2016年8月18日木曜日

DustyMiller

私の住む場所は、台風の被害を特に受けることもなく今日を迎えました。
早朝の豪雨の中を、昨日長女は私用で北へと向かいましたが、彼女が乗車した東北新幹線は余程のことがない限り止まらないことに驚き、台風の中に彼女を送り出す親心も複雑なものでした。
こうやって子どもの自立を、少しずつ親は後押ししていくものなのかもしれないな・・と思います(笑)

さて、今日は“ほこりまみれの粉屋さん”。
英名“ダスティミラー”は、見たままの名前がついたシルバーリーフの“白妙菊(シロタエギク)”です。
実際にはほこりがつくわけではないのに、本当に手は白くなるだろうかと確かめている末っ子の姿が可笑しいです。
子どもの感性はとても瑞々しくて、一緒に植物観察をしていると刺激を受けます(笑)。

初夏に可愛らしい黄色の小菊を付けました。
白銀のレース模様の葉は、どんなに外気温が高くてもここだけ涼やかな感じがします。


脇役ながら、色花の隣にダスティーミラーがあるとコントラストが美しくて、上品な空間になる気がします。

今回シルバーリーフの魅力を母から教えてもらいましたが、花を知りだした私にはワンステージ上の楽しみ方に思えます。
それから“ヒューケラ”に“コリウス”・・銅葉(ブロンズリーフ)好きの彼女は、花のない時期にはカラーリーフの寄せ植えを愉しんでいます。
こちらも初心者の私にとっては、上級の愉しみです(笑)。
本当に植物が好きなのだな・・と、傍らでいつも私は思いますが、個性的な数種の葉が目を楽しませてくれるリーフプランツは、大人シックな寄せ植えで、これまた素敵(笑)

心躍るカラフルな花季節「春」から、緑むせかえる「夏」、そしてこれから色づく「秋」へ。
季節ごとに自然の色が移ろっても、それを愛でる気持ちはいつも変わらないかな(笑)。
それは、決して動じることはない、子を思う母心にも似ている気がします。

2016年8月16日火曜日

Leucocoryne ~ORNE~

今日は盆明けで、我が家は仕事。
束の間の盆休みが終わると、いよいよ二学期に向けて末っ子も私もソワソワし出します。
この夏はオリンピックでの日本人選手の活躍を拝見して、子どもたちも私も色々と勇気を頂いています(笑)。
勝負って最後まで分からないものだな・・と。
それから、フィジカルとメンタル双方の鍛え方やバランスのとり方も、実に難しいものだな・・と思いました。
練習量と質と継続と。
勝負の世界ではないけれど、何かを作る趣味の時間も作品をより良いものにするという意味では同じなのかな。

今日のオルネ課題は、以前花のいのちが尽きるまでお猪口に入れていた“リューココリーネ”の再現です。
ビーズのベリーカラーとグレーの配色は、とても大好きな組み合わせ。
クレッセントアレンジ“Berry's Bow”にマッチしました(笑)。


黒ほど明度の低くないグレーは、どんな色を合わせても知的に収まるのでその意外性が大好きです。
最期まで健気に咲き誇る“リューココリーネ”は、ワイヤーで形作っても花の主張は変わらない気がします。
自分をしっかりと持っている花・・オリンピック大会のしなやかで強くタフな選手たちにも重なって、心密かに憧れを抱きます。

2016年8月13日土曜日

睡蓮

盆入りの今日は、ちょっと忙しくもあり心穏やかでもあり。
昨日のうちに今日のタイムスケジュールを確認して、朝早くから行動開始しました(笑)。
両家のお墓参りからスタートさせて、午後は新盆のお宅へご焼香に。

移動中の車の中からは、いわきの伝統芸能・・夏の風物詩でもある“じゃんがら念仏踊り”の鉦の音や太鼓打ちをする青年会の方々の姿を目にすることが出来ました。

子どもの頃は夏の夜決まった時間になると、家の向かいの空き地から“じゃんがら”を練習する音が聞こえてきて、時折なかなか聞こえてこない年があると「今年はどうしたのだろう・・」と不安になったものでした。
郷土の情緒が溢れる思い出は、自分が日本人であることを喜べて・・どこかほっと安らげる心の記憶をもたらしてくれます。

それから癒された今日の一場面は、睡蓮の美しさ。
いわきの海を一望できる高台のお寺の片隅に、ひっそりと咲いていました。
ご先祖様に手を合わせるのと同じ気持ちで、このひと花にも合掌。


水面に浮かぶ放射状の花弁がとても神々しく、しばらく言葉もなく見とれてしまいました。
そして夏の暑さも忘れるほどに涼やか。

絵に描いたような深い切り込みの葉を見て、末っ子が「カエルさんいないかな・・?」と(笑)。
確かにイラストでよく目にするカエルが乗る葉っぱ、そのものですから(笑)。
(睡蓮に似た蓮の花には葉には切り込みがないので、すぐに違いが分かります)
蓮の花・・。
睡蓮を目にしてとても心奪われたので、実物の蓮の花を見たら神秘的な美しさにクラクラするかな(笑)。
花って、いつもながら素敵です。

2016年8月10日水曜日

ChainOrne ~ORNE~

鎖状に編んでいく“チェーンオルネ”。
勿論フラワーアレンジに入れても素敵だと思うし、ストラップや栞、くるっと半分に丸めて、ポーチのチャームに仕立てても素敵かな(笑)。

単純な構造なのに、ちょっぴり時間がかかりました(笑)。
深めのブルービーズを選んだので涼し気な雰囲気です。

鎖を並べて補強して・・バレッタにしても素敵?
想像が色々と広がります(笑)。


それにしても、すっきりとしたブルーはやはり夏の色に思えます。
寒色のプリザやビーズは、シルバー色と好相性だな・・とひとり納得です。

ブルーは、内面へエネルギーを向かわせてくれる色だそうで、脈拍や血圧を下げたり興奮した心を鎮めたりする作用があると以前知人から聞いたことがありました。
そうなれば、リラックスも出来るでしょうし冷静に物事を見つめられそうです。

それからブルーは、空と海の色。
そこにあるずっと変わらない色は、安定感や相手を信じる気持ちも芽生えさせてくれそうな色のように感じます。


2016年8月9日火曜日

チロリアンランプ

子どもが夏休みなら、私はこちらブログがすっかり夏休み(笑)。
とにかくこの夏も、毎日目の前のことに全力投球です。
鳥のさえずりと共に目覚め、子どもとの添い寝で絵本を広げながら夜はそのまま爆睡・・。
気がつけば、お弁当を作り出す朝5時の目覚ましのベルでまた一日が始まります(笑)。
連日課外授業の上の子たちは、今日のお弁当は何だろうかと楽しみにしているので、結構私も本気で作るのです(笑)。
さて、上の子たちとは対照的で呑気な末っ子は、日課の朝顔チェックのついでに植物観察を楽しんでいます。
あれは、これは、なに?と聞いてくるので、祖父母も私もタジタジ。
好奇心の芽を摘むことは罪なので、大人も改めて植物図鑑を広げたりと必死です(笑)

カタカナを並べた方が、この植物らしさが生きています。
原産地はブラジルの熱帯植物“アブチロン”・・和名を“浮釣木(ウキツリボク)”というらしいですが、流通名の“チロリアンランプ”が私的には、しっくりきます(笑)。

真っ赤なランプは、しばらくすると黄色い花部分から花柱が出てきます。
この花はチロル地方の真っ赤な民族服を連想させて、プックリふくらんだシルエットはまるでパフスリーブみたい。
一年のうちの半分くらいは咲いているようなイメージの強いチロリアンランプですが、母に聞いてみると秋口には刈り込んでいるとのこと。
比較的寒さにも強そうで、温暖なこの地(我が家)では屋外で冬越しです。


自分では育てない植物を見せてもらえるので、彼女同様・・やはり私も楽しい。
瑞々しい草花から、暑さで干乾びそうな自分の心と体にエネルギーチャージです。

夏休み中なのでWing編集会議はちびっ子同伴で。
私以外の編集委員さんも赤ちゃんや同年代のお子さんを連れてきたので、小さな交流ができたり、子どもがいるだけで場が和んだりと・・と終始和やかな会議となりました(笑)
45号・・秋の発行まで、もうひと頑張り。
どんな感じに完成するのか内心ドキドキですが、皆で一つひとつ構想を練り上げて仕上げていく過程はとても有意義で嬉しい時間です。

さて・・。
地元の花火大会、七夕まつりも終わり、もうすぐ盆入り。
宿題のやり残しは・・?
我が家では、これを制すればこの夏も制した感の強い“理科自由研究”が残っています。
待ちに待った初めての夏休みなのにね。(夏休みだから・・か。)
呑気族の末っ子よ、頑張れ(笑)

2016年8月2日火曜日

Snow Crystal ~ORNE~

先日の冬物語に引き続き、こちらのオルネも冬モチーフ作り。
合わせたビーズは、もちろん同じ色合いです(笑)。
雪の結晶って本当に綺麗です。
水がぎゅっと固まるから、規則的な分子配列が出来て、結果あの形。
もう、空から降りてきた氷のダイヤモンド・・という感じですが、儚くもすぐに溶けてしまうのが残念です。

子どもの頃は、体温が伝わらないように手袋を広げてその時を待っていました。
温度も湿度も、ふわふわの雪にぴったりの条件が揃えば、運よく肉眼で見られます。
窓ガラスに凍り付いた雪も、縁の方なら結晶が見られるかな。
どちらも小さくても絵に描いたようなお馴染みの形で、とても神秘的。

今日も暑かったです・・それでやっぱり、冬が好き(笑)。


オルネの課題結晶は、五角形です。
雪は、六花(りっか)というくらいなので、出来ればもう一つ氷の花弁が欲しいところ(笑)。
何角形でも良いから、色んな模様の結晶を見てみたいものです。

私の住むいわき市は、東北の南国と呼ばれるほど温暖な気候に恵まれた土地です。
雪が降っても淡雪か、積もっても年に数回あるかないか。
冬が好きなのは、ひょっとしたら積雪が非日常であるからかもしれないな・・と思います。

同じ氷でも、夏休み真っ只中のちびっ子は家庭用かき氷機で午後はシャリシャリ楽しんでいます。
食べ過ぎ&冷え過ぎないように、ね(笑)

2016年8月1日月曜日

夏の風 ~一文字レター~

昨日は私用で一日中外に出ていました。
いわきから仙台まで通じる高速道路が出来てから初めて車を走らせましたが、早朝だったせいか二時間ほどで到着!
お隣の宮城県がとても近く感じられて嬉しかったです。
駅裏では“仙台すずめ踊り”も開催されていて、今年初の夏まつりの雰囲気を味わいました。

帰宅する夕暮れ時、ビルの路地裏に流れる風は生暖かくて、決して心地よいものではなかったけれど、夏の匂いがしました。

母の描く一文字レター、7月から8月のカレンダーは、“風”。
夏の一日は、様々な表情の風がそよぎます。


夏はちょっと苦手ですが、一番心地よいと思うのは日没後すぐの浜辺の風。
貝殻やビーチグラスは落ちていないかな・・と、散歩しながら砂浜を裸足で歩くのが愉しいのです。
子どもと一緒に、夕涼みのために海までドライブすることも(笑)。

日中の暑さに疲れた体を緩めながら、潮風に当たるとホッとして素に戻れます。
震災後は、浜辺部分が幾分少なくなって海が以前よりも近くに感じられるようになりました。
海を見ると、未だに胸が締め付けられるような思いになりますが、壮大な自然に癒されるのも事実。

夏の風を感じたくて、今年もいわきの海を散策します(笑)。