仕事場の夏の午後の日差しは厳しくて、どうにか遮る術はないものかと考え始めてみた“グリーンカーテン”。
かれこれ7年ぐらいになります。
苗の購入も、植え付けも、ネットの設置も、すべては夫が始めたことでした。
宿根草の“ケープタウンブルー”は、種をつけることもなく毎年健気に花を咲かせます。
一か所からその数多い時で10個近く!房状に花をつけるので、初めて見た時はとても驚きました(笑)。
アスファルトに潜り込んで根を張らせた部分からは、とても逞しいツルが育ち伸びて、極端な話“ジャックと豆の木”を彷彿とさせるほど。
きっと地植えしたら、雑草化して家ごと持ち上げられてしまいそうなほどの繁殖力があるので、程よい大きさのプランターに植えてちょうど良いくらいです(笑)。
そしてここは、小さな生き物たちの住み家。
カマキリ、バッタ、ダンゴムシ、スズメガ(幼虫はお尻に一本突起があって、子どもたちからの呼び名は“とんがりむし”)の他に、夏の終わりからは、コオロギ、スズムシのオーケストラが始まります。
今日は蜂がお目見えです。
花から花へ、蜜を求めているのか、出たり入ったり。
奥まで潜り込む後ろ姿が可愛くて、思わずシャッターを押しました(笑)。
それから微かな動きを足元で感じて、何かな?と覗いてみると、小さなお客さま。
こちらの気配を感じ取られないように、そっと一枚。
朝一番の水あげで、思いがけない生き物に遭遇しました。
アマガエルは小さいだけに、ぴょんとその場から離れて隠れるのも天才級。
かくれんぼが始まって、見つけてはまた逃げて。
人が植え込んだ場所にも、きちんと生態系をつくって生活していることに小さな感動を覚えます(笑)。
日差しを和らげるだけではない、“生きること”を直に感じとれるグリーンカーテンでもあります。
今日も既に気温は上昇・・終日蒸し暑くなりそうです。
アマガエルは樹上性のカエル・・というけれど、暑さや乾燥にどこまで耐えられるだろうかと少し心配。
(干乾びないように、木陰で過ごしてね。)
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