2016年3月29日火曜日

補色の効果

昨日同伴した末娘も、小さなアレンジを作りました。
「何色で作りたい?」
先生に質問されて、彼女はしばらく考えていました。
そしてひらめいた色は、「黄色と青色」。
私が想像していなかった補色の組み合わせでした。

スイートピー、バラ、カーネーション、マーガレット。
きれいな青色はデルフィニウムで、その名も“マリンブルー”。
ぴったりな名前に二人で顔を合わせてにっこりしました(笑)。

大胆にハサミを入れて完成したのがこちら。
私のラウンドブーケより、素敵に感じてしまうのは気のせいかな?



色合い(色相)をリング状に配置した“色相環”の知識は彼女にはないけれど・・。お絵かきをしていると、虹色のグラデーションが心地好いという感覚を無意識に得ているよう。
※色相環とは:ニュートンが発見した光のスペクトル(太陽光線をプリズムで分光して得られた、色のグラデーション・・光の波長順に並べたもの)を環状にしたもの。

環にしたとき、反対側の色が補色(反対色)になるわけだけれど、この時お互いの色を引き立て合う調和関係が成り立つそう。
時折、私が惹かれる色の組み合わせは、この相乗効果だと知ってようやく腑に落ちました。

彼女がこの色を選んだのは、「何となくそんな気分だったから」。
計算尽くではない素敵な直感です(笑)。

それにしても、デルフィニュウムの花は透き通っていて、いつ見ても心惹かれます。
先生曰く、青い花はとても貴重だそうです。
清々しさとすぐに窄んでしまいそうな儚さに魅力を感じます。


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