2017年4月2日日曜日

星に願いを

今なお、心に響くメロディー。
かれこれ70年以上も前の曲・・。
ディズニー映画「ピノキオ」でコオロギ(ジミニー・クリケット)が歌う主題歌としてもお馴染みの名曲"星に願いを"。
ピアノ練習曲として今回何曲か宿題が出た中で、連弾では"茶色の小瓶"の他にこの曲がありました。
さてさて、三女は弾きこなせるかな(笑)。


子どもたちとの連弾レパートリーを増やしたい(笑)。
ただそれだけの理由で、私も先生パートの譜面読みに早速取り掛かりました。
ページをめくると曲が途切れるので、とりあえずコピーしたものを画用紙に貼り出して、かなりラフですけれど・・簡易楽譜の完成(笑)。
今夜早速イントロ部分を合わせてみましたが、やっぱりステキです♪
ポロンポロンというアコースティックピアノの響きが心地よい。
練習は大変ですが、このハーモニーの美しさにうっとりするので、また頑張ろうかと思ってしまいます。
彼や姉たち、祖父母の前で小さなアンサンブルコンサートを目論んでいます。
茶色の小瓶もありました・・私も練習頑張らないと(笑)。

2017年4月1日土曜日

4月の朝

子どもたちとの春休み・・今年は、久しぶりにゆったり目覚めています。
次女は課外がないので、私のお弁当作りもお休み中。
彼が仕事へ遅刻しないように、逆算して朝ごはん準備をしています。
しばらくベッドの中でごろごろ・・まったり。
頭と体が覚醒してから、キッチンに立つ時間もまた心地よいです。

時間を気にしないって、束縛感もなくこんなに心地よいものだとは(笑)。
小花たちに迎えられる、4月初日の朝。
曇り空の今朝はちょっぴり肌寒いですが、コーヒーが一段と美味しく感じられました(笑)。


ゆるりと流れる時間の中でぼんやり考えていたこと・・。
生きていると人並みにいろんなことがありますけれど、結局、自分は本当のところどうしたいか・・やはり最後はそこにたどり着きます。
この春休み中のように、惰性で体を起こすのも気持ちはよいけれど、このまま続けていてよいのかな?とも思います。
いつまでも結論の出せなかったことに、年度内に気持ちの清算が出来ました(笑)。
清々しい気持ちになれたのは、無理なく生きたくて心の声に従ってみたから・・。
あとは前を向いて歩いていく新しい朝を、毎日迎えていくだけです。

次女の花たち
こちらも、小さなブーケに組み直しました。
いつもと同じ自分でも、仕切り直しするたびに新しく生まれ変わる気がします。
私、花といっしょ。
きっと誰もが、花といっしょです。
新年度、自分の歩みで生きていこうっと。


2017年3月30日木曜日

家族の癒し花~Table Flower~

三女のアレンジは、本人が大好きな紫系花材がメインのラウンドスタイル。
アクセントになるブルーリボンも、自分で選ばせてもらったよう(笑)。
スプレーマム、カーネーション、トルコキキョウの花弁の形がどれも異なっているので、リズムがあって見ていて楽しいです。
真ん中のカーネーションの薄い黄緑色が、トルコキキョウの蕾とリンクしています。

テーブルの上に置いても邪魔にならない高さのアレンジなので、ずっと食卓の上に飾っています。
家族の癒し花・・子どもの作ったアレンジは、私が持ち帰るものとは異なる優しさがあって愛らしいです。


ほんの数輪・・異なる花材でアレンジした仕上がりを見て、私は色々と学ぶことが多かった・・。
真剣な眼差しと笑顔と。
花に触れている子どもたちの横顔が忘れられません。

2017年3月29日水曜日

Chinoiserie Arrangement

時は17世紀中頃から18世紀。
西洋文化に、東洋(中国)の趣味や美意識を反映させた美術様式・・"シノワズリ"。
この言葉を初めて知ったのは、結婚したばかりの頃でした。
大学を卒業してから、籍を入れて長女が生まれるまで、とにかく私は自分身丈のワンピースを飽きもせず縫い続けていました。
夏に纏うサンドレスのとある生地を、姉が「あなたの見立ては、シノワズリーね!」と呟いたそのひと言から、オリエンタリズムの素敵さに開眼。
花鳥風月、ブルー&ホワイト、透し模様、柳の枝に飴色のインテリア。
あくまでも当時の西洋人から見る中国様式への憧れは、何となく身勝手な美しさを感じつつ、情緒的で甘美なものもあって新しい感覚でした(笑)。
先日の次女のアレンジは、自分で個性的なミリオンバンブーを選ぶあたりに東洋好きの拘りが感じられて彼女らしいと思います。
仕上がりを見せて貰って感じたのが、その"シノワズリ"感。
ヨーロピアンとオリエンタルテイストの融合アレンジは、花に関しては私には全くない感覚でした(笑)。
ラナンキュラスもスプレーマムも彼女好みの花材たち。
本人は全く意識もせずあしらっていた感じですけれど、何だかまとまっていて素敵です。


これこそ、私が子どもたちと持ちたかった花時間です。
彼女の感性に、花が遠慮なく響いてくること。
妹のアレンジにも目を配らせ、完成した花たちを前に、帰宅後も互いに褒め合っていました。
長女が家を離れた今は、次女が何かと仕切る役回り。
フラワーアレンジを通して、姉妹仲良く愛で合えたことは、情感豊かなひと時です。
末っ子のアレンジは、また明日。

2017年3月28日火曜日

Various Colors ~十人十色のStrauss~

雨の花時間で始まった昨日・・月曜日。
フレッシュレッスンは、花束です。
先ずは持ち帰りはこのような状態(笑)。
ユーカリが入っていて、可憐な小花たちたっぷりの香る花束となりました。



最初にナチュラルな花たち・・マトリカリア、ホワイトレースフラワー、ライスフラワー、コデマリ、ユーカリを先に組んでいきました。
ラナンキュラスと、チューリップ"ファンタジー・レディ"は後挿し。
揺れるものと細やかな花材が対照的で、とても素敵です。
このラナンキュラスの色味がまたいい!
頬が上気したような花弁なので、魅惑的で目が釘付けになりました(笑)。
挿している最中からゆっくり開いて・・光なのか温度なのか、その感度にびっくり。
一方、八重咲きのチューリップはどんな花を開かせるのかな・・こちらも楽しみです。


昨日のレッスンには、娘たちも同行。
初参加の次女と一緒に、三女も素敵なアレンジを作ってくれました。
それぞれの作品の良さがあるので、次回・・出来上がりのアレンジは別々に記録します(笑)。

花は皆、色や形、香りが違うけれど、どれも全て素敵。
お互いが花束の中で引き立て合って、美しく佇んでいます。
(子どもたちもそんな風に育ってくれたらいいな・・。)
花カフェで美味しそうにランチを頬張る娘たちを眺めながら、心の中で呟きました(笑)。



2017年3月27日月曜日

一筆箋と季語帳~くらし随筆(7) いわき民報~

手書きの文字には、その人の心の温度まで伝わるような気がします。
それは文字の多さに比例するわけではなさそうだから、不思議です。
カードでも、もちろん思いの丈を綴る手紙でも、充分に伝わってしまう書き手の想い。
とにかく、言葉を贈るということは頭の中はものすごいエネルギーを使うわけで、就寝前に書こうものなら・・なかなか寝付けない(笑)。

長々としたためなくても、想いを手軽に伝えられる一筆箋の魅力が、今夜のテーマです。
短いからこそ気を遣うのですけれど、気持ちがぎゅっと凝縮される数行に、言葉の力を借りて、自分らしさをちりばめられたらいいな。
私が思う"季語帳"とは、いつでも引き出しを開けてセレクトできるような"言葉のネタ帳"です。
五感があるのだから、深呼吸して毎日を味わう。
それが生きていることの楽しみでもあるから・・。
ペンと季語帳をバッグに忍ばせて、今年は麗らかな春を満喫したいと思います。







2017年3月25日土曜日

ミモザのリース ~たっちコラムvol.14~

2017.3月号(No.94)のこどもたっちコラムです。

いくつもの小さな蕾が黄味を増して徐々に花開くと、今年も春がやって来たなと嬉しくなります。
ふわふわポンポンの丸いミモザに恋をして、家の片隅に植えてから、2年目の春。
昨年はカイガラムシに悩まされ、未だにその駆除が大変に感じるときもありますが、春風に揺れる姿を見ると心が弾みます。
花ごよみから食卓にもヒントを得て、"ミモザサラダ"もこの時期は登場します。
ミモザに見立てた刻んだ茹で卵を、ゆとりがある時には子どもたちに裏ごしさせて、更に粒状に。
柔らかな春野菜の緑色とミモザに見立てた黄身の彩りサラダ作りは、子どもも楽しめる春の食育スタイルの一つです。



さて、今月上旬。
国際女性デーの3月8日は「ミモザの日」。
イタリアでは愛する人や身近な女性へ、男性が日頃の感謝を込めてこの花を贈る習慣があるとのこと。
女性を敬う気持ちをこのミモザに託すとは、小粋でロマンチックで、何とも羨ましい話です。
今年も飾るミモザリースに誓うは、大切な人を尊敬すること。
春を運ぶこの小さな花が、忘れてはいけないことまでも私に届けてくれます。