2016年2月29日月曜日

桜の花~一文字レター~

一年、12か月。
四季がはっきりある日本に生まれて、暮らせて、本当に幸せです。
暦をめくりながら、自然の移ろい感じ取ることが出来ます。
春・夏・秋・冬。
三か月ごとに変化する季節は、しばしば人生の四季にも思える時があります。
青春(30歳くらいまで)・朱夏(30歳から50歳)・白秋(50歳から70歳あたり)・玄冬(70歳あたりからそれ以降)。
これは、古代中国の「陰陽五行説」に対応する色をベースにした季節の異なる呼び方だそうです。

そろそろ冬を迎える母が夢中になっているお稽古ごとは、“一文字(ひともじ)レター”。
伝えたい一文字(もしくは大切な言葉)を大きく書いて、余白に一言書き添えれば出来上がり。
素敵に仕上げるためのコツを、先生よりご指導いただいているようです。
心うきうき楽しみにして出かける後ろ姿を、私は毎回笑顔で見送ります。

二か月ごとにめくるカレンダーの上部に、その季節を想う言葉を書き上げました。
1~2月は、待ち遠しい春を恋い慕う文字。




墨で書いた後ろに流れる桜色が、またニクい(笑)。
私の心を打つのは、派手さでも上手さでもなく、きっと母が楽しんでいる作品だからこそ。

また一つ、母娘を繋げる話題が増えました(笑)

冬に葉も枝も落としきる前に・・母からは色々な事を教えてもらおうかと思います。


2016年2月28日日曜日

花のいのち

アレンジした花たちは、徐々に萎れて役目を終えます。
以前は、その過程を見届けるのが嫌で、切り花をあまり好きにはなれませんでした。

でも、お稽古をするようになってからは、花との向き合い方が少しずつ変わり始めました。
(心を豊かにさせてくれて、ありがとう。)
いのち尽きるまでそばで愛でながら、花は最期を迎えます。

何種類か組み合わせてアレンジした花の中で、生命力の強い花を時々見かけます。
それを抜いては短く切って水に挿し、また数本枯れると抜いて切り、水に戻す・・。
アレンジの練習としては、“残った草花に合った花材を見つけて花あしらいを続ける”という方法もあるらしいのですが、未熟な私は在るがまま(笑)。
どんどんステム(茎)が短くなって、小さな姿になります。

二週間前に教室から持ち帰った「リューココリーネ」が思いのほか長持ちしました。
5cmほどの短い姿になっても、美味しい香りはしっかり残っていて何だか誇らしげです。
最期まで美しくありたい・・そんな風に呟いている感じがします。



花器は私のお気に入り「お猪口」。
旅の思い出に新潟のガラス工房で購入したものです。

(あとどのくらい元気でいられるだろう。)
今日も気にかけ、見守っています。


2016年2月27日土曜日

ヴァレデローズ~ペルシャダマスクローズ~

珍しいものを頂いたときは、記念に写真を一枚。
後から記憶を呼び起こして、感謝の念に浸ります。

知人より『飲むバラ・食すバラ』を頂きました。
  
ペルシャダマスクローズを水蒸気蒸留して抽出した芳香蒸留水・・「ローズウォーター」。
味見した娘がその香りの濃厚さに、むせりそうになるほど。
私も飲んでみると・・。
瞬間、ふわ~っと気高い香りが舞って体に染み込んでいく感じです。


~以下、ヴァレデローズHPより抜粋~

 花びらの収穫は5月から6月。
 夜明け前、まだ朝露を含んだままのような
 みずみずしいバラの花をひとつひとつ手摘みします。
 摘み取った花びらは、カナート(地下用水路)から
 汲み上げられた雪解け水と一緒に大釜に入れられます。
 これを高温高圧で蒸して、
 蒸留水を溜めたものがローズウォーター。
その表面にはローズオイルが集まります。




それから食すバラは、「ローズクッキー」。
ローズポプリの他に、アプリコットやピスタチオもトッピングしてあり、この上ないバラ時間を満喫しました。


薔薇の女王「ダマスクローズ」。
女性はいつの時代もその香りや味に魅了されてきたことに、飲んで食して・・深く納得!
薔薇は、“愛と美の象徴”だそうです。



2016年2月26日金曜日

ピンポンマムの雛花アレンジ~たっちコラムvol.1~

フリーペーパー月刊こどもたっち2016.2月号( No.81)より、コラム『michico mamaの“恋する花時間』の連載スタートです。
いわきこどもプロジェクトさんで、ご紹介していただきました。)
今月は全文掲載しております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

一日でも早く春を感じたくて、今年も節分の翌日には雛飾りを出しました。
私の姉が生まれたときに祖父が贈ってくれたという七段飾り。
箱はぼろぼろ、五人囃子の首は回ってしまう、かれこれ半世紀近い熟成雛です。
茶道具の小さな茶筌に少しくすんだ鏡台を見ていると、おままごとのようにいじっていた遠い記憶が蘇ります。
娘が増えるごとに、さすがに色褪せた敷織物では可哀想で、真っ赤な毛氈を新調しました。

花に恋するこの頃・・両雛の真ん中にお供えしたいのは、プリザーブドフラワーのアレンジです。
生花に特殊な染料を吸わせて色付けしているプリザーブドフラワーは、自然にはない彩りを楽しめます。
花材には「ピンポンマム」という西洋菊を用いました。名前の通りころんとした姿が愛らしくて、思わずにっこりしたくなります。
春の桜に秋の菊。
どちらも日本の国花ですが、ピンポンマムに出会って、和伝統には和花をというこれまでの私の価値観は覆されました。

娘三人のイメージカラー(桃・緑・紫)で、着物に見立てた小ぶりの雛花アレンジが完成です。




花の中に自分を置いて、心と向き合える楽しい花時間。
これからもお届けします。

ピンポンマムの花言葉:君を愛す、高潔

2016年2月25日木曜日

技術確認Test②~コサージュ~

昨日の技術確認テスト、二作品目は「コサージュ」です。
花材の色は、前回の練習時とは全く異なるマジェンタ。
大好きな色なので、心の中のボルテージは最高潮!

ですが・・です。
今回の問題は、リーフがプリザーブドであること。
アーティフィシャルとは異なり、みずみずしさが残るデリケートな素材のため、扱いには要注意です。
少しのしくじりをバネにして、組み直すこと十数分後・・。
水面下のもがきとは裏腹に、ちょっとすましたコサージュが完成しました。




教室との出会いに始まり、花時間に恋すること約10か月。
家に持ち帰った作品には、一つひとつ思い入れがあります。

技術確認テストを終えて、気持ち的にはようやくスタートラインに立てた感じです。
時間の許す時に、教えて頂いたことを思い出してこれからも形にしてみます。

プリザーブドフラワーが一区切りついたけれど。
私の好奇心は底知れず・・続きます(笑)。


2016年2月24日水曜日

技術確認Test①~プレートアレンジ~

午前中は早目に家を出て、花・芸術文化協会(プリザーブドフラワー)の技術確認テストを行ってきました。
二つの作品を仕上げるべく、ひたすら続けること・・2時間半。
自分のためにこんなに集中したのは久しぶりです。
緊張していたのか、帰宅途中から頭が痛くなりました。
今は緊張の糸もほぐれて、超リラックス状態(笑)。

教室に着いてまず最初に始めたのは、プレートアレンジです。
花配置に気をつけながら、全体のバランスを見ていきます。

若草色の葉とライムイエローのミニローズが早春の色合い。
挿し色の淡いオレンジ色はとても柔らかくて素敵な色です。
この暖色のおかげで、作品の愛らしさがアップ。
形の整え方だけではなく、花材の組み合わせもとても勉強になりました。

さわやかなアレンジの完成です。






先生(アトリエNATURA)のところで、私が一目惚れしたものがいくつかあります。
実はこのプレートは、その一つ。
そして・・まさかの、まさか!
持ち帰ることが出来るとは夢のようでした。
「また探せば良いから・・。」と仰って下さった先生のお心遣いに、心から感謝します。
お披露目を兼ねていつもの場所に置いていると、帰宅した娘たちが「欲しい~!」と連呼。
早速おねだりが始まりました(笑)。

テストの評価はとても気になりますが、今日の花時間で思ったこと。
(心の中に波風が立たない心地よい時間は、とても平和で幸せであること。)
花から得られる心理効果を体感した時間でもありました。


2016年2月23日火曜日

Round Bouquet~Ladurée Style~

パリの老舗洋菓子店「LADURÉE」の歴史を紐解くと、一世紀半以上も前にさかのぼるのだとか。
美味しいガナッシュをサンドしたマカロンは、サクサクで甘い食感もさることながら、女性の心を魅了する色彩センスが素敵。
店先でインテリアや小物を見るときは、無意識にラデュレカラーを求めてしまいます。

教室で初めてラウンドブーケを作るとき、花材にはこの甘めの色を迷わずリクエストしました。
シルエットはマカロンのように丸くぷっくり。
レースを間に入れたので、仕上がりもとてもスウィートになりました(笑)。





生花、造花関係なく、花全体を見ていると、「自分の好き」がだんだん分かってきます。

ボルドーのような深い色も素敵だし、ハッとするマジェンタ(フューシャ)もいい。
エメラルドグリーンや淡いパープルも心惹かれます。
でもきっと変わらずに好きなのは、こんな夢のある甘い色。

疲れたときに、女子力をあげたいときに、無言で迎え入れてくれるラデュレカラーのブーケが大好きです。


2016年2月22日月曜日

書くこと

書くこと。
多分、私は嫌いではないです。
仕事で使うミーティング資料を作ったり、遠く離れた友人に手紙をしたためたり。
パソコンを使って打ち込むのではなく、本当は、万年筆を手にとり書くのが大好きです。
ひと文字、ひと文字、言葉を文章にするとすっきりします。
想いや考えを、言葉で表現することが好きなのだと思います。

でも、初めからそうなのではなかったのだと、この頃気が付きました。
昔から国語の授業が大嫌い。作文が課題に出た日には、鉛筆を持つ手が動かなくて原稿用紙の前で泣いていたもの・・。
中学時代の三年間、担任を受け持って下さった先生は、母も叔母もお世話になった「国語科」の女性教諭でした。
一昨年、その恩師を囲んでクラス会をしましたが、元気はつらつとした御姿はあの頃のまま。
当時国語が嫌いだったことを今さらながらお伝えしましたが、先生は終始にっこり話を聴いてくれました。
加えてお伝えしたのは、作文は嫌いでも紙の上に「文字」を書くことは大好きだったこと。
なぜって、先生の板書はとても美しくて、いつもそう書けるようになりたいと心の底から思っていたから。
理由なんて、本当に単純なものです。
今、社会勉強のために編集をしていますよ!と先生に伝えたなら、なんて仰るだろう。
赤点ギリギリの過去の私を、思い出してくれるかな。





Wing44号の編集会議は、今日が最終日でした。
来月は皆で梱包して、各機関に発送します。

フォーラムに参加したり直接取材したりして、その時のことを文章化する。
とても大変な作業だし、中学時代の私なら寝込むほどに嫌いなことかもしれないです。
でもそれが仕事場のスタッフさんはじめ、知りたいことを待っている誰かに伝えられるのなら、産みの苦しみも忘れてしまいます。
知り得た情報を文章としてアウトプットする作業が、今の私にとっては必要で大切なことだと思えるのです。

書くときは頭の中はフルスロットル状態 (笑)。
どう表現しようかと考えているときの顔は「私の知るお母さんではない!」と、先ほど娘に言われました(笑)。

花時間同様・・書くこともまだまだ修行中。


2016年2月21日日曜日

「いわき WOMAN FESTA 」参加者募集

3月13日(金)に開催される「いわき WOMAN FESTA」。
講師にNPO法人マドレボニータ 代表 吉岡マコ氏(産後セルフケアインストラクター) をお招きします。

講演会は「どん底からのキャリア論」。
ご本人の体験から、女性が心身ともに健康に過ごすことの重要性や新たなことを始めるためのポイントについてご講演いただきます。

さらに後半には、ワールド・カフェ(参加者の交流会)があります。
カフェのようなオープンでリラックスできる空間で自由に対話し、参加者同士の交流を深めましょう。
名刺やプロフィールなどをご持参ください。
その後情報交換などが行えるネットワークづくりを応援します。
1歳6か月~小学生までの託児付き(先着20名)ですので、小さなお子さん連れでも大丈夫です。

詳しくは、こちら→
いわき市男女共同参画センター「いわきWOMAN FESTA」参加者募集





企画会議の段階から、当日がとても楽しみでした。
どんなお話が聴けるのでしょう。
今からワクワクしています。


2016年2月20日土曜日

5色BOX

かれこれ10年間、お世話になりました。
1か月後には、いよいよ卒園式です。

家業の手伝いをきっかけに、おむつ持参で預けていた長女も今年は18歳。
運動会には泣いて参加もせず、閉会式では園庭に大の字に寝そべっていたっけ(笑)。
子どもが泣けば私も泣いて、初めての小さな社会を共に経験しました。

その子の持っているペルソナ(外向きの人格・自己の外的側面)に、親として次女と向き合ったこと。今では人一倍思いやりのある中学生に。

そして、卒園を迎える三女はどんなふうに育ちゆくのか、その芽を育み中です。

しばらく幼稚園から離れていたので、ママたちとどんな展開が待っているのか内心不安でした。
でもね、全然変わらなかった(笑)。
気さくで、愉しくて、前向きで。

ママというよりも皆一人の女性として、先週は「女子会」をしました。
美味しい料理に舌鼓を打って、全員がほろ酔い気分。
支えてくれて、本当にありがとう。
そんな気持ちを贈りました。





女性って「花」に似ていると思います。
みんな姿も香りも違うけれど、それぞれに置かれた場所で美しく咲いています。

栄養をあげ過ぎても駄目だし、手をかけなさ過ぎても綺麗に咲けない(笑)。
陽を浴びながら、その場所にしっかり根を張り立って、自分で養分も水分も吸い上げていく。
母である前に、妻である前に、一人の花としてこの先どう咲こうか。
いろんな話が交差して、愉しい時間を過ごしました。

自分が咲き続けるエッセンスとして、また会いましょう。

年を重ねても、きっと変わらないだろう彼女たちに、これまでもこれからも、ありがとう。


2016年2月19日金曜日

Spring Wreath~Mimosa~ 

コアトレーニングの帰り道、光が暖かくて上着を脱ぎました。
朝・夕とキッチンに立っていても、日脚が伸びているのを感じられて、春を待つ心がふくらんでいきます。
小学校のそばに、これから徐々にミモザが咲き乱れるお宅があって、毎年散歩のときは楽しませていただきます。
冬菫色にミモザイエロー。どちらも春が訪れる喜びを感じさせる色です。

早春のこの時期にずっと飾りたかった“Mimosa Wreath”。
9割方アーティフィシャルフラワーを使ったリースです。
ガーランド仕立てをくるっと丸めましたが、途中頭が混乱しました(笑)。
先生にヒントを頂いて、ようやく完成です。




近ごろのアーティフィシャルって、本当によく出来ています。
ミモザのふわふわ感も上手に再現しているな・・と驚きです。


昨年の秋口に、家の片隅にミモザを植えました。
日に日にふくらむ花蕾を見て、春の兆しを感じるこの頃です。

2016年2月18日木曜日

憧れの人(Laurent BORNICHE)

本屋さん、大好きです。
店員さんには嫌われるタイプかもしれないけれど、
家事も育児も仕事も考えず一日時間を自由に使えたなら、間違いなく本屋さんに入り浸ります(笑)
興味の対象は計り知れないので、目的を明確にして足を運ぶようにしています。

必ず立ち寄るブースは、花とインテリア。
よく開く本の発売日が分かっていても、何か目新しいものはないかと情報の宝庫を覗いてしまします。
自分の世界を飛び出すと、専門分野ごとに必ず憧れの人がいます。
特にここ数年気になるのは、人気フランス人フラワーデザイナーのローラン・ボーニッシュ氏。
16才よりその道を歩み始めた彼の花空間が、とても気になって仕方ないのです。
2014年にフラワースクールとデザインアトリエ「Laurennt.B Bouquetier(ローラン・ベー・ブーケティエ)」を設立。
レッスンを通してフレンチスタイルとフランスの花文化の伝承に努めていられるとのこと。
パリを感じさせる隠れ家花アトリエには、フレンチシャビーな壁にアンティークな家具が・・。
床を何日もかけて塗りかえたり、廃材をリメイクして家具を手作りしたり。
きっとローランさんの審美眼に叶う「素敵尽くし」なのだろうな・・と想像が膨らみます。

フランス、パリのブルゴーニュの森に隣接する高級住宅街ヌイイ市に、100年近い歴史を持つ花屋の4代目として生まれた彼。
宿命とか、類まれなる才能とか色々あるとは思うけれど、きっと、たくさんの努力をしてこられたのだろうな・・。
本に掲載されているブーケやコンポジションから、いつも刺激を受けています。

仕事も私用も何もない今日は、花雑誌を眺めながらカフェでおひとりさまランチをいただき、しっかり充電しました。
掲載されていたローラン・ボーニッシュ氏のブーケ“Printemps”-春の訪れ-からは、確かなメッセージが伝わります。

食後のコーヒーを味わいながら思ったこと。
(安定した自らの感性で、いつの日かサクサクっとシュトラウスが作れますように。)

また明日からも、頑張ろうっと。

 


2016年2月17日水曜日

Corsage


読み聞かせの前に、念願のコサージュレッスンを。
コサージュ・・というと、私はニューヨークを舞台にした海外ドラマ「SEX AND THE CITY」を思い出します。
サラ・ジェシカ・パーカー扮するコラムニスト“キャリー”のファッショナブルな装いが、当時はとても新鮮でした。
時折、さりげなく見せる大ぶりのコサージュ使い。
その斬新さが、より一層ドラマのお洒落度を引き上げていた気がします。

今日はプリザーブドフラワーを用いて、基礎的な作り方(カジュアルタイプ)を教えて頂きました。
テストの予習を兼ねています。



ターコイズブルーは、とても大好きな色です。
主張があるけれど、合わせる副素材の色味で、知的な美しさを感じます。
アーティフィシャルフラワー(生花を美しく再現した、造られた花)でも組んでみたいです。
さすがにキャリーのような大胆さは勇気がいりますが、胸元だけではなくバックやプレゼントに添えるのも素敵。

2016年2月16日火曜日

絵本 たいせつなこと

明日は心待ちにしていた「読み聞かせ」の時間。
前回に引き続き、6年2組へ。
私自身の母校なので、「懐かしい」のひと言では表せないほど毎回感慨深いのです。
同級生のお子さんもいて、月日の流れを感じます。
卒業まで一か月ほど。
入学した頃は、我が家の三女ほど幼かったのに、
背丈もぐんと伸びて、とても大人びた姿になりました。

明日は、とてもたいせつなことを伝えたいと思います。



1949年にアメリカで出版されて以来、読み継がれてきた本。
マーガレット・ワイズ・ブラウンさんの絵本って、静かな優しさを感じます。
「おやすみなさい おつきさま」や「ぼく にげちゃうよ」が家の書棚にあります。
娘が眠る間際によく聞かせてあげました。

一番最後のページに、本木雅弘さんのご自筆があり、訳された内田也哉子さんとのコラボに、素敵なご夫婦の姿が浮かんできます。


あなたにとって たいせつなのは
あなたがあなたであること

思春期でも、その後働き出しても、結婚してもしなくても、子どもを持っても持たなくても。
いつも、「自分はどうしたいのか・・」を一番に考えて欲しいな。

今夜の我が家のおやすみブックです。
高校生の長女にも、中学生の次女にも、年長の三女にも。そして夫や私にも。
とても、とても、たいせつなことだと思うから。


2016年2月15日月曜日

hochstecken~高く挿された~

いつものフレッシュフラワーレッスンは、NFD(日本フラワーデザイナー協会)のカリキュラムです。
アメリカ式から、時代と他国式の流れを受けて現在のヨーロピアンデザインに。
・・と言っても、私にはまだまだ未知の世界です。
フラワーデザインを構成理論で学ぶので、美しく活けられている花の裏事情が分かります。

今日のお題は、~hochstecken~。
自然素材を高く挿し、視点と重点を高い位置に表現する構成を知ること。
学生時代の基礎教養の外国語はドイツ語でした。
でも・・・・・。
並べられた文字をそのまま読むと言っても、日常的に使わなければ?です。
元々は、編み上げるという意味なのかな?
季節の花材を取り入れて、「動」と「静」を表現します。
もちろん、8:5:3の黄金比も頭に入れて・・。



先ずは、花桃でラインどり。以降、パラレル(平行)を意識します。
デルフィ二ウムにどことなく雰囲気が似ているラインフラワーは、チドリソウ。
上へ上へ伸びゆく「静」なので、軽めの色(白)を挿します。
紫の挿し色は、リューココリーネ。
グリーンは、マルバルスカス。葉の裏側に小さな小さな花芽をつけた姿がとても不思議。
それから春らしく、チューリップ(黄)も。
「動」として最後に、コデマリを揺らしました。

植物はそれぞれに主張が異なります。キャラクターの持ち味を生かして、限られた時間の中で命を再現する。自然を愛でる心が育まれる気がします。

そうそう。
今日一番惹かれた花は、美味しい香りを放つ「リューココリーネ」です。
静かに鼻先を近づけると、桜餅のようなバニラのような淡い匂いがします。
薄紙のように繊細だけれど、ひと際存在感がありました。

別名:グローリー・オブ・ザ・サン
花言葉:温かい心、信じる心、慎重な恋、貴婦人

本当に素敵な花です。


2016年2月14日日曜日

Pink Heart~置き型アレンジ~

今日はバレンタインデー。

普段はそうでもないのに、この時期限定でハートのモチーフに目がとまります。
同じ甘いものを贈るにしても、今年はプリザーブドフラワーの甘さを・・。

青みピンクのオーガンジーリボンに心惹かれて、置き型アレンジを作りました。
PinkのHeartを形作るときのドキドキ感、伝わるかな?



 

フレームはずっしり重いのに、仕上がった雰囲気がふんわり軽くなったので、
時期が過ぎても早春アレンジとしてしばらく飾ります。


今年は、第7回いわきサンシャインマラソンと重なりました。
知り合いの方が結構参加する話を聞いて、走らない私までもちょっぴり緊張してしまいます。
長女がボランティア活動で朝早く家を出たけれど、
きっと刺激をいっぱい受けて帰ってくるでしょう(笑)。

午後になって少し日が差し込んできました。
一緒にチョコレートを頂きながら子どもが遊ぶ横で、束の間の趣味の時間・・始めます。

2016年2月13日土曜日

イクボス養成講座「上司が変わればいわきの子育て・介護が変わる!」安藤哲也氏

私が社員だったら、オフィシャルもプライベートも素敵に時間を充実させている上司の元で働きたいと思います。
昨夜のイクボス養成講座へは、夫が参加してきました。
仕事場でも家庭でも女性に囲まれている彼。
黒一点のボスが目指すべきものは、「短時間集中型労働」です。
試行錯誤しながらも、日々歩んでいます。

仕事に明け暮れた先の崩壊寸前の家庭を前に、目が覚めた安藤氏。
スペシャリストの話を聴いて、夫は心で何かを感じ取ってきた様子です。

部下をマネージメントする。
子育ても、この先介護も待っているかもしれない一人ひとりの人生の一部を、仕事場で共有するのだから、ボスとしての責任があります。

頂いてきた資料を早速コピーして、朝礼で皆さんに配りました。
スタッフへ何かを伝えたい・・きっと、そんな思いの表れです。




様子をそばでじっと見ていて感じました。
彼もそう、私もそう。
自分で心で感じて動かないと、生まれないと思います。
さりげなく「こんな講座があるよ!」と伝えただけだったけれど、
帰宅後の第一声は、「行ってみて良かった!」。

今朝はスタッフの皆さんより頂きました。
いつもありがとう!



部下がいるから頑張れる。
上司がいるから頑張れる。

お互いが理想の職場へ行きつくために、
今日も、明日も、頑張ります。


先へ一歩。
勇気付けて下さった安藤氏へ、心からの感謝を申し上げます。
本当にありがとうございました!

◆NPO法人 ファザーリング・ジャパン
 ホームページはこちら→

2016年2月12日金曜日

色使いとグルーピング

本や雑誌などで花の世界を覗いてみると、その奥深さに吸い込まれそうになります。
線や面で表現したり、装飾しても何も飾らない部分の「空気感」を楽しんだり。
作品のテーマや物語が、花そのものだけでなく器やちょっとした小道具を用いて表現されていて、見ていて楽しくなります。

でも、やっぱり最終的には、私は花を見る(笑)
その世界観を作る花材の色は?質感は?季節感は?
きりがないほど奥深い世界です。

習い始めたときに初めて知った「グルーピング」という言葉。
花の種類で分けたり、色で分けたり。
色を散らす方法もあるけれど、まとめて色を置くと心持ち洗練されることを知りました。

テーマが先か、使う花色が先か、ちょっと頭を使います。
想像力を膨らますって、とても大切なことだと気付きました。



花に触れるから、花のことだけを知ればいい。
そんな風に思っていたことが恥ずかしい。

絵画や詩や、それこそ特別なことでなくても、日々の至る所にヒントが隠されていそうな気がします。
生きているのだから五感を使って吸収したい。

心の変化は、こんなところにも表れました。


2016年2月11日木曜日

Berry's Bow ~クレッセントアレンジ~

昨日は午前中のうちに、教室で作ってきました。
このクレッセントアレンジは、どことなくその弧を描くシルエットが弓(Bow)に見えます。
前方がぐっと長めに垂れて、後方は短めのアンシンメトリーデザイン。
先生の助言を忠実に再現すべく、いつもより慎重に・・慎重に・・。

差し出された実ものと、バラの彩りが甘酸っぱいベリーを連想させるので、
私が勝手に命名しました。
クレッセントの変形アレンジ、「Berry's Bow」。
カシスの微かな苦みを、グレーでちょっぴり表現して・・。  





ベリー類が全部バラ科・・と思っていたら、出どころは異なるみたい。
初めて知ったものもあります。(以下、果物ナビ参照)

・バラ科キイチゴ属:ラズベリー、ブラックベリー
・ツツジ科スノキ属:クランベリー、ブルーベリー
・スグリ科スグリ属:カシス、グーズベリー
・スイカズラ科スイカズラ属:ハスカップ

・・・私は美味しければそれで良し(笑)

スーパーマーケットでは真冬にイチゴ(バラ科オランダイチゴ属)が手に入るので、近ごろ季節感がなくなってしまったけれど。
子どもの頃、庭の片隅に小さなイチゴが可愛らしく生っていました。
確か帽子を被って陽射しが少し暑く感じていたので、イチゴの季節は、初夏(5月頃)かな。
ベリー色のアレンジを見ていたら、その季節が恋しくなりました。


2016年2月10日水曜日

トップセミナー 「リーダーシップは声と言葉の力」 吉川美代子氏

風が強めの午後。
冬から春にかけて吹くいわき特有の空っ風に煽られないように、
逸る心を抑えながら、足早に会場へ向かいました。

元TBS初の女性アナウンサー、吉川美代子氏の「リーダーシップは声と言葉の力」のお話。
終始大きく頷きながら伺いました。

講演中、私は自分の置かれている日常を吉川さんのお話に照らし合わせました。
(夫に、子どもたちに、仕事場のスタッフの皆さんに、私の心は言葉で伝わっているかな?)
(いつも仲良くお付き合いしてくれる友達へは?お世話になっている先生方へは?)

自分の伝えたいことが、意図したとおり相手に伝わるとは限りません。
世界で一つの私の声で、相手に心を伝える言葉の力はとても大きいです。
コミュニケーションは、言葉と言葉のキャッチボールのようなもの。
自分が一番伝えたいことを、相手の心(ミット)に理解できるような言葉(ボール)で投げかけてあげる。
とても大切なことなのだと再確認しました。

それから、言葉と切り離せない声は、第二の人格であり、世界にたった一つの自分の宝であること。
その人の人生経験こそが、その人格(声)を作り上げるお話も私の心に落ちました。


メディアで知る吉川さんのイメージと今日重なったのは、凛とする立ち姿です。
講演終了後、控室でお会いした優しい笑みは、フューシャ色の胡蝶蘭のような美しさと強さを感じました。
本日はありがとうございました。また、異なる演題でお話を伺いたいです。
早速今夜は、お風呂上りのリラックスした状態で、自分の素の声(ゼロの声)を確認してみます!


次回・・といっても、明後日はイクボス養成講座!
NPO法人 ファザーリング・ジャパン 代表理事 安藤哲也氏
「上司が変わればいわきの子育て・介護が変わる!」です。

2016年2月9日火曜日

女性の人材育成講座「働きたい女性編」 ~第2回 ロールモデルカフェ~

今日は、春の匂いがします。
気持ち軽やかに、女性の人材育成講座{働きたい女性編」~第2回ロールモデルカフェ~へ参加してきました。
会場(泉公民館)を後にするとき、着てきたコートを室内に忘れるくらいですから、私の心は春モードです(笑)。

全3回のこの講座。
私は本日のみの参加になりますが、あっという間の2時間でした。

ゲストに3名のロールモデルをお招きし、現在の仕事に至るまでのお話を伺いました。
あそび工房代表:Y さんアトリエ ボンボン:S さんみそら保育園:I さん

自身の体験から、社会貢献につながる情報を発信し続けることのお話。
得意なことや好きなことを仕事につなげていく努力は、どのようなものか。
自分の置かれた境遇を最大限、それ以上に生かす努力を惜しまないこと。 などなど

家庭の中だけでなく、女性が社会に適応していく姿はとてもしなやかで、覚悟と勇気が必要だ改めて感じました。

何か動き出したいけれど、その時期を待っていたり、今持っている自分のスキルをどう生かすか。
参加者の心の内は様々です。
これまでの自分の殻を少し割って、一歩外に出て進むとき、困難や壁にぶち当たるかもしれないけれど、それを乗り越えたとき異なる景色が見えるのではないかと感じます。

自分を支えてくれるものすべてに感謝して、みんなの思いが形になれば素敵です。





会の途中で、参加者のTさん(パン教室:CREATO A MANO)よりお手製の林檎パンを頂戴しました。
とっても素朴でやさしいママの味。
幼いお子さんがいるのに、パンを通してご自身のコミニティを育む力にバイタリティーを感じます。

もっと食べたかったな・・(笑)。
時間作って行ってみようか。


前回の「おうち起業の始め方と名刺作り」講座へも参加したかったです。
次回(第3回)2/16(火)は、「女性企業家に会いに行こう!」(JR泉駅前カフェ:Lily of the Vally) 



2016年2月8日月曜日

Valentine's Box

今日は久しぶりの生花レッスンでした。
フレッシュもプリザーブドも、レッスンのある日は朝からドキドキします。
美しい花と触れる時間がこんなに楽しみになるなんて、
自分でも思っていませんでした。

バレンタインも近いので、ボックスアレンジが今日のお題。
真っ赤な紙のギフトボックスに花を仕込んでいきます。
メイン花材は、ローテローゼという深紅のバラ。
八重咲きのガーベラ、スイトピー、カーネーション、スプレーバラ(ファンファーレ)。
レースフラワーとブプレリュウムのふんわり感が可愛いです。
春・・ということで、花麦、鬼ゼンマイも入れました。

ピンクのハートは、カラーフォームでの自作です。


真っ赤な花って、胸にキュンと来ます。
色の効果ってすごいな・・と実感。
心が騒ぎ出す色です。
この時期、真っ赤な包装が多いのはよくわかる気がします。
心を射止める色・・。やっぱり赤なのかな(笑)。

ちょっと気持ちが若返ったような、そんなときめく花時間でした。




2016年2月7日日曜日

可愛い鬼面

大事を取ってお休みしたので、先週の園での豆まきは出来なかった三女。
数日前、一生懸命作り上げた鬼の面を嬉しそうに持ち帰ってきました。
進級するにつれて、工作も少しずつ手のかかるものになっている様子が分かります。

黄色のお面は、年少組の時のもの。
切り込んだ窓から顔を出してかぶるので、当時はまん丸ぽっぺがこぼれ落ちそうでした。

紫色のお面は、年中組の時。
小さな手で折り紙をちぎって貼った様子が伺われて、とても微笑ましいです。
紙片一枚貼り付けるのも、大変だったことでしょう。

そして年長の今年、2本角の立派な鬼さん。
張り子で仕立てたみたい。毛糸をグルグル頭に巻き付けてあり、とても勢いがあります。
彼女の感想を聞くと、作品の制作過程をじっくり楽しみながら、思い出に残る時間が過ごせたようです。



一人ひとり同じ作品が仕上がるように、教えて下さった先生に感謝!
娘なりにきっと難しくも感じただろうけど、完成した時の喜びは私と一緒。

子どもが描いた文字や絵、それから時間をかけて作ったものを鑑賞するのが大好きです。



2016年2月6日土曜日

ラウンドアレンジのリメイク

よくよく考えてみたら、昔一度だけプリザードフラワーを使ったアレンジを体験していました。
正しく言えば、姉が作る様子を脇で眺めていたわけだけど(笑)。
生花のみずみずしさが残ったとても不思議な美しい花・・というのが初めて見た時の感想です。

その時から10年ほど経過。
キュリオケースに大事にしまっておいても、さすがに色褪せや傷み具合が可哀想になりました。

アレンジを習い始めたので、思いきってリメイクしてみることに。
もともとのアレンジはホワイトローズとグリーン紫陽花、そこにホワイトサテントリミングのオーガンジーリボンと青りんごピックの飾りが入った清々しいものでしたが、
私は趣を変えてほんわり甘めのラウンドスタイルに仕上げました。

シンメトリーに飾れるようにと同じ形のポットを2つ用意してくれていたので、
リメイク後も並べてみると双子みたいな姿です。

何だかとても微笑ましい。




仕上げるまでの間は、楽しい気持ちの反面、出来上がり具合がどうか不安で仕方ない(笑)

自分で作るととても愛着がわきます。
写真に収めた後も、しばらくうっとり眺めていました。



2016年2月5日金曜日

男女共同参画トップセミナー・イクボス養成講座の受講者募集

いよいよ「男女共同参画トップセミナー・イクボス養成講座」が来週に迫りました。

①男女共同参画トップセミナー:「リーダーシップは声と言葉の力」   
元TBSアナウンサーとしてご活躍された吉川美代子氏(現在フリーアナウンサー)をお招きします。ご自身のTBSアナウンサー時代の体験談、後進の育成や話し方の大切さについてご講演頂きます。

②イクボス養成講座:「上司が変われば、いわきの子育て・介護が変わる」
日本のイクボス養成の第一人者である安藤哲也氏(NPO法人ファザーリング・ジャパン 代表理事)をお迎えします。ご自身の体験談やイクボスの重要性についてご講演頂きます。

※イクボスとは・・・部下のライフ・ワークバランスを考え、その人のキャリアと人生を応援しながら、組織の業績と結果を出し、自らも仕事と私生活を楽しむことができる経営者や上司のこと。






詳しくは、こちら→
     いわき市ホームページ 男女共同参画トップセミナー・イクボス養成講座の受講者募集


女性の活躍を推し進めるには、企業等の経営者や管理職の意識改革は不可欠です。

私も参加します。どんなお話を伺うことが出来るのか・・とても楽しみです!

2016年2月4日木曜日

花贈り・心贈り・・・恩送り

子どもだったころは、卒業式が終わればきっと別々の道だから交わらないだろう・・とか、
結婚して育児に明け暮れる母になりたての自分は、どこかで社会から取り残される焦燥感があったりとか。
人や社会との交わりって何だろうな・・と感じていた時期があります。


でも、その時々で自分が信じてやり続けてきたことは、どこかでいつかは繋がるのだ・・と感じた昨年末でした。

私が男女共同参画センター情報紙“Wing”の編集をしていると知って、知人が突如連絡をくれました。
彼女とは、当時、他校間合同のPTA研修を通して知り合った、挨拶を交わすくらいの間柄でした。
おしごとカフェの取材依頼に私は快諾。久々に会った彼女は変わらずに元気でした。

今までの私ならきっと何も感じなかったかもしれません。
会って、語らって、いつも自分の道を信じて歩む彼女に、背中をポンっと押された気がしています。


花を習い始めてから、したいと思っていたことが2つあります。

それは、まず初めに「花贈り・心贈り」。
素直に嬉しい気持ちを、花と一緒に贈りたい・・ということ。

彼女にお渡ししたのはシックな写真のアレンジとはニュアンス違いの、甘いBOXです。






次にしたいのは、「恩送り」。
受けた恩を、花を介して誰か他の人に送りたいと思うのです。


過去の出来事すべてが今の自分を作っているのだな・・と感じます。
そこで、ご縁が遠のく場合もあるけれど、
繋がる縁、繋げたい縁は大切にしたいです。


2016年2月3日水曜日

制作意欲の原点

私の仕事場1階には、壁をへこませて作った飾り棚=「ニッチ」があります。
本来の仕事以外に、季節の装飾を施すのも私の役目です。

お正月ともなれば、街の雑貨屋さんで12年間かけて求めた干支の繭飾りを毎年出したり、
これからの季節は雛飾りもあしらいます。


でも長年困っているのは、節分の時期にぴったりするものが見つけられないこと。
既製のものでは、“
帯に短し襷に長し”なのです。

ならば創作してしまえと、既製のタペストリーに手を加え額飾りにしました。
作ってくれたのは、遠くに住む実姉です。
2年前、作品は彼女の元に滞在していた母に大事に抱えられて、私の手元へやってきました。


額装に使った紙の色と質感が、和の温もりを感じます。

額縁屋さんでぴったりの枠を選び、裏側まで丸ごと額飾りを作ってくれました。







「無いものは作る」が姉の口癖。
彼女を見ていると、作品を生み出したときの喜びが手に取るように分かります。


ニッチ。

決して奇抜なものではなく、
何だか心地好いよね・・と人が感じられるものをこれからも置きたいです。

作りたい願望の原点は、きっとここなのかも!と思います。