日本の四季を代表する紫陽花が、今年も咲き始めました。
花を愛する人は、とても手間をかけます。
手を尽くし過ぎても放任過ぎても、枯れてしまうときは諦めざるを得ないけれど、それでもいつも気にかけています。
生命力を感じるうちに、土壌を整えて元気になる姿を見届けることもまた、楽しみだそうで・・。
母の育てる紫陽花は、息を吹き返した水の器。
先ずは、彼女が大好きだというカシワバアジサイから。
この姿を見るまで、コーン状の紫陽花の存在を私は全く知りませんでした(笑)。
白い紫陽花って、花言葉は「寛容」だそう。
全てを包み込む込みそうな純白の様相が素敵。
夏空にパッと打ち上げられたような雰囲気です。
その名も「墨田の花火」。
紫陽花って、中央の粒々が“花”だそうで、花弁に見えるところは実は“萼(ガク)”。
いつ何時見ても、私には花弁にしか見えない美し過ぎる萼(笑)。
ガクアジサイ・・花言葉は、「謙虚」。
紫陽花と言ったら、やはり王道の“手まり咲き”。
グレー一色の雨空と、艶やかな赤色紫陽花のコントラストが元気をくれます。
花言葉は、「快活(元気)な女性」。
この色味なら意味を知らなくても見ているだけで納得です(笑)。
そして、最後は我が家唯一の手まり咲き。
5年位前に夫が購入してきた紫陽花が、今年も徐々に色付き始めています。
年々大きくなって、鉢替えしても割れそうな勢いなので、昨年地植え。
うっかり花を切り落とすことを忘れていたので、今年は咲かないかと心配していました。
小ぶりの開花だけれど、健気に咲く姿にちょっぴり感動です。
今年は、きちんと剪定しなくては(笑)。
青系紫陽花・・花言葉は、「辛抱強い愛情」。
冷淡に見えるもの(人)ほど、実は耐え忍び強い愛を持ち合わせているのかと思います。
雨が似合う花、紫陽花。
徐々に色が変化する様も目を楽しませてくれます。
紫陽花の写真を撮りながら、傘をさしてピチャピチャ登校していた幼き日を思い出しました。
今は、花を眺めながら子どもたちの背中を送り出す番です。
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