本来の仕事以外に、季節の装飾を施すのも私の役目です。
お正月ともなれば、街の雑貨屋さんで12年間かけて求めた干支の繭飾りを毎年出したり、これからの季節は雛飾りもあしらいます。
でも長年困っているのは、節分の時期にぴったりするものが見つけられないこと。
既製のものでは、“帯に短し襷に長し”なのです。
ならば創作してしまえと、既製のタペストリーに手を加え額飾りにしました。
作ってくれたのは、遠くに住む実姉です。
2年前、作品は彼女の元に滞在していた母に大事に抱えられて、私の手元へやってきました。
額装に使った紙の色と質感が、和の温もりを感じます。
額縁屋さんでぴったりの枠を選び、裏側まで丸ごと額飾りを作ってくれました。
「無いものは作る」が姉の口癖。
彼女を見ていると、作品を生み出したときの喜びが手に取るように分かります。
ニッチ。
決して奇抜なものではなく、
何だか心地好いよね・・と人が感じられるものをこれからも置きたいです。
作りたい願望の原点は、きっとここなのかも!と思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿