2017年6月23日金曜日

Petit Arrangement ~自分を知るために~

たまには自分だけのために。
先日の花束で使えなかった短すぎるものを、いつものごとく束ねた・・ちょこっとアレンジ(笑)。
このグリーン系のカーネーションって、大好きなのです。
薄紫色のトルコキキョウと花びらの質感も同じ。
ここに中間色のペタルを入れてデコレーションしたら・・夢のオンブルケーキ(グラデーションケーキ)が出来そう♡・・などと、スイーツの妄想をしてしまいました(笑)。

両手にちょうど収まるくらいの小さなアレンジに、とても癒されています。

6月もあと一週間で終わり。
本当に毎日過ぎるのがとても早く感じています。
毎日いろいろあるな・・。
辛いこともあるけど、でも楽しい。
生きているって証拠だから。



この頃ブログの写真をInstagramにそのまま載せています。
海外の方や異なるフィールドで活躍される方のワンフォトを覗くのがとても楽しいのです。

こういったデジタル日記もそうですが、自己表現の一つであるInstagramには、日常の一コマや、何か一つのテーマを決めて極めている人も・・。
たった一枚の写真を通してセルフプロデュースする術やセンスがこれでもかというほど伝わってきて、私自身とても勉強になっています。
自分を知る・・そんな一つのきっかけにもなっているのです。

言葉を通して、自分の考えや思いを相手に伝えるって難しいけど・・出来ないことではない。
例えば、頭の中はマインドマップのように、この花を見てたくさんのことを思い浮かべています。
私はどちらかと言うと・・どんな場面でも言葉(単語や文)で浮かぶほう・・。
姉のようにデザインとか質感とか・・色や絵でたくさんのことが浮かんでくる人もいれば、匂いや味覚で思い浮かぶ人も・・。
きっとそれがその人にとっての、適した表現方法だと感じるこの頃です。
同じものを見て、何を感じるのだろうか・・。
時々不意にそんなことを家族に聞いています。
彼にとって、子どもたちにとって、物事スムーズにいかせるには、どんな方法が自分らしくてふさわしいのかなって。
きっとそれを知れば、もっと生きやすくなるような気がしています^^!


2017年6月22日木曜日

初夏のコンポジション~Sunflower Panier~

向日葵って、こんなに素敵だったかしら(笑)。
そして今日のようなお日さまが、良く似合う。

花一つひとつの良さと構成、それを自分の中で再確認しながらの今週の生花レッスン。
初夏のパニエアレンジを作りました。


フレッシュグリーンと鮮やかな黄色でまとめた自然な姿になりました。
この向日葵の名は、"サンリッチ オレンジ"だそう。
名前の通り太陽の恵みをたくさん受けたような鮮やかな色です。

この他も、レモンやマンゴーもあるとのこと。
美味しいそうな名前ににっこり!


そしてその向日葵の強さを中和してくれるのが、クリスマスベルこと"サンダーソニア"。
ユリ科の仲間なのに下向きの表情が、雰囲気違いで可愛らしいです。
ちょっと動かすと、コロコロって(笑)。
細いステムにベルが揺れています。



グリーンはいつものブプレリウムに、枝ものとしてキソケイ(黄素馨)を投入。
とても清々しくて見ているだけですっきりとした気持ちになります。
ほぼ花を落としていますが、嬉しいことに、ほんの少しだけ残っていました。
このキソケイ、ジャスミンの仲間だけあって、エキゾチックな芳香がします。
微かに香る・・大好きな匂い。


花器として用いた籠も、シャビーシックな作りで素敵。
アレンジした後持ってみると・・これが意外と重いのですけどね(笑)。

梅雨の真っ只中、ここだけ夏がやって来たような晴れやかさです。
いつものことながら、私は夏が苦手・・でも、花から広がる夏のイメージは大好き(笑)。
心地よいことを思い浮かべながら、乗り切りましょう、この夏も!





2017年6月21日水曜日

JUKE BOX・Diva's Best Mix ~音楽と私~

"音楽と私"なんていうと、レポートでも作成できそうな感じですが・・(笑)。
気持ちのスイッチを変えられるツール、それが私のとっての音楽です。


購入した時からどこへ行くのも一緒なのが、この"JUKE BOX"。

大好きな曲ばかりがハウス・カヴァーになっていて、歴代の歌姫の名曲がずらりと並んでいます。

どれも本当に大好きでこれが一番・・なんて言えないのですけれど、最後に収められたアリシア・キーズの名曲"If I ain't got you"は私の花時間を支える一曲でもあります。
あなたがいなければ・・。(原曲はこちら)


ピアノと彼女の歌声も素敵ですが、こちらのスムースミックス・カヴァーではアコースティックギターの、もっとスローなメロディーです。


今日も"JUKE BOX"をBGMに、自宅で花遊び。

手元では来月のコラム作品を作りながら、音楽を聴いて、頭の中で写真に添えたい言葉をざっと挙げています・・。

雨の一日、室内で聴く音楽が心地よいです。



音楽がなくても生活はできるけど、私は無理。
ジャズのような、サンバのような・・初めて知った時は、それはそれは衝撃だった"ボサノヴァ"。
そしてジャズやブラック・コンテンポラリー。
いつも音楽に支えられ、生きる希望を見出しています。


それから子どもたちも、私が好きなアルバムを好きになってくれるので(私も子どもたちからたくさん教えてもらっています)、一緒に喜びを分かち合えることも嬉しいのです(笑)


洋楽も邦楽も、音楽ってその時の思い出まで鮮やかに蘇ってくるから不思議。
交わした言葉、笑顔、涙、心の中の想い・・喜びと切なさと、時には勇気までいただいて。

暮らしに音楽が欠かせません。

2017年6月20日火曜日

美味しいお土産

先日姉が帰国しました。
渡仏中、彼女も立ち寄ったノートルダム寺院では、数時間違いで過激派テロの事件があったとのこと。
日本にいると比較的穏やかな日常に、危機管理能力も麻痺しがちな昨今ですが、背筋が凍るようなそんな話を直に聞くと、震災の時のことを思い出しますし、常に有事に備える心構えだけは忘れてはいけないな・・と思います。


さて、それはそうと。
お土産が送られてきました。
美味しいもの、他にもフランスといったら私はコレ!というようなもの。
折角なので別々に撮って記録します(笑)。
何が嬉しいかって、無事に帰って来てくれたこと、彼女との趣味が一緒のこと、そして外国製品のパッケージはデザインや彩色の具合、レタリングがとても勉強になるということ。

乳製品が有名なノルマンディー地方らしい、美味しい品々。
バターはもちろん格別ですけど、初めて口にしたキャラメル・・絶品でした♡



近頃、娘が嬉しいことを言ってくれます。
「お花でも、洋菓子レッスンでも、お母さんのフォトが欲しい~!」と。
我が子にそう思ってもらえるのは、何よりとても嬉しくて、ポストカードのような一枚をひそかに夢見る単純な母です(笑)。
たっぷりと時間が取れる日常ではないので、写真撮りばかりは出来ない・・だから、いつも思いつくままのフォト記録ですが・・。
もちろんこの分野に関しても憧れの巨匠がいるので、彼の作品を見ると何かと勉強になっています。
またこの話はいつの日かするとして・・。

別なお土産フォトも、日を改めて。
・・我が子に気に入ってもらえるような一枚を頑張ろうっと(笑)!

2017年6月19日月曜日

Beauty and the Beast ~映画と涙活~

多分、私は感化されやすいのだと思います。
深紅のバラを、一本買って帰宅した昨日ですから。

ディズニー映画『美女と野獣』は、数年前に観たフランス版のそれとはまた異なる素晴らしさがありました。

丘の上で唄うエマ・ワトソンの姿に、昔観た"サウンド・オブ・ミュージック"のジュリー・アンドリュースが心なしか重なります。
真鍮の燭台や時計、ティーカップ、ワードローブまで動き出して・・。
今回の映画は、ディズニーらしいなと思う、とても夢のある演出でした。


見窄らしい老婆(本当は美しい魔女)から渡される、一輪の薔薇。
それを見かけの醜さで跳ね除け、結果、野獣に変わってしまった王子。
真実の愛で魔法が解けるという、お馴染みのおとぎ話ですが・・今回も涙がぽろぽろ溢れました。
でも個人的には、フランスの女優"レア・セドゥ"がベルを演じる『美女と野獣』が好きかな。

本筋は変わらないのにね、不思議。
マレフィセント、シンデレラ・・。
おとぎ話の実写版って、観ていて本当に楽しいです。



映画の後は、カフェで一服。
きっと感動と興奮のあまり、瞳孔が開いたままではないのかな・・と思うほど、いつも映画館を出た後は、体も心も高揚状態(笑)。

涙活。
定期的に、私は必要です。

本で、音楽で、花で、スイーツ・・(これは泣かないか)、そして映画で。
自分自身の本来の感性を呼び戻すために必要だと思えるし、そして何よりデトックス効果あり(笑)。

次は何を観ようかな。




2017年6月18日日曜日

Dear Dad Bouquet ~ノスタルジック・スパイラル~

日曜なのに、訳あって今朝は早起き。
朝の時間は、花時間にも似た・・とても心静かで、一日の中でも自分らしく居られる時間です。
こんな早朝に、日記を書くのも悪くないかも(笑)。


さて・・今年の父の日は、ノスタルジックカラーでまとめたスパイラルブーケを。

馴染みのスターチスがこんなに可愛らしいなと感じたのは初めてです。
カサカサと乾いた音がするこの花を、所々に混ぜ込みながら束ねると、一層素直な気持ちが溢れ出てきます。
平和の象徴である黄色も、懐かしさ溢れる色味の小花(笑)。



いつか綴った憧れの人
父の日なのに、を思い浮かべながらのミニブーケ作りはときめきが倍増します(笑)。
花材の豊富さや、もちろんプロのフローリストとしての技術の高さ、それから彼のフレンチシックな抜群のセンスはいつも私の頭のどこかにあって、お会いしたこともないのに花を通してドキドキするのは・・いかがなものか(笑)。


たったこれだけの花材を螺旋に組むのに、あたふたしている私。
グランブーケをものの見事に作られる・・そういう匠の艶姿は、山の頂を目指すような気持ちに私をさせて、勇気を分けて貰えるのです(笑)。


一つひとつの色が、父との思い出。
いつか霞んでいく記憶を、花といっしょに束ねました。
花をアレンジするのは、気持ちをまとめ上げ相手に贈り出したり、私の心に留めたりすることと似ています。


父がいなければ、今の私の価値観は生まれませんでした。
そんな彼に、まだまだ生きてね!と願いつつ。


いつか、憧れの人が束ねるような、そんな素敵な花を贈りたい。

今日もここに・・花が生きています。





2017年6月17日土曜日

つばめ物語

仕事場にひと巣、それから自宅にふた巣。
何年も前にツバメがどこからともなくやってきて、巣を作り出しました。
5月になるとその
巣の手直しから始まって、雛鳥が巣立つまで・・今年もドラマティックな日常が繰り広げられています。
もちろん必ず落とし物をしますので、人間サイドはその対策に追われますが(笑)。

初めてやって来たツバメの赤ちゃんが巣から落ちた時、手助けしたことがありました。
弱っていたり人間の匂いが付くともう駄目なのか・・生命力なのか・・。

小さくてまだ温もり残る雛の最期を、手の中で看取ったことも。

とにかく夫婦仲良くて、見ていて心打たれます。
卵を産み、ママツバメが巣の中でじっとしていると(抱卵)、パパツバメはその傍に居てくれるし、逆もまた然り。
巣の傍の雨樋にじっと佇んで、雨の日でも巣に入らないツバメは、卵を温めている相方を夜通し見守っているようにすら感じます。


そして卵が孵ってしばらくすると・・ちょぼ毛の雛鳥が顔を出し始めます。
今年も可愛い6羽の兄弟姉妹たちが生まれました。



子育ては夫婦の共同作業であること・・。
この子たちを育てるのに、パパ鳥もママ鳥も一生懸命な様子です。
うっすらとしか見えないのか、向きも分からず、ただ口のみ大きく開く赤ちゃんが可愛い。
ちゃんと餌はもらえたかな・・?


両親が餌探しに飛び回る間は、ご覧のとおり声も出さずに大人しく待っている子どもたち。
この写真は、今週の火曜の姿です。
だいぶ大人びてきました(笑)。


ママかな?パパかな?
巣に帰ってくると、もの凄く賑やかな声で鳴き始めます。
それは決して耳障りなものではなく・・むしろ、私は心地よい(笑)。
もう、しっかり視界も広がって、親鳥の姿を確認できているように感じます。

子どもたちのこの位置は決まっているのかしら。
右端にいる子は、きちんとご飯を貰えているか心配になっちゃう(笑)。


この辺りからのこの子たちの育ち具合は、一日と言えないものがあります。
既に巣の中は窮屈そうで、羽を少しずつバタつかせて大きさもママ鳥と大差なくなってきました。


そして今日は、こんな姿。
この頃カメラを向けると目が合います。
気付かれないようにそっと撮るなんて、絶対無理(笑)。

この子たちの間借りに私自身も慣れ始めた頃、毎年巣立ってしまうので寂しくなります。

いよいよ明日あたりかな・・。
来週かな。
さよならって、やっぱり寂しい。

また来年会いたいね。

いつもあなたたちには元気を貰っています。
みんな無事に生きてくれますように。


・・と思ったら、別な巣にツバメが入り出しました(笑)。
つばめ物語は、もうしばらく続きそうです。