2017年5月17日水曜日

娘からのミニブーケ~母の日にて~

男性が花を束ねる姿を見ると、胸がきゅんとなります(笑)。
昨日、有名な男性フローリストがインスタグラムで、花束作りをライブ配信。
サクサクと迷いなく組み上げていく姿を、うっとりと見ていました。
花を愛でる男性の心理が、とても知りたい気分です。
それにしても、彼のいる空間で流れるBGMや、枝同士が擦れる音までが、手の中に納まるスマートフォンから伝わってくるのだから、驚きです。
花の香りまで届けば・・まぁ、それは無理だけれど(笑)。

さて、先日の母の日。
次女よりミニブーケを受け取りました。
出かけた帰りに、花屋さんで選んでくれたという花たち。
一昨日はレッスンがお休みだったので、このブーケのおかげで寂しくないです・・マイキッチン(笑)。

カーネーションは全くはいっていないくても、私はご機嫌(笑)。
なぜって、大好きなスモークグラスとスカビオサ、何よりこの彩りがとても好みでしたから。
紫色と緑色って、本当に素敵なのです。
とてもお洒落な色合わせ。
このアレンジを作ってくださったお店の方に、心からの感謝です!

よく見ると、初めて目にする花材がありました。
彼女に聞いてみたら、"ステルンクーゲル(星の球)"というスカビオサの花実らしいのです。
花が咲いて、できた種が飛んで、その後に残ったこの形。
カサカサと音がした、このドライ感がたまりません(笑)。
そう言えば、先日のイースターアレンジでも変わり種"変な奴"と出会ったばかりですが、こういった形をアレンジに入れると、全体に遊び心が溢れていて見ていてワクワクします。



やはり、花はいい♡
アレンジを再び習い始めてからというもの、心がとても安定し潤い続けています。

あと数年しか共に生活できない次女の思いやり。
お母さんは、お花が一番欲しいでしょ!って(笑)。
嬉し過ぎるし泣けてくる・・。

ありがとう。
仮にブーケの贈り物がなかったとしても・・愛しています。


2017年5月15日月曜日

とげのないバラ~白木香薔薇~

モッコウバラの中でも、香りのあると言われる白モッコウ。
私の鼻センサーが麻痺しているのか、なかなかその香りが分からない(笑)。
この花って、とげのないバラなので優しいイメージが強いし、太陽の光があまり似合わない気がします。
ここ2〜3日の肌寒さと曇り空に、咲く姿も楽そう。
数年前にいただいて、挿し木にした枝から発芽・・年々茂ってきました。
そろそろ植え替えかな。


とげのないバラは、素の自分をそのまま生きているような姿です。
この花の弱さとか、不安とか、丸ごと受け入れてくれる誰かを探しているような、決して媚びない美しさ。

何も怖がらなくていいのかな。
自分の得意・不得意を見極めて、人に助けを求められる人。
そんな人に快く手を差し伸べられる人。
ありのままの自分で生きられる環境、そんな人間関係が大切に思えます。

花を見る時間は、私にとっては自分の内面を見つめる時間。
・・瞑想に似た、穏やかで静かな時間です。

2017年5月13日土曜日

ステファンのRound Arrangememt

このところ紫色が気になります。
昨年は、ミントグリーンがやけに気になりましたが、今年は紫がかったものなら何でも好き(笑)。
昨年夏から使っているスマートフォンのカバーは、長女とお揃いの・・色違いで藤色。
手帳も、ここずっと他社に浮気していましたが、結局愛しのクオバディスに戻って、フューシャ?マゼンタ?のようなカバーを新調。
青みピンクのグラデーションを目にすると、とても心が疼くのです。
今年に入ってからもまあ色々とありますから、自分の中では幸運カラーなのかなと勝手にこじ付け、エッセンス的に身につけるようにしています。

これって、花セレクトにもでるのですね。
今週のレッスンでは、実に様々な彩りの花材を先生は準備してくださいましたが、私が選んだ色は、やはり紫系統でした(笑)。
考えたら芍薬の花束でも、真紫のリボンを用いていました。
深く考えずに手に取った色・・。
心が求めている色(笑)。
 ちょっと気になるサイトがありまして・・覗いてみたら、どっきり!⇒


色彩心理って、本当に興味深いものがあります。
年齢的なものもありますけれど、次のステージに向かう時なのかな・・(笑)。

スプレーローズの"ステファン"、赤紫色と同色縁取りのカーネーション・・それだけではさすがに濃いので、淡いグリーンがかったガーベラも入れて、母の日アレンジの出来上がり。

今回のレッスンは基本に戻って、ラウンドスタイルの確認作業。
見落としていたこともあって、とても充実した花時間でした。

明日は、母の日です。
世のお母さま、そして、お疲れさま・・自分(笑)。
毎日、毎日、本当にありがとう!


2017年5月11日木曜日

Lemon & White Chocolate MoussePie

家の仕事が休みの今日は、世の中がオフになる土日よりも、私はとても大好きです。
夫婦一緒の時間、別々の楽しみ、そして家族皆が揃う夕食・・。
でも一日があっという間に過ぎてしまうところが、ちょっぴり惜しいところ(笑)
だから、この次のオフの日が待ち遠しい。
いつもこんな気持ちで一週間が過ぎていきます。

今夜は、夕食後に手作りのデザートを味わいました。
出来たてのパイは、レモンムースとホワイトチョコレートムースの二層仕立て。
三度目の洋菓子レッスンを受けてきて、私はわくわくしながら帰宅しました。
(早く、皆に食べてもらいたい。)
この甘酸っぱくて爽やかなムースパイ・・初回前回もそうでしたが、今回も絶品。
皆が喧嘩しないように、きっちり等分、カットしました(笑)。


私自身は、完成後すぐ教室で頂いてきましたが、ムースのあまりの口どけの良さに驚いて、すぐさま言葉が出ませんでした。
サクサクの生地の中に、惜しげもなく充填されたレモンとホワイトチョコレート・・二つのムースの味と、上掛けソースの酸味がぴったり。
カットすると、中はこんな感じです。


持ち帰り用に作ったパイ生地(パータフォンセ)は、今夜は冷蔵庫で寝ています(笑)。
明日は、それでキッシュでも焼こうかな。

適度な緊張もあって、レッスンが終わると心地よい疲れを感じます。
こんな日は熟睡出来そうです。

「楽しいことを思って目を閉じるとね、気持ちよく眠りに落ちるから・・。」
いつもそう言ってくれる彼の言葉は本当です。
自分が心地よいと思うこと・・まあ、色々とあるのですけれど、ちょっと笑みを浮かべて寝てみると、なぜか翌朝は気持ちの良い目覚め。

今夜は、次回の洋菓子をイメージして、床に就こうかな(笑)。



2017年5月10日水曜日

Tokyo Story ② ~晴海からタワーへ~


晴海から始まった二日目の朝。
爽やかな潮風を頬に受けると安心するのは、私が生粋の浜っ子だから?(笑)

目的の違う子どもたちに、彼と私・・それぞれが役割受け持って、別行動の半日でした。
私は次女と都内散策、彼は三女とキッザニア。
娘たちは、いつも私と行動を共にしたがりますが、今回三女の気持ちを惹きつける・・彼がそんな声かけをしてくれたおかげで、私は次女と時間をたっぷり使えました。
彼の理解と優しさには、本当にいつも感謝なのです。

さて、どれだけのパビリオンを回ったことか。
目を輝かせて話す彼女が愛おしい(笑)。
懐かしいな・・。
末っ子が生まれるまでの間、上の子たちも行きましたっけ。
お仕事をしていただいた"キッゾ"。
この次行く時まで、銀行へ大切に貯金してあります(笑)。


 散策終わった私たちは、いざ、待ち合わせの東京タワーまで。
タワーの周りには、満開の薔薇が咲きこぼれていました。
絵的にステキ。
来年で竣工から60年目を迎える東京タワー。
本来なら無機質な鉄塔が、こうも写真で温かく見えるのは、取り囲まれた薔薇の効果ばかりでもなさそう。
東京タワーが出来てから、ずっと中のお土産屋さんを切盛りしている老婦人とお話をしました。

「土産もだいぶ変わってね。戦後だったから昔は家庭用品がよく売れたものだよ。」って。
たくさんの人と歴史を、高い場所から見守ってきたタワーは、人の心が宿っていそう。


タワーからのスタートでしたら、間違いなく階段を使って上まで歩いて行ったかも。
くたくたに疲れていた我が家は、エレベーターで上まで。

都心を一望できる展望台に到着しましたが、子どもたちは床のガラス窓の上に乗って早速肝試しです。
こちら、地面まで見下ろせる"ルックダウン・ウィンドウ"。
このぐらいの狭さなら・・・大丈夫?


もっと大きなガラスでは、彼も一緒に肝試し(笑)。
どちらかというと高所恐怖症ぎみなのに、比較的平気そう。
・・・私はもう、覗いただけで手に汗が滲んできました。
今でも、写真を見ただけでもドキドキします。


帰りは、セコイア林を抜けて・・。
高さ100M 近くにもなる大高木のヒノキ科植物"セコイア"。
首が痛くなるほど見上げた並木に、ルックダウン・ウィンドウとは異なる胸の高鳴りを覚えました。
樹木には、魂が宿っていると思うのです。
もちろん自然の蒸散やマイナスイオン効果もあるとは思いますが、それだけでは説明しようのない空気感。
汚してはいけないような、神聖なる場所でした。


「これから、どこへ行くの?」
生きている小さな社会の、さらに行動半径がまだまだ狭い末っ子にとっては、家族との遠出は夢であり冒険であり、発見と喜びの連続です(笑)。

彼女がまだ見ぬ場所へ、これから向かいます。
・・そうそう、私もまだでした。

旅日記は、③へと続きます^^☆



2017年5月8日月曜日

連休明けの"Iris"

連休明けの生活が始まりました。
ちょっぴり今朝は、私、声を荒げた(笑)。
母親業は、忍耐、体力、寛容、多様・・と、色々自分を試されるものだと思っています。
家族しか知らない私の顔は、百変化。
それでも慕ってくれる存在は、本当にかけがえのないものです。

気を取り直して、花レッスン前にちらりと外を眺めたら、"アイリス"と目が合いました。
5月の風と太陽が良く似合う、爽やかな色。

私同様に心なしかくたびれておりますが、この佇まい・・真似をしたいほど凜としています。
締め具合と緩さ加減と・・"ときにはいい気分になるために、ちょっと自分を甘やかすことも必要だね"って声をかけてくれているみたい(笑)。


帰ってきたら抱きしめる、帰ってきたら話を沢山聞いてみる・・。
今日一番に、私がやりたいことです。
素敵な花は、それからでいい。

連休明けの気だるさに、今日のアレンジが癒してくれると信じています。

2017年5月6日土曜日

Tokyo Story ① ~上野にて~

とにかく、今年の連休はよく歩きました(笑)。
日中は汗ばむほどの都内でしたが、雨が降らなくて本当に良かった~!
上野動物園から始まった初日・・午後は、楽しみにしていた"シャセリオー展"(国立西洋美術館にて5/28まで開催中)へ。
しばらくぶりに絵画を堪能。
前半の動物園と人混みで、かなりの脳疲労を起こしていたので、音声ガイダンスに助けられての鑑賞となりました。

1819年にカリブ海の島で生まれた"テオドール・シャセリオー"。
自分の容姿にコンプレックスを抱いていたと言いますが、幼い頃から絵の才能を発揮した彼は、父親の影響で旅に強いあこがれを持ち、異国の人々や風景を描きました。

フランスで活躍したロマン派の画家である彼は、37歳という若さで他界します。
私は、彼の描く女性画にうっとり。
恋愛関係にあったという女優"アリス・オジー" (「泉のほとりで眠るニンフ」)も官能的で素敵でしたが、私はやはりメインビジュアルのこちら「ガバリュス譲の肖像」。
モデルとなった"マリー・テレーズ・ガバリュス"が纏う淡いドレスとケープ、ソファーに寄りかかる姿が優しくて穏やかな気持ちになりました。
手にはスミレの花束、水仙の花の髪飾り・・甘い春の香りまで届きそう。
花と女性って・・やっぱり素敵な組み合わせ(笑)。



子どもたち・・特に下の子なんて疲れているでしょうに、とても良く頑張って歩きました。
夕方になると、外吹く風も涼しく感じて、もうひと踏ん張り行けるかな~!?
ロダンの前庭彫刻を見て、元気を出させる。
・・私が一番に、元気を貰いましたけど・・(笑)。


さてさて、国立科学博物館ですが、こちらも絵画鑑賞とは異なる濃密な内容でとても楽しむことが出来ました。
命の始まりから、今に至るまで歴史と科学の進歩。
一日中、この場所で過ごしたい私は、天井の美しさにしばし見惚れて気が遠のきました(笑)。
規則的な装飾、デコラティブな装飾が好きなのは、その光と影が美しいから。
このモノクロのワンショット・・葉書きに加工したいくらいお気に入りです。


旅の記録と写真の整理は続きます。
手の空いた時に気ままに・・ね。

ブログで思い出を綴るのも楽しいものです。
家族と過ごす時間もいつかは子どもたちが巣立ち、元の二人に戻りますから。

いつか過去を懐かしく振り返る時、楽しかった思い出が私を支えていたと分かる気がして・・忘れないように残しておきたい。

新緑の季節、素敵な三日間でした。