2016年9月26日月曜日

三猿叡智

徳川家、初代将軍家康公をおまつりした神社・・栃木県は“日光東照宮”といえば、「見ざる聞かざる言わざる」の三猿が有名です。
子どもたちも学校行事が目白押しの今学期、先日次女が訪れた研修先はその日光でした。
年頃なのと性格も相まって、ちょっぴりツンデレではありますが(笑)、家族への土産に気を配るのも彼女らしさの表れです。

喜びと感謝と・・それから私の目を引いたのは、大事そうに抱えてきた盆皿でした。
木の皿に、手彫りで三猿を施したもよう。
元々下絵があるものへ、生徒たちは各々に彫っていったそうですが、手に取った家族は思わず笑みがこぼれました。
平たい木皿の温もりと、お猿さんの愛らしさがたまらない(笑)。
和モノ好きの彼女の宝ものになりそうです。


大人になると、いや、ひっとしたらそうなる前の段階から、
(見なきゃよかった・・聞かなきゃよかった・・あ~ぁ、言わなきゃよかったな・・)
なんて、誰しも時々あること。
この盆皿を見るたびに、彼女だけではなくて私自身も戒められそうです。
子育ても夫婦関係も人間関係も。

他者の嫌なところは「見ざる聞かざる言わざる」で。
自分の内面は、もっと見て、心に聞いて、言って(行動して)みて・・(笑)
出来ると思ってやってみたいね・・というのが、盆皿を手にしての家族皆の思いでした。

それにしても、このお猿さんたち・・笑っているよう♪
笑顔って、どんな時も一番に大切なのかな、とも思います。

色んなことを円満にする、三猿叡智をいつも心に留めておきたいものです。


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