2016年2月23日火曜日

Round Bouquet~Ladurée Style~

パリの老舗洋菓子店「LADURÉE」の歴史を紐解くと、一世紀半以上も前にさかのぼるのだとか。
美味しいガナッシュをサンドしたマカロンは、サクサクで甘い食感もさることながら、女性の心を魅了する色彩センスが素敵。
店先でインテリアや小物を見るときは、無意識にラデュレカラーを求めてしまいます。

教室で初めてラウンドブーケを作るとき、花材にはこの甘めの色を迷わずリクエストしました。
シルエットはマカロンのように丸くぷっくり。
レースを間に入れたので、仕上がりもとてもスウィートになりました(笑)。





生花、造花関係なく、花全体を見ていると、「自分の好き」がだんだん分かってきます。

ボルドーのような深い色も素敵だし、ハッとするマジェンタ(フューシャ)もいい。
エメラルドグリーンや淡いパープルも心惹かれます。
でもきっと変わらずに好きなのは、こんな夢のある甘い色。

疲れたときに、女子力をあげたいときに、無言で迎え入れてくれるラデュレカラーのブーケが大好きです。


2016年2月22日月曜日

書くこと

書くこと。
多分、私は嫌いではないです。
仕事で使うミーティング資料を作ったり、遠く離れた友人に手紙をしたためたり。
パソコンを使って打ち込むのではなく、本当は、万年筆を手にとり書くのが大好きです。
ひと文字、ひと文字、言葉を文章にするとすっきりします。
想いや考えを、言葉で表現することが好きなのだと思います。

でも、初めからそうなのではなかったのだと、この頃気が付きました。
昔から国語の授業が大嫌い。作文が課題に出た日には、鉛筆を持つ手が動かなくて原稿用紙の前で泣いていたもの・・。
中学時代の三年間、担任を受け持って下さった先生は、母も叔母もお世話になった「国語科」の女性教諭でした。
一昨年、その恩師を囲んでクラス会をしましたが、元気はつらつとした御姿はあの頃のまま。
当時国語が嫌いだったことを今さらながらお伝えしましたが、先生は終始にっこり話を聴いてくれました。
加えてお伝えしたのは、作文は嫌いでも紙の上に「文字」を書くことは大好きだったこと。
なぜって、先生の板書はとても美しくて、いつもそう書けるようになりたいと心の底から思っていたから。
理由なんて、本当に単純なものです。
今、社会勉強のために編集をしていますよ!と先生に伝えたなら、なんて仰るだろう。
赤点ギリギリの過去の私を、思い出してくれるかな。





Wing44号の編集会議は、今日が最終日でした。
来月は皆で梱包して、各機関に発送します。

フォーラムに参加したり直接取材したりして、その時のことを文章化する。
とても大変な作業だし、中学時代の私なら寝込むほどに嫌いなことかもしれないです。
でもそれが仕事場のスタッフさんはじめ、知りたいことを待っている誰かに伝えられるのなら、産みの苦しみも忘れてしまいます。
知り得た情報を文章としてアウトプットする作業が、今の私にとっては必要で大切なことだと思えるのです。

書くときは頭の中はフルスロットル状態 (笑)。
どう表現しようかと考えているときの顔は「私の知るお母さんではない!」と、先ほど娘に言われました(笑)。

花時間同様・・書くこともまだまだ修行中。


2016年2月21日日曜日

「いわき WOMAN FESTA 」参加者募集

3月13日(金)に開催される「いわき WOMAN FESTA」。
講師にNPO法人マドレボニータ 代表 吉岡マコ氏(産後セルフケアインストラクター) をお招きします。

講演会は「どん底からのキャリア論」。
ご本人の体験から、女性が心身ともに健康に過ごすことの重要性や新たなことを始めるためのポイントについてご講演いただきます。

さらに後半には、ワールド・カフェ(参加者の交流会)があります。
カフェのようなオープンでリラックスできる空間で自由に対話し、参加者同士の交流を深めましょう。
名刺やプロフィールなどをご持参ください。
その後情報交換などが行えるネットワークづくりを応援します。
1歳6か月~小学生までの託児付き(先着20名)ですので、小さなお子さん連れでも大丈夫です。

詳しくは、こちら→
いわき市男女共同参画センター「いわきWOMAN FESTA」参加者募集





企画会議の段階から、当日がとても楽しみでした。
どんなお話が聴けるのでしょう。
今からワクワクしています。


2016年2月20日土曜日

5色BOX

かれこれ10年間、お世話になりました。
1か月後には、いよいよ卒園式です。

家業の手伝いをきっかけに、おむつ持参で預けていた長女も今年は18歳。
運動会には泣いて参加もせず、閉会式では園庭に大の字に寝そべっていたっけ(笑)。
子どもが泣けば私も泣いて、初めての小さな社会を共に経験しました。

その子の持っているペルソナ(外向きの人格・自己の外的側面)に、親として次女と向き合ったこと。今では人一倍思いやりのある中学生に。

そして、卒園を迎える三女はどんなふうに育ちゆくのか、その芽を育み中です。

しばらく幼稚園から離れていたので、ママたちとどんな展開が待っているのか内心不安でした。
でもね、全然変わらなかった(笑)。
気さくで、愉しくて、前向きで。

ママというよりも皆一人の女性として、先週は「女子会」をしました。
美味しい料理に舌鼓を打って、全員がほろ酔い気分。
支えてくれて、本当にありがとう。
そんな気持ちを贈りました。





女性って「花」に似ていると思います。
みんな姿も香りも違うけれど、それぞれに置かれた場所で美しく咲いています。

栄養をあげ過ぎても駄目だし、手をかけなさ過ぎても綺麗に咲けない(笑)。
陽を浴びながら、その場所にしっかり根を張り立って、自分で養分も水分も吸い上げていく。
母である前に、妻である前に、一人の花としてこの先どう咲こうか。
いろんな話が交差して、愉しい時間を過ごしました。

自分が咲き続けるエッセンスとして、また会いましょう。

年を重ねても、きっと変わらないだろう彼女たちに、これまでもこれからも、ありがとう。


2016年2月19日金曜日

Spring Wreath~Mimosa~ 

コアトレーニングの帰り道、光が暖かくて上着を脱ぎました。
朝・夕とキッチンに立っていても、日脚が伸びているのを感じられて、春を待つ心がふくらんでいきます。
小学校のそばに、これから徐々にミモザが咲き乱れるお宅があって、毎年散歩のときは楽しませていただきます。
冬菫色にミモザイエロー。どちらも春が訪れる喜びを感じさせる色です。

早春のこの時期にずっと飾りたかった“Mimosa Wreath”。
9割方アーティフィシャルフラワーを使ったリースです。
ガーランド仕立てをくるっと丸めましたが、途中頭が混乱しました(笑)。
先生にヒントを頂いて、ようやく完成です。




近ごろのアーティフィシャルって、本当によく出来ています。
ミモザのふわふわ感も上手に再現しているな・・と驚きです。


昨年の秋口に、家の片隅にミモザを植えました。
日に日にふくらむ花蕾を見て、春の兆しを感じるこの頃です。

2016年2月18日木曜日

憧れの人(Laurent BORNICHE)

本屋さん、大好きです。
店員さんには嫌われるタイプかもしれないけれど、
家事も育児も仕事も考えず一日時間を自由に使えたなら、間違いなく本屋さんに入り浸ります(笑)
興味の対象は計り知れないので、目的を明確にして足を運ぶようにしています。

必ず立ち寄るブースは、花とインテリア。
よく開く本の発売日が分かっていても、何か目新しいものはないかと情報の宝庫を覗いてしまします。
自分の世界を飛び出すと、専門分野ごとに必ず憧れの人がいます。
特にここ数年気になるのは、人気フランス人フラワーデザイナーのローラン・ボーニッシュ氏。
16才よりその道を歩み始めた彼の花空間が、とても気になって仕方ないのです。
2014年にフラワースクールとデザインアトリエ「Laurennt.B Bouquetier(ローラン・ベー・ブーケティエ)」を設立。
レッスンを通してフレンチスタイルとフランスの花文化の伝承に努めていられるとのこと。
パリを感じさせる隠れ家花アトリエには、フレンチシャビーな壁にアンティークな家具が・・。
床を何日もかけて塗りかえたり、廃材をリメイクして家具を手作りしたり。
きっとローランさんの審美眼に叶う「素敵尽くし」なのだろうな・・と想像が膨らみます。

フランス、パリのブルゴーニュの森に隣接する高級住宅街ヌイイ市に、100年近い歴史を持つ花屋の4代目として生まれた彼。
宿命とか、類まれなる才能とか色々あるとは思うけれど、きっと、たくさんの努力をしてこられたのだろうな・・。
本に掲載されているブーケやコンポジションから、いつも刺激を受けています。

仕事も私用も何もない今日は、花雑誌を眺めながらカフェでおひとりさまランチをいただき、しっかり充電しました。
掲載されていたローラン・ボーニッシュ氏のブーケ“Printemps”-春の訪れ-からは、確かなメッセージが伝わります。

食後のコーヒーを味わいながら思ったこと。
(安定した自らの感性で、いつの日かサクサクっとシュトラウスが作れますように。)

また明日からも、頑張ろうっと。

 


2016年2月17日水曜日

Corsage


読み聞かせの前に、念願のコサージュレッスンを。
コサージュ・・というと、私はニューヨークを舞台にした海外ドラマ「SEX AND THE CITY」を思い出します。
サラ・ジェシカ・パーカー扮するコラムニスト“キャリー”のファッショナブルな装いが、当時はとても新鮮でした。
時折、さりげなく見せる大ぶりのコサージュ使い。
その斬新さが、より一層ドラマのお洒落度を引き上げていた気がします。

今日はプリザーブドフラワーを用いて、基礎的な作り方(カジュアルタイプ)を教えて頂きました。
テストの予習を兼ねています。



ターコイズブルーは、とても大好きな色です。
主張があるけれど、合わせる副素材の色味で、知的な美しさを感じます。
アーティフィシャルフラワー(生花を美しく再現した、造られた花)でも組んでみたいです。
さすがにキャリーのような大胆さは勇気がいりますが、胸元だけではなくバックやプレゼントに添えるのも素敵。