2017年7月5日水曜日

梅の実

梅雨時期の、貴重な晴れ間。
気温がぐんぐん上がると、"水の中はいつにも増して気持ちいいだろうな"と必ず考えます(笑)。
体育と言ったら、私は夏の水泳学習が大好きでした。
6年時の研究授業の体育では、唯一逆上がりができなかったけれど(笑)。
今では笑い話になりますが、当時は本当に真剣に悩むほど。
放課後の校庭で、出来るようになるまで猛特訓した記憶があります。
雲梯や登り棒、鉄棒は大嫌いだったのに、球技や長距離・・それから泳ぐことは大好きでした。
そういう幼い頃の思い出は夏が来る度に、いくつになっても思い出されて懐かしい気持ちになります。
本日の末っ子・・今年に入って初めてのプール授業があると思いきや・・盆踊りの練習だったようです。
台風一過、じりじりと夏の日差を感じる午後。
見守り隊も兼ねて、日傘片手に子どもたちと今日の出来事を話しながら、和やかに下校してきました。

さて、台風に用心していた彼は、初めて実った果実を予め収穫していました。
早春に、たくさんの花を咲かせた南高梅
梅雨前はこんな感じでした。


丸々としていて、でもちょっぴり小さ目。
初めて実をつけた割には、よく育ってくれたと思います。

数えるほどの実ですが、やはり嬉しい。
いつの間にか彼の気持ちも分かるようになって、実をつける樹木の育ちを見届けるのが楽しみです(笑)。
収穫後ボールに入れたら、ほんのこれだけ。
小さなガラス瓶に、梅をリカー漬けしてほんの少しの梅酒を作ってみます。
二人で数回飲んだら終わってしまうかな(笑)。



2017年7月3日月曜日

Lady Noire ~「オルネコレクション」掲載作品~

憧れ尽くしのこの頃。
教室に通い始めた時に、先生と写真の話になって・・真っ先に私は話題に出したフォトグラファー山本正樹氏Lily Chicのこと。
私にとっては、もう、それは憧れの域を超えていて、山本先生のブログを読むだけでいつもドキドキしてしまいます(笑)。

今回、オルネフラワーの撮影が山本先生だと伺い、二つ返事で作品制作に挑みました。
オルネフラワー協会が10周年を記念して出版した『Orne Collection(オルネコレクション)』。
掲載されている作品は、どれも本当に素晴らしくてため息ものです。

さて、私の作品名は"Lady Noire(レディ ノワール)"。
ベロアのフロッキーがとても大好きで、一目惚れして購入したドイツ製のワイヤーリボンからヒントを得ました。
リース台にもベロアのリボンを巻いて。
それぞれ異なるオルネモチーフ(Lady)の美しさを引き出す最高の黒(Noire)は、オーガンジーやベロアの異なる質感で表現しています。
山本先生のスタジオに送り出す前に、私も愛しいリースの記念フォトを一枚(笑)。

言葉に出来ないくらい、思い出に残るオルネリースとなりました。



華やかさや、慎ましやかさ、いろんな要素を考えると、この作品も憧れのグレース・ケリーにたどり着きます。
彼女の美しさに垣間見れる父親へのコンプレックスや、夫や子どもたち・・そしてモナコという国へ愛を貫き通したこと・・。
ひたむきな努力を続けた王妃の、強さや優しさ、光と影がこの"Lady Noire"の真髄です。

大学生の頃、彼女のポストカードをアパートの洗面台に飾っていました。
20年以上も経ったので、元々のセピア色がさらにセピア色(笑)。
イーゼルのとなりにフォトカードを置いてみたら、グレース・ケリーに捧ぐ哀悼のリースのよう。
いつまでも色褪せない彼女の美しさ。
こちらもまた・・永遠の憧れです。



書籍『オルネコレクション』(誠文堂新光社)は、一般書店よりお求めになれます。
とても美しく素敵なオルネフラワー。
人の手が創り出す、金属装飾の世界を一度ご覧になってみてはいかがでしょう。
花同様に・・美しいものを見ていると、心がとても解れて笑みがこぼれます。



2017年7月2日日曜日

17年目の夏椿~植物の生命力~

今日も蒸し暑かった。。。
昨夜は、珍しくなかなか寝付けずにいました。
もっともっと暑くなるこれからに、何だか身構えてしまう自分がいます(笑)。

先月から咲き始めた17年目の夏椿が、今年も咲いてくれました。
朝開いて、たった一日で地面に落ちてしまう・・とても儚い花です。
花弁の質感が、まるで蝋細工のようにも思える、しっとり張りのある手触り。
私にとっては、特別な思い入れのある大好きな樹木です。

いつだったか、この木の細枝が折れてしまいました。
手当もせずにそのままでいたら、骨折した形のままで、今なお逞しく育ち続けています。
数年前、専門の方に枝を整えて頂いたときに、"この姿、なかなかなれるものじゃないから、剪定せずにこのままでおこう"と言われました。
枯れずに自力でついた枝だから、あるがままで生かしておく・・とても感動した記憶があります。


そう言えば、数か月前の強風で、我が家のミモザがまた倒れました。
実はこれで二回目・・。
元々根の浅いミモザなので、見る見る褐色に枯れ枝となってしまって、適した処置だったかどうかは果たして疑問ですが、とにかく私は枝を大まかに落としました。
・・・でも。
木を根こそぎ倒すことが未だに出来ません。
この梅雨の時期、どの木々も雨を喜んで受け入れているのに、そのミモザだけは茶色くなったままそのままの姿でいます。
見るたびに私は胸が張り裂けそうになるけど、まだその木が生きているのではないか・・と、どうしても思えて最期を受け入れられずにいます。

もしも、本当に駄目ならば、きっとそれもその木の生命力。
"花や木は、何度も育てることを失敗して覚えていくもの・・"
耳にタコができるほど、母に言われている言葉です(笑)。
私は受け入れて、忘れずに生きていくのだなって思います。
可哀想だけれど、受け入れて。

発売になったばかりの花雑誌でも読んで、気を紛らわそうかな。

2017年6月30日金曜日

佐藤錦のアントルメ

夏休みを来月に控えて、そろそろ、私、そわそわ(笑)。
子どもたちがまだ学校へ通っているこの時期に、出来る限りのことをしようと、それはもう、新しい年を迎える前の・・師走の慌ただしさに近いものがあります(笑)。

来月のスケージュールも、いつの間にか真っ黒です。
突然予定が変わることもあるので、スライドパズルの要領で、どうにか日程を調整しています。

そんなわけで昨日は、来月予定していた洋菓子レッスンを受けました。


今回は、旬の佐藤錦を味わえる、爽やかなホワイトチョコムースのアントルメ。
中にサンドされたサクランボとライム、それから青リンゴのゼリーの酸味が効いています。
クランブルのような、サクサクほろほろの食感がとても美味しい、シュトロイゼン。
余り分が子どもたちにも好評だった、ジョコンド生地。
これらを順序良く重ねて仕上げていきます。



専門的な知識がなければ、いつも私一人では作れそうもない本格的な美味しさです。
昨日も会話が弾んで、色んなことを教えて頂きました。

花時間から始まったご縁ですが、共有できるインテリアの話も盛り上がり・・日が暮れるまでお邪魔してしまいそうな居心地の良さと、話題の豊富さ(笑)。
主婦として、女性として、様々なことに刺激を受けて帰宅します。

今よりも、もっと家庭に目を向けよう。
かけがえのない時間を大切にしよう。
欠けているものを補い、私個人と家族の心も満たされる、とても豊かな味わいでした。
これで心置きなく、一先ず夏休み・・母親として、子どもたちとの時間をたっぷり満喫できそうです(笑)。
素敵な時間を共有させていただき、いつもありがとうございます。






2017年6月29日木曜日

Charming Strauss ~Round Style~

まる~い花束。
基本の花束作りって、毎度のことながら難しいのですけれど、この頃気負わずまとめられるようになってきました。
でも、輪郭はまだまだ。

レッスンでご一緒にさせて頂いている、素敵なベテランのご婦人。
私が花に触れ始めた20年前も一緒に花時間を共有させて頂いていたのですけれど、その方はずっと辞めずに習われています。
それはそれは、本当にさくさくと丸く作られる上、仕上がりも美しい。

さて、この頃仕上がったアレンジには、勝手に名前を付けるのがマイブームです(笑)。
今回はラッピングで、これほどまでに印象が変わるのか・・という、コケティッシュさ(笑)。
まるで、サーキュラースカートを纏ったような、とてもチャーミングな仕上がりになりました。
長女の年頃に合いそうな初々しさと、素敵さです。
愛らしくて、愛されていそうで・・何だか、ドキドキします(笑)。
フレッシュフラワーのパワーって凄いですね。
そんなわけで、"Charming Strauss"の出来上がり(笑)。



今回の花材は、以前用いた赤紫色の"ステファン"、父の日でも用いた大好きなカーネーション"ラスカルグリーン"、そしてまたまた好みの"ファンシーローズ"。
ラッピングを解いても、愛らしさは変わらない・・というより、むしろ本来の美しさがお目見えした感じです。
大好きなピンク×グリーンの配色なので、自分で心が安定するのが分かります。

小さな丸い花束なら、自宅でも作れるかも・・と思えるようになってきました。
メインの花、色、その他の花材・・。
テーマを決めて花の美しさを想像するだけで、日常生活に張りが出ます(笑)。

今朝のファンシーローズはこんな感じ。
お弁当作り前に、一枚!
スプレーローズって、開花しないまま最期を迎えてしまうことも多いのに、良かったぁ(笑)。
蕾が開いて、更なる可愛らしさを見せてくれています。
もう、びっくりするくらいの花弁の数です。

生かされていることに、花に触れられることに・・感謝。
一日のうちで、何度でも花と目を合わせて元気を貰っています。
今日も頑張れるかな(笑)。




2017年6月28日水曜日

絵本 とうふができるまで

授業参観の昨日。
町探検の発表は、どの子もとても素晴らしかった!
どんなものを見て来て感じたのか、子ども視点の"わが町"は、大人の私も知らないことがあって、新たな発見に嬉しくなります。

そして、今日は読み聞かせ。
私の担当は、我が子のクラスとなりました。
連日子どもたちと会えるなんて、本当に幸せです(笑)。

今日の絵本は、『とうふができるまで』。
町探検では、その様子を見学してきたグループもありましたが、クラスのほとんどの子どもたちは、まだ"とうふができるまで"を知りません。
豆腐って、無駄のない素晴らしい食べ物です。
大豆が姿を変えて、店先に並び私たちの食卓に上ること。
豆を育てる人がいて、それを食品にしてくれる人、売る人、料理してくれる人・・。
もちろん、そのままでも豆腐はとても美味しいけれど、たくさんの人の手を介して、ようやく口に入れられること。
子どもたちはこの夏、自分たちで育てたプランターの野菜の収穫を楽しみにしているから、きっとわかってくれたと思います。



さて、外は・・。
学校の紫陽花が見ごろでした。
梅雨の鬱陶しさって、草花を見ているとどこかに飛んでいく気がします。
用務員さんがきっと手をかけてくれている紫陽花も、毎年きれいに花を咲かせてくれます。
見えない人の手・・。
豆腐と一緒だな・・なんて感じながら、しばし観賞(笑)。



この隣には、巨大なグミの木がありますが、もっと目を引く珍しい花が。
それは、柘榴(ざくろ)の花!

朱色の花が、見事に満開。
(なかなかスマホでは、上手く撮れませんが。。。)
小さくて赤い実が、すでに花の根元に付き始めている様子も見受けられます。
たわわに実る秋が楽しみ♡

子どもたちは、とても可愛いです。
この6年間で、30センチは身長が伸びるでしょうから、卒業するころには、もっと大人びた姿に会えるかな。
花も実も楽しめる柘榴のように、みんな逞しく、立派に成長してね。

今日もありがとう!



2017年6月27日火曜日

スフレ皿のお茶会ギフト ~たっちコラムvol.17~

2017.6月号(No.97)のこどもたっちコラムです。


(喜んでくれるかな?私のセレクト・・)
誰かに贈りものを選ぶ時は、いつもそんな不安とワクワク感でいっぱいです。
花に触れる時間が多くなってからは、心の中に浮かぶギフトはこの頃いつも花ばかり。

先月、こちらコラムでもおなじみの Akiko mama の繋がりで、少人数制の花教室を開かれている先生のアトリエへ、生花のプチアレンジ片手に伺いました。

せっかく集う女子会なので、その場で気軽に飾れて各自お持ち帰りできるお茶会ギフトを。
あくまでもカジュアルに・・100円ショップのスフレ皿(3.5寸)とリボン持ち帰り用のペーパーバッグを選んでみました。



弾む会話を想定すると、花材は暖色系かな。
ジューシーなオレンジ色のスプレーバラ "ベイブ" や、シックなアプリコット色のバラ "オークランド" に、大人女子が失いたくない元気さや潤いを心の底から託してプレゼント(笑)。
もちの良いエクレールやエリンジウムの添えれば、素人仕込むのアレンジも、小洒落た感じに仕上がりました。

花を労わって届けるまでの想い・・花屋さんの気持ちがちょっぴり分かった花時間です。