2017年2月27日月曜日

母と娘~くらし随筆(4) いわき民報~

私も時折抱く、このモヤモヤ感(笑)。
母と娘の確執本・・。
この類の本を読んでみて、多かれ少なかれ何かしらの思いを母娘関係に抱く人が多いと知りました。
私には息子がいないので、その関係性を身をもって知ることはできませんが、仮に息子でも娘を持つのと同じように、母と子の問題は時代の変化に関係なく、これまでもこれからも続くものなのではないかな・・思います。
虐待やネグレクト、逆に子が親を敬遠したり、精神崩壊による悲惨な事件など・・胸を引きちぎられるような出来事を知るたびに、母子関係や父子関係で生まれるモヤモヤはとても根が深く、難しい問題だと思うのです。
既定の460字という文字数では到底収まるものではなく、それぞれが抱える心の闇は本当のところは、当人しか分かり得ないものかもしれないです。

一つの母体から生まれた子の命。
私と母の関係から良いも悪いも学ぶことは全て、娘たちとの関係に活かしたいと思います。
自戒の念を込めて、世の中の母娘も、命すり減らすことなく人生を全う出来ますように。

・・そうは言っても、やはりそこは母と娘(笑)。
自立したもの同士、お互いに「自分を律する力」を鍛え、適度な母娘関係を保ちながら、女性同士の気持ちを一番に分かり合える間柄でありたいと思うのです。


2017年2月25日土曜日

いわき WOMAN FESTA「女性が輝ける未来を目指して~今、伝えたいこと~」国谷 裕子氏

本日の 「いわき WOMAN FESTA 」は、穏やかな天候に恵まれて無事終了しました。
ゲストにキャスター 国谷 裕子氏をお招きして、ご講演頂いた前半70分は瞬く間に過ぎ、私自身興奮冷めやらぬまま、後半へ突入。
初めてファシリテーターを務めさせて頂いた、第2部のワークショップ。
講演後の国谷さんにもご参加頂き、人材育成講座を受講された方々や一般参加の皆さんと一緒に、互いの思いを共有できる一時間となりました。


国谷さんが大学を卒業された年は、私が小学校へ向けて入学準備を始めた辺りの年。
あの頃の日本は、それから現在に至るまでの国内外とはどんなだっただろうか・・と、これまでの日本の歴史と女性の生き方を照らし合わせて、話を聴いておりました。

偶然にもキャスターとして生きることになった国谷さん。
変わりゆく時代の中で、大きな挫折も経験されたとのこと。
いつの間にか、キャスターとして認められる人になりたいと・・苦境をリベンジする強い思いを抱き、それは原動力となって、「クローズアップ現代」という番組に23年間にわたって挑戦し続けたことへと繋がっていきます。

女性が輝ける未来を目指すには、まだまだ課題もあります。
仕事を持つ女性が多い現代では、女性同士が互いに悩みをシェアし、至る所で声をあげていく事が大切だと仰います。
トップ、男性の意識改革ももちろん必要だと・・。

テレビという媒体だけでは知ることのない、国谷さんの心の声を聴くことが出来ました。


さて、後半ワークショップのテーマは、「ピンチをチャンスに変えるには?」です。
私たちの置かれている状況は様々ですが、困難をチャンスに変える方法というものを、ワールドカフェ形式で各テーブルごとに今回じっくり話し合ってみました。
人材育成講座を受講された男性の皆さんによる淹れたてコーヒーを味わいながら、心打ち解け合えたひと時でした。

ピンチとは・・子育て、仕事、夫婦のことなど。
人の考え方をシェア出来るって、とても幸せなことのように感じます。


国谷さんより、最後は色々と感想を頂きましたが、私がとても印象深かったのは・・。
これまでの努力や苦労があるのだから、絶対どんな時も出来ると自分に言い聞かせること。
ご自身が歩まれた軌跡と、番組のキャスターを長年務められた中で、相当なエネルギーを費やされた国谷さんのひと言には、言葉の重みがありました。

本日はお忙しい中いわき市へ足を運んでくださいましたことに、心からの感謝を申し上げます。
これからも、更なるご活躍をお祈りしております。
本当にありがとうございました。

2017年2月22日水曜日

RosePetalCake ~たっちコラムvol.13~

2017.2月号(No.93)のこどもたっちコラムです。


洋服、コスメ、インテリア、花束など。
どのような色合わせを好みますか?
花雑誌を眺めると、鮮やかな色づかいに憧れ、素朴な自然色の重なりに癒され、パステル同士の甘さに心奪われ・・。
あれこれ惹かれてしまう女心は、つくづく欲張りだなと思います(笑)。
心が安定する色は人それぞれ異なるので、本屋さんで手にした色彩心理効果の手引き書を片手に、花材をあれこれ考えるのがこの頃の楽しみの一つです。
私が惹かれる安定色の一つに、ピンクとグリーンの配色があります。
両方の色味を味わえるワイヤー入りリボンが今回の主役です。



淡いカラーのローズペタル(花びら)を貼り付けて、ケーキ仕立てのアレンジを作りました。
今月のバレンタインから雛祭りまでは、スイーツもチョコレートから桜餅へと変化する甘いひと月。
朽ちにくく可憐なプリザーブドペタルのケーキは、どちらのイベントにも飾り通せるような雰囲気です。
今年もささやかながら、黒一点の夫も巻き込んで、娘たちと春の女子祭り。
リアルなスイーツの誘惑には、いつもながら勝てないのですけれど、ね(笑)。


2017年2月20日月曜日

土曜学習活動~くらし随筆(3) いわき民報~

子どもの興味・・というのは、一体どこにあるの?
私たち大人の中には、子どもの頃の些細な出来事がきっかけで、探求心が芽を出し、更に根を張りぐんぐん伸び・・後に花開かせた人が数の中にはいるかもしれない。
子どもたちにはもっと刺激を与えたいと思うし、学校や家庭以外の、地域やそれ以外の人とのふれあいの中で、世界が広がれば良いな・・とも思います。
親と子だけの暮らしの中では、我が家もどうしても視野が狭まってしまう・・。

そんなこんなで、今夜は土曜学習活動について。
子どもにいろいろな選択肢を持たせたいと思う親心があれば、やはり母親である私自身も彼女の目線で物事を見れるように、見聞を広めたいと思うのです。





2017年2月17日金曜日

静と動~春花饗宴~

今週のアレンジは、まさに春花の宴。
生花だからこそ・・菜の花、アイリス、桃たちの、こんなにはっきりした色同士でも、喧嘩せずに調和が図れるのかなと思います。

テーマは、「静と動」。
意外な程に、若い麦の穂が合うのは新たな発見でした(笑)。



 どれも主張があって、一つひとつを眺めると花の美しさにうっとりします。
ギリシャ神話では虹の女神(イリス)を意味する"アイリス"。
アヤメ科の花は一見区別がつきにくいものですが、それぞれに微妙な違いがあるので観ていて新鮮です。
俗にいう赤みがかった紫の「菖蒲色」とは異なる、青み紫。
発色の良い深い紫色が本当にきれいなのです。



お次は菜の花とスイートピー。
菜の花の香りは、ちょっと苦手ですが・・土手一面に広がる菜の花畑(というのかな)は春の風物詩。
菜の花色が眩しくて、足取りも軽くなりますもの(笑)
春の黄色は、心を躍らせます。


コデマリ(小手毬)に似た我が家のユキヤナギ(雪柳)は、この頃小さな若葉が見え始めました。
丸いこの小花を見ると、こちらを植えれば良かったかなと浮気心が芽生えます(笑)。
自然な弓状の流れで「動」を出す。
枝にはたくさんの小花がいっぱいです。


それから、待ちに待った桃の花。
とってもデリケートな花なので、あくまでも優しく優しく扱います。
梅→桃→桜‥と開花していきますが、どうやらお花屋さんでは真っ先に桜がお目見えし、梅、桃と見守りながら最後まで桜が居続けるとのこと。

春の三花。
あなたはどちらがお好みでしょうか^^

甲乙など付けられない私は、梅、桃、桜・・すべてに恋をしています(笑)。



2017年2月16日木曜日

Summer Melody...?

昨日のジム、今日の美容室・・外を出歩いて感じましたが、香りがちょっと違います。
まだ寒いですけれども少し空気が緩んで、心なしかお日さまの匂いが春めいていました。

気候には人の心も動かされるのか・・思いがけないできごともありまして(笑)、ますます春が恋しくなります。

ジム内の通路には、季節によって飾られる花があり、私はいつもそこを眺めるのが密かな楽しみ。
決して華やかなものではありませんが、トレーニング前と後に花を見ると、ホッと落ち着くのです。
こちら、ずーっとスプレーマムかなぁと疑っていましたが、何だか葉の形が幾分違うよう。
マーガレットの一つにもオペラ咲き(八重)があって、私の知っている昔ながらのマーガレットのイメージが覆されました。
きっと名前は“Summer Melody”・・(別名だったら、ごめんなさい)。
知らない花を見て調べる楽しみに、どっぷりつかっております(笑)。


学校の帰り道に、恋占いをしたマーガレットの思い出。
すき、きらい、すき、きらい・・・・すき♡
わざと“すき♡”で終わるように、花びらの数を逆算して一枚ずつ摘み取っていくなんて・・・文字を透かし見て、おみくじを引くようなもの(笑)。
今また、娘とその時が来たなら、今度は本気で占おうか‥と思います(笑)。

可憐で清楚な花です。
ピンクのマーガレット、花言葉は「真実の愛」だそう。
幸せ色の“Summer Melody”に、ときめきます。

2017年2月14日火曜日

Flower Valentineに憧れて・・

贈ったり贈られたりするから、プレゼントって嬉しいのかな。
言葉にできない気持ちを、花に託して心を表現すること・・。
世界標準のバレンタインデーは、男性から女性に花を贈るらしいのです。
そんなフラワーバレンタインに憧れて、ちょっとときめくフレッシュアレンジ。
我が家はまだまだ程遠いところにおりますが、そんな世の中の流れも今夜は彼に話してみましょう(笑)。

感謝しているとか、愛しているとか、全てがその花たちにぎゅっと詰まっていて・・まぁ、男女が置かれている状況にもよるでしょうけれど、花を贈る習慣は本当に素敵です。
花を手にして笑顔にならない人を、私はまだ知らないです。
花の色や香り、柔らかさ強さの前では、やはり人は心が無防備になるような気がします(笑)。
それに互いを思い遣って選んでいるときのその気持ちを考えると、たまらなく感動します。
贈り物・・で、いつも思い出すのは、アメリカの小説家“オー・ヘンリー”の『賢者の贈り物』。
男女が互いに大切なものを売りお金にし、相手にこれだと思う“櫛と時計鎖”を買い求めた先に辿り着く結末が、とても切なく確かな愛に満ち溢れた・・言葉では表現できない気持ちになるのです。

さて、スタッフさんたちからは、今年もお心遣いを頂きました。
私が出来ることはきっとまだまだあるはずで、いつも何かしらの気づきを貰えることに感謝しています。
女性の生き甲斐としての仕事場になり続けられるように、私もサポート頑張ります。







2017年2月13日月曜日

曲げわっぱ物語~くらし随筆(2) いわき民報~

本日は、我が家の昼食事情。
お弁当を作り出してもう何年になったでしょう。
冷やごはんなど食えるか!などとは決して言わない彼に感謝なのですが(笑)。
毎回入れる玄米や雑穀米も、天然材の調湿効果でふっくり香ばしく頂けます。
秋田杉のほのかな香りも魅力的。
使用後の汚れもさらりと落ちるのです。
日本の伝統技術・・曲げわっぱを使うようになってからは、今まで以上にランチタイムが楽しみになりました。
趣のある箱には私も五味五色を心がけて、目と舌で楽しめるようにおかずを詰めるように努力しています(笑)。
一つの箱に、和・洋・中・・なんて、テーマを決めて詰めるのもまた楽しい。
日本の「Bento」は、海外から見たらとても繊細で素敵な食文化。
今日は何が入っているのかな・・と聞いてくれる夫や子どもたちに、少しでも応えたいと思う気持ちが、早起きして頑張れる私の原動力なのです。
お値段こそ張りますが、お財布事情が許すのであれば心惹かれる方はぜひ‥お薦めです!



2017年2月8日水曜日

長女への想い

高校を卒業するまでのあと数週間、長女と過ごす時間がとても貴重です。
何だか、毎日夕食を作ってくれるのでありがたい。
お風呂掃除も、洗濯ものを畳むのも喜んでしてくれるのがありがたい。
次女、三女が帰宅すれば、母親の私は彼女にしたら「レンタル中」になるので、二人きりの時間は私自身も大切にしたいと思っています。

読み聞かせまでの時間・・。
今日は一緒に散歩。
土手の日本水仙が美しかった・・。


一時間近くはウォーキングしたでしょうか。
よし、ここを通って帰ろうか・・なんて寄り道。
そこは学校裏にある公園のどんぐり小径。
たくさん走って、凧揚げして、お父さんと鬼ごっこして・・。
いつの間にか思い出話に花が咲き、突如娘が覚えてる?と言い出しました。
「桜は、葉よりも先に花が咲く・・その理由を教えてくれたのはお母さんだよ。」

幼かった頃、満開の桜を見上げて話したことを、この子は覚えているんだ。
そう思ったら、私、泣けてきた。
見上げたら、まだまだ蕾は固くて開こうとしない。
でも、ちゃんと春は近づいているねって、また涙。
草花って、私はやっぱり好きなのです。


開店一番。
まだ誰も来ていないあの店で、今日は母娘ランチデート。
三人三様・・それぞれに娘を生んだとき、この子がいればもう私は何も要らない‥という気持ちを思い出して、また涙。
カフェの片隅にあった、誕生日大全なんていう分厚い占い本を眺めながら、食後は温かなカプチーノを頂きました。
生きていく道は自分で切り開く。
口に出して言ったことはないけれど、いつもあなたにはそう教えてもらっています。
どの子も、そこにいてくれるだけで、母は幸せです。
生まれてきてくれて、ありがとう!




絵本 ミロとまほうのいし

子どもたちが幼かった頃だから、もう10年以上は前になります。
友人が遠方より送ってくれた絵本「ミロとまほうのいし」。
今日はこちらを携えて4年1組に伺います。

この絵本に用意されている結末は、二つ。
“しあわせな終わり”と“かなしい終わり”。
お話の後半から、絵本が真ん中半分にカットされていてどちらの結末を選ぼうか・・と読む側に選択させるという凝った作りになっています。

作者のマーカス・フィスターは、夢のある絵を描く方だなと思います。
「にじいろのさかな」シリーズも、今回の絵本も、魚のうろこや光る不思議な石に、美しくきらりと光る細工をするから、それが特別なものだって・・我が家の娘たちはわくわくしながら絵本に釘付けでした。

谷川俊太郎さんの訳で広がるこの絵本には、自然の法則やいわゆる自然崇拝の価値観が分かりやすく描かれていると思うのです。

みんなの心にどんな思いがこだまするでしょう。
楽しみ(笑)。



2017年2月7日火曜日

南高梅

母の梅よりも先に花を付けた、夫の「南高梅」。
早くきてごらん!と嬉しそうに声をかける姿に、本当にこの人は「梅」が好きなのだなぁとつくづく思うのです。
結婚したての頃、ぷっくりとした南高梅を買ってきては、一つひとつ丁寧に拭き取って自家製梅酒を作り始めました。
それから、ゆとりのある年は時期になると楽しそうに仕込み出すので、いつの間にか私までも彼の梅エキスや梅酒を心待ちにしてしまいます。

二年前にいよいよ南高梅の苗木を購入しましたが、果たして実を結ぶかしら。

今年はたくさん花を持ったので、記念に一枚!


まだ背丈は1mぐらい。
とにかく素敵な樹形にするには、徒長枝をいずれは剪定しなくはならないし、そうしなければ彼の望む実もつくことはないだろうな・・。
たくさん出始めた若枝をぼんやり眺めた先の思いは、その手間のこと(笑)。

梅の隣にはさくらんぼの低木があって、やはりそれも彼が勝手に植えたものなのです。
まぁ、果実系は実をつける姿も楽しみだし、それを小鳥が啄みにやってきて、こっそり逃げていく姿を見るのも心が和みますけれど、ね。
そんな風に、彼が“何か”を買ってきて植えては、いつも心の中で一人呟くのです(笑)。

桜よりも、長く楽しめる梅。

寒さの中、百花に先駆けてぽっと花を付け、香り立ち、しばらくは美しく咲き続けるのだから、私はこの花に欠点など思い浮かびもせず・・。
あの神童と称された菅原道真公が梅をこよなく愛していたことは有名ですが、彼が時の左大臣 藤原時平の政略に人生を狂わされ、左遷されてもなお皇室と国の平穏無事を祈り、身の潔白を証明するのに真心で向き合った晩年を思うと、ぎゅっと胸が切なくなります。
美しい梅の花は、彼の心の拠り所だったのかな。

南高梅の足もとには、すでに開いた花がありました。

白梅を見て、思う人の心は様々です。



2017年2月6日月曜日

はじめまして~くらし随筆(1) いわき民報~

ご縁があって、本日の夕刊(いわき民報)より三か月間、毎週月曜日の「くらし随筆」を担当することになりました。
たっちコラムよりも原稿を仕上げる期間が短い。。。
一週間はあっという間に過ぎるので、気が付けは週末の〆切日。。。
これも、人生・・己の修行でしょうか(笑)

お目に留まりました時は、主婦の呟きにお付き合い頂ければ幸いです。