2016年5月1日日曜日

硝子のミュゲ

雨は上がったかな?
もう、5月になりました。
今月と10月は、気温と湿度のバランスが丁度良くて大好きな月。
新緑の季節になると大気も自然の浄化作用が働くのか、春特有の霞がなくなってきて視界がクリアになる気がします。

5月1日は、フランスでは「スズラン(フランス語でミュゲ)の日」だそうで、愛する人や身近な人にスズランを贈って幸福を祈るのだそう。
フランス独自の素敵な文化だと思います。

子どもの頃学校帰りにランドセルを背負ったまま、庭先の純白の花をスズランだと思って眺めていた記憶があります。
あの時の花は、「スノーフレーク(別名:鈴蘭水仙)」だということを、大人になってから知りました。
長年の謎が解けてスッキリ(笑)。

それから新婚時代の旅先・・小樽で購入した思い出の硝子細工は、淡いピンク色のスズランです。
震災の時に、花器が倒れて柄の部分がポキッと割れてしまいましたが、補修して飾り続けています。
仕事場のキュリオケースに人知れず佇む、私たちの守り神。
人の出入りを20年近く見届けている、硝子のミュゲです。



旭川のあるホテルラウンジには、この時期スズランが惜しげもなく飾られていました。
バラやジャスミンと並んで、香りも素敵なスズラン。
女性の憧れ、クリスチャン・ディオールの名香“ディオリッシモ”は、上品でやさしいスズランの香りがベースだそうで・・トップからラストノートまでの想像が止まらなくなります(笑)。

ミュゲの花言葉:幸せの再来

月が変わっても、いつもの日常が私やあなたに幸せを運んでくれますように。

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