2017年9月12日火曜日

香る花束〜補色の美しさ〜

いつもの丸いガラス花器に収まる、可愛らしい花束レッスン。
何と言っても今日の魅力は、主役の黄色いバラ“トゥールーズロートレック”の香りかな。
パヒュームのようなすっきりとしたこの香りは、私の記憶にあってリラクゼーション効果抜群でした。
まるでラナンキュラスと見間違えてしまいそうなほどの、たっぷりとした花弁の数。
手の中で花束を組みながら、時折鼻を近づけて・・うっとり。
とても美しく優しい色です。



今年の父の日にも花材として用いたハイブリットチースが、今回のアレンジにも入っていますが、こちらが入ると一気に上品な愛らしさが増す気がしています。



今日のトルコキキョウは、“ボヤージュグリーン”。
大きめのフリンジ系のこちらは、花の巻き具合と爽やかなライムグリーンがとてもきれいです。

相変わらず花束は難しい。
ふんわりと優しく・・花を傷つけないように螺旋状に組みました。
ところで今日の色合い。
小さなスプレーローズ“レモンベイブ”が、更に黄味を強調させているのに、青紫のデルフィニウムとの相性がとても良いのです。

すべて調和がとれていて、補色の美しさとはこういうことかな・・と考えます。
花から学ぶことは、本当に多い。
見た目の美しさだけではないし、それぞれの個性だけでもないし、花材の多さだけでもない・・各々の馴染み具合。
人との交わりとも同じかな・・なんて思ったりして、とても集中できる心地よい花時間でした。



いつものように、短すぎて使えなかった花材をミニアレンジに。
やはりいつもの場所に飾ると落ち着いて、穏やかな気持ちになります。
小さいのに、華やかさには欠けるのに、とても素朴な愛らしさです。



虫の音とともに、深夜の外は雨音が響いています。
今日も日中はちょっぴり暑さが戻りました。
それでも秋を感じられるこの頃。

目覚めのキッチンで、今日の花束を愛でるのが楽しみです(笑)。
もう寝なくちゃ・・。
おやすみなさい。





2017年9月10日日曜日

愛と星占い 〜車中にて想う〜

早朝より私用で都内へ。
定期テストやらピアノの発表会やら、下の娘たちそれぞれに大事な行事を目前に控えているのに、こんな時家を空けるいうのは、ちょっぴり不安です。
でも私の場合は家で仕事が出来る分、必然的に子どもと向き合える時間も多くなるので、お互いのために、子どもの力を信じながら、たまには距離を置くのは良いかと感じる時もあります。

昨日は、我が子以外の子の心に触れる、想定外の出来事がありました。

例えば私の子育てでいうならば、子どもから求められるだけ・・出来ているかどうかは別として、その子の心のコップが溢れるまで(恩師の言葉をそのままお借りして)、愛と安心感を与えたいと思うけれど。

仮に親の心にもケアが必要ならば、それはやはり難しいこと?
親の心の安定は、何で満たすことができるのか?
時間的ゆとりがあれば、愛を与えられるのか?
子どもは親の愛を、どの程度感じて愛されていると思うのか?
経済的豊かさがあれば、必ず心は愛で満たせるものなのか?

すべてに疑いを持つこと、多角的に観ようと私は努力しようとするけれど・・ひょっとしたら私の考えが間違っているのかもしれない・・でも・・。
・・・移動中、私の頭の中は自問自答を繰り返していました。

加えて震災後の歳月を振り返って、宿命、運命、いま立っているこの時を。
この一冊に答えが書いてあるわけではないけれど、朝出かける際に何気に目をやった本棚から取り出して、参考までに確かめたくなりました。



全てに迷いながら、毎日は選択の連続です。
正誤のない自分の判断に、私も戸惑うことが多々あります。
子育てに正しい答えがあるのならば、誰しも自信を失くしたり、自分の心の声が見えなくなったり、泣いたり後悔したりはしないはず。
ただはっきりと分かるのは、子どもの表情や仕草さ、言葉の端々から、愛の枯渇具合が見えてくることがあるのです。

我が子のことって、どうしても客観的なものの見方ができずに、分からなくなります。
実際私もそうだから・・。
それでも。
子どものシグナルだけは、察知できる自分でいたい。
今だ!というタイミングで、愛を充足させられる自分でありたいと思うのです。

その子の人生と私の人生。
短時間に交わした中で垣間見られた心の寂しさ、そしてその子の横顔を、忘れることはできません。
細々と続ける絵本の読み聞かせは、そういった子どもにこそ届けたい贈りものです。

2017年9月8日金曜日

What's my Personal Color ?

色鉛筆、折り紙、カラーチャート、空に浮かぶ虹・・。
きれいに調和された色彩のカラーパレットは、眺めているだけで心が弾みます。
そのパレットの中から、TPOに合わせて、今日は何色を体に纏うか、メイクはどうしようか、アクセサリーは何色系統にしようか?と選ぶとき、そこには自分の心地良さや、好きが反映されていて、それが自分に合う色だと・・これまでは信じて疑いませんでした。
ところがです。
たくさんの色布を顔のそばに当ててみると、自分の好きが必ずしも顔色を艶やかにいきいきと見せる訳ではなかったのです。

今日は、おもてなし・マナー教室『エクラ・エテルネル』を開いている義姉のもとへ、パーソナルカラー診断を受けに行きました。
Spring、Summer、Autumn、Winter・・4つのタイプに分けられる基本の色。
私は自分の色を、ずっとブルーベースの夏か冬だと思っていたのに、実際は春カラーが最も顔色を良く見せることを知って、それはもう衝撃的で、新たな喜びで、ただただ感動の連続(笑)。



そういえば、ピンク色の布地を何色か胸に当てているときに、なぜか涙が出そうになりました(笑)。
別に泣きたいわけでもないのに、ウルウルとしてしまったのです。
潜在的な何かを刺激した?
色の持つパワーを感じずにはいられないひと時でした。

まだまだ続く子育ての合間にも、ちょっとずつ自分にも手をかけたい(笑)。
自分を磨きたいと思う女性の願いは、いつかはまた夫婦二人になってしまう時間へむけて、また子どもや社会と向き合う自分のための、いきいき投資とでもいうのかな。
今しかできないこと、今だから過ごせる時間の活用方法を、ここへきてちょっぴり見直ししています。
自分を自分で励まして、また明日の仕事や家庭へと向き合うわけです(笑)。
パーソナルカラー・・私色を知ることは、そういったことの再確認にもなりました。

今日は有意義な時間をありがとう。
諸々ブラッシュアップの手助けを・・しばらくお世話になりそうです(笑)。

ichi ~カフェメニューの撮影へ~

今日はとても写真が多いです(笑)。
しかも、空腹時に見たら、どれも美味しそうで間違いなく泣けてくる品々・・。

今月20日にいわき市平の大工町にオープンする、駅前サンドイッチカフェ『ichi』
まちのみんなが集えて、託児スペースを併設したモノづくり工房もあるカフェです。※ichiの詳しい情報は、友人のブログで!⇒



ここから、“お互い(each)” が “一歩踏み出し” 成長しあえる場所になれたら・・。
産後子どもを見てもらいながら、仕事や自分の好きなことができたなら・・。
「子育ても自分も諦めたくない」一そう思う女性の願いを、自身も社労士として働き、この秋ママになる友人が、既存の建物をリノベーションする形で実現しました。



元々は、大工さんがたくさん住んでいた大工町。
昼間人通りの少なくなったいわき駅前(大工町を含む中心市街地)で、モノづくり文化によるコミュニティ形成ができるのか・・この3年間の実験プロジェクトで少しずつ地域が活性化し、4年目以降のさらなるステップに繋がれば良いなと、私自身も思います。





そもそも、カフェに訪れた女性が活気づく。
子育て・家庭・仕事・・介護、互いの悩みや現実を共有・共感し、心と体のコリを解しながら社会に向き合っていこうとする小さな一歩が、ここには確かに存在していくのだろうと思います。

さて。
前置きが長くなりましたが、今日はカフェメニューの撮影へと出向きました。
花写真はいくらでも撮りますが、ね。
食べ物・・しかも、こちらに集うお客様にお出しするサンドイッチメニューの撮影となると、訳が違います。
フォトスタイリングも自分で考え準備しての・・私のはじめての一歩(笑)。
素敵な写真が撮れたので、今日は美味しい写真(本当に美味しかった!!!)のお披露目です。
まずは妊娠中や授乳中でも飲める、体も整うメディカルハーブティーから。
Creemaminneでもお馴染みの、メディカルハーブのお店“oluolu”さん。
私が頂いたこちらは、女子力Up(女性ホルモン・お肌の調子を整える)tea。
ハイビスカス入りなので、この鮮やかなルビー色に癒されます。
こんなに美味しいハーブティ―をつくられるなんて。
いつの日かお会いしてみたいです。



美味しさって、見た目の美しさって・・どうやったら引き出せるのでしょう・・⁉
様々な角度で撮りました(笑)。







店長が作ってくれたサンドイッチは、見た目、味、最高です。
まずは、スパニッシュオムレツから。



続いて、エビアボガド。



極めつけ、生ハム。



今見返しても、美味しそう。

続いてのミッション、スイーツ撮りも行いました。
こちら、オレンジソースもまた素晴らしい!



さらに美しいソース掛け。



そして、トロトロふわふわのフレンチトースト。



我が末っ子の育てたミニトマトやら、私のコラムアレンジのグリーンポットやら賛助出演もあって(笑)。
素人撮りを受け入れてくれた友人に感謝です。



おまけはこちら。
我が家にあったフレッシュ・シュガーバインを、ichiへ置いてきました。
だって、ここに残りたいと、この子自身が言っていますから(笑)。
それほどまでに、この場所がよく似合う。



母子ともに無事なご出産を心よりお祈りしています。
夢を形にすること。
それを間近で見せて頂き、彼女やそこで働く皆様からは元気をいただきました。

ichiのオープンキャッチフレーズは、「つどう。つながる。つくりだす。

昨年、いわき市男女共同参画推進団体『いろどり』を立ち上げ、この春市へ登録した私自身が今一番欲しい言葉です。
いろどりの話も、いずれまた。

本日は本当にありがとうございました!

2017年9月4日月曜日

Urban×Chicな秋色アレンジ

前回のフレッシュレッスンはいつだった?
毎年盛夏時期は、教室レッスンはお休みなので、おかげで夏休み中の子どもとはたくさん向き合えるのですけれど、心が寂しい。。。
今日はしばらくぶりの花時間がとても嬉しくて、ドキドキ・・ときめきし通しでした(笑)。

写真を撮っていると、そのものをらしく写したいという願望があります。
例えば柔らかな綿毛はふんわりと、儚い花弁は美しく、粗なものは荒く、硬質なものはコントラストをもって。
今回の柄の長い花瓶の美しさは伝わるかな。
花器だけで40センチは高さがあります。
ガラスの光沢と黒い器部分が、とても洗練された素敵さです。



黒が大好き。
どんな色を合わせても、すっきり決まるなといつも思います。
今日はワレモコウやレックスベゴニアのダークカラーとリンクして更にアレンジが引き締まりました。
この微妙な色は、日本の伝統色でいう黒鳶黒紅あたりかな・・?


パンパスグラスをコアにしているので、全長1メートルを超えるあしらいになります。
全体を映すと・・こちらもゴージャス(笑)。
カーネーション(ファリダ)やケイトウが、秋色アジサイにとても合います。
グリーンで用いたマンサクや、ピンク色の小花が可愛いワックスフラワー。
ラインフラワーのリンドウも・・面で魅せるフラワーアレンジは、どんな花材を合わせてもうまく収まるのが凄いなといつも思うのです。



ところで、ローズマリー状の葉を持つワックスフラワーですが・・。
どんな香りがするかしら?と葉をちぎってみたら、レモングラスのようなすっきりとした芳香♡。
きっと、私はこの類の香りが好きなのだと・・今年二度咲きしたレモンの香りを思い出しました。

フラワーアレンジレッスンは、普段別なところに気が向いている私にとっては、自分のリラックスのための極上セルフセラピー(笑)。
花たちを眺めていると、どの花も美しく、本当に心地よく・・。
心を上向きにさせてくれるのです。
ちょっぴり秋色の花たちで、アーバンシックなアレンジ完成。



2017年9月3日日曜日

魔法の美術館

本日までいわき市立美術館で催されている、“魔法の美術館~光と遊ぶ超体感型ミュージアム~”。
最終日の前日・・昨日はようやく行くことができました。

美術館エントランスを見ただけで、わくわく(笑)。


人の動きに合わせて、光や影、映像や音が変化する作品や空間は、不思議なアートの世界。
子どもも大人も楽しめる15作品はどれも魅力的で、昨年の春、スパリゾートで体験したチームラボ アイランドを思い出しました。

こうやって写真をコラージュすると、幻想的。
二次元なので立体感や音が届けられないのが残念です。


私自身が特に気に入ったのは、風と光と影が織りなす音のない世界。
ガチョウの羽根で出来たシャンデリアやモビールが、展示室の風を受けて、それぞれのスピードで回転し、木漏れ日のように揺れる陰影を作り出すというもの。
目には見えない風の動きは、私の中で想像する・・。
もちろん会場の雑踏はありますが、この動きを見ているとここだけ静寂が漂っている感じがして、ひと通り見終えた後も、この場に戻ってきてしまいました(笑)。



こちらのコーナーには、純白の種らしき羽根がくるりくるりと回転し続ける、“Secret Garden”と呼ばれる作品が・・。
こういうものが、私はとても好き。



光に包まれた白い鳥の羽の花が舞い続けます。
「鳥が植物になったら
どんな進化をするのだろうか?」
というテーマのもと、
羽根や卵の殻を使い
「秘密の庭」として
不思議な世界を表現しています。
作家:小松宏誠
~「Secret Garden」の説明より~

この方のホームページを覗いてみたら、やはり私好みの作品ばかり。
ふわりくるりと舞う羽根が、心を軽くしてくれます。

たくさんの想像と夢を運んでくれた、魔法の美術館でした。




2017年9月1日金曜日

白桃のシャルロット

今日から9月。
異常なほどに涼しいです。
きっとまた、気温は上がってくるのでしょうけれどね。

午前中のジム帰り・・スーパーのフルーツコーナーには、大好きなブドウが見事に並んでいました。
桃の季節もそろそろ終わりかな。

夏休み中の洋菓子レッスンは無理でしたが、先日休み明けにようやく念願のシャルロットケーキを作ることができました。
季節の果物を使った贅沢なケーキ。
「今日はケーキの日ね!」と朝食時に家族に伝えると、皆とても心待ちにしてくれます。
作り甲斐というのは、こういうことを言うのかな・・と、心がほんわか温かくなります。

先生の導きのもと、丁寧に作業を進めていきます。
ビスキュイ生地の絞り出しも、ちょっと緊張しながら慎重に・・(笑)。

きれいに焼きあがって、またまた感動。
セルクルへの詰め方のコツも教わり、ムースと桃を小さくカットして中に入れ込んで。
最後は桃の果肉でカメリアのように花びらを形作りました。


家族の口に収まるより早く、作り手の私が一先ずティータイム。
先生も一緒に作ってくださるので、教室ではそちらのデモを試食させていただきました。

美味しい。。。
私はボキャブラリーが少ないので、もっと他にふさわしい言葉が浮かびません(笑)。
実に、美味♡

さっぱりした甘さのシャルロットケーキは、添えて頂いたバニラアイクリームとの相性が抜群で、レッスン後は早速アイスを買って帰宅しました(笑)。

今回もとても有意義な時間を過ごせました・・先生に感謝!

ブログもすっかり夏休みを満喫してしまった感じです。
その日の記録として残したいことは山ほどあるのに、私の中身が追い付かない。
気長に・・。
生き急ぐ必要はどこにもないなと、この頃思って生きています。
着実に、淡々と。