2016年5月13日金曜日

Little Star ~ORNE~

今も昔も、夜の星空を観察するのが大好き。
小学生の頃祖父から貰った望遠鏡で、生まれて初めて土星の円盤を確認した時の驚きと喜びは、大人になった今でも忘れられません。
でも、私よりも姉の方がもっと天体好き(のはず・・笑)。
深夜の真冬の空は、まさにダイヤモンドが零れ落ちそうに星が瞬くので、受験勉強の合間・・瞼が重くなると決まって星空を仰ぎに外へ出ました。

明日の上弦の月を過ぎると、翌15日は月が木星に接近する日です。
夜空を見たら、きっと月に寄り添うジュピター(木星)が見られるはず。
☆自然科学研究機構 国立天文台HPより→

ジュピターは、太陽系で最も巨大な惑星です。
ホルストの組曲『木星』もまた、平原綾香さんの歌で更に広まったからきっと知らない人はいないと思います(笑)。
壮大な宇宙に、ちっぽけな自分。
寝る前のリラックス法は、星に包まれて宇宙に漂う自分をイメージすること。



オルネの課題でも、小さな流れ星と流れリーフを作りました。
昨日の星の王子さまをイメージさせるような、可愛らしいメルヘンオルネ(笑)。
お星さまを作ったり見たりすると、童心に返って楽しさだけを追求できます。

さて、明日は小学校の運動会。
我が家から見える今夜の空は、ちょっぴり雲が広がっています。
天候に恵まれますように、オルネスターにお祈りです(笑)

2016年5月12日木曜日

Le Petit Prince~星の王子さま~

本日、快晴。
共同参画の担当原稿も仕上がり、気持ちもすっきり。
二日振りに顔を出した太陽が眩しくて、街路樹もキラキラしています。
晴れの日はとてもありがたいです。
家の中の掃除も捗るし、買い出しに外に出るのも億劫にならないし、心の中もカラッとします。
きれいに片付いた部屋は、花が映えます。
いや、花空間を愉しみたくて部屋を片付けるのか・・。
どちらにしても、モノ(色)が溢れる部屋には何となく花が合わない気がするし、もし飾れたとしてもそれはまだ、私にとってはハイセンスな話。
調和よりも、きっと心のざわつきが勝ってしまいそうです。

掃除の後、今日は母の日の真っ赤なカーネーションを一本抜いて空き瓶に挿しました。

トゲのある花ではないけれど、真っ先に思い浮かんだのが「星の王子さま」の一場面。
我儘な彼女(トゲのある花)の言うことをいちいち聞いてやるのが辛くなって、しばらく自分の星を離れて旅する王子さま・・。
☆星の王子さまWEBサイト→

サン=テグジュペリの名言は、インクが一滴広がるように、心に静かに染み渡ります。

例えば、有名過ぎるこちら。
☆「愛は、お互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである。」

他には、
☆「計画のない目標は、ただの願い事にすぎない。」
☆「人生には解決法なんかないんだ。あるのは、前に進む力だけだ。解決法は、後からついてくるものさ。」

☆「ぼくがこれほどあなたに執着しているのは、たぶんあなたを、自分で勝手につくりあげているからだ。」

本当に、そうだと思う(笑)。

でも、やっぱり一番好きなのは、こちら。

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。
かんじんなことは、目に見えないんだよ。」
It is only with the heart that one can see rightly ;
what is essential is invisible to the eye


何度読んでも、読んだ分だけ染み込む本。
『星の王子さま』、今夜の一冊になりそうです。


2016年5月9日月曜日

サントワマミー~Spring Pink Strauss~

今日は久しぶりのシュトラウス(小さな花束)レッスンでした。
幾分、螺旋組みも前回より出来るようになった反面、ふんわり丸くしたいのにアウトラインがおざなりに。
きれいに仕上げるのは大変です(笑)。




春のピンク色が引き立つように、花材はホワイトとグリーンでまとめてあります。
ビバーナム、手毬草、ユーカリ、ブルースター(白色)、マトリカリア。
挿し色ピンクは、スプレーカーネーションのチェリースター。
ナデシコ仲間の可愛い星咲きです。

そして、今日の主役は、淡いピンク色が愛らしいスプレーバラ“サントワマミー”。
シャンソン“Sans toi ma mie”と同じ名前で、そんなバラもあるのね~!と皆に笑みがこぼれました。
“Without you my love (きみなしでは)”という意味らしいですが、微かな芳香も容姿も名前も、三拍子そろって素敵すぎ(笑)。

シュトラウス。
課題は沢山あるけれど、レッスン後の満足度はとても高い花時間でした。




2016年5月8日日曜日

Mother's Day Wreath

ここ数年、“母と娘の確執を乗り越えるための本”を、店先でよく見かけます。
娘を持つ母の思い、実母と向き合う娘の思い。
どちらもよく分かる自分がいます。
(あー!私だけではなかったのね)って、驚きと安心と(笑)。

いつだったか、夫がこんなことを言ってくれました。
「自分たちの世代で出来ないことは無理してやらなくても、次の世代の課題になるだろうから。信じてやれることだけをやろう。」と。
当たり前のことをその時彼は言っていたのだと思いますが、それを聞いたら肩の力がスッと抜けて、何が何でも頑張らなくて良いのだと思うようになりました。
結果、子育ても母娘の関係も楽に(笑)。

どの子も母体は同じなのに、性格や感性はバラバラです。
私も母も娘たちも、「個」の集まりなので分かり合えないことがあって当たり前。
もちろん共感し合えることも沢山ありますが。

色んなことを感じられる今があるのは、母から生まれてきたから。
この世に生を与えてくれて、ありがとう。


プリザーブドとアーティフィシャルでバラのリースを作りました。
花の大好きな母へ、日頃の感謝の気持ちを込めて。

母親になったら、実母の気持ちが少しずつ分かるようになりました。
母親歴は、27年間の差があって私はまだまだ未熟だけれど、彼女を見てもっと改めたいと思う部分は、いつもの生活で実践あるのみ。
真似したいところは、娘の世代まで引き継ぎたいことです。
私の良いところも悪いところも、娘たちにはよく見て心で感じて欲しいな・・と思う“母の日”です(笑)。

2016年5月6日金曜日

育てる楽しみ~My Pot~

種から発芽させるも、苗を購入するも、他者から頂いてくるも、教材を利用するも・・そこは自由。
今年も一人ひとりの“My Pot”の成長を見守る時期がやってきました。

先ずは、我が家の黒一点がとても大切にしているポットから。
彼の両親が昔から大切に庭で育てていた葡萄をひと房、数年前に頂いてその種から育てたもの。
昨年、剪定の仕方を知らない私がバッサリと枝を落として、もう育たないかとがっかりしていましたが、良かった(笑)!
とにかく生命力が強そうで、へこたれそうもない瑞々しさです。
美味しい実がなるといいな。

それから、上の子たちの柑橘類・・レモンと文旦。
どちらも、食後のフルーツからぷっくり太った種だけを取り残し、子どもたちが脱脂綿から発芽させました。
もう、7~8年は経つのに実がなったのは、レモン一度きり。
だって彼女たち、栄養もあげない放任栽培だから(笑)。
柔らかい葉は、専ら青虫さんのご飯となっている模様。
スレンダーなこちらは、レモンの葉。

ちょっと太目の葉を持つこちらは、文旦です。

私は・・というと。
愛らしい実が欲しくて苗を購入し、育てています。
今年実れば、3回目の収穫です。
花言葉は、「あなたと共に」。
ブラックベリーは、真っ赤に甘く熟すまで、数日間・・辛抱、辛抱です。
実がついて収穫するまでの日課は、鳥に啄まれていないかを、毎朝郵便受けから新聞を取るときに確認すること。
この花を見ると、今年も夏がやってくるのだな・・と甘酸っぱい想いになります。

そして、新入りの末っ子が育て始めたのは、2つ。
秋に拾ったどんぐりを、我が家の発芽専用ポットに入れて、諦めず見守っていたら発芽しました!
どんぐりの芽を見たのは、私自身も生まれて初めて。
「どんぐりを植えたらが発芽するかもよ~!」との絵本は、読み聞かせでよく使いますが、半信半疑でした(笑)。
本当に芽が出たなんて、感動です。
これからどんな風に育っていくのでしょう。
学校裏公園の、背の高いどんぐりの木を想像して胸がドキドキ(笑)。

それから、おまけは教材のミニトマト。
彼女は“ミニちゃん”と名付け、カレンダーをつけながら見届けていますが、種を植えて5日目で無事発芽しました。
枯れないで育つといいなぁ。

実がなってもならなくても、種を植え、芽が出て花が咲き・・。
子どもたちとその過程を見届けるのがとても楽しいです。
美味しい葉ほど虫に食べられますが、めげずに育って欲しいな。


2016年5月5日木曜日

藍色鯉のタペストリー

兜飾りや鯉のぼり。
成人男子1名の我が家では、端午の節句の飾りは本当にごくシンプルなものです。

仕事場のニッチ用に購入していた装飾布も、ぴったり合うサイズの額がなくてしばらく手元で温めていました。
節分の額に加えて、こちらも姉に制作オーダー。
H580×W470 、厚さ100の薄い和額装となりました。
飾りだして5~6年ほど経ったかな。
いつもの場所に毎年同じものを飾る安堵感を、今年も感じています。

藍染めではおそらくありませんが、大空に泳ぐ色とりどりの鯉とは異なり、藍色の鯉も落ち着いていて素敵です。
藍色は、私の思う五月色(笑)。



あやめ、かきつばた、はなしょうぶの違いが、いまだに分からずいつも花図鑑とにらめっこです。
藍色が素敵なこれらの花たち。
色がリンクした鯉のタペストリーで、今年も静かにお祝いします。
どの子も皆、健やかで幸せに育ちますように。

余談・・。
キーボードで文字の変換したら、藍色恋のタペストリーとなりました(笑)。
藍色恋ってどんな恋?(笑)。

2016年5月1日日曜日

硝子のミュゲ

雨は上がったかな?
もう、5月になりました。
今月と10月は、気温と湿度のバランスが丁度良くて大好きな月。
新緑の季節になると大気も自然の浄化作用が働くのか、春特有の霞がなくなってきて視界がクリアになる気がします。

5月1日は、フランスでは「スズラン(フランス語でミュゲ)の日」だそうで、愛する人や身近な人にスズランを贈って幸福を祈るのだそう。
フランス独自の素敵な文化だと思います。

子どもの頃学校帰りにランドセルを背負ったまま、庭先の純白の花をスズランだと思って眺めていた記憶があります。
あの時の花は、「スノーフレーク(別名:鈴蘭水仙)」だということを、大人になってから知りました。
長年の謎が解けてスッキリ(笑)。

それから新婚時代の旅先・・小樽で購入した思い出の硝子細工は、淡いピンク色のスズランです。
震災の時に、花器が倒れて柄の部分がポキッと割れてしまいましたが、補修して飾り続けています。
仕事場のキュリオケースに人知れず佇む、私たちの守り神。
人の出入りを20年近く見届けている、硝子のミュゲです。



旭川のあるホテルラウンジには、この時期スズランが惜しげもなく飾られていました。
バラやジャスミンと並んで、香りも素敵なスズラン。
女性の憧れ、クリスチャン・ディオールの名香“ディオリッシモ”は、上品でやさしいスズランの香りがベースだそうで・・トップからラストノートまでの想像が止まらなくなります(笑)。

ミュゲの花言葉:幸せの再来

月が変わっても、いつもの日常が私やあなたに幸せを運んでくれますように。