2017年7月13日木曜日

Filamy Tassel & Home Dacoration ~Craft & Flower Ⅲ( 草土出版 ) への掲載~

今月は二冊目の本のご紹介。
"FilamyTassel & Home Decoration "として、ハンドメイドタッセルやランプシェードなど、インテリア装飾を手掛ける姉たち(Filamyは二人で活動を行っています・・Blogはこちら→、姉のBlogはこちら→)。

この度、Filamyの作品が表紙となった『Craft & Flower Ⅲ』が草土出版より発売されました。

お洋服やアクセサリーで
おしゃれを楽しむように。
毎日を過ごすお部屋の中も、
季節やシーンに合わせて
タッセルをあしらったり、
インテリアアイテムをプラスするだけで
お部屋は驚くほど素敵に生まれ変わります。
ハンドメイドで作り上げる作品は
満足感と幸せを与えてくれるでしょう。
製作過程も楽しみながら
装飾的で実用的な
タッセル・インテリアアイテムを通して
生活に彩りを添える
お手伝いができればと思っております。
~Flamy Tassel & Home Dacoration のホームページより~


FilamyStyleの素敵なタッセルと、ホームデコレーションアイテムが多数掲載されております。
私自身、この『Craft & Flower』第1集・2集の愛読者でした(笑)。
花やクラフトを愛する人だけでなく、誰が読んでも心豊かになる一冊です。


全国の書店、ネットでもご購入いただけます。
ぜひ、お手に取ってご覧くださいませ。



この秋、大阪と東京にて出版記念作品展を、また、掲載作品の1dayレッスンを各所で開催する予定です。(Blogで随時Upされます。)


※いわきでの出張レッスンも可能です。

お問い合わせは、こちらBlogのメールフォーム(ウェブバージョン)よりお願い致します。



2017年7月11日火曜日

Cross & Parallel の美しさ ~大好きな瑠璃玉薊~

後部座席に乗せた昨日のアレンジ。
熱射地獄の車に乗せるのが、可哀想なくらいです(笑)。

涼やか・大好き・美しいの三拍子そろった交差アレンジが、今回のレッスン内容。
先ずは、パウンドケーキを連想させる花器から・・手作りしました。
我が家はアイランドキッチンですが、こんなに横長のアレンジは食卓との境目に。
どちらかと言うと背が低めで、幅のあるアレンジを置くのにはちょうど良い場所です。

学校から帰ってきた末っ子が、すぐさま反応してくれました。
彼女は私と"大好き"が同じです。

とげとげのルリタマアザミが好みですって(笑)。


このルリタマアザミ。
昨年は、和モダンなアレンジで登場しましたが、本当に素敵なのです。
このままドライにして秋のアレンジに用いようかな・・と考えてみたり。
ずっと手元に置いておきたくなるような愛らしさで、横を通るたびにツンツン触れて構いたくなります(笑)。




そしてカーネーションは、"ミルクティー"。
グリーンがちょっぴり混ざり込んで、絶妙な色味を楽しませてくれます。
このミルクティーだけを用いた丸い花束・・作りたいな♡


それから、爽やかなペールグリーンのバラも入れてみて。
その名も"ライム"。
香りはどうだろうと思って鼻を近づかせてみたら・・当たり前ですけど、ライムの香りは全くせずに、淡くさわやかな心地よいバラの香りが微かにしました。

バラは、やはり華を添えてくれる花。
理由なしに・・美しい(笑)。


土を弄る、花に触れる、森林浴をする、果物野菜を育てる、花装飾に凝る、彩りやアロマを楽しむ・・。
人が自然や植物から得られる、たくさんの癒し効果。
自分に合った方法で取り入れたいなと思います。


いつもそうですが、大好きな花時間は・・花と私の大切ないのちの時間。
最期まで大事に愛でていきます。



2017年7月7日金曜日

大きくなったら ~星に願う七夕~

大きくなったら・・。
こんなことをしたい、あんな風になりたい。
漠然とでも子どもが自分の将来を考えて、夢を一生懸命に話す姿が大好きです。

大きくなったら、結婚するでしょう~、子どもが生まれるでしょう~、お家も建てるでしょう~、猫も飼うでしょう~、それからね、旅行もするでしょう~・・・と。
まぁ、それはそれはとてもたくさんの夢を語ってくれて、聞いている私も幸せな気持ちになります。

大きくなったら・・。
私はもう大人になってしまい、色んな現実を知り出しているので、悠長なことばかりも言ってられず、膨らみかけた彼女の夢をつい窄ませるような話題も振ってしまうのです。
いつもその度に反省をしているのですけれど。

大きくなったら・・。
今は、パティシエールに私はなりたい。
だって、自分でお料理できるんだもん。

素敵だよね、人の心を満たす仕事には大きな夢や喜びがあります。
そのためにはたくさんの努力をしなくてはいけないの。
砂糖や牛乳の分量、温度を間違えたら大変だから、今勉強するの。
感性を磨くの。
そしてそのお菓子はどんな風に工夫を凝らし、どんな思いで愛をこめて作り上げたのか、食べてくれる人に理解してもらえるように、言葉で分かりやすく説明し、ときには文章で表現したりもするの。
だから本を読んで言葉を知るし、作文もするの。

大きくなったら・・。
どんな大人になっているのかな。
午後は雲一つない夏空でした。
今日は七夕。
陽が沈んだら、夜空でも観察しますか。
みんなの夢が叶うといいな。


年の離れた上の子たちとのはっきりとした違いは、私の心の中に"あそび"があること。
ゆとり・・と表現するには少し異なるのですけれど、心の糸がピンと張り詰めてはいないのです。
いつだったか、上の姉様たちに、こんなことを言われました。
「選択の幅を、妹にはもっと持たせてあげた方がよい。私たちはこれで良いけれど、彼女にはもっと夢を、もっと自由を、もっと厳しさを。」

それは、母親目線の助言にも思えて、私はすぐさま全てを吸収してこの頃に至ります。
初めて、二回目、そして最後の子育て・・。
その時々で悔いる気持ちも喜びもあって、たくさんの思いを経験させてもらえる娘たちとの出会いには、本当に感謝しています。


大きくなったら。
私が今感じている思いを、彼女たちにも是非味わって欲しい。
絵に描いたようには生きられない人生。
山あり谷ありの毎日。
理想を求めつつも、現実は満更でもないと思えること。

誰かのために、精一杯生きてみようと感じられること。
足るを知りつつ、たくさんの価値観が世の中には存在すること。
後悔したら、次に活かして欲しいこと。
失敗もたくさんして欲しいこと。
人の心の痛みを、自分のことのように分かること。


でもね、最後は自分がどうしたいのか、胸に手を当ててよく考えて生きてみること。
私や彼の人生でもなく、自分の人生を歩んでいるわけだから。


5年後、10年後、20年後のあなたたちに私は会いたいです。

この手作りペンダントは、末っ子が幼稚園時代に制作してきたもの。
キッチンの吊戸棚取っ手に引っ掛けて、水場の守り神にしています。

どんな時も、子どもたちの夢を応援してあげたい。
七夕に‥そんなことを思い、幸せを願っています。



2017年7月6日木曜日

ソルボンヌ☆夏のあしらい

春とはまた一味違う、夏の花。
それを言葉で表現するのは難しいのですが、この暑さに負けじと咲く姿は、色もそう、形もそう・・美しくて本当に逞しいです。

今週はこんなアレンジにしています。
月曜のレッスンは行けなかったため、"Flower Bar"で調達を。
この頃、花時間マルシェとかデリフラワー、花デリとか‥花き業界からそんな言葉を聞くことが多くなり、とても嬉しい気持ちになります。
一本でも花を飾ると笑顔になる、癒される、また頑張ってみようかな・・なんて勇気付けられる。
メンタル的な効果がとても大きいので、ほんの少しでも花を買って、家や職場に飾る人が増えればいいなぁ・・と思っています。


近頃はやはり、季節的にユリの花
ピンクのソルボンヌが主役です。
ユリは独特な芳香なので、苦手な人もいるのかな。

個性的な花の形なので、どう使おうか・・ちょっぴり緊張します。
仕上げたアレンジを、鏡の前でおすましさせて、枯れない花写真撮り(笑)。




このソルボンヌ、ひらひらとした花弁の中はそばかす模様が愛らしいです。
見応えのあるものといったら、大輪のカザブランカの右に出るものはないでしょうけれど、十分過ぎるほどの華やかさです。
ユリってやはり素敵な花、深く納得(笑)。



花にとっては、これからが厳しい季節です。
早く傷むのが分かるので、花材を選ぶ時は暑さに少しでも強そうなものに・・自然と手が伸びます。
そんなわけで、デンファレもいけるかな?
同じ洋蘭の仲間でも、種類によっては華やかさや個性がだいぶ異なるよう。
女王カトレアとは対照的な可愛らしさです。
馴染みの濃い紫と、運よく淡い紫も見つけました。
花弁のしっかりした手触りが、ソルボンヌに似ている気がします。




そして安定感のある、スプレーマム。
いろんな咲き方、色がある上、持ちも良いので本当に重宝するし、とっても気軽。
マムには失礼な気もしますが・・肩肘張らない身近な花です。

いつもは可憐なもの、優しさの溢れる色や花弁に目が留まりますが・・。
気候から選んでアレンジすると、冒険やちょっとした気づきもあるものです。
花って何を挿しても素敵です。

購入する花の組み合わせに、外してはいないだろうか・・なんて不安も頭をよぎりますが、アレンジするとどうにかうまい具合に花同士が調和してくれるから、結果、喜びと安堵感だけが残ります(笑)。
それは、自然の花だけが持つ力で、また自然色の不思議さだと思うのです。

残りのマムは、もちろんプチアレンジで。


さて・・今朝のニュース、九州の雨被害がとても深刻です。
どうか、これ以上酷くなりませんように・・。
お祈りしています。
これ以上、被害が拡大しませんように・・。






2017年7月5日水曜日

梅の実

梅雨時期の、貴重な晴れ間。
気温がぐんぐん上がると、"水の中はいつにも増して気持ちいいだろうな"と必ず考えます(笑)。
体育と言ったら、私は夏の水泳学習が大好きでした。
6年時の研究授業の体育では、唯一逆上がりができなかったけれど(笑)。
今では笑い話になりますが、当時は本当に真剣に悩むほど。
放課後の校庭で、出来るようになるまで猛特訓した記憶があります。
雲梯や登り棒、鉄棒は大嫌いだったのに、球技や長距離・・それから泳ぐことは大好きでした。
そういう幼い頃の思い出は夏が来る度に、いくつになっても思い出されて懐かしい気持ちになります。
本日の末っ子・・今年に入って初めてのプール授業があると思いきや・・盆踊りの練習だったようです。
台風一過、じりじりと夏の日差を感じる午後。
見守り隊も兼ねて、日傘片手に子どもたちと今日の出来事を話しながら、和やかに下校してきました。

さて、台風に用心していた彼は、初めて実った果実を予め収穫していました。
早春に、たくさんの花を咲かせた南高梅
梅雨前はこんな感じでした。


丸々としていて、でもちょっぴり小さ目。
初めて実をつけた割には、よく育ってくれたと思います。

数えるほどの実ですが、やはり嬉しい。
いつの間にか彼の気持ちも分かるようになって、実をつける樹木の育ちを見届けるのが楽しみです(笑)。
収穫後ボールに入れたら、ほんのこれだけ。
小さなガラス瓶に、梅をリカー漬けしてほんの少しの梅酒を作ってみます。
二人で数回飲んだら終わってしまうかな(笑)。



2017年7月3日月曜日

Lady Noire ~「オルネコレクション」掲載作品~

憧れ尽くしのこの頃。
教室に通い始めた時に、先生と写真の話になって・・真っ先に私は話題に出したフォトグラファー山本正樹氏Lily Chicのこと。
私にとっては、もう、それは憧れの域を超えていて、山本先生のブログを読むだけでいつもドキドキしてしまいます(笑)。

今回、オルネフラワーの撮影が山本先生だと伺い、二つ返事で作品制作に挑みました。
オルネフラワー協会が10周年を記念して出版した『Orne Collection(オルネコレクション)』。
掲載されている作品は、どれも本当に素晴らしくてため息ものです。

さて、私の作品名は"Lady Noire(レディ ノワール)"。
ベロアのフロッキーがとても大好きで、一目惚れして購入したドイツ製のワイヤーリボンからヒントを得ました。
リース台にもベロアのリボンを巻いて。
それぞれ異なるオルネモチーフ(Lady)の美しさを引き出す最高の黒(Noire)は、オーガンジーやベロアの異なる質感で表現しています。
山本先生のスタジオに送り出す前に、私も愛しいリースの記念フォトを一枚(笑)。

言葉に出来ないくらい、思い出に残るオルネリースとなりました。



華やかさや、慎ましやかさ、いろんな要素を考えると、この作品も憧れのグレース・ケリーにたどり着きます。
彼女の美しさに垣間見れる父親へのコンプレックスや、夫や子どもたち・・そしてモナコという国へ愛を貫き通したこと・・。
ひたむきな努力を続けた王妃の、強さや優しさ、光と影がこの"Lady Noire"の真髄です。

大学生の頃、彼女のポストカードをアパートの洗面台に飾っていました。
20年以上も経ったので、元々のセピア色がさらにセピア色(笑)。
イーゼルのとなりにフォトカードを置いてみたら、グレース・ケリーに捧ぐ哀悼のリースのよう。
いつまでも色褪せない彼女の美しさ。
こちらもまた・・永遠の憧れです。



書籍『オルネコレクション』(誠文堂新光社)は、一般書店よりお求めになれます。
とても美しく素敵なオルネフラワー。
人の手が創り出す、金属装飾の世界を一度ご覧になってみてはいかがでしょう。
花同様に・・美しいものを見ていると、心がとても解れて笑みがこぼれます。



2017年7月2日日曜日

17年目の夏椿~植物の生命力~

今日も蒸し暑かった。。。
昨夜は、珍しくなかなか寝付けずにいました。
もっともっと暑くなるこれからに、何だか身構えてしまう自分がいます(笑)。

先月から咲き始めた17年目の夏椿が、今年も咲いてくれました。
朝開いて、たった一日で地面に落ちてしまう・・とても儚い花です。
花弁の質感が、まるで蝋細工のようにも思える、しっとり張りのある手触り。
私にとっては、特別な思い入れのある大好きな樹木です。

いつだったか、この木の細枝が折れてしまいました。
手当もせずにそのままでいたら、骨折した形のままで、今なお逞しく育ち続けています。
数年前、専門の方に枝を整えて頂いたときに、"この姿、なかなかなれるものじゃないから、剪定せずにこのままでおこう"と言われました。
枯れずに自力でついた枝だから、あるがままで生かしておく・・とても感動した記憶があります。


そう言えば、数か月前の強風で、我が家のミモザがまた倒れました。
実はこれで二回目・・。
元々根の浅いミモザなので、見る見る褐色に枯れ枝となってしまって、適した処置だったかどうかは果たして疑問ですが、とにかく私は枝を大まかに落としました。
・・・でも。
木を根こそぎ倒すことが未だに出来ません。
この梅雨の時期、どの木々も雨を喜んで受け入れているのに、そのミモザだけは茶色くなったままそのままの姿でいます。
見るたびに私は胸が張り裂けそうになるけど、まだその木が生きているのではないか・・と、どうしても思えて最期を受け入れられずにいます。

もしも、本当に駄目ならば、きっとそれもその木の生命力。
"花や木は、何度も育てることを失敗して覚えていくもの・・"
耳にタコができるほど、母に言われている言葉です(笑)。
私は受け入れて、忘れずに生きていくのだなって思います。
可哀想だけれど、受け入れて。

発売になったばかりの花雑誌でも読んで、気を紛らわそうかな。