すっかり正月の気分が抜けたところで、明日から学校が始まる末っ子の宿題と持ち物の準備を今日は見届けました。
初めて経験する書道も、よく頑張りました。
途中・・泣き出すかな?とも思いましたが、毎日一時間ほど練習をして描くこと数日。
どうにか仕上げ用までたどり着き、本人以上に親の私がほっと安心しています(笑)
子どもたちと過ごした冬休みは、何だか体が重いです(笑)。
毎日軽めの雑炊とお新香で、しばらくは過ごしたい。。。
そうは言っても、手元に美味しそうなものがあるとつい口にしたくなります。
今日は夕食後の甘味として、“羽二重餅”をいただきました。
本来、正月といえば“花びら餅”。
初釜の茶事では馴染みの、求肥や丸い白餅に甘く煮た牛蒡と味噌餡をのせ、半月型に仕上げた菓子です。
柔らかな白餅からうっすらと透ける紅色がとても美しく、純白の雪、早春の梅の花や枝ぶりを彷彿とさせます。
歴史は平安時代までさかのぼるという・・とても雅やかな菓子です。
年によっては、そんな季節限定の菓子を届けてくれる叔母が、先日石川県と福井県へ出かけてきました。
そして今回彼女からの土産の一つが、“羽二重餅”。
日本を代表する絹織物の“羽二重”の軽く柔らかな様を表現した、なんとも上品な菓子です。
よもぎの香りがほのかに口の中に広がります。
絹織物といえば、地元福島県では川俣シルク“フェアリー・フェザー”が、世界一薄い絹織物として有名です。
人の手がないと生きられない蚕。
家畜化された蚕は、野生では生きられないと言います。
小さな繭から繊細な生糸ができて、素敵な絹織物になるまで・・それが中国で始まり“シルクロード”の確立で、東西の交易が盛んになって日本に伝えられていく歴史にも、とても興味深いものがあります。
高速ネット社会の昨今、自宅にいて取り寄せられないものは無いのではないか・・と思うほど、国内外問わず欲しいものがいつでも手に入る便利な世の中になりました。
でも、旅の土産話を聞きながら、その土地の菓子を味わうのも良いものです。
今夜も冷えます。
北陸の寒さは如何ばかりか・・。
太平洋側に住む我が家でも、今週辺りいよいよ冬将軍の到来かな。
心して生活しなくては。
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