2017年5月1日月曜日

砂糖菓子のような白小花たち~イベリス&雪柳~

大好きな5月に入りました!
始めて数か月たつ"Instagram"も、今日は"恋人たちの出会いの花"でもある"スズラン(muguet)"の写真が目につきます。
フランスで「ミュゲの日」の今日は、大切な人たちの幸せを願う日・・。
私も硝子のミュゲを見て、パートナーシップの大切さを感じているところです。

さて、春は花盛りで、写真のアップが追いつきません(笑)。
それはとても嬉しいことで、贅沢なことで、生きていて良かったな・・と思う細やかな悦び。
これまで使っていたカメラの最期を迎えてひどく私は悲しんでいましたから、サンタさんが新しいカメラをプレゼントしてくれたことは、年明け早々最大の悦びでした(笑)。
スマートフォンとデジタル一眼レフとの交互使いの毎日ですけど、決定的に違うのは、今回もファインダー付のカメラを選んで覗いて撮ること。
この"覗く"というアクションが、顕微鏡を覗いているようでワクワクするのです。
ミクロの世界までは到底到達しない、花を愛でる観察方法(笑)。
その子らしく撮りたくて、日々の写真撮影を楽しんでいます。

このイベリス・・その名も英名"Candy tuft"!
砂糖菓子のような小花特有の可愛らしさがたまりません。
陽の光が好きでくるっと顔をねじらせてみるので、当然まっすぐ伸びない。
花言葉"甘い誘惑"に負けそうな、小悪魔的な可憐さに惹かれます。


それから春を告げる花・・雪柳も既に写真のピークを過ぎて、新緑の季節に相応しい若葉一色になりつつあります。
手に取ると小指の腹の乗るくらいの、直径一センチにも満たない花形。
こんなに小さいのに、完璧なフォルムなのです。
先日の強風に煽られて散ってしまっても、こうやって写真に残した枯れない花図鑑を眺められるので嬉しい限り。

花と我が子が重なります。
花の成長は子の成長と共に・・私の悦びです。


2017年4月30日日曜日

ガーデン風シュトラウス ~たっちコラムvol.15~

2017.4月号(No.95)のこどもたっちコラムです。

フラワーアレンジを習う上で、ひそかに思い描く夢・・いつか自分で育てた草花で、自然を日常に感じられる「シャンペトル(田舎風)ブーケ」を作ること。

そこにはメインの花以外に、実もの、枝もの、小花たち、ハーブや蔓状のグリーンをたっぷり入れ、中でも欠かすことはできない“グラミネ”と呼ばれるイネ科やキビ科の穂状草で、エアリーな雰囲気を醸し出したいと思う・・。

そんな理想を胸に抱きながら、それとは対照的な基本の「シュトラウス(手の中で組む小さな花束」をサクサクと仕上げることが、先ずは小さな目標です。



完成後の花束自体が自立するように花材を螺旋状に、それから蝶が舞うようにゆったり組むのが作る上でのお約束。

張りのあるグリーン"マルバルスカス"や"ストック"の甘い香りを取り入れたら、どことなく庭から摘んできたイメージに・・。
実際花壇から頂いてきた"スノーフレーク"は、スズランと似ている可愛らしい別花です。
一見カモミールと見間違えそうな"マトリカリア"や"ホワイトレースフラワー"の小花で、優しさも加味してみました。

2017年4月29日土曜日

Original Cupcake

春休み中に伺いたかった、洋菓子レッスン
粉もの大好きな私と子どもたち、バタークリーム好きな彼の要望に応えたくて、ようやく伺えた先日です。
今回は愛しのカップケーキ作り♡
大好きな海外ドラマや映画にも登場したものですから、もう、気分はひとり"Magnolia Bakery"でした(笑)。
仕上がりのケーキは、こちら。
敷き紙を変えるだけでも雰囲気が変わります。


クレームパティシェールとイタリアンメレンゲを混ぜ込んだバタークリーム、これがまた美味しい!
惜しげもなくナッツをふんだんに使った焼き菓子とお茶のほろ苦さで、作りたてのカップケーキもさらりとお腹の中に消えてしまいました(笑)。



自宅で食すると、リラックスしているせいか・・また美味しさも格別です。
市販のお菓子にはない、味の優しさを感じます。

私も満足ですけれど、家族に喜んでもらえるのがやっぱり一番嬉しい。


お持ち帰り用として、ミニケーキをパッキングして下さった先生のお心遣いに感謝!
当日は、くらし随筆のご担当様と、バトンを渡す彼女も来てくれたので、ミニサイズを味見して頂きました(笑)。

それから久しぶりに、NY仕込みのカップケーキの本を読みたくなって、書棚から取り出してきました。
人生後半、これから大切にしたいことは、いかにストレスを溜めずして心地よく生きていくか・・。
そのお手伝いをしてくれる、洋菓子レッスンとなりそうな予感です。
またまた、来月へと続く・・。



2017年4月28日金曜日

あなたを待っていた~Dogwood~

どれだけ心配したか、あなたを。
すぐに花咲くと思っていた私・・。
春夏秋冬、いつも忘れずに思っていました。
頭の片隅にいつもいて、重い病気をしたのじゃないかと心配したけど、どうやら息はしているようだから、ずっと見守るだけでした。

白花を買わなかったのは、あなたの色が好きだったから。
買う前からずっと決めていたの。
植えるなら、薄紅よりも濃い色にしようって。
元気が出るのです、この色を見ると・・。


そう言えば昨日は、友人のブログを読んで"聴色"(ゆるし色)の存在に胸ときめく。
毎日、何を見てもこの頃ときめき続きなのですけれど、特に日本の伝統色に関しては、絶妙なニュアンスカラーに更に名がつけられていることに、いつも驚きうっとりします(笑)。
我が家のハナミズキは、果たして何色というの・・?

心に染みこんでいく色。
消えそうになる気持ちを熱く思い出させるような・・色。

2017年4月27日木曜日

カンパニュラと芍薬の花束

いつもの定位置に、ちょこんと置くには立派過ぎて困ってしまう・・と嬉しい悲鳴(笑)。
今週のレッスンは、使用した花材が大きいので、支える左腕もちょっぴり痛くなりました。
仕上がりは、大胆なのにエレガント。
すくっと立つのに優しくて、でも、本当は見た目ほど柔じゃない。
そんな理想的な“女性美”あふれる花束です。


別名"5月のバラ"こと芍薬は、息を飲む美しさです。
生薬としてもお馴染みで、見た目も中身も女性に優しい花。
生花ではないですが、ピオニーの香りと言えば、私はロクシタンのオードトワレ
甘過ぎず媚び過ぎず・・そんな香りを纏いたくなる時、お薦めです(笑)。
はらはらと花弁が散る姿も絵になる花は、ファインダーを覗くとまるで絵画のよう。


同じピンク色でも、対照的なのがカンパニュラ。
こちらは控えめな可愛らしさで、両手で包みたくなります。
風鈴草の名の通り、優しい音を奏でそうなベル型です。
透き通るような花弁が涼やか・・。



ビバーナムやカラーだって、たくさんその魅力を話したいのに。
いつか別なアレンジの時に、悦びをシェアしましょ♡

花束って、ずっとずう~っと特別なものだと思って生きてきました。
でも、自分で抱えてきた花束を見て思うのは、もっとごく自然に花を身近に溶け込ませていきたいということ。
これからの時期、スーパーの花コーナーでも芍薬を見かけます。
僅かな花材でもシンプルで美しくて・・花のある暮らしをいつも夢見る(笑)。
花は、今の私にとって、生きていく活力です。





2017年4月26日水曜日

苧環(オダマキ)発見!

"灯台下暗し"とは、まさにこのこと(笑)。
よその美しさに目が行って、手元の美しさに気付けない。
あれだけ、昨年見たいと思っていたオダマキが、敷地内の花壇・・片隅でひっそりと咲いていました。
この花に至るまでのきっかけは、父のカタクリの群生話から。
何も観光してきたわけではなくて、いつも当番でお寺の守りをする光景の中で、見つけたカタクリの花が「満開で素敵だよ!」と呟いたことから始まりました。
その話を受けた母曰く・・「我が家のオダマキも最高ですよ!」と。
(・・もっと早くに知りたかった。。。)

それにしても。
カタクリとオダマキ・・全く別な花なのに、引き合いに出すのはどうして(笑)。
背丈と色が似てなくもないですが。

オダマキの色・・こちらは高貴な紫色です。
よくよく考えてみたら、通学路・・道端の意外な場所から生えていたかも(笑)。


絵に描いたような形です。
ボタニカルアートをもし描くことが出来るのであれば、きっと素敵に収まりそう。
既に描かれたものを買うのは好きなのですが、ね。
絵心かぁ・・・。
植物の姿を如実に描ける・・そんな人が羨ましい(笑)。

2017年4月25日火曜日

Kitao Lunch

私的なランチデートは、本日"Kitao"で。
共通点があるから気が合うのか、真逆の二人だから気が合うのか。
気負わずに話せる間柄・・というのは、本当に疲れない(笑)。

年も同じなら、笑いどころも一緒です。
ある種の感覚が近くて、共感できる。
だからといって馴れ合いの関係ではなくて、時に感じる男気も、それはそれで心地よい。
時々思うのですけれど・・
女性でも男性でも、本来の体の性とは異なる内なる性が垣間見れるとき、その意外性に驚きますが、それも魅力の一部となって面白い。
人としてのその人の魅力。
彼女の目には、いつも私はどんなふうに映るのでしょう(笑)。

Kitaoさんの素敵な食事と空間のおかげで、寛げましたし元気が出ました。
それから、今日もありがとう。
美味しかった、楽しかった、あなたのおかげで確かめられた。
話せば答えが自ずと出てくる、コーチングランチ、コーチングディナーとなるのが不思議です(笑)。
そういう存在でいてくれることに、感謝してます。
またね、また今度!