2016年12月28日水曜日

雪 ~一文字レター~

早朝、車を運転中に。
昼前に、美容室の窓辺から。
今日は二度ほど空から雪が舞うのを見ました。

今期は二度目かな。
気候温暖ないわきで雪を見るのは珍しいです。
それでも何十センチか積もる年があって、今年も取りあえずタイヤを履き替えました。

冬は好きだけれど、雪の上を滑ることは苦手です。
スキーは全くダメなので、滑ることが大好きな彼について行けば私は専ら傍観者(笑)。
水の中なら思いのまま泳げるので、出来れば近場に温泉プールのあるスキー場がありがたい。
年末年始、仕事休み、家族旅行・・そして雪。
頭の中ではそんなことを考えます(笑)。


母の描く一文字レター、11月~12月のカレンダーは、“雪”。
墨で描く文字の上には、金・銀双方の雪が舞って楽しそう。
作品を作る彼女の気持ちも、きっと踊っているのでしょう。
”には、静かな美しさを感じます。

来年のカレンダーはどんな一文字なのかな。
いつも楽しみにしていることを告げたら、本人はとても喜んでいました。


2016年12月27日火曜日

真冬の“ひまわり” ~ゴッホとゴーギャン展~

10/8から12/18まで、2か月半近く東京都美術館で開催されていた「ゴッホとゴーギャン展」。
タイムリーに日記に載せられなかったことが悔やまれますが、今月初め母たちは美術鑑賞へと出かけました。

19世紀末に活躍した、ポスト印象派画家“フィンセント・ファン・ゴッホ(1953-1890)”と“ポール・ゴーギャン(1848-1903)”の二人に焦点を当てた、日本初の展覧会だったそうです。

オランダ出身のゴッホに、片や幼少期を南米ペルーで過ごしたゴーギャン。
生い立ちの異なる彼らが1888年に南仏で約2か月の共同生活を送りました。
絵画の表現方法も違う二人は、どんな風に互いに影響を与え合ったのか。


「ゴーギャンと私は、体中の熱が消えるほど感情を高ぶらせて、話し込んだものだ。」
~ゴッホの手紙(1889年9月)より抜粋~



東京美術館では、次回1/21からはヴェネツィア・ルネサンス美術の魅力を堪能できる「ティツィアーノとヴェネツィア派展」。
“ミケランジェロが嫉妬した、その色彩”・・って、何?
案内のキャッチフレーズがすごく気になります(笑)。

ゴッホ、ゴーギャンを楽しみたければ、モネ、ルノワール、ドガを代表する印象派から、20世紀のドイツ絵画・フランス絵画まで、ヨーロッパの名画に会える上野の森美術館の「デトロイト美術館展」へ。
こちらは、1/20まで開催されているそうです。

それにしても、真冬に“ひまわり”かぁ。
ゴッホの力強いタッチとゴーギャンの色彩を見ると・・心が熱くなって、丸めていた背中も心なしかシャキッとする感じです(笑)。
母たちの美術館散策、次回はどこへ行くのでしょう。
実際私は足を運んでいるわけではないのに、なぜかワクワク、心待ちにしてしまいます。

2016年12月26日月曜日

迎春スワッグ ~たっちコラムvol.11~

2016.12月号(No.91)のこどもたっちコラムです。


儚い花のいのちを心に留めておくには、花を押したり乾燥させたり。
季節の草花の色褪せる過程も楽しみながら作るドライフラワーをそっと壁に掛ければ、ノスタルジックな風合いの“スワッグ(swag)”が完成。
ドイツ語で“壁飾り”を意味するスワッグには、生命の象徴として邪気を払いのける魔よけの意味があるそうです。

さて、伝統的な純和風スワッグならば、正月のしめ飾りがそれに当たるのかもしれません。
幸せや心身の健康を授けて下さるという年神様を出迎えるために、神聖な場所を意味するしめ縄を正月飾りには使います。
今月は、「仕事場の壁面飾りを」というミッションが私にはありました。
室内なので、藁のしめ縄よりは繊細な慶事の水引きが相応しく思います。
松や竹の緑色、梅・椿・胡蝶蘭の紅白色にオンシジュームの黄色、末広がりの金色扇を添えて、キャスケードブーケの要領で流れるようにアーティフィシャルを組んでいきます。


日本に息づく文化と現代的な美の感性も子どもたちに伝えられたら・・今年出会えた人や花たち、夢や希望を忘れずにいようと思う年の瀬です。

2016年12月25日日曜日

Merry Christmas 2016

今夜はホームパーティ。
カレンダーの裏側に、クリスマス会のプログラムを書くのは末っ子の役目です。
彼女お手製のマイクを使って、はじめのあいさつからスタートしました。
食事をしながら、家族それぞれが今年を振り返って一言スピーチをした後は、余興に入って・・。
景品付きのビンゴゲームの他に、子どもたちのピアノ演奏もあり、それなりに形にはなっているクリスマス会です(笑)。

子どもの頃は、私自身もこんなことをするのが好きでした。
学校でのお楽しみ会のように、折り紙で輪つなぎを作り、ティッシュペーパーでは花飾りを。
紙面裏には家族みんなに知らせたいことをまとめて書いてみたり。
楽しかった思い出はずっと心に残っているので、ささやかながら子どもたちと毎年催しています。

それから決まって一言スピーチに盛り込むことは、自分の今年を振り返ったとき漢字一文字で表すとしたら何になるか?というもの。
私の今年は「動」です。
とにかく家の中でも外でもよく動いたな・・と思うから(笑)。
ここ6~7年、じっと思い考えるだけだったことも、自分の意志で行動を起こしました。
動けば・・見えなかった気持ちも分かるものなのです。


クリスマスが終われば、一先ず今年は終わった感じで、家の中も雰囲気が変わります(笑)。
新年へ向けて仕事場の飾りも、お正月テイストに変えました。

人の数だけ、沢山の今日があって明日があって。
その中で、自分というものが何なのか・・自身に与えられた役目を全うしようと思う今年のクリスマスでした。


2016年12月24日土曜日

木の実のツリー~ORNE~

オルネフラワーの宿題・・“木の実のツリー”が仕上がりました。
クリスマスにぎりぎりで間に合った感じです(笑)。

木の実とスパイス、それにワイヤーで作ったベルルドラードを入れての壁掛けツリーは、スリムな形なので僅かなスペースに飾れそう。
プランター部分に白樺の樹皮を用いているので、ナチュラルな雰囲気が強まって素敵です。


今日はクリスマスイブです。
サンタさんが誰であるのか分かっている上の子たちは、今年は物欲がないのか、お願いすることは目に見えないこと。
まだ何も知らない末っ子は、数週間前に手紙を書いてからずっと今夜を待ち望んで、朝からソワソワしています。
そんな姿を見ていたら、子どもの時に姉がサンタさんへ手紙を書いて送り、届いた返事のことを思い出しました。
(あの当時・・サンタクロース中央郵便局は存在していたのだろうか。)


今年もあと一週間で幕を閉じます。
一年間を振り返って・・思うことはいろいろです(笑)。
家族といつも通り過ごせる時間に感謝しつつ、自分の体を労わったり、来年の抱負を書き出してみたり。
先ずは、風邪をひいて声枯れしてしまったので、喉を大切にしなくては(笑)。
2016年のやり残しはあるかな・・。
キッチンに立ちながら、頭の中を整理しているところです(笑)。


2016年12月23日金曜日

絵本美術館のクリスマス~まどのそとのそのまたむこう~

さてさて。
本日最大の後悔は、只今カメラ代わりにしているスマートフォンを自宅に置き忘れて出かけたこと(笑)。

先日友人より、一枚の絵はがきを頂きました。
地元の幼稚園の園長先生が、園児たちのために建てられた絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」への招待状でした。(いわき市観光情報サイトより→
震災前に一度訪れたことはありましたが、今日は読み聞かせボランティアのママたちに声をかけて、我が家の末っ子も連れて行きました。

太平洋が一望できるアーバンな建物の中には、天井まで絵本が見事に並べられています。
「うわぁ・・。絵本がきれい・・。宝箱みたい。」
というのが末っ子の館内に入っての第一声でした。(現地ルポは、友人のブログにお任せ^^→
入口入ってすぐのクリスマスツリーは、不思議の国のアリスをテーマに装飾されていて、またこちらも素敵。
写真を撮れないもどかしさ・・。本当に歯痒かったです(笑)。
でもすぐにその後悔は、沢山の絵本を手にして喜びに変わりました。
世界の名物図書館に選ばれたこちらの絵本美術館は、子どもだけではなくて大人のオアシスでもあります。


あれ?カードの向きが逆になってしまったかな?(笑)。

4年前に他界された絵本作家モーリス・センダックの作品に『まどのそとのそのまたむこう(1981年)』があります。
彼の絵本は、非現実的で怖くてユーモアがあって・・作品ごとに絵のタッチも異なるのが魅了的。
『まどのそとのそのまたむこう』は、クラシカルな私好みの絵なので印象深かったのです。
館内を眺めていたら、この本にももちろん出会えます(笑)。

いつもの日常とは異なる風景に・・心癒されたひとときでした。

2016年12月19日月曜日

Fragrance of Spring ~Sweetpea Strauss~

実に困りました・・・。
いよいよ、私の相棒のデジタル一眼レフが最期の時を迎えた感じです(泣)。
不調を訴えてから、労わりながら使っていましたが、もう限界かな。
しばらくはスマホでの撮影・・。
とても便利できれいに撮れますが、一点をフォーカスするとき・・やはり物足りなさや限界を感じます。
どこまで美しく撮れるのか・・色々と挑戦ですが、その前にサンタさんにお願いしなければ(笑)。
クリスマス直前のこの願い、果たして聞き入れてくれるかなぁ~(笑)。

ということで、レッスン記録もその他も、しばらくはスマホフォトです。
今日は春の香りのする花束作りがお題でした。
何の香りかって・・。
大好きなスイートピーが入っています。
その名も“キャサリン”。
トルコキキョウとは一味違う花弁の柔らかさとフリルの美しさも、香り以上に大好きです。
花は全部好きですが、特に気になるものが入るとテンションが上がります(笑)。


間を埋めるグリーンはトゲトゲの雪冠杉なので、花を傷めないように注意を払ってスパイラルにします。
杉はしっかりとしたステムなので、とても組みやすく何となくスパイラルの要領も得てきた感じです。

店先には11月頃からすでにチューリップは出始めていますよ・・とのこと。
ケイトウだって夏の花なのに、未だにありましたし。
季節先取りのフラワーショップは、真冬でも花が枯れないように店内は冷え冷えとしていますが、色とりどりの花が並んでいて・・華やかです。

杉の香りとスイートピーの香り。
冬の厳しさとちょっぴり春の先取りした優しい花束が出来上がりました。


2016年12月13日火曜日

Brocante Style ~Under Proportion~

いわゆる低い位置に花材をアレンジしていく“アンダープロポーション”。
このタイプは受け皿をガラス製のコンポートにして、華やかな花材を置いていけば、エレガントな仕上がりになりそうな気がします。

昨日レッスンのフレッシュ花材はヒムロスギだけ。
あとはノイバラの実やコットン、ストローバインなど・・ドライを用いてアレンジしました。
容れ物には、ブロカントな雰囲気たっぷりのブリキ缶を。
“美しいガラクタ”が語源だという“ブロカント”には、物を愛して大切に長く使っていく、ヨーロッパ文化のこだわりや温かさを感じます。

今回は下地のオアシスには水を含ませていません。
ヒムロスギもいずれは枯れて、葉が茶色に変化していきますが、オールドライになったその時は、このアレンジも一層味わい深くなるのかな・・なんて思います。


一人暮らしを始めた学生時代。
AfternoonTea”で縁の柄が素敵なプレートを購入しました。
生まれて初めて自分用に買ったものなので思い出深く、結婚しても子どもが生まれても、とても大切に使っていました。

そして、今朝のキッチンで気付いてしまった(笑)。
プレートの縁が欠けていることを(泣)。
少しがっかりしましたが20年以上も私と共にあるので、多少欠けていようが、もうそのプレートのある景色が当たり前。
処分する気持ちには到底なれません(笑)。

花だけじゃなくて、物にも思い出がいっぱいです。
今夜は、初めてプレートを手にした時の気持ちが蘇りました(笑)。


2016年12月10日土曜日

優雅な煌めき

昨日のレッスンで見せて頂いた先生の作品。
入賞のお知らせは先生(アトリエNATURA)のブログで知っていましたが、実物を目の前に、その作品に費やした果てしない時間に驚き、手で紡ぎ出すワイヤーアートの美しさにうっとり。
暫く動けませんでした。
実際に目にした時の感動というものは、写真からも言葉でもなかなか伝えられないものです。
金と銀のワイヤーから、色々な植物を作り先生の感性でデザインしていく・・。
シェーネアルバイテンという技法の素晴らしさと美しさが、余すところなく表現されているように思われます。

写真とブログ掲載の許可を頂きましたので、村上 祐子 先生の作品をご紹介します。

公益財団法人 日本手工芸作家連合会主催 「第49回創作手工芸展」
入賞作品 草原の煌めき~永遠に~


ブルーグレーのファブリックが、とてもたおやか。
優しさと雅やかさと煌めきが、フレーム内には広がっていました。

いつものフラワーアレンジや私が現在習っているオルネフラワー・レカンフラワー他、シェーネアルバイテン以外にもポーセラーツ・押し花ギフト・ローラーワークス・・・と魅力的な作品が教室にはいっぱい。

先生の手が創り出す作品は、いつも私の憧れです。
これからもその世界を間近で見せて頂きながら、私もレッスンに励もうかと思います。



2016年12月9日金曜日

ディプロマ取得 ~オルネフラワー協会~

今日は久しぶりに先生の元へ・・。
前回訪れたときの、ボタニカルフレームから、季節は秋を通り越して冬になってしまいました(笑)。
2か月半ぶりの教室は、また何やら素敵な作品だらけ。
作ってみたいなぁ~と心を鷲掴みされたまま、公認校履修単位(5作品)のうち、二つ目を手掛けてきました。
私の日常は、末っ子が帰宅するまでの時間が勝負なので、今日も途中まで作ってあとは宿題です。
出来上がった時に、アップするとして。
本日はオルネフラワー協会のディプロマを頂いて帰宅しました。


卒業課題のリボンカフスの花束が戻ってきました。
時間をかけて作ることは、自分の限られた時間(命)をそこに注ぎ込むことなので、作品が戻ってきたことは、自分の分身が帰ってきた・・そんな感覚になり、とても嬉しいです。

私が、花やこういった装飾を始めるようになったのは、仕事場のニッチに飾れるものを自分の手で作ってみたいという小さな夢があったからでした。
同時に、男女共同参画の情報紙編集をしようと思ったのも、女性ばかりの我が家の仕事場の環境を良くしたい、働く側の彼女たちの置かれている社会状況をよく理解したい・・と思う気持ちからです。
したいことは、どちらも生計を立てている家業が原点だったのだと、ディプロマを頂いて再確認しています。
そして、そこから広がるこれからは、どんな感じになっていくのだろうか・・と。

今手掛けていることを、いずれは繋げていきたいです。
色んな人に出会って、これからももっと人に出会って、今はまだ見えない何かが繋がっていくこと。
自分の夢の輪郭を、ぼんやり描いています。

2016年12月8日木曜日

野らぼう

高校時代の同級生に、実に25年ぶりに再会してきました。
まわりまわって彼女の今を知って、ずっと会いたいと思ってようやく実現。
前から気にはなっていたけれど、今こそがベストタイミングだったのではないのかな・・と、帰り道思いました。
人口30万人を超える中核市のいわき市は、昔、大規模な市町村合併をしたのでとても面積の広い市になりました。
だから行きたい目的地がすぐそこでも、車で程よい時間運転します。
同じいわき市なのに分からない道もたくさんあって、私はまだまだカーナビが頼りです。
一緒に行きたいと言ってくれた編集委員さんに、目印は青色のクボタの看板ね!と前もって教えてもらっていたので、どうにか見過ごさずに到着できました。

そして・・目の前に現れたのは、田んぼに囲まれたビニールハウス「野らぼう」。
彼女が丁寧に焼き上げたお菓子と美味しいものが、その中には並べられています。
大学卒業後10年間都内の飲食業に身を置き、心も技も自己研鑽して地元に戻ってきた彼女。
同級生とは不思議なもので、どんなに月日が流れても、あの頃のように話せるものなのです。
差し出されたお茶がとても美味しかった!
あれも、これも、と話しが盛り上がりハウスの中に留まる事、私たちの滞在は・・2時間近く!(笑)。
本来の目的である米粉クッキー、プリン、ジャムは最後に手にして、幸せな気持ちで帰ってきたのでした。

被写体はいつも花関係がメインとなるこのブログ。
こんな素敵な名刺と、温もり溢れる彼女お手製の美味しいものたちを前に、どこに焦点をあてればよいのか迷います(笑)。


「これも食べてみて!」
と彼女に頂いたゼリーが、また美味しい。
クランベリージュースと水出し紅茶の二層仕立てになっていて、酸味と紅茶の上品な香りが心地好い味わいです。
5人家族の我が家は、美味しいものを見つけると争奪戦になります。
今朝は子どもたちに頼まれていたこともあって、カスタードプリンと米粉のフィナンシェは皆の口に届くように人数分求めました。
この頃小麦粉に敏感な長女も大喜びの米粉菓子が、私にも娘にもありがたいのです。

野らぼう経営の友人のステキな笑顔。
私はきっと彼女にまた会いに行ってしまいそう。
気構えず素の自分を出せて話せる・・。
彼女には、私をそんな気持ちにさせる不思議な魅力があります。


2016年12月7日水曜日

Cappuccino Art

年の瀬に、今月は編集会議が3回も (笑)。
書いたものがある程度形になり、見通しが効くまでは頑張りたいものです。
予定が立て込んでいた今日は、ちょっとだけ早めに会議を失礼して、約束の場所へ向かいました。

友人が企画してくれた“はじめましての会”(私が勝手に命名しました・・笑)。
連絡の取れるたっちコラムのメンバーで会って、色々お話しましょう!というもの。
相手方の顔も分からないので、私はドキドキでした。
お会いできたお二人(AssortClothさん、aroamaまさん)は、子育ての先輩でもあるので、どんな育児書よりも身近で、身に染みるお話を聞かせてもらうことができました。

cafeSHUCROOMのランチ、デザートまでいただいて、美味しくて幸せなひとときを過ごせました。
今回楽しみにしていた一つが、カプチーノ。
もこもこの泡で描く・・ラテアートを一目見たかったのです(笑)。

先ずは雪だるま。
・・可愛すぎます♡


続いて私に運ばれてきたのは、女の子。
しばらく眺めていたくなるほどです。
ふわふわな泡の中へ、おそるおそるティースプーンを入れたのでした(笑)。


初めてお会いしたのに共通点もあって、和やかな時間でした。
また機会があればぜひご一緒したいです。
それから企画してくれたまるたまさん。
彼女のフットワークの軽さや、思いを具現化する行動力にはいつも感動します。

そして・・今日の午後も乗り切れたのは、Cappuccino Artのおかげです。
人をほっこりとした気持ちにさせてくれるお仕事・・素敵です。

2016年12月5日月曜日

Nordic Strauss

師走に入り、もう5日が過ぎました。
毎日の予定を確認しながら、時計とにらめっこする日々が続いています(笑)。
友人が、“忙しい”という字は、“心を亡くす”と書く・・と言っていたことを思い出しました。
“慌ただしい”は、“心が荒れる”・・。
いつもより急ぎ足の今時期ですが、心を荒らしたり亡くすことは避けたいですね(笑)。

さて週の始めは、花時間。
花教室で草花に触れて一週間を始められることに、悦びを感じています。
先週に引き続いてクリスマスカラーですが、今日はちょっぴり北欧風な感じがします。
アカヅルを巻いたリースに、黄色のサンゴミズキを挿して円錐状に。
これがベースとなって、花材をスパイラルに入れていくというもの。
木の枝や、姫リンゴの赤と手毬草の緑色、それからコットンのもこもこ感が、私の思うところの北欧風(笑)。
紫色のカラーが程よく挿し色になっているようです。


今日の主役は、可愛らしいクリスマスブッシュ。
オーストラリア原産のこちらは、クリスマス時期(現地では11月~1月の夏)に開花するらしいので、この名前がつけられているとか。
日本であれば、5~6月に出回るそうです。
真っ赤な部分は花ではなく、花が落ちた後の肥厚した萼の部分。
本来の花は星型白色の小さな花弁をつけるみたい。

「クリスマスブッシュっていうけれど、24~25日までは持たないのよ。今だけの真っ赤な姿!」
そんなことを先生が仰っていました。

生花は儚くて・・。
だからいい。
今だけの美しさを家族とシェアして、記憶に留めています(笑)。


2016年11月28日月曜日

Candle Wreath ~巻かれたもの~

今日は、クリスマスを意識したシーズナリーレッスンでした。
ツリー型かリース型かを選んで、皆さんそれぞれに作品を仕上げていきました。
私は迷わず後者を(笑)。
籠の上にリースを形作って、中にはキャンドルを置きます。
蔓や柔らかな枝、茎の長い素材をクルクルっと巻いた作品は、どことなく愛らしいです。
しっかりとしたアカヅルの上には、匂いが癖のあるシッサス(エレンダニカ)を。
自然素材だけを用いて作るリースは、仕上がりを見ていると素朴な感じがして肩の力がすうっと抜けます。
ナチュラルなキャンドルリースの出来上がり。


フレッシュグリーンは、雪冠杉。
雪が被さったように見えるので、この名だとか。
先の方だけ淡い緑色です。
スギの香りを楽しみながら作れたので、清々しい気持ちになれてとても癒されました(笑)。

シキミアの赤とスギの緑。
自然のクリスマスカラーは、優しい色です。

クリスマスの飾りが部屋のどこかにあると、外の用事が重なってもすぐに家に帰りたくなります。
温かな飲み物を手で包みながら、ほっこり気分。
心和める・・束の間の安らぎを得られます。






2016年11月26日土曜日

20年目のChristmas Wreath ~たっちコラムvol.10~

2016.11月号(No.90)のこどもたっちコラムです。



花をあしらう喜びに初めて出会った頃、私の通う教室では毎月季節のアレンジを作りました。
11月はクリスマスリース。
当時は先生が用意して下さったアケビの蔓を、太い部分からしならせて自分好みの大きさに巻き付けました。
すでに水分の抜けた固い蔓は、ぬるま湯につけて柔らかくしてから使います。

結婚当初は、永遠の愛や命を象徴する“リース”を一度は作ってみたいと願っていたので、気持ちの膨らみが直径50センチもの大きさになりました。
年に一度の出番も、今年で20年目。
シナモンスティック、鈴付きエンジェル、ポインセチアの造花など、埃を拭っては取れてしまう飾りをグルーで付け直しての“リペア・リース”です。


蔓状の植物・・例えば我が家ならプランター育てのアサガオ、ブラックベリー、ブドウなど。
まだ水分がある秋口に必要な分をカットしてリース状に形成しておくのも一案。

飾りには子どもたちが集めておいた宝物、捨てられずにとっておいたギフトリボンもアイロンを当てて再利用します。
クリスマスまでのひと月を、親子で指折り数えて待つリース作りになりそうです。


2016年11月25日金曜日

冬の赤~Pincushion Strauss~

このところ、冬の始まりを感じます。
数日前の地震と、初雪には驚きました。
誰もが東日本大震災を思い出して、私も鬱屈した気持ちになりました。
でも。今朝の見送りでは、子どもたちが水たまりに張った薄氷を割るのにとても嬉しそうで・・、彼らにまた元気をいただいた次第です(笑)。

さてハロウィンが終わると、アメリカでは感謝祭(Thanksgiving day・・今年だと昨日)。
イギリスからアメリカに渡った清教徒(ピルグリムPilglim)たちの初めての収穫を記念する日だそうです。
そして、一か月後にはクリスマス・・と。
イベント続きで、家の中も街も賑わい盛り上がるのだろうかと・・想像が膨らんでワクワクします。

我が家では一昨日の祝日に、仕事場と自宅にそれぞれクリスマスツリーを出しました。
いよいよ気持ちも日常も、暮れの慌ただしさが顔を出し始めました。

私は年に二回、無性に“赤い色”が恋しくなる時期があります。
クリスマスとバレンタインデーのイベントの季節がそうです。
普段はそうでもないのに、外の寒さ?はたまた人恋しさ?がそうさせるのか、心に灯がともるこの色を欲するのです(笑)。


縫い針を挿したような花は、“ピンクッション”。
他にはケイトウとヒペリカムが赤繋がりです。

ここ立て続けに、生花レッスンは教室がお休みでした。
花ロスに陥らないほどの忙しさだったので、どうにか心はもちましたけれど(笑)。
さすがに今週末は、キッチンも花がなくて寂しいので・・飾りました。

「自分で花材を選び、自分の手で組んでみるのが、花習いの醍醐味でもあるよね」と。
以前先生が仰った言葉ですが、いつも私の心の中にこだましています。

自分で小さなシュトラウスを組んで飾る・・。
早朝の寒々しいキッチンに、夕時皆が帰ってくるキッチンに、冬の灯りがともりました(笑)。

“ピンクッション”の花言葉は、“どこでも成功を!”
花に恋するわけは、この花言葉を知ることにもあります(笑)。



2016年11月16日水曜日

Dammann Fréres~Caddy Arrangement~

紅茶缶ってとても好き。
そこに佇んでいるだけなのに、どうしてこんなに素敵なのでしょう。
頂いた紅茶、自分で購入した紅茶・・茶葉もすっかりなくなると、ちょっとお洒落な菓子缶同様に大切に戸棚にしまってしまいます。

先日誕生日を迎えた一番上の子のお祝いの際に、茶葉も残り僅かな紅茶を淹れました。
銘柄はダマン・フレール(No17)の“7PARFUMS”。
ベルガモット、レモン、ハスの花、ピタンガ、イチジク、バラの花びら、オレンジピール・・7つの香りを閉じ込めた美味しい紅茶でした。

空っぽの缶の残り香も甘酸っぱく、“サヨナラ17歳”の想いを込めて紅茶缶アレンジを贈りました。
真ん中にはオルネフラワーを添えて。
早速、部屋の片隅に置いてくれたようです(笑)。


中に入れたオルネフラワーは四つ葉模様(Quatrefoil・・クアトレフォイル)。
この4っていう数字。
あまり好まれていないようですけれど。
3、5、8(これは偶数)の黄金比をもつ花弁数とは別に、例えばハナミズキのようなあのフォルム・・私は安定感があって好きです(笑)。


きちんと製造された花器も好きですが、身近な何かに入れるのも好き。
ジャムやワインの空き瓶、ガラスピッチャー、ティーポット。
紅茶缶なら、ペン立てにもしています(笑)。
よく母が割れてしまった陶器やガラスの容れ物に、観葉植物やハーブを飾っていました。

使い終えた後のお気に入りの行く末を、日常に見届けられれば私も幸せ(笑)。
素敵な紅茶缶に出会い、そこにアレンジを入れてみる・・そんな楽しみをひとつ見つけました。

2016年11月15日火曜日

絵本 どんぐり ころころ

明日の読み聞かせは、2年2組の担当です。
来月は仕事と重なったので残念ながら参加できず・・私は今年最後の活動になります。

イベント先取りで師走向けの本でも良かったのかもしれませんが、低学年向けに今年どうしても読みたい本があります(笑)。
自然きらきらシリーズ『どんぐり ころころ』(偕成社)です。


となりのトトロにも出てきたでしょ(笑)。
トトロからもらった笹の葉包みの木の実は、庭に蒔いたらトトロの念力で大木になっては束ねられ翌朝には消えてしまったけれど・・現実に木の実は芽を出していました。

本当に芽を出すのです(笑)。
公園で拾ったどんぐりを秋に土の中に埋めたらね。
末っ子は興奮、私は感動。
当たり前の自然の姿ですが、可愛らしいコロコロどんぐりから芽を出し、今尚、成長中。


末っ子管理の鉢植えの広葉樹林は、そろそろ広く根を張り出した雰囲気で苦しそう。
いよいよどこかに植え替えかな(笑)
子どもたちは、今年はどんな秋を見つけたのでしょう。
明日は読み聞かせと一緒に、我が家のどんぐりの成長話も写真を携えながらしてみます(笑)




2016年11月14日月曜日

Supermoon と 絵本「宇宙」

月を見て、何かがいつもと違うな・・と思った昨夜(笑)。
東に浮かび始めたお月さまが、異常に大きく見えました。
今夜の満月は68年ぶりの“エクストラ・スーパームーン”ですって。
昼間は雲も出ていましたが、日も差し込んで今夜はイケるかな~!と期待しましたけれど、残念ながら私の住む場所は再び曇り空。
でも・・いつも月が顔を出し始める山の向こう側が何やら明るい!
見えるかしら、どうかしら(笑)。
地球に超接近した満月の神秘的な姿を、どうしても見たいのです(笑)。
次回は18年後の11月だそうで・・世の中も私自身もどうなっていることやら。

画像は「PhotoMaterial」さんよりお借りしています(→

1961年に公開になった映画『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany's)』の挿入歌「Moon River」は主役のオードリー・ヘップバーン自ら歌ったことで有名ですが、アコースティックギター片手に、囁くような彼女の素敵で愛らしい歌声が心に響きます。
月を見上げて静かに夜を過ごしたいとき、決まって思い浮かぶ歌がこの曲です。


今夜のおやすみ絵本は、夜空を見上げるつながり(笑)!
気が遠くなるような宇宙の広がりを知る、絵本『宇宙』です。
末っ子の大好きな『カラスのパンやさん』を代表とする“おはなしシリーズ”や、“だるまちゃん”シリーズでお馴染みの加古 里子(かこ さとし)さんの絵本なので、喜んでくれるかな。
ノミの大きさから始まって、地球を出て宇宙へ旅するお話は、大人も楽しめる科学絵本。

きっと、無限に広がる展開に彼女はうとうと・・してしまうでしょうから今夜だけでは完結しませんが。
ベッドに横になり寝る前のあたたか絵本タイムは、私にも心地よく・・明日も生き抜く力を与えてくれます。
月のことを考えると、ドキドキ・・ソワソワ。
自然、科学、環境、宇宙、、、その類がやっぱり好きなのです。




2016年11月13日日曜日

平成28年度「男女共同参画の日」事業~つるの サンカク~

秋晴れの穏やかな天候に恵まれた今日。
日の事業開催に先立って、いわき応援大使に就任されたつるの剛士氏への委嘱状交付式が行われました。
いわき市ではこれまでも、市にゆかりのある45人と一団体をいわき応援大使に任命してきました。今春催されたいわきサンシャイン博のメインゲストだったつるの氏の妻が、いわき市出身であり何度もこの地を訪れていていること、上のお子さん3人もいわき生まれであること・・。
第二の故郷と仰るつるの氏の、明るく元気で優しいお人柄溢れる交付式となりました。

後半では川柳やフォトコンテストの表彰式も滞りなくとり行われて、いよいよ“つるの サンカク”トークショーが始まりました。
NPO法人 OYAKODOふくしま代表理事 横田 智之氏、いわきのパパ代表 猪狩 僚氏、そして中央につるの剛士氏。
登壇した3人の子育て真っ只中メンズトークに、私も夢中で聞き入りました(笑)。


さてさて、これからのお仕事は本日トークショーの文字起こし。
持参したボイスレコーダー頼りに、一番お届けしたいトーク内容を忠実に文字化すべく編集委員の皆で頑張ります(笑)。

今年いわき市は、市制施行50周年の記念すべき年。
ふるさといわきが、これからも末広がりの街になることを祈りながら次号Wing発行へ向けて始動です。

つるの氏、横田氏、猪狩氏。
本日は育児、仕事、それからパートナーとの素敵な関係を築き上げるヒントを教えていただきありがとうございました。
益々ご縁が深まったいわき市へ、是非ともまたお越しくださいませ。
これからも皆様のご活躍を心よりお祈り申し上げます。

2016年11月12日土曜日

Spring Charm

冬の始まりを思わせたここ数日とは打って変わって、小春日和の日中でした。
小学校のおまつり準備のために、末っ子と朝早く家を出て・・係の方々と担当の“玉こんにゃく”作りのお手伝い。
割り箸に4個ほど玉こんにゃくをさして、割いたするめと一緒にたれの中でことこと煮込んで・・とても美味しく仕上がりました(笑)。

午後の一番ぽかぽかの中を帰宅すると・・“オキザリス”がお出迎え。
朝出かけるときは、まだくるくるっと花弁は閉じていたのに、可愛らしく開いていました。
曇っていたり日陰になると閉じてしまう性質があるので、こんな風に暖かな日差しの中笑っているオキザリスを見ると、こちらまで笑顔になります。
どこにでも自生するカタバミの仲間・・名は“スプリング・チャーム”って(笑)、愛らしいです。


私の街は、只今雲一つない夕空です。
穏やかで暖かで、まさに“Spring Charm”のような子どもたちの笑顔がいっぱの今日のおまつりでした。
明日は、いわき市男女共同参画センター主催“日の事業”です。
冬ごもり前の秋は、行事がいっぱいです(笑)


2016年11月9日水曜日

竹生島宝厳寺~琵琶湖に浮かぶ聖地~

学生時代の仲間たちとのシニア同窓旅行。
今回、父の向かった先は滋賀県でした。

東北に住んでいると、少なくとも私にとっては関東から西のその先は未知であり冒険であり(笑)。
この先年を重ねて子育てもひと段落したら、日本国内至る所へ訪れて、旅先の風景や歴史を心に留めたり、その土地ならではの食の楽しみも味わいたい!という夢があります。
滋賀県と言えば、すぐに思い浮かぶのは琵琶湖、比叡山延暦寺、彦根城、信楽焼・・。
父にとって気心知れた友達との近江滞在は、きっと観光スポットを訪れた喜び以上の楽しい思い出ができたのではないかなと思います(笑)。

それから、三人それぞれに御守りを貰いました。
出先でも孫を思う父の気持ちがありがたいです。


琵琶湖に浮かぶ聖地「竹生島宝厳寺(ちくぶしまほうごんじ)」は日本三弁才天の一つ。
西国三十三ヵ所観音霊場の第三十番札所だそうで・・宝厳寺の唐門は豊臣秀吉の大阪城唯一の遺構と伝わり、国宝に指定されているとのこと。
竹生島宝厳寺ホームページからバーチャル拝観が出来ます。

行ったことも見たこともない竹生島。
水の神様が棲まう、まさにパワースポットなのでしょう。
御守りって、色んな邪気を祓ってくれそうな神聖な感じがします。



2016年11月7日月曜日

ネリネの花束~Strauss~

生花レッスンが終わるといつもすぐに帰宅して、花をキッチンの定位置に飾ります。

「寒くなってきたのに、頑張っている感じだね。」
昼食時に帰宅した彼がアレンジに目をとめて、最初に放った言葉でした(笑)。
ピンク系統の花たちだけに留まらず、生花の放つ“気”は見るものにいつも元気をくれます。

今日のレッスンは小さな花束でした。
スパイラルでうまく花たちをまとめられれば、花器に容れなくても花束だけで自立するはず。
恐るおそる手を放したら、どうにか・・立ちました(笑)。


王道的な今日の主役は、スプレーカップ咲きのバラ・・“ウィステリアージュ”かな。
花弁はウェーブがかっているので、開いたらきっと華やさ満開。
ライラックピンクの色味は、ユーカリのシルバーリーフと相性抜群だそう。
近くで見ると、幾重にも巻かれた花弁の美しさにときめきを覚えます。


本当の主役は、こちらのネリネ。
ヒガンバナの仲間ですが、ちょっぴり開花時期が遅れて今が旬の花。
一本のステム先に何個か花をつけて、長持ちするそうです。
お日さまの下では、きらきら輝いて見えるから“ダイヤモンドリリー”との別名もあるそうで、小ぶりで可愛らしく華やかさも感じます。

ネリネの花言葉は、“また会う日を楽しみに・・”。
そんな意味を確認したら、しばらく会っていない人の顔を思い浮かべました(笑)。

花って、どうしてこんなにも美しく咲くのでしょう。
憧れを抱いて想いを寄せる・・。
花時間は、いつも私をそんな気持ちでいっぱいにさせます。



2016年11月5日土曜日

唯一無二の弽(かけ)

弓道を始めて2か月ちょっと経った次女と、初めての弓道具を買いに地元の弓具店へ行きました。
民家の一室にはずらりと弓が並べられていて、とても美しい!
竹の優れた特性を生かしながら作られた弓も、時代の流れと共に安価で大量生産できるグラスファイバー素材の弓が出ているとのこと。
自然素材の竹の弓は、温度や湿度の影響を受けやすいから、きっと手入れも大変なのかな。
必要なもの、大切なこと、私には全くわからないのですけれど・・これから色々とお世話になります。
(以下、数枚の写真は店主の許可を得ています。)


もうご年配になられるお店のご夫婦。
長い間弓具を作られている中で、地元の神社への奉納の話や、「昔は福島県の“夏休みの友”に仕事をしている様子を載せていただいたこともあるのよ」とのエピソードも伺いました。
娘さんもお越しになって、弓道を志す娘に色々と指南していただきました。


今回の目的は、彼女にぴったりの弽(かけ)を購入すること。
弓を引く際に手に身につける鹿の皮から作られる道具で、弓道具の中では一番に重要な道具だそうです。
使えば使うほど、自分の手の形になっていく唯一無二の弽(かけ)。
“かけがえの無い”大切なものだから、この語源はこの“弽(かけ)からきている・・と言う説もあるのだと伺いました。
匠の手でフィッティングしてもらっている間は、見ているこちらもドキドキ・・。
弓道の一連の所作から、心と体を鍛えて欲しいな・・と思います。




2016年11月3日木曜日

Bacchus ~Autumn Wreath~

今日は陽射しがまろやかだこと。
11月に入って、ますます秋が色濃くなりました。

祝日前夜はちょっとだけ夜遅くなってしまっても良いかな・・と思ってしまいます。
昨夜は秋のリースを作りました。
秋と言えば・・私は“Bacchus(バッカス)”。
バッカスはローマ神話のお酒と豊穣の神を意味するわけですが、バッカスをどうしても思い浮かべるのは子どもの頃に習っていたバレエ組曲『四季』(グラズノフ作曲)の第四場“秋”・・バッカナール(バッカスを称する酒宴の踊り)の、豊かで悦びと祈りに満ち溢れているこの組曲が、大人になった今も強烈に脳裏に焼ついているから。
冬から始まり、春、夏、フィナーレの秋。
それぞれの季節を妖精演じる生徒が舞うのですが、私は春の妖精でバラの踊り、姉は秋のバッカスの巫女を演じました。
葉を落とす冬に向かう前の、収穫の秋に相応しい“Bacchus”がイメージ作りを助けてくれました(笑)。


日中は卒園した幼稚園のバザーへ、末っ子と二人で伺いました。
三姉妹年が離れていると、せっかくの祝日も行動がバラバラでちょっぴり寂しくなります。
くるっと回るリースのように毎年秋は巡ってきますが、子どもの成長は一つとして同じ年がないので、今年は今年しか知ることのない秋を忘れないように懸命に記憶に留めているところです。

13分近く続く、第四場“秋”。
クライマックスを久しぶりに聴いて胸が熱くなりました。
植物と同じくらいに、音楽もまた生活を豊かにしてくれるものです。





2016年10月28日金曜日

初めての学習発表会

「必ず今夜作るからね。」
・・そう言って、彼女を眠らせてから作りはじめて、先ほど完成(笑)。

明日は末っ子の初めての学習発表会です。
姫さま役を頂いた娘の頭に飾るリボンは、シュシュでいいと思っていたのは私だけ。
突如作ってと言い出したのが昨夜だったので、とりあえずのリボン作りをしてみました。
先日作ったジュエリーリーフを真ん中に入れたら、女子好みの仕上がりに(笑)。

登校時から髪に結んでいくので・・帽子が被れないことは必至ですけど。
目覚めたら、喜んでくれるかな。


今日は久しぶりの雨降りで、肌寒い一日でした。
寒かろうが、明日が初めての発表会だろうが、彼女はあまり動揺はしていない様子です。
一番のドキドキは、母である私(笑)。
ビデオの充電は?寒さ対策は?(体育館はとても冷えるのです)
上の娘たちに一つひとつ確認されて、今度はタジタジ・・。
年の離れた妹の演技を楽しみにしている姉たちのためにも、録画のミスは許されません(笑)。
末っ子の“初めて”と“成長”を明日は見届けに行ってきます。

2016年10月26日水曜日

Sweet dreams ☆

ホッと安堵のため息をつく今夜・・。
今日は、私の担当方部のPTAの研修が一先ず無事終わりました。

講演会を開催する学校へのあいさつから始まった夏前。
限られた予算の中で、講師を選んでいただくことも心苦しかったですが、一緒に運営した下さった校長先生はじめ諸先生方、役員のお母さんたちには今回もたくさん助けていただきました。

いつも勉強になるな・・と思うのは、下準備段階でのレジュメを作ること。
これまで残してきたデータがあればこそ、今年もまた次年度もより良いものになっていくのではないかと思っています。
もちろん反省点も多々ありますけれど(笑)。

今日のことをまとめるという作業は、共同参画のレポート作りと一緒です。
でも、大切なことを分かりやすく限られた文字数で書く作業って、思った以上に大変です。
国語が苦手だった私の、ここ一番の乗り切りどころ(笑)。
コラムの〆切も間近ですし、別フィールドでの文書作りもこれから。。。
今夜は憂いになる前に、寝ます(笑)。

体も心も寝ることでリセットして、清々しい明日を迎えたい。
私の毎日はすごろくのような日々ですが、その日を乗り切ることが大切に思えます。
振り出しに戻るような感覚に陥るときでさえ、必ずもう一度ゴールへ向かうと信じて。

・・おやすみなさい☆




2016年10月25日火曜日

季節外れの紫陽花~Strauss~

今朝、母が一輪の紫陽花を私に差し出しました。
「あなた、飾るの好きだからどうぞ。」って(笑)。

季節外れの紫陽花です。
もちろん色はすっかり別色になっていますけれど、とてもシックな秋色へ変化していました。
大人の遊びごころか、花ごころか・・一本だけ切り落とさずに残していたのは、その多彩な変化ぶりを楽しむためか(笑)?

外からの恵みをいただいて飾るというのは、とても贅沢に感じます。
それにしても、どの紫陽花?あちらの?それとも、こちらの?
最後まで最後まで楽しませてくれた今年の紫陽花さん、本当にありがとう。
母から貰ったのは、フォト下部の・・抹茶色の一輪です。


自然な虫食い具合が、またいい味を出しています(笑)。
午前中は用事を済ませながら、スーパーの花コーナーを覗きました。
あるのですね、今時期きれいな紫陽花が。
クラシカルな色合いのトルコキキョウも合わせて持ち帰りました。
本日のセルフトレーニング・・季節外れの紫陽花シュトラウスの完成です(笑)。

(この時期に紫陽花なの~!?)
帰宅後、家族の驚く顔がとても楽しみです。



下処理段階で、トルコキキョウの花顔がぽろりと取れてしまいました。
可愛そうなのでいつもの如く、お猪口に挿そうかと思います。
こちらも、最後までがんばってね。


2016年10月23日日曜日

香るハロウィン卓上装花~たっちコラムvol.9~

2016.10月号(No.89)のこどもたっちコラムです。


末娘と二人で訪れた秋の店先、某100円ショップ。
『暮らしがはずむ、魔法をあげる。』・・何気なく目を止めたキャッチコピーが胸を躍らせます。
ハロウィンへ向けて、今月は母娘一緒に作品づくりを楽しみました。

二人の約束は、全ての材料を100円ショップで調達すること。
さて、何を取り入れようか・・、娘も私も陳列棚を覗く眼差しは真剣そのものです。
容れ物にはレザー風マルチケースを選び、造花やピック、チュールネット、ファーなど、購入したアイテムを一つひとつばらして組み合わせる作業からスタートしました。

卓上に飾ることを想定したので、全体のシルエットはどこから眺めても落ち着きのある“ホリゾンタルスタイル”に決定です。


娘のお気に入りは、ナチュラルフラワーにラベンダーの香り付けがされてあるポプリを入れたことです。
ほのかに穏やかな香りが漂って、完成後は小悪魔的な卓上装花から安らぎを受け取っています。
本来は外国の宗教的意味合いのある行事“ハロウィン”。
国境を越えた異文化に、親子でちょっぴり触れられる楽しい花時間になりました。



2016年10月19日水曜日

Vegetativ ~植生的~

Vegetativ(ヴェゲタティーフ)とは、植生的。
先日の生花はあくまでも自然に、お日さま目掛けて生育する姿を再現するレッスンです。
造形理論に沿ったドイツフロリスティックのひと時を堪能しました(笑)。

花材は、これまでも用いたデルフィニウム、トルコキキョウ、ミニローズ(エクレール)、手毬草、斑入りアイビー。
店先から先生がミスカンサスを摘んできてくれて数枚入れました。
新しい花材と言えば、淡いピンクにグリーンの筋の入った“アルストロメリア”。
母がよく球根の鉢植えで楽しんでいるので、この花は専らそうやって楽しむものだと私はずっと思っていました(笑)。
地植えして切り花で愛でることもできる!・・今回の新しい発見です。


黄金比やらグループ分けやら、挿し方まで色々訳があることを教えていただきました(笑)。
完成後、皆さんの作品を並べて、尚且つ先生の仕上がりとも見比べてみて。
それぞれに個性が出ていて、見ることもまた勉強だと思いました。

それにしても、先生の作品は、なぜ花が生きるのでしょう。
真似てみることから・・これからも始めてみます。

花の力は、たとえ切り花でも生きる力に溢れています。
下を向いて過ごしたくなるとき、そうでなくても慌ただしくて周りがちょっと見えないとき。
真っ直ぐ背筋を伸ばして佇む花たちに目を止めて・・元気と冷静さを貰っています。