2017年3月20日月曜日

Carmen ~Music Concert~

一つの曲を奏でるために、ここ数か月練習してきました。
自分のパート、お友達のパート・・共に重ねると音の世界が広がって聴いているこちら側は、十分過ぎるほどの満足感でした。
ピアノを習っている下の子の、本日はミュージックコンサートの日。
年上のお姉さんたちと、エレクトーンでビゼーの"カルメン"より前奏曲を合奏しました。

エレクトーンの装飾音は、ピアノとは異なる愉しさがあります。
あの一台から様々な音色が出せるのだから、夢のような楽器だな・・と思います。
合奏って先ずはパート練習が、一人ひとりのスキル向上が、とにかく大事なのかな(笑)。
遠い昔、私自身が所属していた吹奏楽部での厳しい練習を思い出しました。
担当の楽器は、二枚リードで奏でる木管楽器"オーボエ"。
哀愁漂うあの音色を出すことがとても難しく感じられて、人一倍練習を重ねていましたっけ・・(笑)。
それでも、部員皆で曲を合わせ、舞台の上で奏でられる爽快感といったら・・なかなか言葉では言い表すことの出来ないほど、やり切った幸せな気持ちで満たされます。

さて、末っ子ちゃん、幼いなりに、感じてくれたかな?その合奏の悦びを(笑)。
頑張ったね、お疲れさま。
緊張から解放されて、今夜は早々にすやすや・・安堵感に包まれて彼女は夢の世界です・・・。
子どもたちへは、保護者から深紅のバラを一輪プレゼントしました。


娘の毎日のピアノ練習曲は、実は私自身の楽しみだったりします。
彼女が一曲弾けるようになるころには、私も一緒に弾きこなせるようになりたいと思ってしまうのです。
どれだけ練習を重ねたら、曲を仕上げることが出来るのか。
ほんの数十分でも、毎日練習をしていたら、次の日は、またその次の日は・・ちょっぴり弾けるようになっているのがピアノの面白いところ。
小さな積み重ねで生まれる喜びを、彼女と味わいたいと思うのです。

いつか、レッスンをやめる日が来ても、その先にはやはり音楽がある。
上の子たちの今をみても、毎日を彩るのに様々なジャンルの曲が暮らしの中にはあります。
音楽の素晴らしさを堪能できたそんな一日・・春の始まりでした。

2017年3月16日木曜日

有り難いこと

今日は社会教育、明日は土曜学習…と、会議続きの年度末です。
宿題も頂いてきたので、時間を見つけて仕上げなくては。

私は"ありがとう"という言葉が、大好きです。
滅多にない"有り難い"ことが、そもそもの語源だという・・仏教はお釈迦様の話にまでさかのぼるこの5文字。
日常の中で、この"有り難い"経験ができる機会を貰えることは、自分を高めるチャンスでもあると私は考えます。
滅多にないことなので、勿論人には見えないところでちょっぴり苦労もしますし、その分普段感じ得ない特別な悦びも感じることができます。
私が所属する市のPTA研修部門・・こちらも例外ではなく、自ら考え行動する"有り難い"機会を今年も設けてくれました。
昨日は、この組織の年度末慰労会。
美味しい料理と、楽しい話に心が和み・・打ち解け合う席で、研修部長より皆が頂いたのは、滅多に口にすることのない黒糖チョコレート。
ロイズ石垣島の、希少な黒糖の風味豊かな贈り物でした。
上の子たちが小学生の頃、それぞれが別々に私たち親から離れて沖縄へ旅行した記憶が蘇ります。
その時のお土産…手作り琉球ガラスと記念に一枚。
それに、黒糖といえば、亡き祖父はその塊を常備する人でした。
ひとかけら貰って口の中でゆっくり溶かす・・部長から頂いたチョコレートを食べながら色々な思い出が蘇りました。


それから、もう一つの有り難いことは、こんな素敵なメダルを触らせて貰えたこと。
東京マラソン2017を完走された部長より見せて頂きました。
42.195kmなんて、どうしたら走れるのかしら(笑)。
同じ執行部のママでも参加された方がいたことにも驚き・・。
やり遂げたら見える景色が、やはりきっとあるのだろうと想像します。
目に見えるもの、形なきもの・・頑張ったら頑張っただけ手にできるもの。
そんな機会を自ら作っていくことが、キラキラ輝ける秘訣なのかなとも感じた時間でした。
今年度もまとめ時期。
4月からの活動に向けて、心と体調整えないと(笑)。

急がずに、だが休まずに。
by ゲーテ


2017年3月15日水曜日

梅花の雫

登校する子どもたちを見送った後、頭上に目をやりました。
昨日今日と雨降りで寒いのですけれど、母の梅を見たらポッと気持ちがあたたかくなりました。

花と雫って、とても艶っぽい(笑)。
朝露が光る時も、雨に濡れた時も、いつもそう思います。
記念に一枚。
今年も花が咲いて、一安心。


それから今朝は、一通の手紙に涙しました。
それは悲しみの涙ではなく、言葉の持つ温かさに触れてこぼれたもの。
かしこまらず、砕け過ぎず・・家族以外からの手紙に涙を流したのは、ここ数年なかったから。
読んでいるとき、読み終えた後、じわりじわりと伝わるのです。
したためた者の想いが、これほどまでに伝わるということへの驚きと、全てに配慮が行き届いているような慎み深さ・・そして、憧れ。

雨が冷たくても、心が梅色のように染まった朝のひとときでした。

2017年3月13日月曜日

花コラム~くらし随筆(6) いわき民報~

ようやく"くらし随筆"も、折り返し地点。
三か月というスパンを走り続けることに、当初は緊張もありましたが、何だかこの頃は力が抜けてきました。
自分の経験からでしか生まれない言葉なので、もうそこは・・本当にありのまま、心赴くまま(笑)。
今夜はここ一年掲載し続けている、たっちコラム「恋する花時間」について。
花への憧れは・・子育ての忙しさの中では、私は胸にその想いを秘めていました。
再び花に触れ始めると、忘れていたときめきを思い出させてくれ、娘たちの声援も受けながら、結果・・ブログまで書くことに至っております(笑)。

アパート暮らしの日々は、とても孤独でした。
でもそこで過ごした時間は、今に至る全ての原点で、心地よい懐かしさすら感じています。
・・あれから二十年かぁ。
寂しさも、花雑誌を眺めて笑顔になれた時間も、花屋さんとの出会いも、母親になったばかりの私には全てが必要なことでしたし、支えでもありました。

人生八十年ちょっとと考えるのなら、私自身の一生も折り返し地点。
随筆も人生も後半を走る上で、今、脳裏に浮かんでくることは・・。

幼少期からこれまでの生きてきた道を思い返しています。




2017年3月11日土曜日

寒緋桜

いわきの勿来発電所では、"河津桜(カワズザクラ)"が八分咲き。
明日は桜まつりがひらかれるそうです。
今年我が家が愛でる最初の桜は、"寒緋桜(カンヒザクラ)"。
沖縄の桜と言ったらこちらだそうで、冬の真っ只中の1~2月には、沖縄では桜のシーズンを迎えるらしいのです。
元々は台湾が原産国だという寒緋桜。
こんなに鮮やかな色を纏うのに、花房は下に俯き加減なのです。
情熱的な色とは裏腹に、控えめに花を咲かせる姿が愛おしい。
人目を惹く色味の美しさが、『風と共に去りぬ』の主人公"スカーレット・オハラ"を彷彿とさせます。

昨日、公民館の先生が思いがけずこの桜を自宅まで届けてくださいました。
お心遣いがとても嬉しかった・・。
震災から丸6年、今年もやってきた桜の季節です。



今日という日を迎えられることが、とても嬉しい。
心の声に耳を傾けて、ただただ生きるのみ。

今、この時に、素敵な桜をありがとうございました。

2017年3月9日木曜日

いちごのカメリアケーキ~L’Atelier Gateau~

今日はステキpicがいっぱい(笑)。
いつもこんなお菓子が作れたらいいのに・・なんて、私は教室で作られるスイーツの写真を情報紙で見つけては切り抜いておりました(笑)。
何度もフラワーアレンジレッスンをご一緒させて頂いている中で、弾む話はもちろん花の美しさ、そしてそこからマインドマップの如く広がる心地よくて美味しくて・・本当にためになるお話。
今日は"à noeud(はなcafeア・ヌー)"の先生とお昼過ぎまで洋菓子の勉強をしてまいりました。
いざ、"L'Atelier Gateau(アトリエガトー)"の先生の元へ!
私の琴線に触れる素敵な空間に、もう、クラクラ。
花時間同様、ときめいてしまって気持ちが落ち着くまでしばらく・・ポ~っとしていました(笑)。
早速レクチャーして頂いたのは、とてもガーリーな「いちごのカメリアケーキ」。
デモして下さった先生の美味しいそうなフォトを、先ず一枚^^♡
(ブログへの写真掲載許可を頂いております。)

 
ジュイ柄のファブリックは、早春の今時期にぴったりな萌黄色。
BGM、空間の香り、インテリアマテリアル、美しい花々・・。
先生の素敵な価値観に、じっくり触れさせて頂きました。


国際色豊かなお話に、終始感動しきりの私。
環境は人をつくるし、人は環境に適応していくもの・・。
でも「その環境を変えることは出来る」・・カメリアケーキの苺の香りと甘酸っぱい美味しさを頂きながら、なぜか昨年聴いた"竹下和男先生"の食にまつわる講演会での一言を思い出しました。

さて、美味しい紅茶を頂きましたが、その中にはゲルストナーのスミレ砂糖漬けを入れて。
"シシィ"の愛称で親しまれるオーストリア王妃"エリザベート"が宮殿を抜け出してまで求めに行ったものだとか・・。
季節のおもてなしをしてくださる先生のお心遣いが、美味しくて、嬉しくて。
とにかくこの紅茶がとても香り高いので銘柄を伺いましたが、それもそのはずでした(笑)。
ノーベル授賞晩餐会で飲まれている北欧紅茶だそうです。
"セーデルブレンド"と呼ばれる、ヤグルマギク入りの芳しく優しい味わいでした。


美味しい時間を帰宅しても味わえる喜びは、ブログでなかなか伝えられるものではありませんが、我が家には首を長くして待っている女子揃いですので(笑)、大事に持ち帰りました。

美味しいとこ取りの三女は、装飾のバラやリボン。
無くてはならない次女の役目は、抹茶のスポンジ生地。
全体を包む甘く優しいいちごのクリームは、長女かな。
そんな想像をかきたてられる仕上がりです。
動物行動学者、ジェーンの一言を思い出す(笑)。


ひとりひとりが重要であり、
それぞれに役割があり、
だれしもに現実を変える力がある。
By ジェーン・グドール


それから、こちらのチョコレートは彼へのお土産。
カラーホイルに胸打たれた彼は、是非とも味見したいと言っておりましたから・・先生のお心遣いで叶ったわけです。
仕事休みの彼へ、甘いあま~い差し入れ(笑)
明日もお仕事、頑張ってください♡


本日は心の充電日となりました。
素敵なご縁を下さったお二人の先生に感謝しております。
また、洋菓子を学びに・・。
先生、本日は私のドッキリもありましたけれど・・本当にありがとうございました!
次回もどうぞ宜しくお願い致します。
はぁ・・。楽しみ♡

2017年3月7日火曜日

素敵なしおり~PASTEL 和 ART~

彼女の特技を生かせないかな・・とずっと思っていました。
"パステル和(なごみ)アート"という、素敵な趣味をお持ちのお友達。
学校の図書室の飾りを作るときも、皆を取りまとめてくれる人。
図書ボランティアの仲間でもあって、いつも気さくに声をかけて下さる方なのです。

昨日卒業お祝いの壁面飾りを作る際に、思い切って気持ちを伝えてみました。
「6年生に、しおりをプレゼントしてみない?」
すると彼女も同じことを考えていたとのこと(笑)。
こういう時って、すご~く嬉しい!
早速、もう一人のお友達も交えて、彼女に教えて頂きました。
心がとても和みました。
束の間の楽しいパステルタイム・・。
今日は本当にありがとう♡



土曜学習の時もそうですが、図書ボランティア(読み聞かせ+飾り作り)のお母さん方は、いつも気持ちの良い方ばかり。
想いが同じ者同士だと、心がす~っと溶け込んでいきます。

取りあえず今年は有志で集まり、試しに贈ってみることに。
どうか子どもたちが、心の支えとなる本・・"運命の一冊"にめぐり会えますように。

「不思議の国のアリス」の著者、ルイス・キャロルの名言を私は贈りたい(笑)。


教訓はどこにでも転がっているさ。
あなたが見つけようとさえすれば。
by Lewis Carroll