2017年4月10日月曜日

母の支え~くらし随筆(9) いわき民報~

ある程度期間の決まっている子育てというのは、先も見えるし、精神的な疲れもひょっとしたら子の成長を感じられることで、癒されていくのかもしれないです。
それに比べて先の見えない介護は、心と体の疲れが子育てとは比べ物にならないくらい大きいのだと思います。
それが日常となると、自分の置かれている状況を客観的に思う気持ちすら麻痺して、鬱積していく・・。
介護される側の尊厳と同じくらいに、介護する側の心身のケアは大切です。
当たり前のことだけれど、これがなかなか難しい。
いわき市社会福祉協議会の皆さまには、当時、本当にお世話になりました。
母が17年間介護をし尽くせたのは、そう言った第三の手があったから。
今でも私は鮮明に覚えています。
入浴サービス後祖母を囲んで、介助員の皆さまと過ごした和やかなお茶のひとときは、母だけではなく家族にとって心の休息時間でした。
植物を育てる楽しみを教えて頂いてからこれまで、そして今なお、花は母だけでなくそれを教えてもらった、孫である私の支えにもなっています。
子育てが十人十色であるように、きっと介護の現状も様々です。
私自身もっと世の中を知って、機会があれば可能な限り社会参画していきたいと思っています。



2017年4月9日日曜日

Spark Joy ~ときめく春プリザ~

そうそう。
フォト整理をしていたら、うっかり記録忘れの一枚が・・(笑)。
先月のフレッシュフラワーレッスンをお休みしていた時のもの。
忘れ物受け取りと、生花を買いに教室へ顔を出したら可愛らしいプリザーブドフラワーのアレンジがありました。
いつもとは異なるレッスンだったようで・・指をくわえて帰宅するのも何でしたので、記念に写真を一枚。
ピンク色でまとめられた愛らしい作品でした。

英語に全く疎い私が、この頃"Spark Joy"という言葉にときめいています(笑)。
『人生がときめく片付けの魔法』の著者、"こんまり"さんこと近藤麻理恵さんの片付けの基本は、ものに対して"ときめく"か否か。
彼女の本が英訳された中で、翻訳された方がこの"ときめき"を"Spark Joy"と表現されたことに、素敵~♡!と感動したのです。
作りそびれたこちらのアレンジは、私にとってはまさに"Spark Joy=ときめき"そのモノでした。


ときめきって、その瞬間心の中で放たれるまばゆいばかりのきらめきを、心で感じ取れる幸せ(笑)。
こんまりさんの仰る、ときめくか、ときめかないかは、自分に関わる全てにおいて大切なことだな・・って思います。
物を手にするとき、人と接点を持つとき、会話するとき、何か道を選ぶときも。

逆に残念ながら元々ときめかないときもあるけれど、そんな時は私はしばらく注視して様子を伺うことにしています。
目の前にあるもの、ひと、道に、本当に"ときめき"は見つけられないのだろうかと。
自分の未熟さや未知の部分が"ときめき"に変わる時もあって、それはまた新しい世界を知る一歩に繋がるので、自分の価値観だけに閉じこもるのも、もったいないなと思ったり(笑)。

さて、明日はどんな花たちに出会えるかな・・。
レッスンに行けるとなれば、前日からワクワク。
もう休みましょう・・おやすみなさい^^☆


2017年4月7日金曜日

ランチデート

天候に恵まれた昨日の小学校始業式とは打って変わって・・小雨の今朝。
クラス分けが気になる次女は、いつも通りの早目の登校です。
私はひとり、後から車を走らせました。
専ら素に戻れるBGM・・ジャンルは問わないので、気になればそれを飽きるまで聴く方なのですけれど、この頃気になるのはSachimosサウンド
若い彼らの音楽には大好きなacid jazz系の香りがあって、なぜか惹かれてしまいます。
季節や気持ちで変化する音楽の話も、・・ハナシダシタラキリガナイ(笑)。

さて、高校入学式を無事終えた後は、娘とのランチデートへ。
大好きな"fruits peaks"で美味しい時間を満喫しました。


大切な人、美味しい食事、大好きな音楽、いつもの花。
それと・・甘い時間があれば、私は満ち足ります。
きっと、この三年間もあっという間に過ぎてしまいそうな気がして、すでに感慨深く・・。

宝石を散りばめたような互いのフルーツタルトを並べたら、ちょっぴり晴れ間がのぞいてきました。

また持ちましょう、ふたりの時間。
一歩ずつ近付けて叶えましょう、あなたの夢。


2017年4月4日火曜日

Spring Greetings ~桜と篆刻(てんこく)~

高校入学を目前に、小学校時代お世話になった先生からのお祝いメッセージを受けて、次女が春だよりを送るそうです。
昨年の今頃は、見上げる桜を描いていました。
こちらも桜ですが、今年は心持ち大人びて見えます。
水彩絵の具でうっすらと・・。
よく見れば薄緑色の葉まで。
ここに文字をのせると、背景の桜が小憎らしいくらいに効いているのが分かります(笑)。

"春秋に富む"次女が羨ましい。
・・若いっていいな、希望に満ちたこれからを過ごせるって素敵(笑)。


自分で石に篆刻(てんこく)した印を仕上げに押しました。
書道で使うから、彼女は自分で彫った印を3個も持っている。。。
私にもいつか作って欲しい~!と願わずにはいられません(笑)。
でも、肝心の印泥が我が家にはありませんでした。
家庭用朱肉で代用させたことが、ちょっぴり悔やまれます。
彼女のために買おうかな・・。

2017年4月3日月曜日

ダブルケア~くらし随筆(8) いわき民報~

育児と介護を同時に行う「ダブルケア」。
内閣府の資料を参考にすれば、ダブルケアを行う者の推計人口は25万3千人。
全体の8割を30~40歳代が占めていると言います。
そのうち男女別にみれば、女性は男性の約2倍で16万8千人(男性は8万5千人)。
働く女性が増える中での晩婚化・晩産化がその背景にはあるというけれど・・。
参照資料)内閣府男女共同参画局:育児と介護のダブルケアの実態に関する調査報告書

障がいをもつお子さんをケアしながらその兄弟・姉妹を育てることも。
育児をしながら配偶者が何かの理由で倒れ、それに加えて自分の親をもケアする三重苦に陥れば、それはまた、トリプルケアとも言えるのでしょうか。
40年近く前、母が身を置いた「ダブルケア」の現実を思い起こせば、それこそ社会的支援の充実という意味では、当時は基盤づくりの時期だったかもしれません。

数か月前、年老いた男性がご自身の息子さんの車椅子を押す姿を目の当たりにして、言葉では言い尽くせない想いが胸の中に広がりました。
母だけでなく私の家族は・・身に起きた試練を乗り越えるのに、17年間、ただひたすら走り続けていたような気がします。
介護し始めた昔の母の年を、優に超えた私。
昨年、亡き祖母の23回忌法要を無事終えた今、大人になって知る現実や考えることが沢山あります。



2017年4月2日日曜日

星に願いを

今なお、心に響くメロディー。
かれこれ70年以上も前の曲・・。
ディズニー映画「ピノキオ」でコオロギ(ジミニー・クリケット)が歌う主題歌としてもお馴染みの名曲"星に願いを"。
ピアノ練習曲として今回何曲か宿題が出た中で、連弾では"茶色の小瓶"の他にこの曲がありました。
さてさて、三女は弾きこなせるかな(笑)。


子どもたちとの連弾レパートリーを増やしたい(笑)。
ただそれだけの理由で、私も先生パートの譜面読みに早速取り掛かりました。
ページをめくると曲が途切れるので、とりあえずコピーしたものを画用紙に貼り出して、かなりラフですけれど・・簡易楽譜の完成(笑)。
今夜早速イントロ部分を合わせてみましたが、やっぱりステキです♪
ポロンポロンというアコースティックピアノの響きが心地よい。
練習は大変ですが、このハーモニーの美しさにうっとりするので、また頑張ろうかと思ってしまいます。
彼や姉たち、祖父母の前で小さなアンサンブルコンサートを目論んでいます。
茶色の小瓶もありました・・私も練習頑張らないと(笑)。

2017年4月1日土曜日

4月の朝

子どもたちとの春休み・・今年は、久しぶりにゆったり目覚めています。
次女は課外がないので、私のお弁当作りもお休み中。
彼が仕事へ遅刻しないように、逆算して朝ごはん準備をしています。
しばらくベッドの中でごろごろ・・まったり。
頭と体が覚醒してから、キッチンに立つ時間もまた心地よいです。

時間を気にしないって、束縛感もなくこんなに心地よいものだとは(笑)。
小花たちに迎えられる、4月初日の朝。
曇り空の今朝はちょっぴり肌寒いですが、コーヒーが一段と美味しく感じられました(笑)。


ゆるりと流れる時間の中でぼんやり考えていたこと・・。
生きていると人並みにいろんなことがありますけれど、結局、自分は本当のところどうしたいか・・やはり最後はそこにたどり着きます。
この春休み中のように、惰性で体を起こすのも気持ちはよいけれど、このまま続けていてよいのかな?とも思います。
いつまでも結論の出せなかったことに、年度内に気持ちの清算が出来ました(笑)。
清々しい気持ちになれたのは、無理なく生きたくて心の声に従ってみたから・・。
あとは前を向いて歩いていく新しい朝を、毎日迎えていくだけです。

次女の花たち
こちらも、小さなブーケに組み直しました。
いつもと同じ自分でも、仕切り直しするたびに新しく生まれ変わる気がします。
私、花といっしょ。
きっと誰もが、花といっしょです。
新年度、自分の歩みで生きていこうっと。