2016年2月26日金曜日

ピンポンマムの雛花アレンジ~たっちコラムvol.1~

フリーペーパー月刊こどもたっち2016.2月号( No.81)より、コラム『michico mamaの“恋する花時間』の連載スタートです。
いわきこどもプロジェクトさんで、ご紹介していただきました。)
今月は全文掲載しております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一日でも早く春を感じたくて、今年も節分の翌日には雛飾りを出しました。
私の姉が生まれたときに祖父が贈ってくれたという七段飾り。
箱はぼろぼろ、五人囃子の首は回ってしまう、かれこれ半世紀近い熟成雛です。
茶道具の小さな茶筌に少しくすんだ鏡台を見ていると、おままごとのようにいじっていた遠い記憶が蘇ります。
娘が増えるごとに、さすがに色褪せた敷織物では可哀想で、真っ赤な毛氈を新調しました。

花に恋するこの頃・・両雛の真ん中にお供えしたいのは、プリザーブドフラワーのアレンジです。
生花に特殊な染料を吸わせて色付けしているプリザーブドフラワーは、自然にはない彩りを楽しめます。
花材には「ピンポンマム」という西洋菊を用いました。名前の通りころんとした姿が愛らしくて、思わずにっこりしたくなります。
春の桜に秋の菊。
どちらも日本の国花ですが、ピンポンマムに出会って、和伝統には和花をというこれまでの私の価値観は覆されました。

娘三人のイメージカラー(桃・緑・紫)で、着物に見立てた小ぶりの雛花アレンジが完成です。




花の中に自分を置いて、心と向き合える楽しい花時間。
これからもお届けします。

ピンポンマムの花言葉:君を愛す、高潔

0 件のコメント:

コメントを投稿