2016年12月24日土曜日

木の実のツリー~ORNE~

オルネフラワーの宿題・・“木の実のツリー”が仕上がりました。
クリスマスにぎりぎりで間に合った感じです(笑)。

木の実とスパイス、それにワイヤーで作ったベルルドラードを入れての壁掛けツリーは、スリムな形なので僅かなスペースに飾れそう。
プランター部分に白樺の樹皮を用いているので、ナチュラルな雰囲気が強まって素敵です。


今日はクリスマスイブです。
サンタさんが誰であるのか分かっている上の子たちは、今年は物欲がないのか、お願いすることは目に見えないこと。
まだ何も知らない末っ子は、数週間前に手紙を書いてからずっと今夜を待ち望んで、朝からソワソワしています。
そんな姿を見ていたら、子どもの時に姉がサンタさんへ手紙を書いて送り、届いた返事のことを思い出しました。
(あの当時・・サンタクロース中央郵便局は存在していたのだろうか。)


今年もあと一週間で幕を閉じます。
一年間を振り返って・・思うことはいろいろです(笑)。
家族といつも通り過ごせる時間に感謝しつつ、自分の体を労わったり、来年の抱負を書き出してみたり。
先ずは、風邪をひいて声枯れしてしまったので、喉を大切にしなくては(笑)。
2016年のやり残しはあるかな・・。
キッチンに立ちながら、頭の中を整理しているところです(笑)。


2016年12月23日金曜日

絵本美術館のクリスマス~まどのそとのそのまたむこう~

さてさて。
本日最大の後悔は、只今カメラ代わりにしているスマートフォンを自宅に置き忘れて出かけたこと(笑)。

先日友人より、一枚の絵はがきを頂きました。
地元の幼稚園の園長先生が、園児たちのために建てられた絵本美術館「まどのそとのそのまたむこう」への招待状でした。(いわき市観光情報サイトより→
震災前に一度訪れたことはありましたが、今日は読み聞かせボランティアのママたちに声をかけて、我が家の末っ子も連れて行きました。

太平洋が一望できるアーバンな建物の中には、天井まで絵本が見事に並べられています。
「うわぁ・・。絵本がきれい・・。宝箱みたい。」
というのが末っ子の館内に入っての第一声でした。(現地ルポは、友人のブログにお任せ^^→
入口入ってすぐのクリスマスツリーは、不思議の国のアリスをテーマに装飾されていて、またこちらも素敵。
写真を撮れないもどかしさ・・。本当に歯痒かったです(笑)。
でもすぐにその後悔は、沢山の絵本を手にして喜びに変わりました。
世界の名物図書館に選ばれたこちらの絵本美術館は、子どもだけではなくて大人のオアシスでもあります。


あれ?カードの向きが逆になってしまったかな?(笑)。

4年前に他界された絵本作家モーリス・センダックの作品に『まどのそとのそのまたむこう(1981年)』があります。
彼の絵本は、非現実的で怖くてユーモアがあって・・作品ごとに絵のタッチも異なるのが魅了的。
『まどのそとのそのまたむこう』は、クラシカルな私好みの絵なので印象深かったのです。
館内を眺めていたら、この本にももちろん出会えます(笑)。

いつもの日常とは異なる風景に・・心癒されたひとときでした。

2016年12月19日月曜日

Fragrance of Spring ~Sweetpea Strauss~

実に困りました・・・。
いよいよ、私の相棒のデジタル一眼レフが最期の時を迎えた感じです(泣)。
不調を訴えてから、労わりながら使っていましたが、もう限界かな。
しばらくはスマホでの撮影・・。
とても便利できれいに撮れますが、一点をフォーカスするとき・・やはり物足りなさや限界を感じます。
どこまで美しく撮れるのか・・色々と挑戦ですが、その前にサンタさんにお願いしなければ(笑)。
クリスマス直前のこの願い、果たして聞き入れてくれるかなぁ~(笑)。

ということで、レッスン記録もその他も、しばらくはスマホフォトです。
今日は春の香りのする花束作りがお題でした。
何の香りかって・・。
大好きなスイートピーが入っています。
その名も“キャサリン”。
トルコキキョウとは一味違う花弁の柔らかさとフリルの美しさも、香り以上に大好きです。
花は全部好きですが、特に気になるものが入るとテンションが上がります(笑)。


間を埋めるグリーンはトゲトゲの雪冠杉なので、花を傷めないように注意を払ってスパイラルにします。
杉はしっかりとしたステムなので、とても組みやすく何となくスパイラルの要領も得てきた感じです。

店先には11月頃からすでにチューリップは出始めていますよ・・とのこと。
ケイトウだって夏の花なのに、未だにありましたし。
季節先取りのフラワーショップは、真冬でも花が枯れないように店内は冷え冷えとしていますが、色とりどりの花が並んでいて・・華やかです。

杉の香りとスイートピーの香り。
冬の厳しさとちょっぴり春の先取りした優しい花束が出来上がりました。


2016年12月13日火曜日

Brocante Style ~Under Proportion~

いわゆる低い位置に花材をアレンジしていく“アンダープロポーション”。
このタイプは受け皿をガラス製のコンポートにして、華やかな花材を置いていけば、エレガントな仕上がりになりそうな気がします。

昨日レッスンのフレッシュ花材はヒムロスギだけ。
あとはノイバラの実やコットン、ストローバインなど・・ドライを用いてアレンジしました。
容れ物には、ブロカントな雰囲気たっぷりのブリキ缶を。
“美しいガラクタ”が語源だという“ブロカント”には、物を愛して大切に長く使っていく、ヨーロッパ文化のこだわりや温かさを感じます。

今回は下地のオアシスには水を含ませていません。
ヒムロスギもいずれは枯れて、葉が茶色に変化していきますが、オールドライになったその時は、このアレンジも一層味わい深くなるのかな・・なんて思います。


一人暮らしを始めた学生時代。
AfternoonTea”で縁の柄が素敵なプレートを購入しました。
生まれて初めて自分用に買ったものなので思い出深く、結婚しても子どもが生まれても、とても大切に使っていました。

そして、今朝のキッチンで気付いてしまった(笑)。
プレートの縁が欠けていることを(泣)。
少しがっかりしましたが20年以上も私と共にあるので、多少欠けていようが、もうそのプレートのある景色が当たり前。
処分する気持ちには到底なれません(笑)。

花だけじゃなくて、物にも思い出がいっぱいです。
今夜は、初めてプレートを手にした時の気持ちが蘇りました(笑)。


2016年12月10日土曜日

優雅な煌めき

昨日のレッスンで見せて頂いた先生の作品。
入賞のお知らせは先生(アトリエNATURA)のブログで知っていましたが、実物を目の前に、その作品に費やした果てしない時間に驚き、手で紡ぎ出すワイヤーアートの美しさにうっとり。
暫く動けませんでした。
実際に目にした時の感動というものは、写真からも言葉でもなかなか伝えられないものです。
金と銀のワイヤーから、色々な植物を作り先生の感性でデザインしていく・・。
シェーネアルバイテンという技法の素晴らしさと美しさが、余すところなく表現されているように思われます。

写真とブログ掲載の許可を頂きましたので、村上 祐子 先生の作品をご紹介します。

公益財団法人 日本手工芸作家連合会主催 「第49回創作手工芸展」
入賞作品 草原の煌めき~永遠に~


ブルーグレーのファブリックが、とてもたおやか。
優しさと雅やかさと煌めきが、フレーム内には広がっていました。

いつものフラワーアレンジや私が現在習っているオルネフラワー・レカンフラワー他、シェーネアルバイテン以外にもポーセラーツ・押し花ギフト・ローラーワークス・・・と魅力的な作品が教室にはいっぱい。

先生の手が創り出す作品は、いつも私の憧れです。
これからもその世界を間近で見せて頂きながら、私もレッスンに励もうかと思います。



2016年12月9日金曜日

ディプロマ取得 ~オルネフラワー協会~

今日は久しぶりに先生の元へ・・。
前回訪れたときの、ボタニカルフレームから、季節は秋を通り越して冬になってしまいました(笑)。
2か月半ぶりの教室は、また何やら素敵な作品だらけ。
作ってみたいなぁ~と心を鷲掴みされたまま、公認校履修単位(5作品)のうち、二つ目を手掛けてきました。
私の日常は、末っ子が帰宅するまでの時間が勝負なので、今日も途中まで作ってあとは宿題です。
出来上がった時に、アップするとして。
本日はオルネフラワー協会のディプロマを頂いて帰宅しました。


卒業課題のリボンカフスの花束が戻ってきました。
時間をかけて作ることは、自分の限られた時間(命)をそこに注ぎ込むことなので、作品が戻ってきたことは、自分の分身が帰ってきた・・そんな感覚になり、とても嬉しいです。

私が、花やこういった装飾を始めるようになったのは、仕事場のニッチに飾れるものを自分の手で作ってみたいという小さな夢があったからでした。
同時に、男女共同参画の情報紙編集をしようと思ったのも、女性ばかりの我が家の仕事場の環境を良くしたい、働く側の彼女たちの置かれている社会状況をよく理解したい・・と思う気持ちからです。
したいことは、どちらも生計を立てている家業が原点だったのだと、ディプロマを頂いて再確認しています。
そして、そこから広がるこれからは、どんな感じになっていくのだろうか・・と。

今手掛けていることを、いずれは繋げていきたいです。
色んな人に出会って、これからももっと人に出会って、今はまだ見えない何かが繋がっていくこと。
自分の夢の輪郭を、ぼんやり描いています。

2016年12月8日木曜日

野らぼう

高校時代の同級生に、実に25年ぶりに再会してきました。
まわりまわって彼女の今を知って、ずっと会いたいと思ってようやく実現。
前から気にはなっていたけれど、今こそがベストタイミングだったのではないのかな・・と、帰り道思いました。
人口30万人を超える中核市のいわき市は、昔、大規模な市町村合併をしたのでとても面積の広い市になりました。
だから行きたい目的地がすぐそこでも、車で程よい時間運転します。
同じいわき市なのに分からない道もたくさんあって、私はまだまだカーナビが頼りです。
一緒に行きたいと言ってくれた編集委員さんに、目印は青色のクボタの看板ね!と前もって教えてもらっていたので、どうにか見過ごさずに到着できました。

そして・・目の前に現れたのは、田んぼに囲まれたビニールハウス「野らぼう」。
彼女が丁寧に焼き上げたお菓子と美味しいものが、その中には並べられています。
大学卒業後10年間都内の飲食業に身を置き、心も技も自己研鑽して地元に戻ってきた彼女。
同級生とは不思議なもので、どんなに月日が流れても、あの頃のように話せるものなのです。
差し出されたお茶がとても美味しかった!
あれも、これも、と話しが盛り上がりハウスの中に留まる事、私たちの滞在は・・2時間近く!(笑)。
本来の目的である米粉クッキー、プリン、ジャムは最後に手にして、幸せな気持ちで帰ってきたのでした。

被写体はいつも花関係がメインとなるこのブログ。
こんな素敵な名刺と、温もり溢れる彼女お手製の美味しいものたちを前に、どこに焦点をあてればよいのか迷います(笑)。


「これも食べてみて!」
と彼女に頂いたゼリーが、また美味しい。
クランベリージュースと水出し紅茶の二層仕立てになっていて、酸味と紅茶の上品な香りが心地好い味わいです。
5人家族の我が家は、美味しいものを見つけると争奪戦になります。
今朝は子どもたちに頼まれていたこともあって、カスタードプリンと米粉のフィナンシェは皆の口に届くように人数分求めました。
この頃小麦粉に敏感な長女も大喜びの米粉菓子が、私にも娘にもありがたいのです。

野らぼう経営の友人のステキな笑顔。
私はきっと彼女にまた会いに行ってしまいそう。
気構えず素の自分を出せて話せる・・。
彼女には、私をそんな気持ちにさせる不思議な魅力があります。