2016年3月30日水曜日

押し花カード

上の子たちも連れて行けばよかったな・・と思います。
なぜなら、あまり負担にならない手軽な楽しさだったから(笑)。
私のオルネフラワーのレッスン横で、末娘は押し花カードを作りました。
一枚で終了するのかと思いきや、同じように参加していた小学生のお姉さんを見て、「私ももう一枚作りたい!」(笑)。
仕上がりはナチュラル&ちょっぴりボタニカルな感じです。

ワンピースに入れた紫小花の「忘れな草」。
中世ドイツの伝説で思い起こされる可憐な花です。

騎士ルドルフと恋人のベルタ。
ドナウ川の岸辺・・手に届きにくそうな場所に咲いていた青紫色の小花を、彼女のために採ってあげようと思い手を伸ばすも、ルドルフは誤って川に落ちて没する悲しい話。
(僕を忘れないで)
伝説がそのまま植物名になるなんて、胸が切なくなるけれど素敵です。
その花にまつわる諸々を知ると、強く記憶に残ります。

そんな感傷的な花言葉とはかけ離れた、春いっぱいのカードです。
“花柄ワンピース”と“可愛いワンちゃん”、二作品が完成しました。



下地の紙や何色の押し花を使うか、考えて貼り付けるのがとても楽しそう。
こういうものを作ると、ひと言添えて誰かに贈りたくなります。

大きな作品も素敵ですが、プチクラフトも良いものです。
ポッと心が温かくなる・・折を見て私も作りたいなと思います。 

2016年3月29日火曜日

補色の効果

昨日同伴した末娘も、小さなアレンジを作りました。
「何色で作りたい?」
先生に質問されて、彼女はしばらく考えていました。
そしてひらめいた色は、「黄色と青色」。
私が想像していなかった補色の組み合わせでした。

スイートピー、バラ、カーネーション、マーガレット。
きれいな青色はデルフィニウムで、その名も“マリンブルー”。
ぴったりな名前に二人で顔を合わせてにっこりしました(笑)。

大胆にハサミを入れて完成したのがこちら。
私のラウンドブーケより、素敵に感じてしまうのは気のせいかな?



色合い(色相)をリング状に配置した“色相環”の知識は彼女にはないけれど・・。お絵かきをしていると、虹色のグラデーションが心地好いという感覚を無意識に得ているよう。
※色相環とは:ニュートンが発見した光のスペクトル(太陽光線をプリズムで分光して得られた、色のグラデーション・・光の波長順に並べたもの)を環状にしたもの。

環にしたとき、反対側の色が補色(反対色)になるわけだけれど、この時お互いの色を引き立て合う調和関係が成り立つそう。
時折、私が惹かれる色の組み合わせは、この相乗効果だと知ってようやく腑に落ちました。

彼女がこの色を選んだのは、「何となくそんな気分だったから」。
計算尽くではない素敵な直感です(笑)。

それにしても、デルフィニュウムの花は透き通っていて、いつ見ても心惹かれます。
先生曰く、青い花はとても貴重だそうです。
清々しさとすぐに窄んでしまいそうな儚さに魅力を感じます。


2016年3月28日月曜日

Bridal Bouquet~Round Style~

今日の生花は、ブライダルブーケの基本レッスンでした。
スタイルはふんわり丸いラウンド。
ブーケホルダーは、傾きのあるタイプを用いました。

高さ、直径、ラインの取り方などブーケの基礎を習いましたが、教えていただいたことはシンプルなのに実際に挿していくと難しく感じます。
先生が作られたブーケは、小粋な大人女子ブーケ。
一方、私が完成させたものは、田舎風でこぼこブーケ(笑)。
本当の挙式で使うものは、もっと花材を入れるとのことでした。

ポイントは、やはりライン取りと花の顔向きかな。
オアシスが透けちゃう仕上がり具合に、反省点はいっぱいです。



花材の小花は、“マトリカリア”。
カモミールにそっくりな、と~っても可愛らしい花です。

美しい花嫁が携えるのなら、マトリカリアのキャラクターをもっと前面に出すべく、顔をどれも放射状に真っ直ぐに向けないといけないのだと・・先生のアレンジを拝見して気が付きました(笑)。

私が仕上げたでこぼこアレンジ。
これはこれで、透け感があって好きなのですけどね(笑)。

今日もまた何かと学びの多かった花時間です。

2016年3月27日日曜日

春を呼ぶ色

先月作ったミモザリース
壁にかけるより、棚の上にそのまま置いた方がしっくりしています。
リースの真ん中にうさぎを入れたら、ちょっぴり“イースター風アレンジ”に見えなくもない(笑)。

春を呼ぶ色、イエロー。
神経を象徴して、良い方へ思考と判断を導く色。
知性を刺激する色。
太陽から受け取るような、喜びや希望を与えてくれる色。

こうやってパソコンに言葉を打ち込むだけでも、気持ちが明るくなって体調も整えられそう(笑)。



人は外から得られる情報の80%~90%を、視覚に頼っているそうです。
物事の印象を決めるのに、シルエット以外で色の影響力はとても大きいのだと思います。

新しい出会いが始まる春。
人に自分を印象付けるのに、身に纏う洋服もまた、色の効力を使わない手はないかも(笑)
どんな自分でありたいでしょうか?

2016年3月26日土曜日

小さなお気に入り~Mini Pot~

春・夏・冬休み。
小さな子どもがいる数週間は、違う意味で忙しいです(笑)。
家事と仕事以外に、彼女との時間をどう過ごそうか。
幼いのに花粉症持ちなので、外を出歩くのも躊躇われます。

卒園から一週間・・。
昨日は二人でディズニー映画『アーロと少年』を観てきました。
3Dコンピュータアニメーションの技術って、素晴らしいです。
草木、水、太陽・・自然の光景がとてもみずみずしくて息をのむ美しさでした。
大きいけれど言葉を持つ“弱虫の恐竜アーロ”と、小さいけれどいまだ言葉を持たない“勇敢な少年スポット”の奇跡と友情を描くアドベンチャー・ファンタジー。
地球が隕石の衝突を逃れ、恐竜が絶滅せず進化したら・・。“もしも”の世界が舞台の映画です。

物語も佳境に入って何気にとなりを見たら、娘が大きな涙。
スクリーンに映し出される物語は、毎晩の読み聞かせとは異なる感動があったようです。
小さくてもちゃんと心が受け止めていることに、むしろ私は感動(笑)

映画以外で、彼女の心を動かすのはこんなミニアレンジでもあります。
昨年のお休み中に、小さな手を動かして教室で作りました。


娘の背丈の位置に飾っておきますが、いつもうさぎさんと目配せしてにっこり。
作って持ち帰った日から、ずっと彼女のお気に入りです。

この春休みも、私の趣味時間に連れて行こうかと思います。
その時心で感じることは何なのか、聞いてみようかな。


2016年3月25日金曜日

スイートピーの花クッション~たっちコラムvol.2~

2016.3月号(No.82)のこどもたっちコラムです。


春先の花屋さんは、まさに百花繚乱。色とりどりの花びらと甘い香りで、心がときめきます。
チューリップやラナンキュラス、ミモザにスカビオサ、パンジー、アネモネ、フリージア、ヒヤシンス・・。
目移りするほどたくさんある花の中で、私が一番惹かれるのは、“スイートピー(sweet pea)”です。
“pea”とはエンドウ豆のことで、“sweet pea”はその親戚。
英名の通り、甘い香りとマメ科の特有のひらひら蝶形花びらが特徴的です。
どちらも先の方に巻きひげつけて絡む相手を見つけながら上へ伸びようとします
でも、エンドウ豆と異なるのは、スイートピーからできた豆には毒があること。
あくまでも、見て香りを楽しむ花です。



今回は、あらかじめカットした円形のオアシスを、スイートピーのフリルで丸く囲み、クッション風にアレンジ。
ビバーナムの鮮やかな緑色と、まだ開かない蕾や可憐な小花も取り入れました。
仕上がった花クッションは、淡い春の香りを放っています。
空き瓶に2~3輪、スイートピーを飾るだけでも空間が華やぎます。

スイートピーの花言葉:門出、思い出、別離


2016年3月24日木曜日

見上げる桜

今日は、上の子たちの修了式でした。
大きな病気もせずに一年間通えたことが、とても嬉しいです。
女の子も思春期を抜け始めると、少しずつ大人的な会話が出来て楽しくなります。
クラスメイトの話や、今一番気になること、そして将来のこと。
その子のもつ個性がもっと伸びて、納得できる未来が開かれれば良いなと思います。

個性と言えば、真ん中の子は昔から生き物と絵を描くのが大好き。
言葉ではなく、心を形で表現するのは嫌いではないようです。

彼女が描いた絵を白黒コピーしたら、増しました“趣”が(笑)。
いつも色々なものを見上げていた子どもだったのに、背も伸びて目線も近くなったこの頃です。
自分が楽しめること・・大人になっても忘れて欲しくない。
きっとその時々の状況で目に映る景色は変わって見えるから、客観的なものの見方も養って欲しいなと思います。
大人の階段を上っている今、彼女が“見上げる桜”はこんな感じです。


ご近所にとても立派な桜の大木があります。
毎年楽しみにしているのですが、昨年枝を剪定された様子。

仮に親の木が倒れても、命をつないでいくのは“ひこばえ”だとか。
根元や切り株から小さな枝とともに、勢いよく伸びる若芽のことです。
長い歳月を経て、“ひこばえ”が見上げるほどの桜になれば凄いだろうな・・と思いました。

土手の桜も、ご近所の大木もいつも頭上の美しさに目を奪われるけれど、今年は足元も見てみようかと思います。


2016年3月22日火曜日

虹色プレート~L'écrin~

生まれて初めて乾燥花を仕上げました。
プランターに咲いているもの、卒園式でいただいたもの、いつものスーパーで見つけたもの。
レッスンで形にしなくても、何だかこれだけで満足してしまいます(笑)。

一つひとつの花には思い入れがあるものもあります。
先日話した梅の花、何年も花をつけてくれるゼラニウム、刈り上げては変わらず開くデイジー、初めて蕾開いたミモザ、そしてこの春一番に見つけたタンポポも。

レカンとは宝石箱の意味ですが、外見だけではない“本当に大切な花の宝箱”なのだと・・自分で乾燥してみたら良くわかりました。

とても美味しそうな花たちです。
“召しませ、虹色レカンフラワー(笑)。”


プレートにのせていたら、下の子がひと言。
「お母さん、暇なのね。」
・・・好きなのよ、と返しましたけど。
いつも、何をしているのかな?とまじまじと覗き込んできます(笑)。

ささやかなこだわりは、グリーンの小菊を入れたこと。
これがなかなか乾かなかったのです。
時間をかけた分、凄く愛おしい(笑)。


2016年3月21日月曜日

気遣い

宿題の終わっていない、夏休み中の子どもの心境・・(笑)。
入学用品の準備に追われています。

下の子へ行くほど、何事もゆるくなる現実。
上の子で使い勝手は心得たので、手作り品にも改良を重ねているけれど、何分私の取り掛かりが遅いのです(笑)。
先日、末娘と一緒に手芸屋さんを覗いて、材料を一揃い購入しました。
これだけは準備してくださいね・・と、学校から伝えられている物の他に、つい作りたくなるのが小物類です。
入学式までの限られた時間の中で、出来るかな?と思っていたら、長女よりポケットティッシュのカバーを貰いました。
学校の家庭科の授業の延長で、妹たちの分まで作ってくれたみたい。
私の手持ち端切れが生かされてとても嬉しいです。

ありがとう。



もう、他界して20年以上経つ祖母は、その昔女学校の家庭科教師をしていました。
家の北側・・寒い廊下の突き当りに、足踏みミシンが置かれていて、母も使っていた記憶が思い起こされます。
電動ミシンに代替わりしてからは、蟹さん刺繍の椅子カバーを作ってくれたり、私自身も夏用ワンピースを縫ってみたり。
裁縫箱と布を広げると、あれもこれも作りたくなる欲が出てしまうので、今は目先のものだけに集中しなくちゃ・・です(笑)。


2016年3月19日土曜日

Brass Color~ORNE~

どちらの系統が好き?
金色or銀色。

二度目のオルネフラワーは、銀色以外に真鍮色に輝くモチーフも作りました。
リーフ、アイビー、重ね花。
ワイヤーの色が変わるだけで、雰囲気も異なりクラシカルで素敵です。
静かな悦びとは、きっとこんなこと。
手順を踏むときちんと形になるので、嬉しくなります。

金色系統の中では真鍮(銅と亜鉛の合金)の重い色味が好みです。
銀色系統なら、プラチナ(白金)の純白の輝きが好き。

それぞれの色と輝きに合う雰囲気を知りたくて、インテリアの本を読み漁りました(笑)。
装飾品って、花同様になくても人は生きられるし、暮らしの主役になるわけではないけれど、あれば心が豊かになる名脇役です。




卑金属(簡単に酸化される金属)から、希少価値のある貴金属(金・銀・白金・・含む全8元素)を作り出そうとする“錬金術”・・。
色んな資料を読んでいたら、頭の中は中世ヨーロッパへタイムスリップして、最後の錬金術師“アイザック・ニュートン”経由で、現代の科学へ戻ってきました(笑)。
”って、世界共通で価値を認められている大事なもの。凄いです(笑)。

そういった価値ではく、個人的趣味で私自身の中に価値があるのは、“真鍮”。
黄銅色の真鍮小物は、私も含め好きな人にはたまらなく魅力的に感じるだろうと思います。
オルネでもその材質感を表現できると知って、ますます作るのが楽しみになりました。


2016年3月18日金曜日

Happy Graduation !

いよいよ、お別れです。
10年間の園生活が終わり、親子で共にさようなら。

この先続く小学校、中学校、高校もまた感慨深いものがあるけれど、幼児期ほど親子揃って自分の感情に素直に生活したことはなかったような気がします。

震災のとき、よちよちと歩き始めたばかり娘が、今日卒園。
大変な時もあったのに、泣かずにいつも付いてきてくれました。
小さな心と体で、今、何を思うのかな。




上二人とは年が離れたので、生まれたときから家族皆で子育てしている感じです。
今さらながら、子どもの可愛さを噛みしめ、励まされ、希望を捨てずにいられます。

人口の4人に1人が65歳以上の高齢者(超高齢化社会)の日本。
支えるだけじゃない、色んな英知を出し合って未来を創る子どもたちは、やはり「宝」に思えます。

卒園式にのぞんだお友達35人の胸には、透け感がきれいな生皮(きがわ)の手作りのブローチが付けられました。
今年でご退職される事務の先生に教えてもらい、時間と手間をかけた力作です。
娘のは、うずまきキャンディー。
べっ甲飴のように艶やかで美味しそうです。

まず自分を愛し、人の痛みが分かるこれからであって欲しい。
みんないつも応援しています。
(ご卒園おめでとう!)




2016年3月17日木曜日

Spring Pot ~Honey Green~

春はやっぱりいいな。
どの季節も好きですが、この時期はまた特別に好き。
何となく花粉症予備軍の気もしますが、気にしない気にしない(笑)。

イメージは“春の足音”で一つ作品を仕上げました。
柔らかな光が部屋にも差し込んで、心が躍りだす感じ。
今年もめぐりくる季節に、期待も夢も膨らみます。
花が色づくのはまだ少し先だけれど、若葉が顔を出し始めました。
挿し色に使ったのは、“Honey Green”。
希望に満ち溢れている明るい若葉色です。
別れも出会いもあるこの時期は、迷いのないこんな色で、見る人の心の不安を新しいエネルギーに変えて欲しいな・・と思います。

W350×H300×D250 の中型サイズ。
少し丸みがあるホリゾンタルスタイル(のつもり)なので、四方どこから見ても同じ形です。
プリザーブドとアーティフィシャルを半々ずつ使用しています。



先日の雛祭りが終わると、早々に模様替え。
自宅で愛でる暇なく、作品は仕事場ニッチへ直行しました。

自分が作ったものを飾ること。
少しだけ勇気がいります。
でも、その緊張感もまた悪くはないものです。
私の不安も、“Honey Green”で払拭です(笑)。


2016年3月15日火曜日

Long Eclair

生まれて初めてエクレアを口にした小学生のころの記憶が、まだ鮮明に残っています(笑)。
シュー生地にクリームを入れるだけなら味の想像は出来るのに、コーティングされたチョコレートとの好相性に子どもながらに驚き・・細長い形にもびっくり。
味や食感の記憶から、昭和時代の懐かしい思い出までもが蘇ってきました(笑)。

昨日のホワイトデー。
父からのお返しは、地元洋菓子店“パティスリー グランブルー”さんの全長30㎝もある“Long Eclair”でした。
先月は娘たちと気持ちばかりの手作りクッキーをプレゼントしただけなのに、気持ちもボリュームも倍返し。
毎年のこととは言え、かたじけないやら嬉しいやら。

不在中の上の子の分は、妹たちのお腹の中にしっかり入り消えてなくなりました(笑)。
甘いものをいただくと、みんなにっこり笑顔になります。

「おじいちゃん、ありがとう!」



孫の顔を眺める横顔が、エクレアよりも甘くて可笑しくなります。
高度成長期の真っ只中を、生きてきた父。
エクレアに昭和の匂いを感じるのは、年老いてきた父が徐に箱を差し出したから。
近い関係ほど、こんな心遣いがとてもありがたく感じます。

私が出来る親孝行があるとすれば、そばで子どもたちの成長を見届けてもらうこと・・かな。
昨夜に引き続き、今日も下の子は父の部屋で眠るそうです。
只今、リュックにお泊り支度準備中・・(笑)。
(いってらっしゃい。おじいちゃん、よろしくね。)


2016年3月14日月曜日

リセット~White Eustoma~

三寒四温・・。
今日も冷たい雨となりました。
満開の梅の花も寒そうです。
長女が朝早く長崎へ向かいました。
学校の研修旅行なのですが、初の九州ということもあり、数日前からソワソワ。
あちらの天候はどうかな・・と気になります。
加えて妹二人のお留守番劇はどうなることやら。
年が離れているとは言え、口喧嘩をしたり仲良く添い寝したり・・今日も目覚めから賑やかにやってくれました(笑)。

さて、午前中はWing44号の梱包作業でした。
刷り上がったばかりの匂いと、ひんやりする冊子の手触りが心地よい(笑)。
配布部数を確認しながら箱詰めしました。
無事仕上がり、安堵のため息が漏れます。
そして、次号へ向けての軽い打ち合わせも行いました。

スキマの買い出し時間に、何気なく花コーナーを覗いてみたら、真っ白なトルコキキョウ(ユーストマ)と目が合いました。
時期(初夏~初秋)ではないのに、手に入り易い素敵な花です。
ステムが細くてふんわりと広がる花びらが、とても上品に感じます。
またここしばらく生花教室へは行けない日が続いているので、花ロス・・軽めの禁断症状です(笑)。
いつもの場所に、ザックリ入れてみたら凄くさわやか。
す~っと体の力が抜けました。





日常は、小さな「選択」と「山・谷」の繰り返しです。
時には登り下りに苦労する山や、なかなか這い上がれそうもない谷に落ちてしまうこともあるけれど、元の軌道に戻っては心をリセットします。
昔はこれが結構難しく感じました(笑)。
「考えるけれど、考えない。」
色んな事をリセットする術を夫にも習って、とても生き易くなりました。

くもりのない白いユーストマ。
今日の私・・そのままの花です。
やりたいこと、やるべきこと、どんな時もクリアな状態で向き合いたいので、一旦、リセット。
花を見て対話するちょっとの時間が、心に元気を与えてくれます。

そしてまた、変わらない日常へ向かいます。


2016年3月13日日曜日

いわき WOMAN FESTA 「どん底からのキャリア論」吉岡 マコ氏

本日の「いわき WOMAN FESTA」は、NPO法人マドレボニータ 代表 吉岡マコ氏を講師にお招きしての、有意義な3時間となりました。
東京大学大学院にて運動生理学を学び心身の健康について研究されていた時分、ご自身の出産経験から心身の産後ケアの大切さを痛感。同時にヘルスケアプログラムを開発、研究・実践を重ね、その後現在に至るまでの18年間、普及や啓蒙活動に力を注ぎ続かれています。
※吉岡氏のプロフィール・・詳しくはこちら (NPO法人マドレボニータ HPはこちら

「マドレボニータ」とは、スペイン語で“美しい母”を意味するのだそう。
清濁併せ持った人としての美しい母がふえれば、世界はもっと良くなる・・。
母となった女性が子育ての導入期に抱える3つの家庭内リスク(①産後うつ ②夫婦の不和 ③乳児虐待)は、誰もが抱え得る可能性があります。
新しい命を産み育む母親にこそ、適切な産前・産後ケアが不可欠であることを再確認しました。

女性が社会復帰をするためは、血縁・婚姻の関係に閉じない子育てに視点を向けることも大切。
自分の価値観って?産後のリハビリはどうしたらよいの?
熱を帯びたまま、“いわきWOMAN FESTA”は後半の“ワールドカフェ”へと突入です。



4人で一つのテーブルに着席、議論。その後、数回座席をチェンジしながら各々のテーブルで議論。最後は自分の島(テーブル)に戻りテーマのまとめに入ります。
職種や年齢を超えた交流は、お互いの戸惑いや価値観に触れることが出来たのでとても嬉しかったです。
欲を言えば、世界中を渡り歩いて、もっと見識を広めたかったです(笑)。
“ワールドカフェ”の時間もまた、瞬く間に過ぎました。

同じテーブルでご一緒させて頂いた吉岡氏より。私の心に響いた一言があります。
「こういった言語化する機会と仲間がいれば大丈夫。ここから始まるよ。」

今日は沢山の気付きと貴重なお時間を共有させていただきありがとうございました。
また、機会があった時にはぜひいわきへお越しくださいませ。
心からお待ちしております。

※いわき市の取り組みについて
 子ども・子育て支援サイトはこちら→
 産後ケア事業のご案内はこちら→

2016年3月12日土曜日

Mini Chocolate Pie

夕食後に、上の子たちが作っていました。
先日私が友だちから聞いてきた“簡単チョコパイ”です。
冷凍パイシートにカットしたチョコを入れるだけの手軽さなので、すぐさま娘たちは飛びつきました(笑)。
写真手前は、長女作のミニクロワッサン擬き(笑)。3cmの超ミニサイズ。
今夜は試作だそうで、皆で出来たばかりの熱々をパクリ☆


市販の、あのお菓子にそっくりな食感・・。
むしろサクサク感は倍増!
と~っても美味しかったです。

子どもたちとキッチンに立つと色々思います。
直近の問題は長女のこと。
我が家では最初に巣立つ予定だけれど、何かと大丈夫かしらって(笑)。
どうにかするよ(笑)との彼女の言葉を信じつつ、今日も遠巻きに眺めるのでした。

それはともあれ、教えてくれた友だちに感謝。ありがとう!


2016年3月11日金曜日

Memorial~仏花アレンジ~

東日本大震災から5年。
沢山の命を失いました。

時間が過ぎても、あの時の恐怖や戸惑いは記憶から消えることはありません。
反対に、気付いたこと得たものもたくさんあって今に至ります。

自分が信じるものは何かをはっきりと知ることが出来ました。
それを次を生きる子どもに伝えることは、絶対に必要で大切なことです。
きっとこの先も色んなことがあるだろうけれど、もしその時隣にその子が信じるべき大切な人がいるのなら、心を重ねて乗り越えて欲しいと思います。

我が家にとって3月は、大切な人を亡くして偲ぶ月。
ずっと繋がっている命に感謝する月。
見守られているな・・と思う月。

花アレンジを覚えた今、仏壇にお供えしようと思います。



タッセルには、祈りを込めて輪にしたパールを通しました。
合掌して天を仰ぐは“デルフィ二ウム”、今日もまっすぐ前を見てまた生きられるように“ダリアや濃紫バラ”の意志の強さを正面に。
花には悲しみや喜びを表現したり、人の気持ちを代弁してくれる力があると思います。
心を静かに癒してくれる力も・・。

東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

2016年3月10日木曜日

花の宝石箱~L'écrin Flower~

これから、花の季節です。
私は気が向いたら時期になるとプランターにちょっと寄せ植えするぐらい。
お手入れは花好きの母や叔母、私とのコンビで。一緒に園芸コーナーを覗くのも大好きです。
夢中になって花の栽培をしているわけではないけれど、それでも限られた空間にきれいに咲くと嬉しくなります。
育てた花、いただいた花、買ってきた花を一番美しい状態で長く楽しむことが出来たらいいのになぁと思っていました。

そんな夢を叶えてくれるのが、“レカンフラワー”です。
“レカン”とは、フランス語で“宝石箱”のこと。
花を立体状態で乾燥させ、美しさを自然色のままに留めて装飾するフラワークラフトです。
今日はアトリエNATURAにて初レッスンでした。
先ずは、初心者のためのブルジョン(つぼみの花)コースから・・。



乾燥した花を初めて手に取りましたが、そっと扱わないと壊れてしまいそうなくらいに繊細。
今後作品に使用する花の乾燥を、自分で施してみるのもレッスンの一つなので、とてもワクワク(いや、内心ビクビク)します(笑)。
家族に言わせると、私は力加減を知らずよくものを壊してしまうらしいので、こんな可憐な姿に変身した花と、この先お付き合いできるかどうかも不安。。。

でもね、楽しいのです。
オルネフラワーと並行して励んでみます。
早速これから花摘みして、乾燥作業に入ります(笑)。


2016年3月9日水曜日

Angel Pot~First Kiss~

昨日は朝から鼻の奥がむずむずして、何だか涙目・・。
風邪気味な状態からもなかなか抜け出せず、ひょっとして花粉に反応している?と疑いつつも、騙しながら一日を過ごしました。
そして、今日の雨模様。
こうも気温差が激しいと体調管理が難しくなります。これ以上酷くならないように気付けなければ。

先日、高さ15㎝ちょっとの手のひらサイズの“Angel Pot”にプリザーブドをあしらいました。
花をセットする部分は貝殻のくぼみになっています。
後日、目上の方にお嫁入りするプチアレンジです。

フランスの画家、“ウィリアム・アドルフ・ブグロー”の「First Kiss」。
イメージはそのプリント絵画から。
忠実さという点では元々の作品より少し雰囲気は変わりますが、この額絵の柔らかな色合いが大好きです。
彼の描く天使や少女の絵は、肌の質感が柔らかくて優しくて見ているだけで癒されます。




天使モチーフ、石膏、薔薇、パール、サーモン・マカロン・アプリコットピンク。
額のトリミングにレタリング。
自分の好きがいっぱい詰まったフォトとなりました。

作ったものを見送るのは喜ばしい反面、名残惜しい気もしますが。
写真を撮って、気持ちを切り替え一先ず完結です。
記憶媒体に残して、いざ次へ(笑)。

2016年3月7日月曜日

煌めく工芸~ORNE Flower~

先月からレッスンを始めました。煌めく工芸“オルネフラワー”。
金属のワイヤーから、どうしたらあの素敵な作品が出来るのかを、ずっと不思議に思っていました。
作り方の手順を確認して、納得!
ドキドキの初工芸です。
春らしく、“アネモネ”と“チューリップ”2つのモチーフを作りました。



初級からスタートして、中級・上級とステップアップしていきます。
プリザーブドフラワーの時もそうでしたが、手に資材が馴染んでくるようになるまでが先ずは一つ目の山のように感じます。
子どもたちがテーブルで何かをしているその横で、ササッと材料を出して自分の好きなことをする・・この頃少しずつですが、そんな時間を持てるようになりました。
オルネフラワーも作ることに慣れてきたら、教室だけではなく自宅でも作れるようになりたいです。


2016年3月6日日曜日

雛納め

“春分”や“秋分”以外で始めて知った二十四節気が「啓蟄(けいちつ)」。
庭いじりの好きだった祖父が、中学生だった私に教えてくれました。
外にいる時間が長いと自然の僅かな変化もわかりやすいのでしょう。
寒さがやわらいで虫も草木の芽も顔を出す時期なのだ知りました。
季節の変化を知る手立てを暦の中に言葉で取り入れるなんて、江戸時代の人の暮らしの知恵はすごいな~と驚いた記憶があります。
今日は自宅から見える遠くの山が霞がかって見えて、少し春らしくなってきたかな・・。

先ほど、一か月間飾っていた雛飾りを片付けました。
置いていた場所が元の空間に戻り、特に下の子は嬉しそうです。
土の中から目覚めた動物のように、きゃっきゃと飛び跳ね遊んでいます。

両雛さま、また一年後に会いましょう。




幼稚園最後の工作を持ち帰って見せてくれたとき、チャーミングすぎる両雛さまに思わず吹き出しました。
年度末だし、進級も間近だし、毎度ながらやることに追われて公私ともに慌ただしくなるこの時期。
笑うことを時々忘れてしまうので、“いかんいかん”と口角をあげるようにしています(笑)。
この両雛さまのように・・。


2016年3月5日土曜日

Bag Bouquet~grayish tone~

今日はずっと曇り空・・。
午前中は時間があったので、今までの作品を何点か写真撮りしました。
日中の自然な明るさが、私は撮りやすいです。
いつも使っている相棒のカメラは、上の子が幼稚園の時に購入した一眼レフ。
メンテナンスと言えるようなことは何もしていなくて、たまにレンズを拭く程度です。
扱い方もあまり丁寧とは言えないから、少しずつ調子が悪くなり始めています。
先日はズームリングの動きがいま一つでした。
手をかけてあげない自分の腑甲斐なさを反省しつつ・・今日も健気に動いてくれた相棒に、感謝。


少し暗めに写したのは、昨年作った“Bag Bouquet”。カリキュラム作品です。
どのような雰囲気に仕上げるか思い悩んだ末、グレイッシュトーンでまとめました。
バラの顔が平らではなく、でこぼこ挿してあるのはご愛嬌(笑)。



可愛らしい小さなオルネフラワーを先生に挿していただきました。
煌めきのある金属のワイヤーで花を形作る、素敵な工芸です。
教室に飾ってある美しい作品に魅了されて、先月より習い始めています。

手元の作業だけに集中して仕上げる時間が、毎回楽しみです。


2016年3月4日金曜日

一期一会

人生のほんの一瞬に過ぎない、3年間。
高校時代は茶道に没頭した毎日です。

少し蒸し暑くなる梅雨時期は、校舎中庭で野点(のだて)を楽しみました。
茶室での普段稽古は、基礎的な動きを繰り返し練習します。
茶をもてなす亭主になりきったり、客になれば、席入りからの諸々作法を覚えました。

いつも楽しみなのは、口の中でほろほろ溶ける干菓子(ひがし)が準備されること。
美味しいものを大切に抱えて、着物姿の先生が教えに来てくださいます。
蝉の鳴く暑い夏も、お釜の湯で窓硝子が白くなる寒い冬も、本当にいつも変わらずに。

御年を確認したわけではないけれど、当時、おそらく還暦前後。
あれから、25年ほどの月日が流れても、先生は時々連絡をくださいます。

昨年の秋、“お茶に遊ぶ「霜月の月釜」”の招待状が届きました。
男女共同参画の日の事業と同じ日だったので、お茶会へはやむなく不参加。
でも、なぜかすっきりしない日が続いたのです。
(今会わないと、後々後悔するかも・・。)
考えるよりも先に心が動いて、当日の朝ご挨拶のみ伺いました。
昨日の桜餅をのせた懐紙(清昌堂やました)は、その時いただいたお心遣いです。

先生は、いつも今を大切にされる方。
「この機会を一生に一度のものとして、お点前をなさい。」
厳しさの裏側にある先生の優しさを、当時はよく知ることが出来ませんでした。
大人になった今、「一期一会」の意味がよくわかります。




茶の湯以外でも、先生ご自身の色々な価値観に触れて“心の作法”も教えていただきました。

「お子さんたちに、会いたかったわ。」
娘たちのことをいつも気にかけてくれるので、また遊びに伺おうかと思います。
いつまでも、いつまでもお元気でいて欲しいです。

2016年3月3日木曜日

桜餅

今日は朝からバタバタでした。
幼稚園のひな祭りお手伝いの後は、夕方から「いわきWOMAN FESTA」の運営会議へ。
まだ残席ございます!
参加をしようかと迷っている方も、ぜひ一歩前へ。
申込みは当日までOKです。(託児を希望される場合には、事前申込みをお願い致します。)

何事も下準備は大事だと実感した一日でした。
それから人が集まると、物事が動く。
当たり前のことだけど、自分一人では出来ないことも樹形図のごとく幾通りにも広がりを見せます。

さて、今夜のお楽しみは、お風呂の前の“春の甘味”。
地元和菓子「ふくみや」さんの、桜餅です。

桜の香りとこしあんのなめらかさに、しばしうっとり・・。



本日、仕事はお休みでした。
事前に焼皮と道明寺の詰め合わせを予約して、昨日のうちに仕事場へ差し入れです。

何が好きかって、味も良いけどこんな心遣いもすごく好き。
桜餅を入れたパックが両雛に包まれています。


 
(皆、今年も怪我なく健康で、笑顔で過ごして欲しい。)
毎年、桃の節句に想うことです。


2016年3月2日水曜日

Petal Wreath~Rose~

バラに限らず、花びら(ペタル)を貼り付けた作品を美味しそうに思うのは、私だけでしょうか。
きれいに巻かれた一つの花を、ぱらぱらと剥がすのは痛々しいのだけれど、なぜか快感。
一枚ずつグルーで止めるので、ちょっぴり時間がかかります。

このリースの素敵なところは、花びらの柔らかな魅力が最大限に引き出されていること。
どんな姿に変身しても、バラはいつも絵になります。
もう、形容する言葉が浮かんでこない程のお気に入り(笑)。

花・芸術文化協会のカリキュラム作品です。



ちょっと意外だったのは、ブルー系のピンクにオレンジ系のバラを入れても様になったこと。
隠れた補色効果?
花材がバラのみだからうまく収まったのか、色のトーンがポイントなのか、目下研究中です。

色の組み合わせは、デザイン同様最初にぶち当たる私の壁。
“花材を手にしたときに、自分が心地よいと思う組み合わせを大切にしたら?”
以前、そんなアドバイスを本で目にしたことがあります。
きっと、まだ自分でも知らない素敵な色合わせがありそうで、それを考えるのも楽しみの一つです。

写真で見ても、改めて素敵!
Petal Wreath』。
私自身・・かなりの惚れ込みようです(笑)。


2016年3月1日火曜日

梅ほころぶ

今日はとても冷えました。
もうしばらく冬物のコートが手放せないかな。

学校自体お休みだった次女と、昼間はリフレッシュのために二人で外ランチへ。
姉妹一緒の時にはなかなか特別感を出せないので、その子とだけの時間はとても貴重に思えます。
普段よりも一気に距離が縮まって、女子同士の会話が弾みました。

少し離れた花屋さんへ出向いたついでに、本屋さん、雑貨屋さん・・といろいろ覗いた後で、花友達に会いました。
元気そうな姿を見ることが出来たので、ひと安心です(笑)。

移動途中の車からは、いろんなお宅の梅の木が目に留まりました。
もうすでに満開なところ、五分咲きのところ、様々です。
桃とも桜とも異なる梅の花。
車を降りたら、冷たい空気に運ばれた梅の香りが微かにしました。

実家の梅の木は、二分咲きぐらい?。
二月下旬にようやくほころんで、私としてはこのくらいに控えめな感じが好きです(笑)。


祖父が大事にしていた梅の木。
梅雨時期にたっぷり実るので、皆で大切に育てています。

これからは木々が芽吹く様子を眺めるのも楽しみです。
私一人で春の息吹を感じるのは、すごくもったいない。
娘と顔を上にあげて、散歩する時間がとても大切に思えます。

我が家の梅のごとく、多少遅咲きでも問題ない(笑)。
かたい蕾も、いつか膨らんできれいな花をつけるときがくるのだから。
子それぞれの歩みに合わせて、今この時を楽しむ余裕が、きっと私にも必要です。

花を眺めていると、心も時間も穏やかに流れていきます。