このフランス語を直訳すれば、“生きること(生活すること)はアート(芸術)である”という意味らしいのです。
暮らし方も生き方も心豊かに過ごそうとするフランス人の、美意識の高さを感じずにはいられない言葉のように受け取られます。
日本的な美の概念ならば、“わびさび”や“あいまいさ”が代表的なところなのかな。
その国の、その人ごとの、こだわりや好きを追求して生きていく小粋なライフスタイルは、フランス人でも日本人でも常々私は憧れを抱きます。
(自分の好きって何だろう・・。)
心地よいもの、こだわりを持つもの、恋い焦がれるもの。
ほぼ直感的に目と心を奪われる有形無形のモノたちが頭に浮かんできます。
今日の生花レッスンは、“花の都”パリを感じさせてくれるような素敵な色使いと個性的な花材でシュトラウス(花束)を形作りました。
ダマスク柄のシートやサテンリボンでのおめかしも、レッスンの一部です(笑)。
青ドラセナと華やかなバラ(ザ・テレサ)のコントラスト、それから柔らかな花弁を持つトルコキキョウとのコンビネーションにうっとりします。
個性的で美しいな・・と思うのは、粒々のベンケイソウと小ぶりのカラー(ピンクハート)。
薄黄色のガーベラ(マリブ)も、程よいアクセントになりました。
涼しい一日だったので、持ち帰り後もくたびれていない様子で嬉しいです。
久しぶりに、フレッシュフラワーの“気”をいただきました(笑)。
花の美しさ、個々の尊さ、好きにはなれなかった切り花になぜか“命”を感じること。
聞いてくれる誰かに、言わずにはいられない今日です。
0 件のコメント:
コメントを投稿