2016年6月21日火曜日

瑠璃色の花束~Baby's breath & Delpininum~

昨日レッスンの花材は、Delphninum(デルフィニウム)とかすみ草の2種類のみ。
デルフィニウム(マリンブルー)は瑠璃色とラベンダー色で涼しげです。

Delphninumの語源は、ラテン語でイルカを意味するDelphinus(デルフィーヌス)。
花の蕾がイルカに似ていることから名前がついたとのこと。
繊細な花弁なので水が抜けやすいけれど、再びつけるとたちまち元気になります。
深い海・・瑠璃色の優しい雰囲気を醸し出している花です。
同じ種類のマリンブルーには、ピンクや水色もあるそうです。
グラジオラスや金魚草のような穂状花序(すいじょうかじょ:長い花軸に柄のない花を穂状に付ける配列をした花)が、デルフィニュウムの本来の咲き方。
アレンジで使用しているのは、スプレー咲きなのでふんわりとしたボリューム感があります。




かすみ草は一昔前の流行のイメージがありますが、昨今のブライダルでは人気の花材だとか。
香りという香りはしませんが、あえて言うなら芳しくはないアンモニア系の匂い。
だから好みがわかれるのかな。

私は、ふんわりした優しさが大好きです。
英名は、“Baby's breath”。
赤ちゃんの微かな寝息が聞こえそうなほど、可愛らしくて繊細な小花です。

瑠璃色の優しい花束完成!
透け感と寒色のおかげで、涼しげな気持ちになれます。




2016年6月20日月曜日

What's this? ~GrassPenStand~

昨年の父の日プレゼントは、マスコットキーホルダー“ひつじのショーン”(笑)。
長女が仕切っての贈り物は、年男だった彼への、“ありがとう&頑張ってね”祈願でした。

そして今年は、次女が仕切り番。
生き物、植物が大好きな彼女のセレクトは、こちら。
?何だろう?
観葉植物?育てる系?


実はこれがペンスタンドだと知って、皆でびっくり。
夫の無機質なデスク周りに、小さな癒しがやってきました。
試しにペンを立ててみたら、思った以上の安定感です。
仕事の合間に目をやると、にっこりしたくなります。

私には持ち合わせていない、子どもたち独自のセンスが大好き。
ありがとう。




2016年6月19日日曜日

Father's Day Strauss

実は、身内にモノを贈る時が、実益も兼ねた一番の練習だったりします。
義父は数年前に他界したので、実父がたった一人の父となりました。
老いてくると、欲しいものはなくなってくると言います。
きっと私にもこれから言えることなのでしょうけれど、必要なのは時間と健康。
生き方も暮らしも、どんどんシンプルになる父へ、今日は自作の花束を贈りました。


店先では、茄子紺のトルコキキョウとパステルグリーンのカーネーションが、私の目を惹きました。
小さなどんぐりのような可愛らしいライトグリーンの実は、ヒペリカム。
どんどん熟していけば、真っ赤になるのかな?
触るとツルツル固くて、暑い夏でも耐えられそうな強さを感じる実です。

お部屋に飾ってね・・と言うと、
「まだ、仏さまにはなりませんよ(笑)」との返事が。

小さな花束は、祖父母の眠る仏壇へそのまま飾られました。
そういうところが、とても父らしいと思うのです。

ヒペリカムの花言葉:悲しみは続かない

人一倍私を心配する父へ。
幼いころからの素の私は変わらないけれど、今はどうにか母になりました。
子を思う親の気持ちが分かるこの頃です。
だから、娘を思う父の気持ちはそのまま受け止めようかと思います(笑)
いつまでも生きてください、出来れば元気で。
穏やかにこれからも過ごせますように。




2016年6月18日土曜日

H28年度 男女共同参画週間オープンセミナー参加者募集

6月は、食育、環境、そして男女雇用機会均等月間。
中でも、国は6月23日~29日を「男女共同参画週間」として、各種事業を実施しています。
いわき市では、この週間中に、新たな参画へのきっかけづくりのために、「男女共同参画週間オープンセミナー」を実施します。

Wing編集委員も、皆で手分けして全国大会や市内セミナーへ出向いて取材です。
今年のオープンセミナー。
基調講演は、いわき明星大学 教養部 菊池 真弓 教授をお招きしての、「ワーク・ライフ・バランスの実現~自分らしい生き方のために~」です。

それからお二方による市民活動報告があります。
先ずは、農家レストランぷろばんす亭 代表 永山 千代子 氏による「農家レストランぷろばんす亭のあゆみ」。
続いて、特定非営利活動法人 Commune With 助産師 代表 草野 祐香利 氏による「女性活躍推進モデル事業活動報告」です。

仕事も生き方も、私たちの励みになるお話が伺えるのではないかと楽しみです。

詳しくは、いわき市ホームページより、「男女共同参画週間オープンセミナー」の募集ページをご覧ください。こちら




2016年6月17日金曜日

Amethyst color wreath

季節の花は、バラから紫陽花へ。
仕事場の飾りを変えようかな・・と思って作りはじめた紫陽花リースがようやく完成しました。
作りはじめるとわくわくするので、制作するときはひたすらその時間を大切にします。

メインカラーは、“sweet lilac”なる甘いアメジストカラー。
明るいグリーンやブドウの葉も溶け込ませたので、ナチュラル感も出るかな?(笑)
手持ちのストライプリボンでおめかししました。
ピンク色のニッチ壁紙も、リースを引き立てるのに一役買っています。
大きさは直径30センチぐらい。
プリザーブドとアーティフィシャルの量感あふれるリースです。


ぐるっと一周まわって、途切れることのないリースは、平和の象徴。
角のない丸いフォルムは、作っていても仕上がりを見るときも終始穏やかな気持ちです。

毎度のことながら一番難しいと思うのは、自分の持つイメージ通り写真に収めること。
被写体をそのものらしく撮るのが目標だけれど、自己流フォトには限界が(笑)。
少し色を抜いて遊んでみたら、祈りたくなるような一枚になりました。
マザー・テレサの言葉を添えて。


Peace begins with a smile.
平和は微笑みから始まります。

自然の奏でる美が、もっと多くの人の心を穏やかにしますように。



2016年6月15日水曜日

水の器~紫陽花いろいろ~

いわきも、一昨日梅雨入りです。
日本の四季を代表する紫陽花が、今年も咲き始めました。

花を愛する人は、とても手間をかけます。
手を尽くし過ぎても放任過ぎても、枯れてしまうときは諦めざるを得ないけれど、それでもいつも気にかけています。
生命力を感じるうちに、土壌を整えて元気になる姿を見届けることもまた、楽しみだそうで・・。
母の育てる紫陽花は、息を吹き返した水の器。

先ずは、彼女が大好きだというカシワバアジサイから。
この姿を見るまで、コーン状の紫陽花の存在を私は全く知りませんでした(笑)。
白い紫陽花って、花言葉は「寛容」だそう。
全てを包み込む込みそうな純白の様相が素敵。


お次は、ガクアジサイ。
夏空にパッと打ち上げられたような雰囲気です。
その名も「墨田の花火」。
紫陽花って、中央の粒々が“花”だそうで、花弁に見えるところは実は“萼(ガク)”。
いつ何時見ても、私には花弁にしか見えない美し過ぎる萼(笑)。
ガクアジサイ・・花言葉は、「謙虚」。


紫陽花と言ったら、やはり王道の“手まり咲き”。
グレー一色の雨空と、艶やかな赤色紫陽花のコントラストが元気をくれます。
花言葉は、「快活(元気)な女性」。
この色味なら意味を知らなくても見ているだけで納得です(笑)。


そして、最後は我が家唯一の手まり咲き。
5年位前に夫が購入してきた紫陽花が、今年も徐々に色付き始めています。
年々大きくなって、鉢替えしても割れそうな勢いなので、昨年地植え。
うっかり花を切り落とすことを忘れていたので、今年は咲かないかと心配していました。
小ぶりの開花だけれど、健気に咲く姿にちょっぴり感動です。
今年は、きちんと剪定しなくては(笑)。
青系紫陽花・・花言葉は、「辛抱強い愛情」。
冷淡に見えるもの(人)ほど、実は耐え忍び強い愛を持ち合わせているのかと思います。


雨が似合う花、紫陽花。
徐々に色が変化する様も目を楽しませてくれます。

紫陽花の写真を撮りながら、傘をさしてピチャピチャ登校していた幼き日を思い出しました。
今は、花を眺めながら子どもたちの背中を送り出す番です。


2016年6月14日火曜日

構造的

昨日のレッスンお題は、「構造的」。
“植物の材質感によって表面構造を表現する構成”を学ぶものでした。
花、葉、茎の表面の材質感の特徴と違いを理解する。
それらを意図的に組み合わせて、効果的な配置・配列を理解する。

共同形態が自然的なら、こちらは人工的(非自然的)。
長方形の器に、オアシスをデザインカットするところから、繊細な作り込みが始まりました。


優しいピンク色スプレーローズの名は、サクラザカ。
繊細なグリーンは、アルケミラモリスとブプレリウム。
同じ色味は、スプレーマム。
木いちご“ベビーハンズ”の葉は器底に、微かに見える程度です。
紫系統の花材は、野趣あふれるアストランティア(名はローマという)、固い蕾はビバーナムティナス、そしてふわふわのスモークツリー。
特徴のある材質感をもった植物素材が勢揃いです(笑)。

器の形体と材質感も生かしながら、柔らかな茎が痛まないように優しく挿していきます。
出来上がった作品は、和と洋がほのかに調和した感じです。
どれか一つでも欠けてしまったら、きっと器の中が寂しくて完成しないアレンジかな・・と思います。

花材と質感のマッチングがとても新鮮な花時間でした。