ラベル 子育て の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 子育て の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018年1月30日火曜日

Memorial “PunchBunch” Bottle ~今この時を記憶に~

日曜の日記に引き続き・・フラワーデザイン展でのこと。
カフェの片隅ではPunchBunch(パンチバンチ)ペーパーアートと呼ばれる、とても興味深いワークショップが行われていました。
連れ立った娘たちが早速体験。
ひろ子先生に教えて頂きながら、素敵なボトルを作ってきました。

~PunchBunchとは~ 


1977年アメリカのテキサス州で誕生。
Chery Fihnさんが子どもたちのために、
クラフトパンチアートを思いつき始めました。
その後流行し、
今ではアメリカで人気のペーパークラフトです。
2010年に日本では表参道にパンチバンチが開業されました。
クラフトパンチとツールを使って、
立体の花を作成したり、
色々なモチーフを作ることができます。
誰でも簡単に型を向くことができ、
色々なモチーフを作るペーパークラフトとして幅広く楽しまれています。



・・とのこと。
なるほど・・。
で、下の娘たちは夢中(笑)。
素敵な作品が完成しました。




実は当初は参加した二人の分だけを作っていましたが。
帰宅して、記念に写真に収める中で何かが違うと・・。

私自身、胸の奥がすっきりしませんでした。

なぜなら。
長女のボトルがなかったから(笑)。
私の中では、いつも三姉妹一緒で肩を寄せ合っているイメージなのです。


年が離れていてもそれぞれに持ち場があって、協力もするかわりに喧嘩もするし、ふざけもする。
次女が生まれたときも、三女が生まれたときも、他者との交わりの中で生きる小さな社会がそこにはいつもあります。

そんなわけでカフェまで戻って、長女の分を一つ追加して、今度は私が作りました。
(三女も同伴しましたが、その時のエピソードはまた後日。)

今この時を記憶にボトルに閉じ込めて。
それから子どもたちの成長は、こんなだったなあんなだったな・・と。

子どもたちが成長していくのは何より嬉しいものです。
でも・・。
手の離れていく寂しさに、時折泣きたくなる私もいます。

一瞬、一瞬を忘れたくはありません。

かけがえのない毎日。
今日も一緒にいてくれて、本当にありがとう。




2018年1月13日土曜日

受験生へ

今日と明日はセンター試験日だというのに、お隣の県の新潟は大雪に見舞われて大変です。
この日だけではなく、受験生本人も、親にとっても気の休まらない春までの数か月が始まります。

気温が少し上がったここ数日は、花粉が飛び始めているようで、末っ子が花粉対策の眼鏡をかけ始めました。
私自身はアレルギー体質ではないですが、妊娠時期だけ少し体質が変わって頻繁にくしゃみをしていました。

でも出産するとピタリと止まって(笑)。

そんなわけで、寒さ対策ばかりでなく体調にも気を配りつつ、何よりこれまでの自分が頑張ってきたことを、見落としのないよう、真っ白な紙に披露するわけですから、試験と名のつくものは本当に大変だと思います。


でも・・思う。
頑張ってきた自分というのは、自分自身が良く分かっているわけで。
それが希望する大学に通用するのかしないかだけの話。
とてもよく分かります、受験生の気持ちが。
そして、親になってみて我が子を見守り続ける気持ちも。


もう少しだから。
深呼吸してリラックス。
緊張は当たり前。
けれど、過剰に反応することもしなくていい。
力まず、淡々と、静かに熱く、謙虚に。






親にとってみて、とても嬉しいこととは。
子ども自身が納得できる結果となることです。

仮に不合格だとしても、子ども自身が納得しているのであればそれはそれでいい。
もっときめ細やかに勉強する必要があったのだと、その子自身が気が付いたのなら、親は嬉しいものです。
転んで泣いても、自分で起き上がろうとする姿を見守った幼き日・・。
子どもが困難にぶち当たりそれを乗り越えた姿を確認できたとき、その子が納得できたと知った時に、その笑顔を見て、親はそれまでの子育ての気苦労も帳消しになってしまうものなのではないかなと思います。


受験生のみなさんへ。
だから、頑張ってね。
合否を知るまで、とてもしんどいだろうけれども、皆がそうだから。
私自身は、一年遠回りして大学へと進学しました。
予備校で得たもの、そしてその先の学校生活で得たものはとても大きく、今を生きています。
受験生それぞれが色々な環境で勉強してきての、試験日だと思います。
もっと恵まれた学習環境だったら・・とか、もっと早くに勉強に取り掛かれば良かったとか、やればやるほどに、焦りも後悔も、ひょっとしたら生まれていたかもしれません。

毎日が自分自身との闘いだったと思います。

自分はどんな大人になりたいか・・。
先を生きている自分を思い描いて、どうか乗り切ってください。

月並みだけれど・・頑張ろう。
応援しています。

2017年12月25日月曜日

17年後のフルムーン

今夜のうちに、クリスマスツリーを片付けて、仕事場のニッチはお正月の飾りに変えました。
この数日間もバタバタバタ~っと。
ひと言では言い表せない慌ただしさだったので、一つひとつ順追ってこなしております(笑)。

飾りを付け替えて、いざ自宅へ帰るとき・・ほんの数十メートルなのですが、夜空を見上げて空気をいっぱい吸い込むのが好きです。
夏には夏の、冬には冬の香りと美味しさがあって、気持ちがスカッとします。
午後10時前。
今夜も目が合ったのは、宵月でした。

2年前のこの日は満月。
クリスマスに満月になるのは、17年後の2034年です。

おばあちゃん”とまで行かないまでも・・その頃には、私も結構年を重ねたあたり(笑)。

2年後には、日本女性の50%以上が50歳以上のシニア世代になり、2025年には団塊の世代が後期高齢者になって、医療・介護で深刻な人手不足。
2032年には18歳人口が100万人を割って(1992年には200万人越えだったのに現在120万人に減少・・)、2040年には道路を走行する自動車の75%が自動運転車になる・・。
その間、人工知能(AI)ロボットの実用化も進んで、人口減少の社会に対応すべく、人はひょっとしたら生涯現役なんてあり得るかも。
そんな未来予測のニュース記事を目の当たりにして、色々なことを考えています。

17年後のフルムーンのクリスマス。
夜空だけ眺めればロマン溢れるけど、徐々に変わる現実社会に私はついていけるかな。
お月さまから見たら、世の中はどんな風に見えるのでしょう。

人口激減なら、それぞれの生産力を上げていかないと・・未来の日本は苦しいだろうなと思います。
どのような分野でも、自分が出来ることの中身勝負。
生きていくためのスキルを子どもたちが上げるために、大人は何をしましょう。
私が感じ得る話を、事あるごとに
子どもたちにも話してあげたい。

今夜はこの辺で・・。

おやすみなさい。

2017年12月24日日曜日

Merry Christmas 2017

今年は仕事場に飾っているツリー写真を一枚。

こちらと自宅と共に出すのは、毎年ちょっぴりひと仕事ですが、これまでのたくさんの想い出がよみがえるひと時でもあって、良いものです。
いつかは子どもたちが巣立っても、ずっと飾り続けたいな・・と思います。

一つひとつツリーに飾りをつける時、心はとても静かです。



私の今年は、漢字一文字でいうのなら・・「任」かな。
任し任され、たくさんの人々とめぐり逢えた一年だったから。

2017年もあと一週間で終わりです。
今年を振り返り、先のことも見つつ・・今を生きる。

今を生きる。
誰もがそれぞれの場所で、懸命に生きているなと感じたイブの夜です。

冬休みも始まりました。
母親業って、年中無休のような感じです。
でも必要としてくれる存在があるから、いつも稼働しています(笑)。
この冬もできる限りのことをして、子どもたちと過ごしたい。

私にとっての今を生きるとは、そういうことかな。



2017年12月16日土曜日

はじまりの Bouquet 〜いわき市PTA連絡協議会“母親委員会”との別れ〜

一昨日の夜は、県連Pいわき大会の慰労会も兼ねて、いわき市連P母親委員会の執行部の方々に送別会を開いて頂きました。
振り返ればあっという間の8年間でした。
たくさんの方々と出会えてとても学びの多い場に身を投じれたことは、私にとってはかけがえのない歳月となりました。
モチベーションの高いお母さん方との繋がりで、必然的にスキルアップの機会にも恵まれ、自己表現の場を数多く与えてもらえたことも、人との出会いが宝であるのと同じくらいに、貴重な経験であり私自身の中に蓄積されていった部分です。
・・同じいわき市にいるので、またどこかで心の交流が持てたならありがたいです。

そして、会も終盤・・サプライズで大きな花束を頂きました。
私が花好きなことを知ってくれていたので、ステムを長く残して包んでくれたお心遣いにも感謝です。
帰宅後、鏡の前に花を取り敢えず置きました。
ぽっかりと心に穴が空いたような、一つの節目を迎えたような、不思議な気持ちに包まれて眠りにつきました。



水に漬けたまま、翌朝解くと・・素晴らしい花がいっぱいお目見え。
こんなにたっぷりとした紫陽花は見たことがありません。
オレンジ色とピンク色の、バラも素敵。
早速ブーケ作りに没頭しました。








これだけの花材を普段揃えられることはまずないので、束ねられること自体私はとても嬉しい。
ありがとうの気持ちをたくさん頂きましたが、それ以上にこれまでのことを思い起こすと、私も本当に、本当に・・ありがとうなのです。
この花たち一輪一輪は、みんな一人ひとりが輝いている象徴に思えます。




何かを手放すとき、得も言われない喪失感に苛まれるときもあります。
執着心が己の成長を遮ることだけは、なるべく避けたい。
それから、何かを手にしたとき。

仮に気持ちがついて行かず、行動が先になったとしても、頭ではなく体を動かすことで気持ちが後からついてくることも、実際多いものです。
そうやって物事を一つひとつ乗り越えることも、素晴らしいことだと思います。

次に進むかどうかは、当たり前のことですが自分が納得して決断することがやはり大切だと感じます。
主体的に生きること・・自分の生き方に責任を持てば、より人生が楽しくなると思うのです。

いつも人生は選択の連続ですから(笑)。
そして、今回、私も選択して・・これからが始まります。
母親委員会の終わりが、始まりです。




これまでの歳月・・大変お世話になりました。
先生はじめ、皆さんのご活躍をいつも心からお祈りしています。

長い間、本当にありがとうございました。



大型紙芝居 じごくのそうべえ 〜みまや土曜たいけん隊〜

いつもの読み聞かせも、今日は少し趣きを変えて、大型紙芝居となりました。
久しぶりに全学年集った本日の土曜学習は、レクリエーションがメインでしたが、特別に図書ボランティアのお母さん方も、参加する機会を頂きました。

既にこんなに素敵な演題目を作ってくださっていて、驚きました。
とてもありがたく、嬉しいことです。



さて、私たちは10日ほど前に有志で集まり練習開始。
その後2回ほど練習するチャンスもありましたが、体調不良と、家の仕事も忙しかっために、実は私個人は今日が2度目の通しとなりました。
でも皆で力を合わせて、無事にそれぞれの役をこなせたので一安心です。
いつもお世話になっている読み聞かせのお母さん方と一緒に活動させてもらえて、年内最後の素敵な思い出となりました。

そして、何より嬉しかったのは、我が子も含め子どもたちがとても楽しんでくれたこと。
読み手の私たちも役になり切り楽しんでいましたから、何かしらハートが伝わったのかな‥と思います。
最後まで聴いてくれて本当にありがとう!


さて、最後の校長先生のお話は心に響きました。
日本一の賞を頂いて、私たちがしなくてはいけないことは・・つなげる努力。
大人は大人の、子どもは子どもの、今とこれからを、更に次世代に繋げていく努力をしていかなくてはならないというものです。
私たちが地域をより良いものにしていくための、ミッションとも言うべきか‥それはそれはとても大切な役目を、一人ひとりが担っているのだということだと思います。

今月クリスマスには、私自身は土曜学習活動の運営委員会へ。
そして、年明け一月末には、文化センターにて行われる本年度の“学校・家庭・地域パートナーシップ推進事業事例研究発表会”へと行ってきます。
読み聞かせのお母さん方にも、後程声をかけてみましょう。

来年も読み聞かせ活動は続きます。
真剣に聴いてくれる子どもたちもとても可愛いですが、どのような場面でも、いきいきと活動する大人の姿もまた、とても魅力的。
誰もが輝ける未来へ・・。

今日は貴重な経験をさせて頂きまして、本当にありがとうございました。





2017年12月3日日曜日

それぞれの時間

今日も朝一番の電車に乗って、長女の元へ。
学び続ける彼女に会うのが、とても楽しみ。
この先も母親として・・それ以上に、女性同士としての付き合いもまた、続いていきます。

(どんな話が展開されるかな。)
(どんな笑顔がみられるだろう。)
(子どもたちはそれぞれに年が違っても、やはりシグナルを察知できる母親でありたい。)
(いつも心に寄り添える自分でありたい。)


電車の中は、ひとりの時間です。
『ためない時間』をざっと読んで、今日出来ることを全うしようと誓いながら向かいました。


私が彼女の年頃にも、やはり色々なことを考えていました。
生涯の友にも出逢い、恩師、異性、自分の未来・・。
躊躇うことはその都度あって、たくさん笑い、たくさん涙を流しました。
頭で考える以上に、行動が先走っていたかも。

日々の経験は、その後の財産になるだろうと思います。
でも・・終わりがない(笑)。
大人になったらなったで、形の異なる「今」が待っています。
私も、やはり彼女と同じように毎日手探りで、わからないことだらけ。
それまでの経験と、知りたい、歩みたいと思う心の声を頼りに、昔と変わらずに過ごしています。
だから、似たもの同士の私たちは、今日も対談です。
でもね・・如何せん、時間が足りなかった・・。

これ、いつものことなのですが、もうちょっと話したかったな。


さて、帰り道。
東京駅構内の本屋さんで、真っ先に視界に飛び込んできたのが、ゆかりさんの本でした。
彼女の語り、表現が、なかなか好きです。
またひとり・・家路につく下りの車中も、自分の内面に向き合う時間となりました。




そして・・辺りは真っ暗。
もうすぐ冬至ですが、17時の外の様子は早朝と同じぐらいです。
勿来の海に、美しいお月さまが浮かんでいました。
でも動く電車の中から、スマホでとるのは至難の業(笑)。

今夜は、満月になるみたいです。
今日、この時を忘れないように、写真に収めて・・。

人生は、一度きり。
自分の納得する日々を送りたいものです。



2017年11月28日火曜日

ふくしま高校生スマホサミット

もう一つの気になる記事とは、こちら。
県内全高校の生徒代表が集まって、27日郡山市で開催されたという「ふくしま高校生スマホサミット」。
スマートフォンの安全利用を誓った集いでした。
ゲストアドバイザーとしてご参加の教育評論家・尾木直樹さん(尾木ママ)のブログでも発信なさった文面を拝読しました。(オフィシャルブログより→


昨年の夏までフューチャーフォンを愛用して、その後スマホに変えた私自身がその便利さを体感している一方で、得も言われぬ拘束感もある現実・・。
大人の私でもそうなのですから、思春期へ向かう子どもたち、そして真っ只中の子どもたちは、たくさんの葛藤を持ちながら使用しているのはないかな・・と思います。

なぜこの記事が目に止まったか。


ちょうど数日前、次女が私に帰宅後のスマホの管理を自ら頼んできたから。
邪魔なのだそうです。
でも、管理できるだけの能力がまだ自分にはなく、不安なのだそうです。

まさに、今回の宣言③「My スマホ 親にあずけて No!スマホ 」な出来事だったわけです。


平成29年11月28日 福島民報の記事より


デジタル日記、心の内をこうやって記すのが好きな私が言うのもおかしな話ですが、活字って一人歩きをするみたいです。
書き手の想いとは裏腹に、読み手の解釈によって温度が常に変わる言葉の数々。
信頼できる家族とすら、たまに・・“彼、もしかして機嫌が悪いの???”なんて、あらぬ不安も相手に抱かせてしまうのが、メール内活字の本当に怖いところ。

大切なこと、悩み、喜び、悲しみ、それらはすべて話をしたい相手と直接向き合って共有することが本当に大事なのだと思います。

科学が進歩していけば尚のこと。
人間が本来持ち合わせている、人対人の対話能力が退化しないようにしなくてはいけないな・・と思うのです。

そういえば銀河鉄道999の最終回をご存知ですか?
どうしても観たくなり、だいぶ前に夫婦で鑑賞しました。
主人公 星野鉄郎が最終的に見た、機械化世界と限りある命の尊さが描かれています。

科学の発達の中で見失ってはいけないものを、事あるごとに子どもたちには伝えていきたいものです。

みまや土曜たいけん隊 ~文科大臣受賞~

昨夕と今朝は、嬉しくて気になるニュースが二つほど。
心に留めておきたい新聞記事は、いつもスクラップしておきますが、こちらも仲間入りです。
モデル事業から始まり、いつかの“くらし随筆”にも記した母校の土曜学習が、文科大臣賞に輝きました!

企画運営をしてくださる公民館さま、いつも子どもたちだけでなく大人の私たちにも喜びと新たな発見を下さる講師の皆さま、そして同じ志のボランティアの方々、送り迎えしてくれる保護者の皆さま、いつも優しい眼差しで見守ってくれる母校の先生方。
たくさんの人の手(手間)があって評価された賞だと思います。


平成29年11月27日 いわき民報の記事より

今年は、より学習効果を上げるために講座によって対象学年を制限しています。
低学年にいる我が家は、全10回の講座のうち、年に4回の参加です。
年間の開催内容一覧を親子で読んで、あれもこれも体験してみたいね‥と年度始まりには、我が子と話していました。

少子高齢社会の今とこれからを考えると、先人の生き知恵と技術ばかりでなく、関わる大人たちとの触れ合いから、多様な仕事(生き方)や郷土愛、学校だけでは交われない世代間の交流でコミュニケーションスキルも身につけて欲しいな・・と願ってしまう(笑)。

さて、いち母親から感じる世の中の出来事・・という意味合いを込めて、新しく“教育”のカテゴリーを加えてみました。
ほぼこれまでの子育てと通じる、Bloggerでいう“ラベル”にはなりますが、母親目線の声を少しでも届けることができれば幸いです。


さてと、もう一つの気になる記事とは・・。
後程書いてみます。


2017年11月15日水曜日

トークショーを終えて~平成29年度「男女共同参画の日」事業(照英流 イクメン・カジメンへのエール)~

先日の日曜は、私もいろどり代表として参加した、「男女共同参画の日」の事業が、無事終了しました。

照英さんからは、ご家族への想いや、仕事や家事、子育てを楽しむ秘訣を伺いました。
(オフィシャルブログより→いわきへ、いわき市の皆様!
また、横田先生からは専門的なお立場から、働く女性が多い現代では、男性の意識改革がとても大切なこともお話し頂きました。

FMいわき あいなさんの、円滑な進行であっという間に過ぎた時間です。
会場へ足をお運び下さった皆さま、関係者の皆さまへは感謝の気持ちでいっぱいです。
本当にありがとうございました!

私が嬉しかったのは、赤ちゃんの泣き声がトークショーの合間に聞こえていたこと。
それからある女性からは、「みんな想いや悩みは同じなのですね!もっとこんなトークショーの開催をしてほしい!」とのお声を掛けて頂けたことも、大変感激しました。
貴重なお時間を、この場で共有させていただいたことに、心から感謝しております。

初めてママになった頃の私自身は、ベビーカーを押して一人で出歩くことも怖ければ、もっともっと自分の想いを、夫に伝えても良かったのだと思っています。
家事、育児、そしてそこに仕事。
どれもこれも、夫や妻はひとりで背負う必要などなく、十人十色、夫婦それぞれのスタイルで、喜びも苦しみもシェアすればするほど、人生はいろどり豊かになるのだと思います。
そのためのみんなの意識改革・社会制度・働き方改革・・。
もちろん、照英さんのアドバイス「妻や夫が、たまには女優や俳優になること」も忘れずに。


早速帰宅後は、昨年同様にトークショー音声のテープ起こしに取り掛かりました。
話せば瞬く間であるトーク中身も、活字にすると結構な分量なのです。
Wing編集委員で手分けしてまとめていく作業は、大変な気持ちもありますが楽しみでもあります。
なぜならそれは、刷り上がった時の喜びを、皆が知っているから・・。
今回の内容(ダイジェスト)は、次回Wing48号(3月発行)での特集予定です。
どうぞお楽しみに!

数日前の地元夕刊に、早速取り上げて頂きました。




さて、昨年のつるの剛士さん、また国谷裕子さんのときも、素敵なボードをご準備してくださったスタッフさん。
何気に今年はどうかな‥?なんて楽しみにしていたら、見つけてしまいました!
よく見ると、右下のシルエットアートには、照英さんご家族と、愛犬“テン”まで、美しく形作られています。

この無数のハートのように、愛に溢れた照英さん。
ますますのご活躍とご家族のご多幸を、心からお祈りしています。
今度はご家族皆さまで、ぜひいわきにお越しくださいね。
本当にありがとうございました。



2017年11月6日月曜日

森を見れたなら・・~Merry Go Round Life~

食後のBGMは、“Merry Go Round Life”。
次女がピアノで勝手に奏でる、久石譲さんの “人生のメリーゴーランド”・・ハウルの動く城と言えば、この曲です。
ドラマティックで、素敵、大好き。
胸の奥底が疼く旋律バックに、今夜はひとり生物基礎の学習をしていました(笑)。

大人になるに連れて、森の景色を遠くから見ることが出来る。
広々とした全体像を知って、その中に入り、木々の美しさ、小川せせらぎ、小鳥のさえずり、草花の名前まで知りたくなって、細かく学び知る。
そこには丁寧さと私流の美学が、惜しげもなく自分に向けて披露されます。

そんなゆとりある視野で勉強の楽しさを知ったのは、大学生になってからです。
・・もっと早くに森を見れたなら。
人生唯一の後悔は、理科教諭の選択をしなかったこと。
当時の薬学部仲間の数名だけが教職課程をも取っていたけれど、私は普通の道と呼ばれる方を歩んでいました。

子どもへの愛おしさも、母親になってから増すという・・。
今の私なら・・というジレンマ。
子どもたちと学び合いたいという想い。
・・あなたの年で森を見れたなら、選択肢はもっと広がるよ、人生豊かになるよ・・という、親としての、一人の人間としての子どもたちへの願い。

副腎の構造から始まった・・今夜の私の心の内です。
子どもも大人も、それぞれに質の異なる思いを胸に抱いています。
いつの日か、経験を積んで彼女も森を見れるのなら、私は嬉しい・・。

いつの間にか、BGMは、あの夏へ・・に変わっていました。




 

2017年11月2日木曜日

フェスティバルへ ~ふくしま教育週間~

燃ゆる夕空を眺めた昨日は、“ふくしま教育の日”。
そして7日までの“ふくしま教育週間”は、「地域全体で子どもたちを見守り、健全な学校運営や教育改革を進めていきましょう」と、学校教育や社会教育および文化の充実と発展を図ることをめざして、私の母校も含め学校公開がなされています。

三女の学年は、昨日の授業の一つに、生活科のお店やさんを開く学習がありました。
一つ下の一学年を招いて、彼女たちは手作りのおもちゃや遊びを考えて、もてなすというもの。
まちがい探しクイズ・ヨットレース・ボーリング・くじひき・・もっともっと他にもありましたっけ(笑)。
私もお客さんになって楽しんできました。


授業の一環とはいえ、子どもたちが一生懸命手作りした景品や小道具はとても可愛らしく、小さな感動の連続。
昨日は、紅茶の日でもあったので、先日友人に頂いたアップルティーを飲みながら、帰宅後の子どもと、その日の出来事を話し合いました。




今日も公開日。
朝行ってきた美化活動終了後は、クラスのお母さんと学校参観を・・。

小学校の6年間は、30㎝近く子どもたちは背も伸びて、肉体的にも精神的にも大きくなるかけがえのない時間です。

中学校や高等学校へ進学しても、その時々で親としての悩みは尽きませんが、幼児教育から繋がるこの時期は、人間形成の時期という視点でも大切な歳月だと思うのです。


当たり前だといわれること、分かりきっているつもりでも見落としていることなど・・他者との交わりで育まれるたくさんの感性や社会性を、親も子も一つひとつ確認していかなくてはいけないな・・と感じた二日間でした。

2017年10月16日月曜日

第65回 福島県PTA研究大会 いわき大会 ~第2分科会 A ~

昨日、無事終了したいわき大会。
私が担当の第2分科会では、母親委員会でのこれまでの研修活動を具体的に報告する形で、提言させて頂きました。
ダークスーツに身を包んだ参加者の前でのプレゼンは、いつもはお母さん方の多い会場とは訳が違い、心なしか緊張もしましたが、どうにか役目を果たすことが出来ました。

県内至るところから集まった方々と、話し合いの場を持てたことは貴重な体験です。
提言後のグループトーキングでは、私もある班に飛び入り参加させてもらいましたが、学校ごとに、抱える課題も喜びも様々。
限られた時間の中で想いを共有できたことは、私自身の今後の活動の中で、大きな意味を持ちそうです。


午後の記念講演は、ぴあ株式会社 代表取締役社長・一般社団法人チームスマイル代表理事 矢内 廣 氏 による「福島の子どもたちの元気、そして夢を育む」と題しての講話でした。
震災後の胸を打つ活動を拝見する中で、私自身、子どもと夢を一緒に語り合ったこれまでの時間や、子どもの成長とその時々で生じた彼女たちのターニングポイントを、思い出して涙・・。
みんながみんなそれぞれに、きっと様々な思いで講話を聴いていたことと思います。




前日の準備、当日早朝からのそれぞれの役割。
執行部の方々の気遣いや、快くお手伝いをしてくださった方々、たくさんの人の手で形創られたいわき大会でした。

来年は喜多方市での開催だそうです。
子どもたちの未来を想う、私たち大人の本気で向き合う姿が、この先も絶え間なく続いていきますように。
子どもたちの未来が、平和で笑顔あふれる日々でありますように。


2017年10月7日土曜日

サーカスと水族館と今

一日があっという間に過ぎていきます。
こちらを綴らぬ間に、一気に秋めいてきた気がします
さて先週末は、懐かしの仙台へ。
学生時代に過ごした街は、何度行っても心地よく。
胸いっぱいに吸い込む空気が、とても美味しく感じられました。
この日の最初の目的は、街にやってきたサーカスを見に行くこと。
テント小屋を見つけて、子どもは大喜びです。



朝一番でPOPサーカスの公演へ行きました。
末っ子は初めての経験です。
どんな反応をするか、実はそちらの方が楽しみだったりもします。



実は私はサーカスというものが、あまり好きではありませんでした。
正確には、動物を使った曲芸が・・ということなのかもしれません。
サーカスをテーマに用いた絵本は、悲しい事情や結末も多くて、読み終わった後にとても胸が苦しくなります。
でも、目の前で繰り広げられたのは、アクロバティックな技芸の数々。
人の肉体的な限界はどこまでなのかと疑いたくなるような・・ハラハラ・ドキドキの数時間でした。
※写真撮影は、フィナーレの間だけ可能です。



こちらが終わると、“仙台 うみの杜の水族館”へ。
沢山の海の生き物たちに癒されてきました。

三陸と言えば、牡蠣。
今から50年も前に、フランスではカキの疫病がはやり、養殖カキが絶滅に瀕する被害があったとのこと。
その時、三陸のカキがあちらに渡ってそれを救ったという歴史があるみたい。
2011年の東日本大震災では、その恩返しの意を込めて、フランスから養殖に必要な資材が地元の養殖・漁業関係者に手渡されたとのことでした。
困ったときはお互い様・・の心を知ることが出来て、胸がちょっぴり熱くなりました。



イルカって愛くるしい!
演技前の横顔を見ながら、ちょっと休憩。

そして、もっと愛くるしいこの子。
よちよちと歩く幼いペンギンたちが、飼育員さんの後について、餌をおねだりしています。

夕方の港に吹く風はとても心地よかった・・。
津波で被害を受けた東北の海沿いの今を眺めながら、家路につきました。

心に元気と癒しをもらえた仙台日帰り旅行。
学生時代のあの頃とは、確実に異なる今を生きています。
未来など全く想像できなかった、今を。

この先の私は何を見て、何を心で感じていくのだろうかと・・これからをぼんやりと考えています。




2017年9月29日金曜日

Candy Wreath

今日も午後は会議でした。
子どもも大人も、豊かに生きていくための社会環境づくり。
いつも頭の中で描く、家庭と学校と地域の理想の姿や課題がそこにはあって、子どもを導く大人の使命は、とても大きいものなのだと改めて確認してきた時間でした。

さて、明日は朝から、小学校のおまつりです。
前日準備の今日は、お手伝いには参加できなかったので、自宅で可能な限りの内職をしておりました。
子どもたちに販売するキャンディリースを少しだけ・・。
なんだか雰囲気がちょっぴりハロウィンです。
我が子の頭がすっぽり入る・・キャンディ10個入りのネックレス。
とても可愛らしい感じに完成です。


母性とは不思議なもので、徐々に醸造されるもののようです。
女性ホルモンがどんどん少なくなっていくのに、それには反して・・豊かになっていく母親としての感性。
子どもたちに抱く慈しみの心が、ここまで強くなっていくとは想像だにしていませんでした。

明日は、昨年同様に玉こんにゃくの仕込みから(笑)。
・・笑顔の花が咲きこぼれますように。


2017年9月28日木曜日

絵本 はなちゃんのみそ汁

今日は一日中、あらゆるところで気持ちを共有できる一日でした。
友人と、先生と、子どもたちと、仲間と。
心が通じ合うというのは、とても嬉しいことです。

この数か月、私は命に向き合うことが何故か多かった・・。
身内ではなく、他者の最期に。
そして最期を迎えなくても、闘病しているとか、看病しているとか。
17年間の母のダブルケアとも姿は重なり、また再び生きることを考えさせられる時間です。

さて、今日は待ちに待った高学年読み聞かせの日。
私の担当は5年2組でした。

朝一番で、先日の模擬授業を母校で開催してもらえるのだと、講師の宍戸先生、また校長先生から伺ったばかりでしたので、双方のご厚意に
喜びで胸がいっぱいでした。
私がどうしても子供たちに伝えたかった命の授業。
そして、国際理解教育。
理解を示した下さった先生方には感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、
黒板には子どもたちが可愛らしいイラスト入りで、“・・よろしくお願いします”と、素敵なメッセージを書いて待っていてくれました。
(写真を撮るのを忘れて‥残念。)


今日私が読みたかったのは、映画化もされた実話、絵本『はなちゃんのみそ汁』です。
家の本棚から取り出して、読むたびに何度も涙を泣がしては、またたくさんのことを考えさせてくれる絵本。
我が家も皆大好きな一冊を、入学した時よりもとても大きく成長した子どもたちに読んであげました。



お母さんが生きた証に、はなちゃんに教えてあげた美味しいお味噌汁。
この世を去っても、ずっとはなちゃんの中にはママがいて、かけがえのないあったかい愛を感じ取られる一冊です。

子どもたち・・真剣な眼差し。
一人ひとり・・どんな気持ちでこのお話を聞いてくれたかな。
来月8日には、地元スーパー主催の映画上映会と講演会が、アリオスにて開催されるそうです。


昨年の第14回いわき市PTA研究大会では、竹下和男氏の講話を伺ったばかりでした。
「“弁当の日”は生きる日」・・このはなちゃんの実話から、子どもたちに生きる力を身につけさせることの大切さを、沢山受け取ることのできる素晴らしい内容でした。

本日夜の公民館では、一週間前の方部研修会の反省会を開きました。
参加してくれたお母さんたちとの和やかな対話の時間・・。
私はトーキングタイムで出た意見を集約して臨みましたが、そこで展開した母親としての子を想う気持ちや、命の尊さ、子どもたちが学ぶことの意味を改めて皆で確認し合えた時間となりました。


私は、母親として子どもに何を残せるでしょう。
そしてまた、次世代に命をつないでいくのなら、子どもたちは何を残すのでしょう。
子と一緒に育つ親として、台所で過ごす時間の大切さを痛感しているところです。

今日は、すべてにありがとう。




2017年9月26日火曜日

シャビーシックな花トレイ~たっちコラムvol.20 (最終回) ~

2017.9月号(No.100)のこどもたっちコラムです。
今月で私担当のコラム掲載が終わります。


飾り続けて色が飛び始めたプリザーブドフラワーは、使い込んだようなシャビ―テイストのトレイにぴったり馴染みます。
頂いたスモークツリーの穂も予め乾燥させ、ハーフムーン状にして記念に写真を一枚。

花写真は今なお、私の支えです。

知り合いのいない土地で、初めての子育て。
泣きじゃくる幼な子のベビーカーを押しながら、毎月発行される花雑誌を眺める至福のとき・・手帳に挟んだお気に入りのアレンジ写真を見ると、母親になりたての私は自然と笑みがこぼれ、怪獣のような我が子にも笑顔で向き合える昔でした。




さて、20回にわたる花時間も、今月が最終回。

恋する気持ちを活字にしてくださったこどもたっち様、これまでささやかなアレンジに目をとめてくださった読者の皆様、本当にありがとうございました。
伝えきれなかった花への恋心は引き続き、BlogやInstagramで発信し続けたいと思います。

あなたは、何に恋をしてママ業がんばりますか?
花はどれをとっても美しいです。

その個性はまるで人の個性に重なって、子も親も世界にたった一つの花を・・咲かせたいなと思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

短期間ではありましたが、私自身とてもたくさんのことを学べました。
先日は、初回の心温まる思い出に引き続き、友人が二回目の“たっち会”を企画し、開いてくれました。

彼女とPTAの研修で出会わなければ、きっとコラムの世界を覗かせてもらうこともありませんでした。

人との出会いは、時としてその後の人生に大きく影響を与えるようです。
きっかけをくれた彼女に、心からの感謝を言いたい。
心の声を活字に・・とくらし随筆を私に勧め、決して書くことはやめるなよと言ってくれた、父以上に年の離れた大師匠にも。
すべての出会いが宝物です。


すべての経験はこれからに活かします。
そして、ママたちの、子どもたちの笑顔がもっと増えるように。
我が子も含め、これからを生きる子どもたちの幸せを心底願って。
また違った形で、エールを送り続けたいと思います。




GreenBaton ~Instagramより~

かぼちゃの種を蒔きました。
どんぐりの種も蒔きました。
レモン、ブンタン、葡萄の種も(笑)。
芽が出て膨らんで、ぐんぐん伸びて、花が咲いて・・。

簡易シャーレでの発芽の楽しみと、それ以上に育って見守り続ける楽しみと。
家族共通の喜びです。


さて昨日は、Instagramで友人よりグリーンバトンを受け取りました。
いつも可愛らしいジャックラッセルテリアの投稿に、私はとことん癒されている彼女からの嬉しいバトンタッチ。
秋の始まり・・虫の音が聞こえる涼しげなグリーンフォトを整理していたことろでしたので、とても嬉しくて有り難いです。

朝夕と日中の寒暖の差が出てきました。
秋分の日を過ぎて、お肌も乾燥・・。
ドライスキンの長女は、保湿を心掛けているかな・・などと気になって、連絡を入れました。
もちろん、我が家の下の子たちへも、入浴後のオイルケアでスキンシップを。
幸せホルモンのオキシトシンUpのために、今朝も数秒間のハグタイムを。

GreenBatonを受け取って、慈しむ気持ちも再確認できました。
今日も今を生きましょう!



2017年9月24日日曜日

GOOD TIME ~地元公園フェスにて~

いつもの公園が、“GOOD TIME”会場に早変わり。
地元商工会青年部主催のイベントが、母校裏の公園で開催されました。


音楽・グルメ・クラフト・ワークショップ。
大人も子どもも丸1日楽しめちゃう!というキャッチフレーズの通り、秋晴れの空を仰いでの外遊び・・今日は汗ばむ陽気でしたが、とても楽しいひとときでした。


この界隈住まいの、ご年配の知り合いの方もとても喜ばれていました。

私の父も、日課の散歩道・・公園内の様子がとても気になっていたようで(笑)。
いつも静かな場所で、ラップが流れていたらそれはそれは驚くでしょうけれど、その年老いた顔には喜びや好奇心が溢れていました。


色々と見回るだけなのに、とても暑くて・・。
皆で日陰を求めて、余計に動くからまた暑い(笑)。
こんな日は真夏のように・・末っ子のかき氷も捗ります。
この場で頂く外ランチは、公園のどんぐり小道で。
木陰って最高。
私は熱々のガパオライスと、レモンビネガージュースを頂きました。


早々に食べ終わった三女は、空かさずどんぐり拾い。
コロコロっと音がするのは、どんぐり虫がいるから気負つけてね・・と次女。
(本当かな~!?)
小学校の頃、持ち帰ったどんぐりについた虫の大量発生で・・きっと、上二人はトラウマなのです。

まだまだ小さな手に、小さなどんぐり。
小さなことを楽しんで、小さな幸せを感じていました。
Good Time は、そのまま Good Dayです。

来年も、再来年も、フェス開催・・毎年心待ちにしております。



2017年9月21日木曜日

二つの花束~瀕死の白鳥~

先日、ピアノの発表会を無事終えることができました。
サン・サーンスの白鳥・・。
三女の曲目は、死を悟った白鳥の、切なくも優雅な旋律。

彼女といつもお世話になっている先生へ。
好きな花材を入れてみて、いつもの私の好みとは異なる雰囲気で束ねています。



秋らしくワレモコウを入れてみて。
白のアストロメリアや斑入りのグリーンが、一層華やかにしてくれました。


曲を弾きこなすというのは本当に大変なことです。
子どもがその情景を思い浮かべるのに、バレエ動画を見せたり、私も弾いてみたり(笑)。

でもピアノって、練習しただけ応えてくれる楽器。
それまで、何度も何度も躓きながら弾いていたのに、お盆明け先日の私の不在時に彼女なりにしっかり練習をしてくれていたようで・・。
するとある日を境に、必ずその成果が音となって表れるているから不思議です。
そこまで行くのに励ますのが、私の仕事・・(笑)。

さて、発表会では、一度もミスタッチなく奏でてくれました。
それには、先生も私も、本当にびっくり。
どんな演奏でも私は嬉しかったけれど、一番嬉しいのは、本人が満足していることです。
また小さな山を、一つ越えることが出来ました。


昨日、私の住む地域のPTA研修会を終えたばかり。
講師は、福島県骨髄バンク推進連絡協議会運営委員の 志賀 としえ 様
白血病を患い、骨髄移植を受けられて回復されてから現在に至るまで、命の大切さや当たり前ではない毎日の儚さを、ご自身のまさに生死を賭けた体験から美しい声でお話しくださいました。
さらにこの研修の場では、小学校生活が始まり、わずか三か月で、白血病でこの世を去った7歳の光祐(こうすけ)くんの軌跡を綴ったDVD『いのちのアサガオ』を鑑賞しました。

生きたいと思っても生きられない命がたくさんあること。
苦しみを乗り越えた先は、大きな力に変えられること。
どうしてこうなってしまったんだろう・・と過ぎたことばかりに目を向けるのではなく、どうしたら今を変えていくことができるだろうか・・と未来へ目を向けること。
志賀さんのお話からは、たくさんの気付きがあり、会の終了時には私なりの言葉でお礼の気持ちをお伝えしました。

今日はもう一度私自身が、この曲を弾いてみました。
瀕死の白鳥の、命の儚さ、美しさ、嘆き、悲しみ。
講話を聴いたばかりだからか、旋律がとても切なかったです。
でも、白血病を発病した白鳥は・・回復して美しく今を生きています。

発表会を終えて、今日もちょこちょこ三女はピアノに向かっています。
音楽が心を揺るがすように、毎日が愛おしい・・。
この子の人生のどこかで・・音楽が支えになってくれると信じています。
生きていればこそ、出来ること。
毎日が、毎日が本当に大切です。
毎日を生きられる幸せを噛みしめる。
もちろん、昨日も今日もこれからもずっと・・。