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2017年5月6日土曜日

Tokyo Story ① ~上野にて~

とにかく、今年の連休はよく歩きました(笑)。
日中は汗ばむほどの都内でしたが、雨が降らなくて本当に良かった~!
上野動物園から始まった初日・・午後は、楽しみにしていた"シャセリオー展"(国立西洋美術館にて5/28まで開催中)へ。
しばらくぶりに絵画を堪能。
前半の動物園と人混みで、かなりの脳疲労を起こしていたので、音声ガイダンスに助けられての鑑賞となりました。

1819年にカリブ海の島で生まれた"テオドール・シャセリオー"。
自分の容姿にコンプレックスを抱いていたと言いますが、幼い頃から絵の才能を発揮した彼は、父親の影響で旅に強いあこがれを持ち、異国の人々や風景を描きました。

フランスで活躍したロマン派の画家である彼は、37歳という若さで他界します。
私は、彼の描く女性画にうっとり。
恋愛関係にあったという女優"アリス・オジー" (「泉のほとりで眠るニンフ」)も官能的で素敵でしたが、私はやはりメインビジュアルのこちら「ガバリュス譲の肖像」。
モデルとなった"マリー・テレーズ・ガバリュス"が纏う淡いドレスとケープ、ソファーに寄りかかる姿が優しくて穏やかな気持ちになりました。
手にはスミレの花束、水仙の花の髪飾り・・甘い春の香りまで届きそう。
花と女性って・・やっぱり素敵な組み合わせ(笑)。



子どもたち・・特に下の子なんて疲れているでしょうに、とても良く頑張って歩きました。
夕方になると、外吹く風も涼しく感じて、もうひと踏ん張り行けるかな~!?
ロダンの前庭彫刻を見て、元気を出させる。
・・私が一番に、元気を貰いましたけど・・(笑)。


さてさて、国立科学博物館ですが、こちらも絵画鑑賞とは異なる濃密な内容でとても楽しむことが出来ました。
命の始まりから、今に至るまで歴史と科学の進歩。
一日中、この場所で過ごしたい私は、天井の美しさにしばし見惚れて気が遠のきました(笑)。
規則的な装飾、デコラティブな装飾が好きなのは、その光と影が美しいから。
このモノクロのワンショット・・葉書きに加工したいくらいお気に入りです。


旅の記録と写真の整理は続きます。
手の空いた時に気ままに・・ね。

ブログで思い出を綴るのも楽しいものです。
家族と過ごす時間もいつかは子どもたちが巣立ち、元の二人に戻りますから。

いつか過去を懐かしく振り返る時、楽しかった思い出が私を支えていたと分かる気がして・・忘れないように残しておきたい。

新緑の季節、素敵な三日間でした。






2016年11月9日水曜日

竹生島宝厳寺~琵琶湖に浮かぶ聖地~

学生時代の仲間たちとのシニア同窓旅行。
今回、父の向かった先は滋賀県でした。

東北に住んでいると、少なくとも私にとっては関東から西のその先は未知であり冒険であり(笑)。
この先年を重ねて子育てもひと段落したら、日本国内至る所へ訪れて、旅先の風景や歴史を心に留めたり、その土地ならではの食の楽しみも味わいたい!という夢があります。
滋賀県と言えば、すぐに思い浮かぶのは琵琶湖、比叡山延暦寺、彦根城、信楽焼・・。
父にとって気心知れた友達との近江滞在は、きっと観光スポットを訪れた喜び以上の楽しい思い出ができたのではないかなと思います(笑)。

それから、三人それぞれに御守りを貰いました。
出先でも孫を思う父の気持ちがありがたいです。


琵琶湖に浮かぶ聖地「竹生島宝厳寺(ちくぶしまほうごんじ)」は日本三弁才天の一つ。
西国三十三ヵ所観音霊場の第三十番札所だそうで・・宝厳寺の唐門は豊臣秀吉の大阪城唯一の遺構と伝わり、国宝に指定されているとのこと。
竹生島宝厳寺ホームページからバーチャル拝観が出来ます。

行ったことも見たこともない竹生島。
水の神様が棲まう、まさにパワースポットなのでしょう。
御守りって、色んな邪気を祓ってくれそうな神聖な感じがします。



2016年10月7日金曜日

森の工作どんぐり by 森の楽校フォレストランド

真夏にはなかなか見向きもしなかったのに。
秋らしい工作に家族の目がやっといくようになりました(笑)。

夏の猪苗代へ足を運んだもう一つの目的は、アクアマリンいなわしろカワセミ水族館(略称:アイカAIKA)へ訪れること。
理由は年老いた淡水水族館を30数年かけて蘇らせた軌跡を、覗いてみたいという好奇心からでした。
ふくしまの湖沼群から身近な水環境の問題を考えたり、県内生息の希少淡水魚や多様な水生昆虫の展示があったり、冬虫夏草も掲げられていたりと・・。
建物の中には、知的好奇心を刺激する情報がいっぱいありました。

さて、猪苗代天鏡台「緑の村」にあるAIKA隣には、“創作体験館わくわく”があります。
その中の、“森の工作どんぐり”で小さな末っ子の“作りたい”は、磐梯山麓の里山で採集した間伐材の二次利用工芸。
小さな手で作るので時間はかかりましたが、カブトムシと“翡翠”の別名をもつカワセミの完成です(笑)。


よく見ると、カワセミの土台部分には、本物らしい“エビフライ”!?
リスが森で松の実を食べると、その食べた残骸はエビフライの形にそっくりになるとのこと・・。
以前、本で読んではいましたが・・実物を目の当たりにすると、可愛らしい形に微笑ましくなります。
“森のエビフライ”を手にして、末っ子も私も大喜びでした(笑)。


先週は、朝登校見送り時の金木犀の香りに、うっとりしていましたが、それも数日間・・。
季節の移り変わりを、少しずつ感じる今どきです。

やることいっぱい、考えることいっぱい。
秋を感じながらカメの歩みでいきましょう・・か。


2016年9月26日月曜日

三猿叡智

徳川家、初代将軍家康公をおまつりした神社・・栃木県は“日光東照宮”といえば、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が有名です。
子どもたちも学校行事が目白押しの今学期、先日次女が訪れた研修先はその日光でした。
年頃なのと性格も相まって、ちょっぴりツンデレではありますが(笑)、家族への土産に気を配るのも彼女らしさの表れです。

喜びと感謝と・・それから私の目を引いたのは、大事そうに抱えてきた盆皿でした。
木の皿に、手彫りで三猿を施したもよう。
元々下絵があるものへ、生徒たちは各々に彫っていったそうですが、手に取った家族は思わず笑みがこぼれました。
平たい木皿の温もりと、お猿さんの愛らしさがたまらない(笑)。
和モノ好きの彼女の宝ものになりそうです。


大人になると、いや、ひっとしたらそうなる前の段階から、
(見なきゃよかった・・聞かなきゃよかった・・あ~ぁ、言わなきゃよかったな・・)
なんて、誰しも時々あること。
この盆皿を見るたびに、彼女だけではなくて私自身も戒められそうです。
子育ても夫婦関係も人間関係も。

他者の嫌なところは「見ざる聞かざる言わざる」で。
自分の内面は、もっと見て、心に聞いて、言って(行動して)みて・・(笑)
出来ると思ってやってみたいね・・というのが、盆皿を手にしての家族皆の思いでした。

それにしても、このお猿さんたち・・笑っているよう♪
笑顔って、どんな時も一番に大切なのかな、とも思います。

色んなことを円満にする、三猿叡智をいつも心に留めておきたいものです。


2016年4月14日木曜日

フェルメールとレンブラント展~17世紀オランダ黄金期時代の巨匠たち~

余生を謳歌するならば、日本中を色々見て歩きたいな・・と思います。
先週末から数日間、父は学生時代の仲間との旅行。
母は本日県立美術館へ。
東日本大震災復興事業『フェルメールとレンブラント展』へと出かけて行きました。

新しい芸術文化が発展した17世紀のオランダ。
他国との貿易が盛んになり経済も成長してまさに“黄金時代”だったそう。
47人の画家たちの計57作品が閲覧できるとあって、ずっと楽しみにしていた様子です。



帰宅早々、いいな♪いいな♪と娘たちと話を聞いて、カレンダーやクリアファイルをお土産に貰いましたが、個人的に私が気に入ったのは、“ストライプキャンディー”。
気になる風味は“フェルメールレモネード”だそうで、レモン好きの長女が真っ先に手を伸ばしました(笑)。
美味しい以外に、「真珠の耳飾りの少女~青いターバンの少女~」をもイメージさせるので、皆で「フェルメールカラーだね」・・と。



何でも嬉しいです。
お土産楽しみです。

祖父母の帰宅後は、目を閉じて話を聞いて、行ったつもり感じたつもりのバーチャル旅行。
そんな時間を一番楽しみにしているのは、実は私自身だったりして・・(笑)。