2016年3月9日水曜日

Angel Pot~First Kiss~

昨日は朝から鼻の奥がむずむずして、何だか涙目・・。
風邪気味な状態からもなかなか抜け出せず、ひょっとして花粉に反応している?と疑いつつも、騙しながら一日を過ごしました。
そして、今日の雨模様。
こうも気温差が激しいと体調管理が難しくなります。これ以上酷くならないように気付けなければ。

先日、高さ15㎝ちょっとの手のひらサイズの“Angel Pot”にプリザーブドをあしらいました。
花をセットする部分は貝殻のくぼみになっています。
後日、目上の方にお嫁入りするプチアレンジです。

フランスの画家、“ウィリアム・アドルフ・ブグロー”の「First Kiss」。
イメージはそのプリント絵画から。
忠実さという点では元々の作品より少し雰囲気は変わりますが、この額絵の柔らかな色合いが大好きです。
彼の描く天使や少女の絵は、肌の質感が柔らかくて優しくて見ているだけで癒されます。




天使モチーフ、石膏、薔薇、パール、サーモン・マカロン・アプリコットピンク。
額のトリミングにレタリング。
自分の好きがいっぱい詰まったフォトとなりました。

作ったものを見送るのは喜ばしい反面、名残惜しい気もしますが。
写真を撮って、気持ちを切り替え一先ず完結です。
記憶媒体に残して、いざ次へ(笑)。

2016年3月7日月曜日

煌めく工芸~ORNE Flower~

先月からレッスンを始めました。煌めく工芸“オルネフラワー”。
金属のワイヤーから、どうしたらあの素敵な作品が出来るのかを、ずっと不思議に思っていました。
作り方の手順を確認して、納得!
ドキドキの初工芸です。
春らしく、“アネモネ”と“チューリップ”2つのモチーフを作りました。



初級からスタートして、中級・上級とステップアップしていきます。
プリザーブドフラワーの時もそうでしたが、手に資材が馴染んでくるようになるまでが先ずは一つ目の山のように感じます。
子どもたちがテーブルで何かをしているその横で、ササッと材料を出して自分の好きなことをする・・この頃少しずつですが、そんな時間を持てるようになりました。
オルネフラワーも作ることに慣れてきたら、教室だけではなく自宅でも作れるようになりたいです。


2016年3月6日日曜日

雛納め

“春分”や“秋分”以外で始めて知った二十四節気が「啓蟄(けいちつ)」。
庭いじりの好きだった祖父が、中学生だった私に教えてくれました。
外にいる時間が長いと自然の僅かな変化もわかりやすいのでしょう。
寒さがやわらいで虫も草木の芽も顔を出す時期なのだ知りました。
季節の変化を知る手立てを暦の中に言葉で取り入れるなんて、江戸時代の人の暮らしの知恵はすごいな~と驚いた記憶があります。
今日は自宅から見える遠くの山が霞がかって見えて、少し春らしくなってきたかな・・。

先ほど、一か月間飾っていた雛飾りを片付けました。
置いていた場所が元の空間に戻り、特に下の子は嬉しそうです。
土の中から目覚めた動物のように、きゃっきゃと飛び跳ね遊んでいます。

両雛さま、また一年後に会いましょう。




幼稚園最後の工作を持ち帰って見せてくれたとき、チャーミングすぎる両雛さまに思わず吹き出しました。
年度末だし、進級も間近だし、毎度ながらやることに追われて公私ともに慌ただしくなるこの時期。
笑うことを時々忘れてしまうので、“いかんいかん”と口角をあげるようにしています(笑)。
この両雛さまのように・・。


2016年3月5日土曜日

Bag Bouquet~grayish tone~

今日はずっと曇り空・・。
午前中は時間があったので、今までの作品を何点か写真撮りしました。
日中の自然な明るさが、私は撮りやすいです。
いつも使っている相棒のカメラは、上の子が幼稚園の時に購入した一眼レフ。
メンテナンスと言えるようなことは何もしていなくて、たまにレンズを拭く程度です。
扱い方もあまり丁寧とは言えないから、少しずつ調子が悪くなり始めています。
先日はズームリングの動きがいま一つでした。
手をかけてあげない自分の腑甲斐なさを反省しつつ・・今日も健気に動いてくれた相棒に、感謝。


少し暗めに写したのは、昨年作った“Bag Bouquet”。カリキュラム作品です。
どのような雰囲気に仕上げるか思い悩んだ末、グレイッシュトーンでまとめました。
バラの顔が平らではなく、でこぼこ挿してあるのはご愛嬌(笑)。



可愛らしい小さなオルネフラワーを先生に挿していただきました。
煌めきのある金属のワイヤーで花を形作る、素敵な工芸です。
教室に飾ってある美しい作品に魅了されて、先月より習い始めています。

手元の作業だけに集中して仕上げる時間が、毎回楽しみです。


2016年3月4日金曜日

一期一会

人生のほんの一瞬に過ぎない、3年間。
高校時代は茶道に没頭した毎日です。

少し蒸し暑くなる梅雨時期は、校舎中庭で野点(のだて)を楽しみました。
茶室での普段稽古は、基礎的な動きを繰り返し練習します。
茶をもてなす亭主になりきったり、客になれば、席入りからの諸々作法を覚えました。

いつも楽しみなのは、口の中でほろほろ溶ける干菓子(ひがし)が準備されること。
美味しいものを大切に抱えて、着物姿の先生が教えに来てくださいます。
蝉の鳴く暑い夏も、お釜の湯で窓硝子が白くなる寒い冬も、本当にいつも変わらずに。

御年を確認したわけではないけれど、当時、おそらく還暦前後。
あれから、25年ほどの月日が流れても、先生は時々連絡をくださいます。

昨年の秋、“お茶に遊ぶ「霜月の月釜」”の招待状が届きました。
男女共同参画の日の事業と同じ日だったので、お茶会へはやむなく不参加。
でも、なぜかすっきりしない日が続いたのです。
(今会わないと、後々後悔するかも・・。)
考えるよりも先に心が動いて、当日の朝ご挨拶のみ伺いました。
昨日の桜餅をのせた懐紙(清昌堂やました)は、その時いただいたお心遣いです。

先生は、いつも今を大切にされる方。
「この機会を一生に一度のものとして、お点前をなさい。」
厳しさの裏側にある先生の優しさを、当時はよく知ることが出来ませんでした。
大人になった今、「一期一会」の意味がよくわかります。




茶の湯以外でも、先生ご自身の色々な価値観に触れて“心の作法”も教えていただきました。

「お子さんたちに、会いたかったわ。」
娘たちのことをいつも気にかけてくれるので、また遊びに伺おうかと思います。
いつまでも、いつまでもお元気でいて欲しいです。

2016年3月3日木曜日

桜餅

今日は朝からバタバタでした。
幼稚園のひな祭りお手伝いの後は、夕方から「いわきWOMAN FESTA」の運営会議へ。
まだ残席ございます!
参加をしようかと迷っている方も、ぜひ一歩前へ。
申込みは当日までOKです。(託児を希望される場合には、事前申込みをお願い致します。)

何事も下準備は大事だと実感した一日でした。
それから人が集まると、物事が動く。
当たり前のことだけど、自分一人では出来ないことも樹形図のごとく幾通りにも広がりを見せます。

さて、今夜のお楽しみは、お風呂の前の“春の甘味”。
地元和菓子「ふくみや」さんの、桜餅です。

桜の香りとこしあんのなめらかさに、しばしうっとり・・。



本日、仕事はお休みでした。
事前に焼皮と道明寺の詰め合わせを予約して、昨日のうちに仕事場へ差し入れです。

何が好きかって、味も良いけどこんな心遣いもすごく好き。
桜餅を入れたパックが両雛に包まれています。


 
(皆、今年も怪我なく健康で、笑顔で過ごして欲しい。)
毎年、桃の節句に想うことです。


2016年3月2日水曜日

Petal Wreath~Rose~

バラに限らず、花びら(ペタル)を貼り付けた作品を美味しそうに思うのは、私だけでしょうか。
きれいに巻かれた一つの花を、ぱらぱらと剥がすのは痛々しいのだけれど、なぜか快感。
一枚ずつグルーで止めるので、ちょっぴり時間がかかります。

このリースの素敵なところは、花びらの柔らかな魅力が最大限に引き出されていること。
どんな姿に変身しても、バラはいつも絵になります。
もう、形容する言葉が浮かんでこない程のお気に入り(笑)。

花・芸術文化協会のカリキュラム作品です。



ちょっと意外だったのは、ブルー系のピンクにオレンジ系のバラを入れても様になったこと。
隠れた補色効果?
花材がバラのみだからうまく収まったのか、色のトーンがポイントなのか、目下研究中です。

色の組み合わせは、デザイン同様最初にぶち当たる私の壁。
“花材を手にしたときに、自分が心地よいと思う組み合わせを大切にしたら?”
以前、そんなアドバイスを本で目にしたことがあります。
きっと、まだ自分でも知らない素敵な色合わせがありそうで、それを考えるのも楽しみの一つです。

写真で見ても、改めて素敵!
Petal Wreath』。
私自身・・かなりの惚れ込みようです(笑)。