
店が閉まってシャッターが降りてからお目見えるのは、アートの世界・・夜ならではの、楽しみかも(笑)。
季節の風物詩、伝統芸能を描いた作品が400mほど続いていて、見応えがありました。



それからこんなに大きな提灯を見上げながら、本堂を参拝。


夜空に浮かぶ本堂。
迫力があって、威厳があって、暫し言葉を失います。

浅草寺は1400年近い歴史をもつ観音霊場だそう。
長い歳月の中では、大震災によって倒壊したり火災によって炎上したり・・。
それでも歴代の将軍たちが、この寺を庇護し武運を祈願し続けたのだから、霊験あらたかで由緒深き寺である・そのような話を、地元の方から伺いました。

夜空とのコントラストが素晴らしかった・・。
この一枚の写真から、浅草寺の雰囲気が伝わるかしら。


ついに、昨夜から三社祭が始まっているのかな。
初夏を思わせる今日の陽気では、明日・明後日と祭りのボルテージも最高潮になりそうな気がします。

神社所持の三基の神輿を、翌朝運よく見ることが出来ました。
子どもたちと、目の前に広がるその煌びやかさにびっくり。


そうそう、それから浅草ならではの粋な人力車を発見!
あまりにも雰囲気があり過ぎたので、ちょっぴり写真遊びで更にレトロに(笑)。
乗り心地はどんな感じなのかな・・。


東京日記はこれでおしまい。
都心と地方と‥双方の良さを、心の中で色々と感じた時間でした。

これからを担う子どもたちは、きっとその環境に適応して生きていくでしょうから、どこで暮らそうとも、私はいつも見守るだけです。
重要なのは、自分が求める大切なものを見失わないように生きること、なのかなぁ・・。
"自分の人生は、主体的に生きる"。
大人になっても、それこそ私自身も、最期まで心に据え置いて生きていきたいことです。


夕方近く・・ビルの谷間にそびえ立つ"スカイツリー"が、近未来的で印象深かったです。
末っ子が、行ってみたいと指をさす(笑)。

次回ね、足を運びましょう。



2017年5月18日木曜日

Walnut Ornament 

木の実って可愛い。
チップとデールも胡桃に埋もれていたっけ(笑)
先日のオルネ作品と共に、胡桃のオーナメントを作りました。
(先生のブログでもご紹介いただきました。)

胡桃と言えば、祖母を思い出します。
リハビリの一環として、麻痺した左の手と動く右手・・両方の手のひらに2個ずつの胡桃を握らせて、カリカリ・クルクル交互に指先を動かす練習をしていました。
子どもというのは、大人とはまた違った視野と視点を持ちますから・・その時分、私はその胡桃をよく観察していました。
手の中に馴染む温もりとあの堅さ。
そんな思い出のある胡桃を使ったオーナメントを2つほど・。
大好きな色味のリボンを持ち手にして、完成です!


このナチュラル感が、先生セレクトらしくて素敵。
今日もレッスンへ行ってきましたが、楽しかった~!の一言です。
充電完了したのでオフ日の午後でも、ある意味頑張れそう(笑)。

教えて頂きながら作りたいものが山ほどあるので・・その気持ちを鎮めるのがいつも大変です。
ちょっとずつ心が満たされていくから幸せなのかな。

本日の作品は、またまた私の感性を刺激しました(笑)。
そのお話は、また後日・・。


2017年5月17日水曜日

娘からのミニブーケ~母の日にて~

男性が花を束ねる姿を見ると、胸がきゅんとなります(笑)。
昨日、有名な男性フローリストがインスタグラムで、花束作りをライブ配信。
サクサクと迷いなく組み上げていく姿を、うっとりと見ていました。
花を愛でる男性の心理が、とても知りたい気分です。
それにしても、彼のいる空間で流れるBGMや、枝同士が擦れる音までが、手の中に納まるスマートフォンから伝わってくるのだから、驚きです。
花の香りまで届けば・・まぁ、それは無理だけれど(笑)。

さて、先日の母の日。
次女よりミニブーケを受け取りました。
出かけた帰りに、花屋さんで選んでくれたという花たち。
一昨日はレッスンがお休みだったので、このブーケのおかげで寂しくないです・・マイキッチン(笑)。

カーネーションは全くはいっていないくても、私はご機嫌(笑)。
なぜって、大好きなスモークグラスとスカビオサ、何よりこの彩りがとても好みでしたから。
紫色と緑色って、本当に素敵なのです。
とてもお洒落な色合わせ。
このアレンジを作ってくださったお店の方に、心からの感謝です!

よく見ると、初めて目にする花材がありました。
彼女に聞いてみたら、"ステルンクーゲル(星の球)"というスカビオサの花実らしいのです。
花が咲いて、できた種が飛んで、その後に残ったこの形。
カサカサと音がした、このドライ感がたまりません(笑)。
そう言えば、先日のイースターアレンジでも変わり種"変な奴"と出会ったばかりですが、こういった形をアレンジに入れると、全体に遊び心が溢れていて見ていてワクワクします。



やはり、花はいい♡
アレンジを再び習い始めてからというもの、心がとても安定し潤い続けています。

あと数年しか共に生活できない次女の思いやり。
お母さんは、お花が一番欲しいでしょ!って(笑)。
嬉し過ぎるし泣けてくる・・。

ありがとう。
仮にブーケの贈り物がなかったとしても・・愛しています。


2017年5月15日月曜日

とげのないバラ~白木香薔薇~

モッコウバラの中でも、香りのあると言われる白モッコウ。
私の鼻センサーが麻痺しているのか、なかなかその香りが分からない(笑)。
この花って、とげのないバラなので優しいイメージが強いし、太陽の光があまり似合わない気がします。
ここ2〜3日の肌寒さと曇り空に、咲く姿も楽そう。
数年前にいただいて、挿し木にした枝から発芽・・年々茂ってきました。
そろそろ植え替えかな。


とげのないバラは、素の自分をそのまま生きているような姿です。
この花の弱さとか、不安とか、丸ごと受け入れてくれる誰かを探しているような、決して媚びない美しさ。

何も怖がらなくていいのかな。
自分の得意・不得意を見極めて、人に助けを求められる人。
そんな人に快く手を差し伸べられる人。
ありのままの自分で生きられる環境、そんな人間関係が大切に思えます。

花を見る時間は、私にとっては自分の内面を見つめる時間。
・・瞑想に似た、穏やかで静かな時間です。

2017年5月13日土曜日

ステファンのRound Arrangememt

このところ紫色が気になります。
昨年は、ミントグリーンがやけに気になりましたが、今年は紫がかったものなら何でも好き(笑)。
昨年夏から使っているスマートフォンのカバーは、長女とお揃いの・・色違いで藤色。
手帳も、ここずっと他社に浮気していましたが、結局愛しのクオバディスに戻って、フューシャ?マゼンタ?のようなカバーを新調。
青みピンクのグラデーションを目にすると、とても心が疼くのです。
今年に入ってからもまあ色々とありますから、自分の中では幸運カラーなのかなと勝手にこじ付け、エッセンス的に身につけるようにしています。

これって、花セレクトにもでるのですね。
今週のレッスンでは、実に様々な彩りの花材を先生は準備してくださいましたが、私が選んだ色は、やはり紫系統でした(笑)。
考えたら芍薬の花束でも、真紫のリボンを用いていました。
深く考えずに手に取った色・・。
心が求めている色(笑)。
 ちょっと気になるサイトがありまして・・覗いてみたら、どっきり!⇒


色彩心理って、本当に興味深いものがあります。
年齢的なものもありますけれど、次のステージに向かう時なのかな・・(笑)。

スプレーローズの"ステファン"、赤紫色と同色縁取りのカーネーション・・それだけではさすがに濃いので、淡いグリーンがかったガーベラも入れて、母の日アレンジの出来上がり。

今回のレッスンは基本に戻って、ラウンドスタイルの確認作業。
見落としていたこともあって、とても充実した花時間でした。

明日は、母の日です。
世のお母さま、そして、お疲れさま・・自分(笑)。
毎日、毎日、本当にありがとう!


2017年5月11日木曜日

Lemon & White Chocolate MoussePie

家の仕事が休みの今日は、世の中がオフになる土日よりも、私はとても大好きです。
夫婦一緒の時間、別々の楽しみ、そして家族皆が揃う夕食・・。
でも一日があっという間に過ぎてしまうところが、ちょっぴり惜しいところ(笑)
だから、この次のオフの日が待ち遠しい。
いつもこんな気持ちで一週間が過ぎていきます。

今夜は、夕食後に手作りのデザートを味わいました。
出来たてのパイは、レモンムースとホワイトチョコレートムースの二層仕立て。
三度目の洋菓子レッスンを受けてきて、私はわくわくしながら帰宅しました。
(早く、皆に食べてもらいたい。)
この甘酸っぱくて爽やかなムースパイ・・初回前回もそうでしたが、今回も絶品。
皆が喧嘩しないように、きっちり等分、カットしました(笑)。


私自身は、完成後すぐ教室で頂いてきましたが、ムースのあまりの口どけの良さに驚いて、すぐさま言葉が出ませんでした。
サクサクの生地の中に、惜しげもなく充填されたレモンとホワイトチョコレート・・二つのムースの味と、上掛けソースの酸味がぴったり。
カットすると、中はこんな感じです。


持ち帰り用に作ったパイ生地(パータフォンセ)は、今夜は冷蔵庫で寝ています(笑)。
明日は、それでキッシュでも焼こうかな。

適度な緊張もあって、レッスンが終わると心地よい疲れを感じます。
こんな日は熟睡出来そうです。

「楽しいことを思って目を閉じるとね、気持ちよく眠りに落ちるから・・。」
いつもそう言ってくれる彼の言葉は本当です。
自分が心地よいと思うこと・・まあ、色々とあるのですけれど、ちょっと笑みを浮かべて寝てみると、なぜか翌朝は気持ちの良い目覚め。

今夜は、次回の洋菓子をイメージして、床に就こうかな(笑)。



2017年5月10日水曜日

Tokyo Story ② ~晴海からタワーへ~


晴海から始まった二日目の朝。
爽やかな潮風を頬に受けると安心するのは、私が生粋の浜っ子だから?(笑)

目的の違う子どもたちに、彼と私・・それぞれが役割受け持って、別行動の半日でした。
私は次女と都内散策、彼は三女とキッザニア。
娘たちは、いつも私と行動を共にしたがりますが、今回三女の気持ちを惹きつける・・彼がそんな声かけをしてくれたおかげで、私は次女と時間をたっぷり使えました。
彼の理解と優しさには、本当にいつも感謝なのです。

さて、どれだけのパビリオンを回ったことか。
目を輝かせて話す彼女が愛おしい(笑)。
懐かしいな・・。
末っ子が生まれるまでの間、上の子たちも行きましたっけ。
お仕事をしていただいた"キッゾ"。
この次行く時まで、銀行へ大切に貯金してあります(笑)。


 散策終わった私たちは、いざ、待ち合わせの東京タワーまで。
タワーの周りには、満開の薔薇が咲きこぼれていました。
絵的にステキ。
来年で竣工から60年目を迎える東京タワー。
本来なら無機質な鉄塔が、こうも写真で温かく見えるのは、取り囲まれた薔薇の効果ばかりでもなさそう。
東京タワーが出来てから、ずっと中のお土産屋さんを切盛りしている老婦人とお話をしました。

「土産もだいぶ変わってね。戦後だったから昔は家庭用品がよく売れたものだよ。」って。
たくさんの人と歴史を、高い場所から見守ってきたタワーは、人の心が宿っていそう。


タワーからのスタートでしたら、間違いなく階段を使って上まで歩いて行ったかも。
くたくたに疲れていた我が家は、エレベーターで上まで。

都心を一望できる展望台に到着しましたが、子どもたちは床のガラス窓の上に乗って早速肝試しです。
こちら、地面まで見下ろせる"ルックダウン・ウィンドウ"。
このぐらいの狭さなら・・・大丈夫?


もっと大きなガラスでは、彼も一緒に肝試し(笑)。
どちらかというと高所恐怖症ぎみなのに、比較的平気そう。
・・・私はもう、覗いただけで手に汗が滲んできました。
今でも、写真を見ただけでもドキドキします。


帰りは、セコイア林を抜けて・・。
高さ100M 近くにもなる大高木のヒノキ科植物"セコイア"。
首が痛くなるほど見上げた並木に、ルックダウン・ウィンドウとは異なる胸の高鳴りを覚えました。
樹木には、魂が宿っていると思うのです。
もちろん自然の蒸散やマイナスイオン効果もあるとは思いますが、それだけでは説明しようのない空気感。
汚してはいけないような、神聖なる場所でした。


「これから、どこへ行くの?」
生きている小さな社会の、さらに行動半径がまだまだ狭い末っ子にとっては、家族との遠出は夢であり冒険であり、発見と喜びの連続です(笑)。

彼女がまだ見ぬ場所へ、これから向かいます。
・・そうそう、私もまだでした。

旅日記は、③へと続きます^^☆



2017年5月8日月曜日

連休明けの"Iris"

連休明けの生活が始まりました。
ちょっぴり今朝は、私、声を荒げた(笑)。
母親業は、忍耐、体力、寛容、多様・・と、色々自分を試されるものだと思っています。
家族しか知らない私の顔は、百変化。
それでも慕ってくれる存在は、本当にかけがえのないものです。

気を取り直して、花レッスン前にちらりと外を眺めたら、"アイリス"と目が合いました。
5月の風と太陽が良く似合う、爽やかな色。

私同様に心なしかくたびれておりますが、この佇まい・・真似をしたいほど凜としています。
締め具合と緩さ加減と・・"ときにはいい気分になるために、ちょっと自分を甘やかすことも必要だね"って声をかけてくれているみたい(笑)。


帰ってきたら抱きしめる、帰ってきたら話を沢山聞いてみる・・。
今日一番に、私がやりたいことです。
素敵な花は、それからでいい。

連休明けの気だるさに、今日のアレンジが癒してくれると信じています。

2017年5月6日土曜日

Tokyo Story ① ~上野にて~

とにかく、今年の連休はよく歩きました(笑)。
日中は汗ばむほどの都内でしたが、雨が降らなくて本当に良かった~!
上野動物園から始まった初日・・午後は、楽しみにしていた"シャセリオー展"(国立西洋美術館にて5/28まで開催中)へ。
しばらくぶりに絵画を堪能。
前半の動物園と人混みで、かなりの脳疲労を起こしていたので、音声ガイダンスに助けられての鑑賞となりました。

1819年にカリブ海の島で生まれた"テオドール・シャセリオー"。
自分の容姿にコンプレックスを抱いていたと言いますが、幼い頃から絵の才能を発揮した彼は、父親の影響で旅に強いあこがれを持ち、異国の人々や風景を描きました。

フランスで活躍したロマン派の画家である彼は、37歳という若さで他界します。
私は、彼の描く女性画にうっとり。
恋愛関係にあったという女優"アリス・オジー" (「泉のほとりで眠るニンフ」)も官能的で素敵でしたが、私はやはりメインビジュアルのこちら「ガバリュス譲の肖像」。
モデルとなった"マリー・テレーズ・ガバリュス"が纏う淡いドレスとケープ、ソファーに寄りかかる姿が優しくて穏やかな気持ちになりました。
手にはスミレの花束、水仙の花の髪飾り・・甘い春の香りまで届きそう。
花と女性って・・やっぱり素敵な組み合わせ(笑)。



子どもたち・・特に下の子なんて疲れているでしょうに、とても良く頑張って歩きました。
夕方になると、外吹く風も涼しく感じて、もうひと踏ん張り行けるかな~!?
ロダンの前庭彫刻を見て、元気を出させる。
・・私が一番に、元気を貰いましたけど・・(笑)。


さてさて、国立科学博物館ですが、こちらも絵画鑑賞とは異なる濃密な内容でとても楽しむことが出来ました。
命の始まりから、今に至るまで歴史と科学の進歩。
一日中、この場所で過ごしたい私は、天井の美しさにしばし見惚れて気が遠のきました(笑)。
規則的な装飾、デコラティブな装飾が好きなのは、その光と影が美しいから。
このモノクロのワンショット・・葉書きに加工したいくらいお気に入りです。


旅の記録と写真の整理は続きます。
手の空いた時に気ままに・・ね。

ブログで思い出を綴るのも楽しいものです。
家族と過ごす時間もいつかは子どもたちが巣立ち、元の二人に戻りますから。

いつか過去を懐かしく振り返る時、楽しかった思い出が私を支えていたと分かる気がして・・忘れないように残しておきたい。

新緑の季節、素敵な三日間でした。