2016年3月15日火曜日

Long Eclair

生まれて初めてエクレアを口にした小学生のころの記憶が、まだ鮮明に残っています(笑)。
シュー生地にクリームを入れるだけなら味の想像は出来るのに、コーティングされたチョコレートとの好相性に子どもながらに驚き・・細長い形にもびっくり。
味や食感の記憶から、昭和時代の懐かしい思い出までもが蘇ってきました(笑)。

昨日のホワイトデー。
父からのお返しは、地元洋菓子店“パティスリー グランブルー”さんの全長30㎝もある“Long Eclair”でした。
先月は娘たちと気持ちばかりの手作りクッキーをプレゼントしただけなのに、気持ちもボリュームも倍返し。
毎年のこととは言え、かたじけないやら嬉しいやら。

不在中の上の子の分は、妹たちのお腹の中にしっかり入り消えてなくなりました(笑)。
甘いものをいただくと、みんなにっこり笑顔になります。

「おじいちゃん、ありがとう!」



孫の顔を眺める横顔が、エクレアよりも甘くて可笑しくなります。
高度成長期の真っ只中を、生きてきた父。
エクレアに昭和の匂いを感じるのは、年老いてきた父が徐に箱を差し出したから。
近い関係ほど、こんな心遣いがとてもありがたく感じます。

私が出来る親孝行があるとすれば、そばで子どもたちの成長を見届けてもらうこと・・かな。
昨夜に引き続き、今日も下の子は父の部屋で眠るそうです。
只今、リュックにお泊り支度準備中・・(笑)。
(いってらっしゃい。おじいちゃん、よろしくね。)


2016年3月14日月曜日

リセット~White Eustoma~

三寒四温・・。
今日も冷たい雨となりました。
満開の梅の花も寒そうです。
長女が朝早く長崎へ向かいました。
学校の研修旅行なのですが、初の九州ということもあり、数日前からソワソワ。
あちらの天候はどうかな・・と気になります。
加えて妹二人のお留守番劇はどうなることやら。
年が離れているとは言え、口喧嘩をしたり仲良く添い寝したり・・今日も目覚めから賑やかにやってくれました(笑)。

さて、午前中はWing44号の梱包作業でした。
刷り上がったばかりの匂いと、ひんやりする冊子の手触りが心地よい(笑)。
配布部数を確認しながら箱詰めしました。
無事仕上がり、安堵のため息が漏れます。
そして、次号へ向けての軽い打ち合わせも行いました。

スキマの買い出し時間に、何気なく花コーナーを覗いてみたら、真っ白なトルコキキョウ(ユーストマ)と目が合いました。
時期(初夏~初秋)ではないのに、手に入り易い素敵な花です。
ステムが細くてふんわりと広がる花びらが、とても上品に感じます。
またここしばらく生花教室へは行けない日が続いているので、花ロス・・軽めの禁断症状です(笑)。
いつもの場所に、ザックリ入れてみたら凄くさわやか。
す~っと体の力が抜けました。





日常は、小さな「選択」と「山・谷」の繰り返しです。
時には登り下りに苦労する山や、なかなか這い上がれそうもない谷に落ちてしまうこともあるけれど、元の軌道に戻っては心をリセットします。
昔はこれが結構難しく感じました(笑)。
「考えるけれど、考えない。」
色んな事をリセットする術を夫にも習って、とても生き易くなりました。

くもりのない白いユーストマ。
今日の私・・そのままの花です。
やりたいこと、やるべきこと、どんな時もクリアな状態で向き合いたいので、一旦、リセット。
花を見て対話するちょっとの時間が、心に元気を与えてくれます。

そしてまた、変わらない日常へ向かいます。


2016年3月13日日曜日

いわき WOMAN FESTA 「どん底からのキャリア論」吉岡 マコ氏

本日の「いわき WOMAN FESTA」は、NPO法人マドレボニータ 代表 吉岡マコ氏を講師にお招きしての、有意義な3時間となりました。
東京大学大学院にて運動生理学を学び心身の健康について研究されていた時分、ご自身の出産経験から心身の産後ケアの大切さを痛感。同時にヘルスケアプログラムを開発、研究・実践を重ね、その後現在に至るまでの18年間、普及や啓蒙活動に力を注ぎ続かれています。
※吉岡氏のプロフィール・・詳しくはこちら (NPO法人マドレボニータ HPはこちら

「マドレボニータ」とは、スペイン語で“美しい母”を意味するのだそう。
清濁併せ持った人としての美しい母がふえれば、世界はもっと良くなる・・。
母となった女性が子育ての導入期に抱える3つの家庭内リスク(①産後うつ ②夫婦の不和 ③乳児虐待)は、誰もが抱え得る可能性があります。
新しい命を産み育む母親にこそ、適切な産前・産後ケアが不可欠であることを再確認しました。

女性が社会復帰をするためは、血縁・婚姻の関係に閉じない子育てに視点を向けることも大切。
自分の価値観って?産後のリハビリはどうしたらよいの?
熱を帯びたまま、“いわきWOMAN FESTA”は後半の“ワールドカフェ”へと突入です。



4人で一つのテーブルに着席、議論。その後、数回座席をチェンジしながら各々のテーブルで議論。最後は自分の島(テーブル)に戻りテーマのまとめに入ります。
職種や年齢を超えた交流は、お互いの戸惑いや価値観に触れることが出来たのでとても嬉しかったです。
欲を言えば、世界中を渡り歩いて、もっと見識を広めたかったです(笑)。
“ワールドカフェ”の時間もまた、瞬く間に過ぎました。

同じテーブルでご一緒させて頂いた吉岡氏より。私の心に響いた一言があります。
「こういった言語化する機会と仲間がいれば大丈夫。ここから始まるよ。」

今日は沢山の気付きと貴重なお時間を共有させていただきありがとうございました。
また、機会があった時にはぜひいわきへお越しくださいませ。
心からお待ちしております。

※いわき市の取り組みについて
 子ども・子育て支援サイトはこちら→
 産後ケア事業のご案内はこちら→

2016年3月12日土曜日

Mini Chocolate Pie

夕食後に、上の子たちが作っていました。
先日私が友だちから聞いてきた“簡単チョコパイ”です。
冷凍パイシートにカットしたチョコを入れるだけの手軽さなので、すぐさま娘たちは飛びつきました(笑)。
写真手前は、長女作のミニクロワッサン擬き(笑)。3cmの超ミニサイズ。
今夜は試作だそうで、皆で出来たばかりの熱々をパクリ☆


市販の、あのお菓子にそっくりな食感・・。
むしろサクサク感は倍増!
と~っても美味しかったです。

子どもたちとキッチンに立つと色々思います。
直近の問題は長女のこと。
我が家では最初に巣立つ予定だけれど、何かと大丈夫かしらって(笑)。
どうにかするよ(笑)との彼女の言葉を信じつつ、今日も遠巻きに眺めるのでした。

それはともあれ、教えてくれた友だちに感謝。ありがとう!


2016年3月11日金曜日

Memorial~仏花アレンジ~

東日本大震災から5年。
沢山の命を失いました。

時間が過ぎても、あの時の恐怖や戸惑いは記憶から消えることはありません。
反対に、気付いたこと得たものもたくさんあって今に至ります。

自分が信じるものは何かをはっきりと知ることが出来ました。
それを次を生きる子どもに伝えることは、絶対に必要で大切なことです。
きっとこの先も色んなことがあるだろうけれど、もしその時隣にその子が信じるべき大切な人がいるのなら、心を重ねて乗り越えて欲しいと思います。

我が家にとって3月は、大切な人を亡くして偲ぶ月。
ずっと繋がっている命に感謝する月。
見守られているな・・と思う月。

花アレンジを覚えた今、仏壇にお供えしようと思います。



タッセルには、祈りを込めて輪にしたパールを通しました。
合掌して天を仰ぐは“デルフィ二ウム”、今日もまっすぐ前を見てまた生きられるように“ダリアや濃紫バラ”の意志の強さを正面に。
花には悲しみや喜びを表現したり、人の気持ちを代弁してくれる力があると思います。
心を静かに癒してくれる力も・・。

東日本大震災で亡くなられた方のご冥福を心からお祈り申し上げます。

2016年3月10日木曜日

花の宝石箱~L'écrin Flower~

これから、花の季節です。
私は気が向いたら時期になるとプランターにちょっと寄せ植えするぐらい。
お手入れは花好きの母や叔母、私とのコンビで。一緒に園芸コーナーを覗くのも大好きです。
夢中になって花の栽培をしているわけではないけれど、それでも限られた空間にきれいに咲くと嬉しくなります。
育てた花、いただいた花、買ってきた花を一番美しい状態で長く楽しむことが出来たらいいのになぁと思っていました。

そんな夢を叶えてくれるのが、“レカンフラワー”です。
“レカン”とは、フランス語で“宝石箱”のこと。
花を立体状態で乾燥させ、美しさを自然色のままに留めて装飾するフラワークラフトです。
今日はアトリエNATURAにて初レッスンでした。
先ずは、初心者のためのブルジョン(つぼみの花)コースから・・。



乾燥した花を初めて手に取りましたが、そっと扱わないと壊れてしまいそうなくらいに繊細。
今後作品に使用する花の乾燥を、自分で施してみるのもレッスンの一つなので、とてもワクワク(いや、内心ビクビク)します(笑)。
家族に言わせると、私は力加減を知らずよくものを壊してしまうらしいので、こんな可憐な姿に変身した花と、この先お付き合いできるかどうかも不安。。。

でもね、楽しいのです。
オルネフラワーと並行して励んでみます。
早速これから花摘みして、乾燥作業に入ります(笑)。


2016年3月9日水曜日

Angel Pot~First Kiss~

昨日は朝から鼻の奥がむずむずして、何だか涙目・・。
風邪気味な状態からもなかなか抜け出せず、ひょっとして花粉に反応している?と疑いつつも、騙しながら一日を過ごしました。
そして、今日の雨模様。
こうも気温差が激しいと体調管理が難しくなります。これ以上酷くならないように気付けなければ。

先日、高さ15㎝ちょっとの手のひらサイズの“Angel Pot”にプリザーブドをあしらいました。
花をセットする部分は貝殻のくぼみになっています。
後日、目上の方にお嫁入りするプチアレンジです。

フランスの画家、“ウィリアム・アドルフ・ブグロー”の「First Kiss」。
イメージはそのプリント絵画から。
忠実さという点では元々の作品より少し雰囲気は変わりますが、この額絵の柔らかな色合いが大好きです。
彼の描く天使や少女の絵は、肌の質感が柔らかくて優しくて見ているだけで癒されます。




天使モチーフ、石膏、薔薇、パール、サーモン・マカロン・アプリコットピンク。
額のトリミングにレタリング。
自分の好きがいっぱい詰まったフォトとなりました。

作ったものを見送るのは喜ばしい反面、名残惜しい気もしますが。
写真を撮って、気持ちを切り替え一先ず完結です。
記憶媒体に残して、いざ次へ(笑)。