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2017年5月13日土曜日

ステファンのRound Arrangememt

このところ紫色が気になります。
昨年は、ミントグリーンがやけに気になりましたが、今年は紫がかったものなら何でも好き(笑)。
昨年夏から使っているスマートフォンのカバーは、長女とお揃いの・・色違いで藤色。
手帳も、ここずっと他社に浮気していましたが、結局愛しのクオバディスに戻って、フューシャ?マゼンタ?のようなカバーを新調。
青みピンクのグラデーションを目にすると、とても心が疼くのです。
今年に入ってからもまあ色々とありますから、自分の中では幸運カラーなのかなと勝手にこじ付け、エッセンス的に身につけるようにしています。

これって、花セレクトにもでるのですね。
今週のレッスンでは、実に様々な彩りの花材を先生は準備してくださいましたが、私が選んだ色は、やはり紫系統でした(笑)。
考えたら芍薬の花束でも、真紫のリボンを用いていました。
深く考えずに手に取った色・・。
心が求めている色(笑)。
 ちょっと気になるサイトがありまして・・覗いてみたら、どっきり!⇒


色彩心理って、本当に興味深いものがあります。
年齢的なものもありますけれど、次のステージに向かう時なのかな・・(笑)。

スプレーローズの"ステファン"、赤紫色と同色縁取りのカーネーション・・それだけではさすがに濃いので、淡いグリーンがかったガーベラも入れて、母の日アレンジの出来上がり。

今回のレッスンは基本に戻って、ラウンドスタイルの確認作業。
見落としていたこともあって、とても充実した花時間でした。

明日は、母の日です。
世のお母さま、そして、お疲れさま・・自分(笑)。
毎日、毎日、本当にありがとう!


2017年4月30日日曜日

ガーデン風シュトラウス ~たっちコラムvol.15~

2017.4月号(No.95)のこどもたっちコラムです。

フラワーアレンジを習う上で、ひそかに思い描く夢・・いつか自分で育てた草花で、自然を日常に感じられる「シャンペトル(田舎風)ブーケ」を作ること。

そこにはメインの花以外に、実もの、枝もの、小花たち、ハーブや蔓状のグリーンをたっぷり入れ、中でも欠かすことはできない“グラミネ”と呼ばれるイネ科やキビ科の穂状草で、エアリーな雰囲気を醸し出したいと思う・・。

そんな理想を胸に抱きながら、それとは対照的な基本の「シュトラウス(手の中で組む小さな花束」をサクサクと仕上げることが、先ずは小さな目標です。



完成後の花束自体が自立するように花材を螺旋状に、それから蝶が舞うようにゆったり組むのが作る上でのお約束。

張りのあるグリーン"マルバルスカス"や"ストック"の甘い香りを取り入れたら、どことなく庭から摘んできたイメージに・・。
実際花壇から頂いてきた"スノーフレーク"は、スズランと似ている可愛らしい別花です。
一見カモミールと見間違えそうな"マトリカリア"や"ホワイトレースフラワー"の小花で、優しさも加味してみました。

2017年2月14日火曜日

Flower Valentineに憧れて・・

贈ったり贈られたりするから、プレゼントって嬉しいのかな。
言葉にできない気持ちを、花に託して心を表現すること・・。
世界標準のバレンタインデーは、男性から女性に花を贈るらしいのです。
そんなフラワーバレンタインに憧れて、ちょっとときめくフレッシュアレンジ。
我が家はまだまだ程遠いところにおりますが、そんな世の中の流れも今夜は彼に話してみましょう(笑)。

感謝しているとか、愛しているとか、全てがその花たちにぎゅっと詰まっていて・・まぁ、男女が置かれている状況にもよるでしょうけれど、花を贈る習慣は本当に素敵です。
花を手にして笑顔にならない人を、私はまだ知らないです。
花の色や香り、柔らかさ強さの前では、やはり人は心が無防備になるような気がします(笑)。
それに互いを思い遣って選んでいるときのその気持ちを考えると、たまらなく感動します。
贈り物・・で、いつも思い出すのは、アメリカの小説家“オー・ヘンリー”の『賢者の贈り物』。
男女が互いに大切なものを売りお金にし、相手にこれだと思う“櫛と時計鎖”を買い求めた先に辿り着く結末が、とても切なく確かな愛に満ち溢れた・・言葉では表現できない気持ちになるのです。

さて、スタッフさんたちからは、今年もお心遣いを頂きました。
私が出来ることはきっとまだまだあるはずで、いつも何かしらの気づきを貰えることに感謝しています。
女性の生き甲斐としての仕事場になり続けられるように、私もサポート頑張ります。







2017年1月1日日曜日

ありがとうの花

新しい年が始まりました。
先ほど頭上で、年明けの花火が鳴り響きました。

今年は酉年。
鶏って、頭を空間に固定する能力に長けていると言います。
猫もまたそうだと聞いたことがあります。
コアがしっかりしていて、どんなに体が動いても軸がぶれない。
スポーツをする人であれば、こういったことは基本で大切なことなのかもしれないです。
運動をする・しないにかかわらず、一本筋の通った内面を持っている人に憧れを抱きます。
なかなか・・そういう憧れとはほど遠いところにおりますが、小さな理想を掲げて、今日からまた始まるわけです(笑)。

さて、昨日の大晦日は、予定外の仕事もありました。
一年の締めくくりを仕事で終えるのも悪くはないものです。
そしてお礼にいただいた“ありがとうの花”は、お正月向けのアレンジ。
とても嬉しくて、早速飾りました。


ひと回り年の離れた彼女は、年齢を感じさせない素敵な人。
言いたいことをさらりと言うのに、話を聞くときも受けるときもとてもスマートなのです。
彼女も素敵なら、やっぱり旦那さんも素敵。
迷いが生じた時に、身内以上に的確なアドバイスをくれた方でもありました。

痛みを知る人は、痛みを分かち合うことのできる人・・。
表面だけの美しさだけではない内なる強さや優しさを、いただいたアレンジに重ね観ています。

私にとっても、“ありがとう”の花で・・今年が始まりました。


2016年11月16日水曜日

Dammann Fréres~Caddy Arrangement~

紅茶缶ってとても好き。
そこに佇んでいるだけなのに、どうしてこんなに素敵なのでしょう。
頂いた紅茶、自分で購入した紅茶・・茶葉もすっかりなくなると、ちょっとお洒落な菓子缶同様に大切に戸棚にしまってしまいます。

先日誕生日を迎えた一番上の子のお祝いの際に、茶葉も残り僅かな紅茶を淹れました。
銘柄はダマン・フレール(No17)の“7PARFUMS”。
ベルガモット、レモン、ハスの花、ピタンガ、イチジク、バラの花びら、オレンジピール・・7つの香りを閉じ込めた美味しい紅茶でした。

空っぽの缶の残り香も甘酸っぱく、“サヨナラ17歳”の想いを込めて紅茶缶アレンジを贈りました。
真ん中にはオルネフラワーを添えて。
早速、部屋の片隅に置いてくれたようです(笑)。


中に入れたオルネフラワーは四つ葉模様(Quatrefoil・・クアトレフォイル)。
この4っていう数字。
あまり好まれていないようですけれど。
3、5、8(これは偶数)の黄金比をもつ花弁数とは別に、例えばハナミズキのようなあのフォルム・・私は安定感があって好きです(笑)。


きちんと製造された花器も好きですが、身近な何かに入れるのも好き。
ジャムやワインの空き瓶、ガラスピッチャー、ティーポット。
紅茶缶なら、ペン立てにもしています(笑)。
よく母が割れてしまった陶器やガラスの容れ物に、観葉植物やハーブを飾っていました。

使い終えた後のお気に入りの行く末を、日常に見届けられれば私も幸せ(笑)。
素敵な紅茶缶に出会い、そこにアレンジを入れてみる・・そんな楽しみをひとつ見つけました。

2016年9月27日火曜日

Anniversary Bouquet ~Bridal Round Bouquet ~

昨日の生花は、可愛らしいラウンドブーケレッスンでした。
基本を教えていただいての実践ですが、ステムの角度も花顔の向きも一つとして同じものがないので、生きている花はいつものことながら難しく感じます(笑)。

花材は、至ってシンプル。
オレンジ色のスプレーローズの名は、“ベイブ”。
微かに甘い香りがして、上品なこちらとヒペリカムのカラーリンクにまとまりを感じますが、今回素敵だな・・と思うのは、グリーン系のリシアンサスとの調和が心を捉えること。
最初、中心にガーベラ(ホワイトスター)を挿しましたが、何だかしっくりきませんでした。
全体を見て、花配置を変えて、さらに花を生かしていきます。




憧れの“利休草”登場に、胸がドキドキ(笑)。
繊細なつるの先や、緩やかな巻き具合が、利休草の魅力ですけれど・・。
初めての扱いに、とても緊張して良さが生かせませんでした。
もっとほぐしたかったな・・というのが今回の反省です。

美しい花嫁が持つことを想定してのブライダルブーケレッスン。
彼女の手元(ブーケで言う裏側)も、レザーファンで覆いふんわりリボンをつけて処理します。
見えない部分に少しだけ手間をかけるブーケ作りが大好きです。


数日前は、結婚記念日でした(笑)。
19年もの間、寄り添えた彼や自分にも驚きです。
もちろん、人並みに色んなことがあっての歳月・・。
仕事を終え、彼の目を見ればその日一日がどんなだったのか分かるし、彼が必要とする以上に、私も必要だと感じています。
これからも、自分の気持ちにただ従うだけ。
互いしか見えなかった19年前から、今までよりもっと社会へ目を向けて。

そんなこんなで、レッスン作品が贈り物(笑)
折角の美しさ、家族だけで楽しむのはもったいないので仕事場へ佇まわせました。

来年の記念日には、私自身の花セレクトでつくりたいな・・・。


2016年9月13日火曜日

Mint Pot ~for my dearest~

誕生日、記念日、その他諸々のライフイベント。
今月からそれらがコンスタントに巡ってきて、気がつけば年の瀬・・と感じることの多い我が家です。

最初に誕生日を迎える次女に、彼女が好きなグリーンカラーのアレンジを作りました。
大きなお腹を抱えていた15年前のこの月は、アメリカで同時多発テロが起きた月。
メディアで知る惨い現実と、それから数日後に生まれてきた命の尊さとを共に感じて過ごした時代でした。

子育て中の記憶・・というのは、忘れまいとしても所々飛んでいてまだら模様です。
母親として心が折れそうな出来事がある時は、記憶欠如の部分を埋めるべく時折アルバムを見返しています。


彼女に助言を求められる時、この頃思うのはこんなこと。
それは、私自身のこれまでの経験で感じ得た事柄でしか話を持ち掛けることが出来ないということに、ジレンマを感じている・・ということです。
だからどうしても話も考えも偏りがちです。
出来れば親も子もちょっと世界を広げて、それぞれに異なる場所で過ごして感じたこと共有したいな・・と思います。

学校以外の場所で、お盆明けから弓道を始めた彼女。
ずっとしたいと思っていたことに、勇気を出して挑戦し始めました。
家庭でも学校でもないコミュニティで、何を感じているのか。
これからも成長を見守りたいです。


2016年6月23日木曜日

幸せのウエディングトルソー~たっちコラムvol.5~

2016.6月号(No.85)のこどもたっちコラムです。


小道具を使ってアレンジする・・。
頭の中に浮かんだプチギフト計画は、手元に届いた一通の封書から始まりました。
子育て真っ只中の今、友人はウエディングドレスを身に纏い挙式。
その後は幸せを分かち合う食事会へ仲間をいざなうセレモニーへの招待状でした。
夫婦として信頼関係が培われてからの結婚式は、お互いや子どもたちを思いやるだけではなくて、過去とこれからも描くだろう愛の軌跡を確かめ合うひとときのように感じました。

トルソーに用いたプリザーブドフラワーの色名は、インド洋の宝石・・海の浅瀬を連想させる“モルディブブルー”と、ちょっぴりオレンジ色を含んだ“ブライダルピンク”です。
どちらも控えめなペールトーンなので、甘く溶け合い柔らかな雰囲気に仕上がりました。


高温多湿を嫌うプリザーブドフラワー。
湿度の多い日本で長く楽しむためには、夫婦同様気遣いも必要です。
花弁が透きと通ったり割れていたら、お疲れ気味のサイン。
そんな時は、袋や保管ケースの中に乾燥材や除湿剤と一緒にアレンジをしばらく入れておくと元気になります。

2016年6月20日月曜日

What's this? ~GrassPenStand~

昨年の父の日プレゼントは、マスコットキーホルダー“ひつじのショーン”(笑)。
長女が仕切っての贈り物は、年男だった彼への、“ありがとう&頑張ってね”祈願でした。

そして今年は、次女が仕切り番。
生き物、植物が大好きな彼女のセレクトは、こちら。
?何だろう?
観葉植物?育てる系?


実はこれがペンスタンドだと知って、皆でびっくり。
夫の無機質なデスク周りに、小さな癒しがやってきました。
試しにペンを立ててみたら、思った以上の安定感です。
仕事の合間に目をやると、にっこりしたくなります。

私には持ち合わせていない、子どもたち独自のセンスが大好き。
ありがとう。




2016年6月19日日曜日

Father's Day Strauss

実は、身内にモノを贈る時が、実益も兼ねた一番の練習だったりします。
義父は数年前に他界したので、実父がたった一人の父となりました。
老いてくると、欲しいものはなくなってくると言います。
きっと私にもこれから言えることなのでしょうけれど、必要なのは時間と健康。
生き方も暮らしも、どんどんシンプルになる父へ、今日は自作の花束を贈りました。


店先では、茄子紺のトルコキキョウとパステルグリーンのカーネーションが、私の目を惹きました。
小さなどんぐりのような可愛らしいライトグリーンの実は、ヒペリカム。
どんどん熟していけば、真っ赤になるのかな?
触るとツルツル固くて、暑い夏でも耐えられそうな強さを感じる実です。

お部屋に飾ってね・・と言うと、
「まだ、仏さまにはなりませんよ(笑)」との返事が。

小さな花束は、祖父母の眠る仏壇へそのまま飾られました。
そういうところが、とても父らしいと思うのです。

ヒペリカムの花言葉:悲しみは続かない

人一倍私を心配する父へ。
幼いころからの素の私は変わらないけれど、今はどうにか母になりました。
子を思う親の気持ちが分かるこの頃です。
だから、娘を思う父の気持ちはそのまま受け止めようかと思います(笑)
いつまでも生きてください、出来れば元気で。
穏やかにこれからも過ごせますように。




2016年6月6日月曜日

Darling ~Strauss~ 

記念日に、ささやかなお祝いに、花束を頂いたときはとても嬉しいもの。
小さな子どもが手にしたら、大人が持つより愛らしさも倍増するけれど、その分いたわりながら持つことはしなそうな気がします(笑)。

シュトラウス(花束)レッスン時には、貰う側がどんな状況下であっても解れずきれいな状態であるように、子どもが手にしたことも想像しながらラッピングまで練習します。
赤ちゃんをおくるみで包むように、仕上がった花束を優しくホールド。


このままの姿も絵になるけれど、可哀想なのですぐ水に浸けてあげました。
水を吸い上げて嬉しそうなおすまし顔も、記念に一枚。
本日のメインカラーは、シャンパンを思わせる大人上品なサーモンピンクの色味。
眺めていると日常を忘れてしまいます(笑)。



花材は、カスミソウのような可憐な小花ミスティーブルー(スターチス系)。
グリーンは、ブプレリウムで。
コットンカップと呼ばれるスプレーバラに、スプレーカーネーション。
そして主役のバラは、その名も“ダーリン(=最愛の人)”。
周りはほんのり頬を染めたようなピンク色。
遠目には、クリーム色に見えるのに、中を覗くとメインのシャンパンカラーがお目見えします。
透明感に溢れていて、ふんわり甘い香りです。
鼻を近付け過ぎて、花弁にキスをしてしまいました(笑)。

時間とともに、“ダーリン”が開いてきました。
優しくも華やかな雰囲気です。

愛しい人へ。もしくは愛しい人から。
柔らかでロマンチックなこんなバラを一輪でも贈ったり頂いたら、もうそれだけで胸がキュンとなる美しさです。
ダーリン”恐るべし、花の力(笑)。





2016年5月19日木曜日

Pretty Angel ~Baby Gift ~

自分自身がどうだったかと言えば、妊娠中も産後も大変だった気がします。
体のしんどさも去ることながら、母親になっていくこと。
今年3月の“いわき WOMAN FESTA”での、吉岡さんのお話”が心に染み込んでいったのは、そんな理由からです。
子どもと一緒に泣いたり喜んだり・・自分の成長は我が子といつも一緒です。

身近な人が、昨年の暮れに可愛い赤ちゃんを無事出産されました。
里帰りもされていたし、会えるタイミングがなかなかなかったけれどようやく贈れます(笑)。

淡い3色プリザを入れて、優しい雰囲気の鳥かごギフトを作りました。
羽ばたくまでそばで大切に見守られて、すくすく育っていくのでしょう。
我が家にはいない男の子。
優しく逞しく生きていってね!


母親になってきっと戸惑うこともたくさんあるだろうけれど、会える時間は彼女の話したいことはいろいろ聞いてあげたいなと思います。
答えが出なくても、気持ちを抑えず吐き出すことは、母親となった自分を癒せる時間につなげられると思うから。

ともあれ、今日も可愛い赤ちゃんと彼女に会えて嬉しかったです。
抱っこした柔らかさとぬくもりと、優しい匂いがまだ残っています。
時々成長を見届けられることに感謝して・・。
これからもよろしくお願いします(笑)。

2016年5月18日水曜日

Feminine Crown ~lavender color~

午前中は、学校図書ボランティアの本年度初の打ち合わせがありました。
立ち上げた頃から細々と続けて、7年目。
新しいメンバーも加わって、今年も楽しく活動できそうな予感がします(笑)。

さて、お花の方は・・・。
クラウン型のロートアイアンに、フェミニンカラーを入れてのプチアレンジが完成しました。
メインはラベンダーカラーのプリザと紫陽花。
ストライプリボンで甘さを中和したつもりだけれど、仕上がりはとても女性的になりました。

爽やかなアレンジも好きですが、ガーリー以上フェミニンに限りなく近いこちらも大好き。
後日、お世話になっている方にお贈りします。



仕事や子育て以外に、自分のやりたいことをちょっぴり日常にプラスする毎日・・。

読み聞かせを続けていられるのは、花時間同様にそこに静かな悦びがあるからです。
波動が同じなのか、どちらの時間も集まる人たちの空気感がとても心地よいです。

家族と過ごす時間ではない、自分の居場所作り。
いつか巣立つ子どもたちに心は離さずとも・・巣立ち後の私自身の生き方をも考えるこの頃です。



2016年5月8日日曜日

Mother's Day Wreath

ここ数年、“母と娘の確執を乗り越えるための本”を、店先でよく見かけます。
娘を持つ母の思い、実母と向き合う娘の思い。
どちらもよく分かる自分がいます。
(あー!私だけではなかったのね)って、驚きと安心と(笑)。

いつだったか、夫がこんなことを言ってくれました。
「自分たちの世代で出来ないことは無理してやらなくても、次の世代の課題になるだろうから。信じてやれることだけをやろう。」と。
当たり前のことをその時彼は言っていたのだと思いますが、それを聞いたら肩の力がスッと抜けて、何が何でも頑張らなくて良いのだと思うようになりました。
結果、子育ても母娘の関係も楽に(笑)。

どの子も母体は同じなのに、性格や感性はバラバラです。
私も母も娘たちも、「個」の集まりなので分かり合えないことがあって当たり前。
もちろん共感し合えることも沢山ありますが。

色んなことを感じられる今があるのは、母から生まれてきたから。
この世に生を与えてくれて、ありがとう。


プリザーブドとアーティフィシャルでバラのリースを作りました。
花の大好きな母へ、日頃の感謝の気持ちを込めて。

母親になったら、実母の気持ちが少しずつ分かるようになりました。
母親歴は、27年間の差があって私はまだまだ未熟だけれど、彼女を見てもっと改めたいと思う部分は、いつもの生活で実践あるのみ。
真似したいところは、娘の世代まで引き継ぎたいことです。
私の良いところも悪いところも、娘たちにはよく見て心で感じて欲しいな・・と思う“母の日”です(笑)。

2016年4月26日火曜日

進級祝いのブックコサージュ~たっちコラムvol.3~

2016.4月号(No.83)のこどもたっちコラムです。


コサージュ・・というと。
アクリルケースに大事そうに納められた“大人女性の特別な美装飾品”というイメージが真っ先に浮かびます。
七五三や入学・卒業式などでは、胸元に造られた花を添える女性のたしなみが素敵だし、結婚式で男性がタキシードの左胸に飾る小ぶりのコサージュ(ブートニア)も繊細な華やかさを感じます。
ヨーロッパでは昔、女性の家までの道に咲く野花を男性が摘んで束ねたあと、プロポーズするのにその花束(ブーケ)を用いたそうで、女性はそこから抜いた花を男性の胸に挿して(ブートニア)、想いに応えていたとのこと。
美意識を形にした“コサージュ”には、それを目(手)にした相手を思いやる“小さな愛”を感じます。


進級・入学した娘たちに、コサージュ添えの洒落たノートを贈りました。
枯れないアーティフィシャルフラワー(自然の形になぞられて造られた花)を用いたのは、この時を思い出に残したいから。

花材には彼女たちが幼かった頃一緒に積んだ野花や、今春のプランターに溢れる花々をイメージしました。

小さな愛が届けば、私も幸せ。

2016年3月21日月曜日

気遣い

宿題の終わっていない、夏休み中の子どもの心境・・(笑)。
入学用品の準備に追われています。

下の子へ行くほど、何事もゆるくなる現実。
上の子で使い勝手は心得たので、手作り品にも改良を重ねているけれど、何分私の取り掛かりが遅いのです(笑)。
先日、末娘と一緒に手芸屋さんを覗いて、材料を一揃い購入しました。
これだけは準備してくださいね・・と、学校から伝えられている物の他に、つい作りたくなるのが小物類です。
入学式までの限られた時間の中で、出来るかな?と思っていたら、長女よりポケットティッシュのカバーを貰いました。
学校の家庭科の授業の延長で、妹たちの分まで作ってくれたみたい。
私の手持ち端切れが生かされてとても嬉しいです。

ありがとう。



もう、他界して20年以上経つ祖母は、その昔女学校の家庭科教師をしていました。
家の北側・・寒い廊下の突き当りに、足踏みミシンが置かれていて、母も使っていた記憶が思い起こされます。
電動ミシンに代替わりしてからは、蟹さん刺繍の椅子カバーを作ってくれたり、私自身も夏用ワンピースを縫ってみたり。
裁縫箱と布を広げると、あれもこれも作りたくなる欲が出てしまうので、今は目先のものだけに集中しなくちゃ・・です(笑)。


2016年3月15日火曜日

Long Eclair

生まれて初めてエクレアを口にした小学生のころの記憶が、まだ鮮明に残っています(笑)。
シュー生地にクリームを入れるだけなら味の想像は出来るのに、コーティングされたチョコレートとの好相性に子どもながらに驚き・・細長い形にもびっくり。
味や食感の記憶から、昭和時代の懐かしい思い出までもが蘇ってきました(笑)。

昨日のホワイトデー。
父からのお返しは、地元洋菓子店“パティスリー グランブルー”さんの全長30㎝もある“Long Eclair”でした。
先月は娘たちと気持ちばかりの手作りクッキーをプレゼントしただけなのに、気持ちもボリュームも倍返し。
毎年のこととは言え、かたじけないやら嬉しいやら。

不在中の上の子の分は、妹たちのお腹の中にしっかり入り消えてなくなりました(笑)。
甘いものをいただくと、みんなにっこり笑顔になります。

「おじいちゃん、ありがとう!」



孫の顔を眺める横顔が、エクレアよりも甘くて可笑しくなります。
高度成長期の真っ只中を、生きてきた父。
エクレアに昭和の匂いを感じるのは、年老いてきた父が徐に箱を差し出したから。
近い関係ほど、こんな心遣いがとてもありがたく感じます。

私が出来る親孝行があるとすれば、そばで子どもたちの成長を見届けてもらうこと・・かな。
昨夜に引き続き、今日も下の子は父の部屋で眠るそうです。
只今、リュックにお泊り支度準備中・・(笑)。
(いってらっしゃい。おじいちゃん、よろしくね。)


2016年3月12日土曜日

Mini Chocolate Pie

夕食後に、上の子たちが作っていました。
先日私が友だちから聞いてきた“簡単チョコパイ”です。
冷凍パイシートにカットしたチョコを入れるだけの手軽さなので、すぐさま娘たちは飛びつきました(笑)。
写真手前は、長女作のミニクロワッサン擬き(笑)。3cmの超ミニサイズ。
今夜は試作だそうで、皆で出来たばかりの熱々をパクリ☆


市販の、あのお菓子にそっくりな食感・・。
むしろサクサク感は倍増!
と~っても美味しかったです。

子どもたちとキッチンに立つと色々思います。
直近の問題は長女のこと。
我が家では最初に巣立つ予定だけれど、何かと大丈夫かしらって(笑)。
どうにかするよ(笑)との彼女の言葉を信じつつ、今日も遠巻きに眺めるのでした。

それはともあれ、教えてくれた友だちに感謝。ありがとう!


2016年3月11日金曜日

Memorial~仏花アレンジ~

東日本大震災から5年。
沢山の命を失いました。

時間が過ぎても、あの時の恐怖や戸惑いは記憶から消えることはありません。
反対に、気付いたこと得たものもたくさんあって今に至ります。

自分が信じるものは何かをはっきりと知ることが出来ました。
それを次を生きる子どもに伝えることは、絶対に必要で大切なことです。
きっとこの先も色んなことがあるだろうけれど、もしその時隣にその子が信じるべき大切な人がいるのなら、心を重ねて乗り越えて欲しいと思います。

我が家にとって3月は、大切な人を亡くして偲ぶ月。
ずっと繋がっている命に感謝する月。
見守られているな・・と思う月。

花アレンジを覚えた今、仏壇にお供えしようと思います。



タッセルには、祈りを込めて輪にしたパールを通しました。
合掌して天を仰ぐは“デルフィ二ウム”、今日もまっすぐ前を見てまた生きられるように“ダリアや濃紫バラ”の意志の強さを正面に。
花には悲しみや喜びを表現したり、人の気持ちを代弁してくれる力があると思います。
心を静かに癒してくれる力も・・。

東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

2016年3月9日水曜日

Angel Pot~First Kiss~

昨日は朝から鼻の奥がむずむずして、何だか涙目・・。
風邪気味な状態からもなかなか抜け出せず、ひょっとして花粉に反応している?と疑いつつも、騙しながら一日を過ごしました。
そして、今日の雨模様。
こうも気温差が激しいと体調管理が難しくなります。これ以上酷くならないように気付けなければ。

先日、高さ15㎝ちょっとの手のひらサイズの“Angel Pot”にプリザーブドをあしらいました。
花をセットする部分は貝殻のくぼみになっています。
後日、目上の方にお嫁入りするプチアレンジです。

フランスの画家、“ウィリアム・アドルフ・ブグロー”の「First Kiss」。
イメージはそのプリント絵画から。
忠実さという点では元々の作品より少し雰囲気は変わりますが、この額絵の柔らかな色合いが大好きです。
彼の描く天使や少女の絵は、肌の質感が柔らかくて優しくて見ているだけで癒されます。




天使モチーフ、石膏、薔薇、パール、サーモン・マカロン・アプリコットピンク。
額のトリミングにレタリング。
自分の好きがいっぱい詰まったフォトとなりました。

作ったものを見送るのは喜ばしい反面、名残惜しい気もしますが。
写真を撮って、気持ちを切り替え一先ず完結です。
記憶媒体に残して、いざ次へ(笑)。