2016年10月23日日曜日

香るハロウィン卓上装花~たっちコラムvol.9~

2016.10月号(No.89)のこどもたっちコラムです。


末娘と二人で訪れた秋の店先、某100円ショップ。
『暮らしがはずむ、魔法をあげる。』・・何気なく目を止めたキャッチコピーが胸を躍らせます。
ハロウィンへ向けて、今月は母娘一緒に作品づくりを楽しみました。

二人の約束は、全ての材料を100円ショップで調達すること。
さて、何を取り入れようか・・、娘も私も陳列棚を覗く眼差しは真剣そのものです。
容れ物にはレザー風マルチケースを選び、造花やピック、チュールネット、ファーなど、購入したアイテムを一つひとつばらして組み合わせる作業からスタートしました。

卓上に飾ることを想定したので、全体のシルエットはどこから眺めても落ち着きのある“ホリゾンタルスタイル”に決定です。


娘のお気に入りは、ナチュラルフラワーにラベンダーの香り付けがされてあるポプリを入れたことです。
ほのかに穏やかな香りが漂って、完成後は小悪魔的な卓上装花から安らぎを受け取っています。
本来は外国の宗教的意味合いのある行事“ハロウィン”。
国境を越えた異文化に、親子でちょっぴり触れられる楽しい花時間になりました。



2016年10月19日水曜日

Vegetativ ~植生的~

Vegetativ(ヴェゲタティーフ)とは、植生的。
先日の生花はあくまでも自然に、お日さま目掛けて生育する姿を再現するレッスンです。
造形理論に沿ったドイツフロリスティックのひと時を堪能しました(笑)。

花材は、これまでも用いたデルフィニウム、トルコキキョウ、ミニローズ(エクレール)、手毬草、斑入りアイビー。
店先から先生がミスカンサスを摘んできてくれて数枚入れました。
新しい花材と言えば、淡いピンクにグリーンの筋の入った“アルストロメリア”。
母がよく球根の鉢植えで楽しんでいるので、この花は専らそうやって楽しむものだと私はずっと思っていました(笑)。
地植えして切り花で愛でることもできる!・・今回の新しい発見です。


黄金比やらグループ分けやら、挿し方まで色々訳があることを教えていただきました(笑)。
完成後、皆さんの作品を並べて、尚且つ先生の仕上がりとも見比べてみて。
それぞれに個性が出ていて、見ることもまた勉強だと思いました。

それにしても、先生の作品は、なぜ花が生きるのでしょう。
真似てみることから・・これからも始めてみます。

花の力は、たとえ切り花でも生きる力に溢れています。
下を向いて過ごしたくなるとき、そうでなくても慌ただしくて周りがちょっと見えないとき。
真っ直ぐ背筋を伸ばして佇む花たちに目を止めて・・元気と冷静さを貰っています。


2016年10月18日火曜日

「つるの サンカク」 つるの 剛士氏トークショーのご案内 ~いわき市「男女共同参画の日」の事業開催について~

いわき市では、男女共同参画のさらなる推進を図るため、平成23年4月1日に「いわき市男女共同参画推進条例」を施行し、11月の第2日曜日を「男女共同参画の日」と定めています。

今年は来月13日が日の事業開催日です。
ゲストに、NPO法人OYKODOふくしま代表理事 横田 智史 氏 をお招きして、“意識をカイカク。男女でサンカク。社会をヘンカク。”すべきお話を伺えます。
そして、今回のスペシャルゲストは、精力的な音楽活動と幅広い趣味と多彩な才能をお持ちの、つるの 剛士 氏!
二男三女の父親でもある、つるの氏のトークショーがいわき市総合保健福祉センターで開催されます。
(公式ブログはこちら→、オフィシャルろっきんブログ“つるたけ日記”はこちら→


また、編集委員が選考に携わった“イクメン・カジメンフォトコンテスト”、及び“共同参画に関する川柳”の表彰式が行われます。
開催時間中は、小学生対象(定員50名・・参加費は無料ですが、トークショー参加者の子どもが優先になります)に、“あそびばスタンプラリー”も催されます。
※日の事業は参加費無料。先着200名です!(手話通訳あり)

こちらの申込み期間は、今月17日(月)~31日(月)[必着]。
詳しくは、いわき市ホームページ 「男女共同参画の日」の事業開催について をご覧ください。


いわき市内の秋は、様々な分野、地域での催し物目白押しです。
ぜひ皆さまで、日の事業へお越しくださいませ。

いわき市男女共同参画情報紙"Wing45号"発行

Wing45号~AUTUMN~は、10月7日の発行でした。

昨年いわき市では「第3次いわき市男女共同参画プラン」を策定するにあたり、従業員規模30人以上の市内事業所に、ワーク・ライフ・バランス等に関する実態や意識、課題等の調査をしました。
今回の特集は、その調査結果に基づく具体的な取り組み事例や、期待される効果について紹介しています。
また、特集の一つとして、男性で育児休暇を取得したご本人と、職場の上司の方へもお話を伺いに行きました。

今後いわき市では、女性活躍推進に関する取組や男女ともに働きやすい職場環境を図る優良企業に対しての「認証制度」の創設や、先進取組事例の共有や情報交換の場として「いわき未来人材育成プロモーションネットワーク」も設立されます。

この他、事業・参加報告として、6月に開催された東京国際フォーラムでの全国会議、また同じ月にいわき市で開かれたオープンセミナーに参加してのレポートも掲載されています。

前回の44号から始まった「いわきのさんかくさん」。
今回も快い取材協力のもと形になった記事です。


回覧板での世帯回覧の他、各支所、公民館等に置いてあります。
どうぞお気軽にお持ちください。(バックナンバーはこちら

自治体広報は
電子書籍ポータルサイト「いわきどこでもe-Books」からご覧になれます
来月13日の「男女共同参画の日」の事業
トークショー・スペシャルゲストは、なんとあのお方
今回も、編集委員の皆で写真に取材に頑張ります!

2016年10月17日月曜日

おもてなし と 孔雀草

昨夜の満月・・とてもきれいでした。
でも、いつもながら思うのは、あの満たされた〇の形よりも、満ちる前の数日間か、欠け始めてからの未完成なシルエットに心惹かれます。
車の窓越しに夜空の月を眺めながら帰宅した昨日は、亡き祖母の23回忌法要を営みました。
夜は身内での食事会。
ライフイベントがあると必ず予約を入れるお店のご夫婦とも、10年来のおつきあいになりました。
どういうわけかシェフの作るものは、どんな食材でも子どもたちはぺろりと食べてしまうので、作り手の真心と言うのは、伝わるものなのだな・・と思います。

薄暗い店内には、可愛らしい秋のオブジェ。
外から拾ってきたの!と奥さま。
一枚写真を撮らせていただきました。


上の子が熱を出して伺えなかったその昔、小さな子どものためにお料理を自宅まで届けて下さったことがありました。
温かくて優しい手料理に、いつも幸せな気持ちになります。
比較的食の細い末っ子に、今回、初めてミニコースを頼んでみましたが、どれも美味しいと平らげました(笑)。
食後のデザートの際、彼女にはデミカップでジュースを運んでくれました。
幼くてもレディのように扱いに、見ている母親の私も嬉しくなります。
小さければ小さいなりのおもてなし・・。
その心遣いに感謝です。


昼間の和尚さんとお店のご夫婦がリンクしたのは、どちらもこの地でお仕事を始められて27年経たれたこと。
世紀・・という歳月の中には、様々な出来事があったはず。

祖母が他界してそれに近い年数を過ごして、“もう23年経ったね・・早いね・・”と言うけれど、それだけ残された家族は精一杯毎日を過ごしてきたとも思えます。

墓前には、オレンジ色のカーネーションを除いては、母の育てた花を供えました。
可愛らしい星型アスター(キク科)は、“孔雀草”。
小さく放射状に開く姿が、遠目に見るとかすみ草よりもはっきりとして、初雪のような・・霜がついたような、可憐な野花に見えます。

祖母も母もいなかったなら、私も子どもたちもいなかったかも。
繋がる命の尊さと、もてなす人のあたたかさを感じた昨日でした


2016年10月14日金曜日

Botanical Frame ~ORNE~

携帯電話を破損してしまったあの日・・。
心落ちつかないまま、教室ではオルネフラワー入りのアレンジを作りました。
自宅へ持ち帰り後は、簡単なパールフラワーも入れてみて完成です。

公認校へ進むための課題5作品のうち、こちら最初のアレンジは花材(アーティフィシャル)を配置して、ボタニカルな雰囲気を大切にしたシャビーシックなフレームです。


中に入れる絵柄で、フレームの印象はだいぶ変わるものなのだな・・と思います。

今まで変わらずに好きなテイストは、こちらの作品とは異なるフランスはバロック末期のロココ調。
不規則な曲線と、角を落とした丸みある室内装飾に心惹かれていました。

でも、この頃素敵だな・・と思うのは、少し抜け感のあるインテリアやエレガントな空間。
爽やかでユルさを加味した、小粋な雰囲気も大好きです(笑)。

暖色や実もの、木のものが恋しくなる今時期・・。
配置したグリーンがとても植物的で、生きる力満載のこちらのフレームは、来年の春先になったら仕事場に飾ろうかと思います。

それにしても、今日は気持ちの良い秋晴れです。
屋外でお弁当を食べたくなる陽だまりの暖かさに、ほっこり。
週末へ向けて・・心が躍ります(笑)。


2016年10月13日木曜日

絵本 としょかんライオン

秋の気配を感じたな・・と思ったら、半月過ぎてしまいそう(笑)。
どんなに忙しくても、好きなことは上手い具合に時間を見つけて勝手に進むものですが、後でも良いだろう・・なんて一度でも思ってしまうと、私は暫く放置・・(笑)。
手を付けずにいたものから、いよいよ始めなくては!と思うこの頃です。

さて、昨日の読み聞かせは4年2組でした。
ギャングエイジと言われる成長期の中学年は、少しずつ顔だちも大人びてきて、可愛さだけではない心の成長をも感じます。
読み聞かせ前、教室の外で待っていたら、にっこり手を振ってくれるお友だちもいてとても嬉しかったです。
読書の秋・・。
今回は、図書館に勤めた経験のある、ニューヨーク在住の作家 “ミシェル・ヌードセン”の絵本『としょかんライオン』を読みました。
“ケビン・ホークス”の描く、たてがみフサフサのライオンの体温がページを捲ると伝わってきます。
本来なら図書館にライオンなんていないであろう・・奇想天外な設定から、人と人(動物)とのやり取りの中で、読み手にも聞き手にもルールを考させる絵本です。


アクシデントが転じて、得られるものが大きかったこちらのお話。
ピンチをチャンスと捉えるかは・・その人の心が決めるのだなと思いました。

感想を述べてくれたお友だちの笑顔が印象的でした。
日常の一場面をフォーカスする絵本は、大人になってから読むとたくさんのことを吸収します。
私にとっても読み聞かせの時間は、心の栄養になっています。