2016年11月5日土曜日

唯一無二の弽(かけ)

弓道を始めて2か月ちょっと経った次女と、初めての弓道具を買いに地元の弓具店へ行きました。
民家の一室にはずらりと弓が並べられていて、とても美しい!
竹の優れた特性を生かしながら作られた弓も、時代の流れと共に安価で大量生産できるグラスファイバー素材の弓が出ているとのこと。
自然素材の竹の弓は、温度や湿度の影響を受けやすいから、きっと手入れも大変なのかな。
必要なもの、大切なこと、私には全くわからないのですけれど・・これから色々とお世話になります。
(以下、数枚の写真は店主の許可を得ています。)


もうご年配になられるお店のご夫婦。
長い間弓具を作られている中で、地元の神社への奉納の話や、「昔は福島県の“夏休みの友”に仕事をしている様子を載せていただいたこともあるのよ」とのエピソードも伺いました。
娘さんもお越しになって、弓道を志す娘に色々と指南していただきました。


今回の目的は、彼女にぴったりの弽(かけ)を購入すること。
弓を引く際に手に身につける鹿の皮から作られる道具で、弓道具の中では一番に重要な道具だそうです。
使えば使うほど、自分の手の形になっていく唯一無二の弽(かけ)。
“かけがえの無い”大切なものだから、この語源はこの“弽(かけ)からきている・・と言う説もあるのだと伺いました。
匠の手でフィッティングしてもらっている間は、見ているこちらもドキドキ・・。
弓道の一連の所作から、心と体を鍛えて欲しいな・・と思います。




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