2017年9月15日金曜日

第23回福島県PTA連合会郡市P母親代表者懇談会

昨年の本宮市から場所が変わって、今年の研修は音楽都市“郡山”にふさわしく、音楽・文化交流館「ミューカルがくと館」にて開催されました。




Jアラートが鳴る不穏な朝から始まって、怯える子どもを学校へ送り出してからの出発は、私も心が落ち着かず・・。
それでも今日を乗り切れたのは、これまでの子育てを後押ししてくれる講話を聴けたからです。
講師には、認定NPO法人 アジア教育友好協会NPO法人シーエスアールスクエア(内閣府HPより☆) 理事長 宍戸 仙助 先生(元伊達市富野小校長) をお招きして、「東南アジアの子どもたちの瞳の輝きに学ぶ」と題してご講話頂きました。

36年にわたる公立学校での教員生活と、19年間の管理職・道徳教育を中心とした実践を通して、子どもたちの心の教育に携わっていらした先生。
ご退職後、東南アジア(ベトナム・ラオス)の山岳地帯の教育環境に恵まれない子供たちへの支援・交流活動に身を投じ、現地のNGOとの連携により、毎年20校ほどの学校建築を進めているとのことです。
本日の講演内容は、5・6年生対象の模擬授業形式でした。
驚きあり、涙あり、感動あり・・瞬く間に前半の一時間半が過ぎていきました。
ラオスの歴史や、そこで今を生きる子どもたちの暮らしと現実問題、貧しく恵まれない学校環境で懸命に学ぶ子どもたちの様子が、ハートフルな宍戸先生の語り口で見事に展開されていきます。

瞳を輝かせて学ぶ・・現地の子どもたち。
70年間も戦争のなかった日本で生きる私に、生きることとは、夢を持つこととは、学ぶこととは・・それぞれの本当の意味を無言で問いかけているようです。



さて、後半はトークタイム。
テーマは「夢や希望を育む大切さ~語り合おう 子育てについて~」です。
「いじめ問題の解決の糸口」や「人に役立つ人間になるための夢と希望を育む大切さ」について各グループごとに話し合いました。

バーチャルの世界ではなく、人間どうしの生きた世界で、心で痛みを感じ泣き笑い喜び、そしてまた生きていく・・。
人や生き物の死に向き合うことで、人の最も人間的な前頭前野(心の中心)の共感脳部分が発達していくかもしれない。

他者への深い関心は、子どもの夢や希望を育む後押しとなるはず。
他グループの発表を伺いながら、たくさんの気づきがあったひと時でした。

なぜ学ぶの・・?

子育てをする上でいつも信じてやまない私の心の声は、現地(ラオスNGO代表:ブアラぺ・チュンタボンさん)の言葉を借りて確信となり、これからも支えとなりそうです。

“The most important thing is being valuable to others than studying.”
(最も大切なことは、勉強することよりも人の役に立つ人間になること)
身につけた能力を、子どもたちも私も人のために!

会場には、東日本大震災後、福島と現地を行き来した復興のこいのぼりが掲げられていました。
言葉は通じなくても、人と人との交わりで得られる記憶は、生涯心の宝物として輝くはずです。



ここだけでお伝えきれない先生の生の声は、ぜひラジオ福島で!
私も楽しみにしております。



さて。
今年(平成29年)10月15日の福島県PTA研究大会・・場所は、ここいわきにて開催されます。(詳しくはこちらPDFより⇒
私の担当は、第二分科会(研修活動)Aでの提言です。
昨夕はアリオスにて、打ち合わせがありました。
この8年間の研修での実践報告を、パワーポイントを使って初プレゼン(笑)。
担当先生のご協力を得て大筋もできましたので、これからキャプチャーづくりをします。


はぁ~。
どうか無事・・滞りなくできますように☆

皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。



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