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2017年12月31日日曜日

今年最後の夕陽に思う

所変われば、感慨深いものです。
今年最後の夕陽が美しかった・・。

色々ありました、2017年。
考えてみたら、2011年以降がらりと生活が変わったように思います。
生活が変わった・・のではなく、正確には私が自分らしく生きられている・・とでもいうのかな(笑)。

実姉にもそんな風に言われました。
私自身は何も変わらないけれど、今がすごくあなたらしいよと。

3.11以降、命とはやはり限りがあるのだと切実に思ったことが一つ。
毎日を精一杯生きたいという想いが、いつもいつも繋がっていて、今日に至る・・それだけなのです。
ただそれだけのことが、とても大きい。
うまく言葉で表現できないけれど、事実そうなのです。

生きていると色々なことが起きます。
ターニングポイントが巡ってきます。
大切な人を亡くす、健康を害する、生活の糧を失う、信じ続けられるかどうか、右か左かの選択・・。
もっともっと、ほかにも色々なこと。

渦中の自分は、ただそのことばかりに心を向けているので、時折記憶も飛んだりしますが。
振り返れば、ひょっとしたらあの時のあの出来事があって、今の自分があるのではないかと後から知る。
だから、嬉しいことや思い通りになることはもちろん、自分の思い描くようにならないことも、無駄はないような気持になるのです。

この8年近くは、そう思い起こせる歳月でした。

今日と明日は違います。
同じなのに、違います。
また日が昇り・・始まります。
意識的に生きること。
それをこれからも大切にしたいと思います。

2017年、関わって下さった全ての皆さま方へ心からのお礼を申し上げます。
いつもありがとうございます。
たくさんの助言と支えを頂き、本当にありがとうございます。

来たる2018年もどうぞよろしくご指導くださいませ。



2017年12月23日土曜日

レモンの収穫〜冬至の朝に〜

車のフロントガラスも凍る、冬至の朝。
半年間、ただひたすらじーっと待って。
まだほんのりと緑色が残るレモンの実を、いつもの如く彼がもいでキッチンに持ってきてくれました。

切り落とした部分からなのか、爽やかな香りが微かにします。
一つひとつ丁寧に洗って、水分をよく拭き取って、袋に入れて・・かなり低い室温か冷蔵庫で追熟させます。
まだ味わえないのがもどかしい(笑)。

ぎっと絞って、レモン果汁だけを。
次は、生ハチミツを適度に加えたレモネードを。
熟後の愉しみを想像しただけで、口の中がレモンの香りと酸味を思い出して幸せな気持ちになれます。





そういえばこの頃、赤ワインのブラッドオレンジジュース割り(+炭酸少し)に夢中になっています。
そこに果物でも適度に加えれば“サングリア”なのでしょうけれど、あえて入れずにジュースだけで。

市内の酒屋さんで冷凍販売しているこのジュースを(ネットでも見つけました→)、出かけたときに大人買いして自宅にストックしています。
ワインの風味を消さないように、ジュースも控えめに・・炭酸の量も調節できるので、炭酸苦手な私でも、ゴクゴク頂ける美味しさです。
ここに、レモン果汁を入れたいな・・と(笑)。


体調を整えるのに、睡眠も栄養も、そして冬場の柑橘類も。
蜜柑も柚子もそうですが・・香りと味わいと効能で、元気に冬場を乗り切りたいものです。
そうそう、先日の朝散歩・・。
地元ではありませんが、こんなに立派な木を発見!
私にはとても珍しい光景でした。

早く寝ないと。
・・・睡眠大事(笑)。

おやすみなさい。









2017年10月7日土曜日

サーカスと水族館と今

一日があっという間に過ぎていきます。
こちらを綴らぬ間に、一気に秋めいてきた気がします
さて先週末は、懐かしの仙台へ。
学生時代に過ごした街は、何度行っても心地よく。
胸いっぱいに吸い込む空気が、とても美味しく感じられました。
この日の最初の目的は、街にやってきたサーカスを見に行くこと。
テント小屋を見つけて、子どもは大喜びです。



朝一番でPOPサーカスの公演へ行きました。
末っ子は初めての経験です。
どんな反応をするか、実はそちらの方が楽しみだったりもします。



実は私はサーカスというものが、あまり好きではありませんでした。
正確には、動物を使った曲芸が・・ということなのかもしれません。
サーカスをテーマに用いた絵本は、悲しい事情や結末も多くて、読み終わった後にとても胸が苦しくなります。
でも、目の前で繰り広げられたのは、アクロバティックな技芸の数々。
人の肉体的な限界はどこまでなのかと疑いたくなるような・・ハラハラ・ドキドキの数時間でした。
※写真撮影は、フィナーレの間だけ可能です。



こちらが終わると、“仙台 うみの杜の水族館”へ。
沢山の海の生き物たちに癒されてきました。

三陸と言えば、牡蠣。
今から50年も前に、フランスではカキの疫病がはやり、養殖カキが絶滅に瀕する被害があったとのこと。
その時、三陸のカキがあちらに渡ってそれを救ったという歴史があるみたい。
2011年の東日本大震災では、その恩返しの意を込めて、フランスから養殖に必要な資材が地元の養殖・漁業関係者に手渡されたとのことでした。
困ったときはお互い様・・の心を知ることが出来て、胸がちょっぴり熱くなりました。



イルカって愛くるしい!
演技前の横顔を見ながら、ちょっと休憩。

そして、もっと愛くるしいこの子。
よちよちと歩く幼いペンギンたちが、飼育員さんの後について、餌をおねだりしています。

夕方の港に吹く風はとても心地よかった・・。
津波で被害を受けた東北の海沿いの今を眺めながら、家路につきました。

心に元気と癒しをもらえた仙台日帰り旅行。
学生時代のあの頃とは、確実に異なる今を生きています。
未来など全く想像できなかった、今を。

この先の私は何を見て、何を心で感じていくのだろうかと・・これからをぼんやりと考えています。




2017年8月27日日曜日

Road Trip ① ~那須娯楽~

日常から離れると、心が解き放たれて充電できます。
自宅にいる限り、オフ日でも仕事の会話はいつも続くので、脳内スイッチを切り替える意味でも、家族旅行はとても意味がありそう。
今回の息抜きは、良く訪れる那須から始まりました。

そう言えば、昨年も三人旅
長女と次女が居ないのは寂しくもあるけれど、この旅行で末っ子と父親の距離が一層縮まりました(笑)。
睡蓮の池を見た後は、三女が楽しみにしていたハイランドパークへ。

涼しくて屋外遊びには快適。
私も久しぶりにバイキングに乗ってみました・・。
昔よりちょっぴり平気でも、終わった後の不快感は変わらず(笑)。
それに大人になると、三半規管が弱まるのかな。
くるくる回転系も乗るのを躊躇います。



この日の楽しみはもう一つありました。
予約していた亀工房へ・・。


家族で出かけた記念に、これまでも大堀相馬焼(震災後の今:)や、会津慶山焼を上の子たちと体験しましたが、末っ子とは初めて。
陶芸体験がやめられないのは、学生時代に会津本郷の酔月窯を訪れたことがきっかけでした。
手びねりやろくろで、粘土の冷たさや柔らかさに触れると、心が落ち着きます。
手がどんなに粘土だらけになっても、長年かけて出来た自然の堆積物だから、水で洗い流すだけでさらりと落ちてしまうのも私として魅力を感じるところです。

工房の先生が優しく楽しく教えてくださったおかげで、子どもも夢中になりました。

焼きあがって自宅に届くのは三か月後だそう。
その頃に、旬の味ご飯をお茶碗によそっていただくのが楽しみです。



この日は、作り手の愛情を隈なく堪能できる夕食を頂きました。
給仕の仲居さんとの話も楽しく・・人をもてなす側の仕事から、色々と学ぶことも多かったように思います。


さて、翌朝は日光を通って、次の目的地へ向かいます。
早朝の美味しい空気を、この地ではお馴染みの、道路に出没するお猿さんも喜んでる?
車の中から、おはよう(笑)。


途中車を降りてはみたけれど、雨雲がいっぱいで男体山を確認することは出来ず・・。


代わりにこの山の噴火で二万年前に出来た、日本百景の一つ“中善寺湖”に立ち寄って一枚。
この二十年間で三度目のこの場所訪問・・。
何度来ても、この辺りの雰囲気にはのまれそうになるほど、静寂で厳かな空気感です。

華厳の滝や竜頭の滝、戦場ヶ原も時間があったなら降りて歩きたかったな・・。

二日目からは初めて尽くし・・次なる目的地へ。
運転したことはない道を通るのは、ドキドキもしハラハラもし・・。
無事にたどり着くことを私はただただ願っておりました(笑)。



2017年8月21日月曜日

おかえりなさい

2週間弱というカナダ滞在は、果たして楽しめたかな?
先週木曜はひとり成田空港まで、次女を迎えに行きました。
加えてその翌日は、姉が遊びに来るという・・まさに皆の帰宅が集中した週末・・。
女子は話が大好きですので、止まらない賑やかさは想像できるかと(笑)。

さて。
移動中の電車内で、ひと仕事、ひとメール、ひとブログ。
学生時代、電車で帰省した時の自分の姿を思い返せば、空き時間を持て余さない今が信じられません。
時間のなさを嘆くよりも、限られたところで何を出来るか・・それはそれで、楽しめるものです。



予定よりも10分遅れて飛行機が到着しました。
メールも電話も一切しない滞在だったので、久しぶりに姿を見れて色んな気持ちが込み上げてきました。
空港の到着ロビーは、それなりにドラマがみられました。
ヨーロッパ一人旅を果たした主婦を、垂れ幕抱えて迎える家族。
何年振りか、異国の日本で再会を果たしたように見える友人同士。

ただいま・・と抱き着く場面を目の当たりにすると、さすがに目頭が熱くなります。

ただいま。
おかえり。
無事帰ってきて、本当に良かったです。



聞きたいことは山ほどあって、16時間の時差だというのに、早速帰りのライナーで滞在中に記録していたビデオの鑑賞会が始まってしまいました。
彼女の頑張る英会話もしっかりと確認出来て、嬉しい限りです。
私たち・・話は尽きませんでした。
でも、経験から得た想いをひと言で口にすることは、とても難しいものです。
一番知りたい“
人の心の内”というのは、一番得難いことなのです。

そんなこんなで、取り敢えずいつもの場所で、二人で乾杯。
とてもリラックスしたひと時を過ごせました。




たくさんの思い出話の中から、ホストファミリーの温かな心遣いを、会ったことはなくても色々と感じられたこと。
早速お礼のメールを送ってみました。

もし、日本に来ることがあるならば、ぜひ立ち寄って欲しいと思うし、もちろん我が家にも滞在して欲しいです。

ビデオに映る、ステイ先の無邪気な子どもたちの声。
現地のスクールで、行動を共にしてくれたカナディアンバディのみんな。
語学の先生、そしてお父さん、お母さん。
引率してくださった方々はじめ、たくさんの人の手に心から感謝しています。

今回、トラベラーズ・ノートを、私は彼女に贈っていました。
どんな時も雑記帳は携えて、どんな想いも残して欲しいという願いから。
大人になったとき、革素材のカバーは彼女色に変化するはずです。

経験で生まれる言葉の数々は、大切にしたいものです。

娘は、メイプルリーフを早速ラミネート加工しています。
それから、あちらのお母さんが、色々と現地の土産を持たせてくれた中で、私の目を引いた童謡のCD。
日常をもっともっと頑張れそうな、明るく元気な歌声です。

音楽にも子を想う愛にも、国境はないのだな・・と感じています。



2017年8月17日木曜日

睡蓮と小葉擬宝珠

ふぅ〜、夏休みも終盤(笑)。
お盆辺りからとても涼しくて、梅雨へ逆戻りか、早くも秋の訪れかと思うほどでした。
宿題を仕上げるのには、凌ぎやすくて助かりますが、夏らしさに欠けるのも何だか寂しい。
暑さが苦手なのに・・人間って、身勝手なもの(笑)。

さて、今年の夏の思い出は、車での走行距離950キロの近県の旅でした。
地図上で眺めると大した距離はなさそうですが、極力ハイウェイを使わないで移動したので、一般道路も裏道も・・それから山あり谷あり、ワインディングロードもどこでも通る数日間でした。

突如道端に現れた睡蓮の沼。
辺りはとても静かでした。




旅の初日に出会った、潤いの花。
気の向くままに車を停めて、その土地ならではの風景をカメラに収める楽しさは、いつにも増して膨らみます。
この辺りを散策すると、寛ぎ中の蛙くん発見!
茶色の保護色に身を包み・・本当にリラックスしている様子です。



そして・・こちらでも(笑)。
蛙って、どれだけ色が変わるのでしょう?
とても素朴な疑問が湧いてきて、末っ子と考えていました。



睡蓮と言ったら、私は白色しか思い浮かばなかった貧弱な頭の中・・。
こっちにおいでよと彼に誘われ付いていくと・・初めて見たピンク色の睡蓮を見つけて感動♡

厳かで・・とても美しい!



地面の至る所には、小葉擬宝珠(コバギボウシ)が咲き乱れていました。
ギボウシ(ホスタ)と言ったら、私は真っ先に斑入りの清々しい葉を思い浮かべますが、この小さな葉と下向きの紫花の美しさには、本当にうっとりします。

露に濡れた野生の花の美しさ。
日当たりのよい湿地に生える多年草だそうです。



花とともに始まった夏の数日間。
記録できるときに、思い出を綴ることにします。



2017年8月7日月曜日

カナダへ

何度も空を見上げた昨日。
忘れられない一日となりました。



朝からマイカーで成田空港へ。
次女がカナダへ向かう出発の日でした。
この夏休みを利用してのホームステイは、本人にとっても家族にとってもちょっとした冒険です。
カナダは今年、建国150年。
大自然と人と触れ合って・・いつかは訪れてみたいと、私も心底思える国です。

まずは、旅立ち前の腹ごしらえ(笑)。
高速道路を途中で降りて、彼女の大好物のドリアランチを皆で頂きました。




家庭的でクリーミーな優しい味わい。
熱々フーフー・・皆のお腹も満たされて、いざ空港へ。



出発まで時間を持て余す三女と私は、飛行機見学。
各社の航空機を眺めながら、震災後、北海道を旅したことを思い出していました。
爆弾低気圧に押される形で、千歳空港へ向かい、そこからさらに女満別空港へ。
レンタカーを借りて網走→知床→摩周湖→阿寒湖→十勝→富良野→旭川→札幌と・・走行距離800キロを超える、思い切った家族旅行でした。
三女がちょうど2歳のころのお話。
自分でもそれだけのパワーがよくあったものだと・・、当時を振り返って懐かしくなります。

飛行場には私たちが知らないたくさんの人たちが働いていて、無事私たちを目的地まで届けてくれるんだね・・なんて、目の前の大きな翼を見て感動しておりました(笑)。




搭乗券を確認して、いよいよ出国です。
ゲートをくぐれば、しばらく会えなくなるね・・。



いわき市とは姉妹都市の、宮崎県延岡市へ。
それから友情の船で、沖縄へも・・。
これまでも次女を見送りましたが、初の海外は私の気持ちも特別で複雑です。


いってらっしゃい。

限られた時間の中で、お世話になるご家庭の方々と、現地のお友達と、同じようにステイする日本のお友達と素晴らしい思い出を作ってきてね。



彼女を見届けながら、私たちは家路につきました。
帰りの空をながめたら、日も暮れてきてきれいなお月様が・・。




いつも目が合うときは、満月前のこの形(笑)。
十三夜だったようで、深夜すぎ床に就くころにはきらきらと、南西の夜空に輝いていました。

サービスエリアでの夕どきは、そろそろに離陸したかな・・と大空が気になって仕方なく。
十三夜の反対側の空を見上げたら、飛行機を見つけました。
未来はどんな風に変わっていくんだろう。
どう変えていくんだろう。
大人も子どもも、これからをどう生きていくんだろう。

子どもが懸命に生きるなら、私も精一杯の日常です。
いつも私は、子育ても自分育ても模索しています(笑)。
その時々で出来ることを無理なく、長く。


2017年6月20日火曜日

美味しいお土産

先日姉が帰国しました。
渡仏中、彼女も立ち寄ったノートルダム寺院では、数時間違いで過激派テロの事件があったとのこと。
日本にいると比較的穏やかな日常に、危機管理能力も麻痺しがちな昨今ですが、背筋が凍るようなそんな話を直に聞くと、震災の時のことを思い出しますし、常に有事に備える心構えだけは忘れてはいけないな・・と思います。


さて、それはそうと。
お土産が送られてきました。
美味しいもの、他にもフランスといったら私はコレ!というようなもの。
折角なので別々に撮って記録します(笑)。
何が嬉しいかって、無事に帰って来てくれたこと、彼女との趣味が一緒のこと、そして外国製品のパッケージはデザインや彩色の具合、レタリングがとても勉強になるということ。

乳製品が有名なノルマンディー地方らしい、美味しい品々。
バターはもちろん格別ですけど、初めて口にしたキャラメル・・絶品でした♡



近頃、娘が嬉しいことを言ってくれます。
「お花でも、洋菓子レッスンでも、お母さんのフォトが欲しい~!」と。
我が子にそう思ってもらえるのは、何よりとても嬉しくて、ポストカードのような一枚をひそかに夢見る単純な母です(笑)。
たっぷりと時間が取れる日常ではないので、写真撮りばかりは出来ない・・だから、いつも思いつくままのフォト記録ですが・・。
もちろんこの分野に関しても憧れの巨匠がいるので、彼の作品を見ると何かと勉強になっています。
またこの話はいつの日かするとして・・。

別なお土産フォトも、日を改めて。
・・我が子に気に入ってもらえるような一枚を頑張ろうっと(笑)!

2017年6月10日土曜日

モン・サン=ミッシェルの夜

昨日の朝、姉からメールが届きました。
日本とフランスとの時差は7時間。
つまり私の方が、7時間進んだ今を生きていることになる訳です(笑)。
加えて、あちらは夏至が間近の今時期、と~っても昼間が長い。
送られてきた写真は夕方?と思ったら、夜の10時半!
もうすぐライトアップされるというモン・サン・ミッシェルは8世紀の初めに建てられたと言われている世界遺産です。
島自体が修道院のこの場所、長い歴史の中ではある時は監獄(フランス革命時は刑務所)にもなったと言います。
主要部分はゴシック様式、内部は様々な建築様式だとか・・。

夜なのに夕暮れとしか思えない、アンニュイな空と島のコントラストが素敵です。



旅ガイドを拝見する限り・・潮が満ちてきて海に浮かぶ孤島は、外からも中からも感じ取れる神秘的なその美しさを、訪れる人の心に焼き付けてくれるのかなと想像します。

訪れたい場所へ行ってみる、そこで見るだろう風景や歴史、人や文化に触れてみる・・。
人生は一度きりだから、動くことを恐れていてはチャンスを失うし、それ以前にもったいないな・・なんて、一枚
の写真から、彼女の行動から、そんな事を思います。
そして、そんな勇気が欲しいものです。


う~ん・・・旅に出たい(笑)。

2017年5月31日水曜日

Bon Voyage ! ~一路フランスへ~

パリ、リヨン、モン・サン=ミッシェル・・。
う~ん、あと一つは忘れました(笑)。

今朝は姉が一路フランスへ。
昨日は、我が子も交えて・・渡航前の最後の電話。
彼女は大阪や京都のカルチャースクールで、フランス額装やカルトナージュ、それからタッセルやランプシェードにスツールの張替えなども教えています。
カリグラフィーも作品展に出していたり・・ホームデコレーションに関する事なら、ある程度作ってしまう人なのです。

そんな姉が、今回は先生方と学びの旅へ。
先日イギリスではテロがあったばかり。
渡航歴のない私がいうもの何なのですけれど・・やはりとても心配です、無事に帰ってくるまでは。

いってらっしゃい。
たくさんのお土産話を待っています。


昔から手仕事が好きな彼女。
ライフワークまでとはいきませんが、作品を作る姿を見るとそれに近いものもあるかも。
女学校で家庭科を教えていた亡き祖母の影響を受けているとしか思えないほど、とても器用な人なのだなと思うのです。
(ホームデコレーションに関する話は、また別の機会に・・)

それにしても、姉妹って(笑)。
話し出すとどうしてこうも止まらないのか。
年を重ねるごとに、お互いを尊重し助け合い、よいとこ取りの関係でおります(笑)。

娘たちにも、そうなって欲しい。
私はいずれ先に逝くので・・三人助け合って知恵を出し合って、そう、まさに戦国時代に生きた"淀・初・江"のように。
スーツケース片手に、軽く海外へ飛び立てるような・・そんな身軽さと逞しさを。
あの震災の日から、私はいつもそう思っています。

Bon Voyage !
待ってるよ!

妹より

2017年5月19日金曜日

Tokyo Story ③ ~夜の浅草~

あの日は真っ直ぐ浅草へ・・。
地下鉄を降りたら、もの凄い人の数。

とても体が疲れていたはずなのに、美味しい夕食をいただいたらその疲れもどこへやら・・結果、復活してしまいました(笑)。

そのまま、夜の浅草をぶらりと散歩です。
歌舞伎の隈取お面に、出迎えられた私たち(笑)。


私にとって初めての浅草が、この日の夜。
昼間の浅草寺は翌朝知ることになるけれど、夜はとにかく風情があって心地よかったのです。
たくさんの写真を撮りましたが、ここに載せるには限界があるので数枚ほど・・。


仲見世の浅草絵巻が見事でした。
店が閉まってシャッターが降りてからお目見えるのは、アートの世界・・夜ならではの、楽しみかも(笑)。
季節の風物詩、伝統芸能を描いた作品が400mほど続いていて、見応えがありました。



それからこんなに大きな提灯を見上げながら、本堂を参拝。


夜空に浮かぶ本堂。
迫力があって、威厳があって、暫し言葉を失います。

浅草寺は1400年近い歴史をもつ観音霊場だそう。
長い歳月の中では、大震災によって倒壊したり火災によって炎上したり・・。
それでも歴代の将軍たちが、この寺を庇護し武運を祈願し続けたのだから、霊験あらたかで由緒深き寺である・そのような話を、地元の方から伺いました。

夜空とのコントラストが素晴らしかった・・。
この一枚の写真から、浅草寺の雰囲気が伝わるかしら。


ついに、昨夜から三社祭が始まっているのかな。
初夏を思わせる今日の陽気では、明日・明後日と祭りのボルテージも最高潮になりそうな気がします。

神社所持の三基の神輿を、翌朝運よく見ることが出来ました。
子どもたちと、目の前に広がるその煌びやかさにびっくり。


そうそう、それから浅草ならではの粋な人力車を発見!
あまりにも雰囲気があり過ぎたので、ちょっぴり写真遊びで更にレトロに(笑)。
乗り心地はどんな感じなのかな・・。


東京日記はこれでおしまい。
都心と地方と‥双方の良さを、心の中で色々と感じた時間でした。

これからを担う子どもたちは、きっとその環境に適応して生きていくでしょうから、どこで暮らそうとも、私はいつも見守るだけです。
重要なのは、自分が求める大切なものを見失わないように生きること、なのかなぁ・・。
"自分の人生は、主体的に生きる"。
大人になっても、それこそ私自身も、最期まで心に据え置いて生きていきたいことです。


夕方近く・・ビルの谷間にそびえ立つ"スカイツリー"が、近未来的で印象深かったです。
末っ子が、行ってみたいと指をさす(笑)。

次回ね、足を運びましょう。



2017年5月10日水曜日

Tokyo Story ② ~晴海からタワーへ~


晴海から始まった二日目の朝。
爽やかな潮風を頬に受けると安心するのは、私が生粋の浜っ子だから?(笑)

目的の違う子どもたちに、彼と私・・それぞれが役割受け持って、別行動の半日でした。
私は次女と都内散策、彼は三女とキッザニア。
娘たちは、いつも私と行動を共にしたがりますが、今回三女の気持ちを惹きつける・・彼がそんな声かけをしてくれたおかげで、私は次女と時間をたっぷり使えました。
彼の理解と優しさには、本当にいつも感謝なのです。

さて、どれだけのパビリオンを回ったことか。
目を輝かせて話す彼女が愛おしい(笑)。
懐かしいな・・。
末っ子が生まれるまでの間、上の子たちも行きましたっけ。
お仕事をしていただいた"キッゾ"。
この次行く時まで、銀行へ大切に貯金してあります(笑)。


 散策終わった私たちは、いざ、待ち合わせの東京タワーまで。
タワーの周りには、満開の薔薇が咲きこぼれていました。
絵的にステキ。
来年で竣工から60年目を迎える東京タワー。
本来なら無機質な鉄塔が、こうも写真で温かく見えるのは、取り囲まれた薔薇の効果ばかりでもなさそう。
東京タワーが出来てから、ずっと中のお土産屋さんを切盛りしている老婦人とお話をしました。

「土産もだいぶ変わってね。戦後だったから昔は家庭用品がよく売れたものだよ。」って。
たくさんの人と歴史を、高い場所から見守ってきたタワーは、人の心が宿っていそう。


タワーからのスタートでしたら、間違いなく階段を使って上まで歩いて行ったかも。
くたくたに疲れていた我が家は、エレベーターで上まで。

都心を一望できる展望台に到着しましたが、子どもたちは床のガラス窓の上に乗って早速肝試しです。
こちら、地面まで見下ろせる"ルックダウン・ウィンドウ"。
このぐらいの狭さなら・・・大丈夫?


もっと大きなガラスでは、彼も一緒に肝試し(笑)。
どちらかというと高所恐怖症ぎみなのに、比較的平気そう。
・・・私はもう、覗いただけで手に汗が滲んできました。
今でも、写真を見ただけでもドキドキします。


帰りは、セコイア林を抜けて・・。
高さ100M 近くにもなる大高木のヒノキ科植物"セコイア"。
首が痛くなるほど見上げた並木に、ルックダウン・ウィンドウとは異なる胸の高鳴りを覚えました。
樹木には、魂が宿っていると思うのです。
もちろん自然の蒸散やマイナスイオン効果もあるとは思いますが、それだけでは説明しようのない空気感。
汚してはいけないような、神聖なる場所でした。


「これから、どこへ行くの?」
生きている小さな社会の、さらに行動半径がまだまだ狭い末っ子にとっては、家族との遠出は夢であり冒険であり、発見と喜びの連続です(笑)。

彼女がまだ見ぬ場所へ、これから向かいます。
・・そうそう、私もまだでした。

旅日記は、③へと続きます^^☆