2017年6月17日土曜日

つばめ物語

仕事場にひと巣、それから自宅にふた巣。
何年も前にツバメがどこからともなくやってきて、巣を作り出しました。
5月になるとその
巣の手直しから始まって、雛鳥が巣立つまで・・今年もドラマティックな日常が繰り広げられています。
もちろん必ず落とし物をしますので、人間サイドはその対策に追われますが(笑)。

初めてやって来たツバメの赤ちゃんが巣から落ちた時、手助けしたことがありました。
弱っていたり人間の匂いが付くともう駄目なのか・・生命力なのか・・。

小さくてまだ温もり残る雛の最期を、手の中で看取ったことも。

とにかく夫婦仲良くて、見ていて心打たれます。
卵を産み、ママツバメが巣の中でじっとしていると(抱卵)、パパツバメはその傍に居てくれるし、逆もまた然り。
巣の傍の雨樋にじっと佇んで、雨の日でも巣に入らないツバメは、卵を温めている相方を夜通し見守っているようにすら感じます。


そして卵が孵ってしばらくすると・・ちょぼ毛の雛鳥が顔を出し始めます。
今年も可愛い6羽の兄弟姉妹たちが生まれました。



子育ては夫婦の共同作業であること・・。
この子たちを育てるのに、パパ鳥もママ鳥も一生懸命な様子です。
うっすらとしか見えないのか、向きも分からず、ただ口のみ大きく開く赤ちゃんが可愛い。
ちゃんと餌はもらえたかな・・?


両親が餌探しに飛び回る間は、ご覧のとおり声も出さずに大人しく待っている子どもたち。
この写真は、今週の火曜の姿です。
だいぶ大人びてきました(笑)。


ママかな?パパかな?
巣に帰ってくると、もの凄く賑やかな声で鳴き始めます。
それは決して耳障りなものではなく・・むしろ、私は心地よい(笑)。
もう、しっかり視界も広がって、親鳥の姿を確認できているように感じます。

子どもたちのこの位置は決まっているのかしら。
右端にいる子は、きちんとご飯を貰えているか心配になっちゃう(笑)。


この辺りからのこの子たちの育ち具合は、一日と言えないものがあります。
既に巣の中は窮屈そうで、羽を少しずつバタつかせて大きさもママ鳥と大差なくなってきました。


そして今日は、こんな姿。
この頃カメラを向けると目が合います。
気付かれないようにそっと撮るなんて、絶対無理(笑)。

この子たちの間借りに私自身も慣れ始めた頃、毎年巣立ってしまうので寂しくなります。

いよいよ明日あたりかな・・。
来週かな。
さよならって、やっぱり寂しい。

また来年会いたいね。

いつもあなたたちには元気を貰っています。
みんな無事に生きてくれますように。


・・と思ったら、別な巣にツバメが入り出しました(笑)。
つばめ物語は、もうしばらく続きそうです。



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