2016年6月19日日曜日

Father's Day Strauss

実は、身内にモノを贈る時が、実益も兼ねた一番の練習だったりします。
義父は数年前に他界したので、実父がたった一人の父となりました。
老いてくると、欲しいものはなくなってくると言います。
きっと私にもこれから言えることなのでしょうけれど、必要なのは時間と健康。
生き方も暮らしも、どんどんシンプルになる父へ、今日は自作の花束を贈りました。


店先では、茄子紺のトルコキキョウとパステルグリーンのカーネーションが、私の目を惹きました。
小さなどんぐりのような可愛らしいライトグリーンの実は、ヒペリカム。
どんどん熟していけば、真っ赤になるのかな?
触るとツルツル固くて、暑い夏でも耐えられそうな強さを感じる実です。

お部屋に飾ってね・・と言うと、
「まだ、仏さまにはなりませんよ(笑)」との返事が。

小さな花束は、祖父母の眠る仏壇へそのまま飾られました。
そういうところが、とても父らしいと思うのです。

ヒペリカムの花言葉:悲しみは続かない

人一倍私を心配する父へ。
幼いころからの素の私は変わらないけれど、今はどうにか母になりました。
子を思う親の気持ちが分かるこの頃です。
だから、娘を思う父の気持ちはそのまま受け止めようかと思います(笑)
いつまでも生きてください、出来れば元気で。
穏やかにこれからも過ごせますように。




2016年6月18日土曜日

H28年度 男女共同参画週間オープンセミナー参加者募集

6月は、食育、環境、そして男女雇用機会均等月間。
中でも、国は6月23日~29日を「男女共同参画週間」として、各種事業を実施しています。
いわき市では、この週間中に、新たな参画へのきっかけづくりのために、「男女共同参画週間オープンセミナー」を実施します。

Wing編集委員も、皆で手分けして全国大会や市内セミナーへ出向いて取材です。
今年のオープンセミナー。
基調講演は、いわき明星大学 教養部 菊池 真弓 教授をお招きしての、「ワーク・ライフ・バランスの実現~自分らしい生き方のために~」です。

それからお二方による市民活動報告があります。
先ずは、農家レストランぷろばんす亭 代表 永山 千代子 氏による「農家レストランぷろばんす亭のあゆみ」。
続いて、特定非営利活動法人 Commune With 助産師 代表 草野 祐香利 氏による「女性活躍推進モデル事業活動報告」です。

仕事も生き方も、私たちの励みになるお話が伺えるのではないかと楽しみです。

詳しくは、いわき市ホームページより、「男女共同参画週間オープンセミナー」の募集ページをご覧ください。こちら




2016年6月17日金曜日

Amethyst color wreath

季節の花は、バラから紫陽花へ。
仕事場の飾りを変えようかな・・と思って作りはじめた紫陽花リースがようやく完成しました。
作りはじめるとわくわくするので、制作するときはひたすらその時間を大切にします。

メインカラーは、“sweet lilac”なる甘いアメジストカラー。
明るいグリーンやブドウの葉も溶け込ませたので、ナチュラル感も出るかな?(笑)
手持ちのストライプリボンでおめかししました。
ピンク色のニッチ壁紙も、リースを引き立てるのに一役買っています。
大きさは直径30センチぐらい。
プリザーブドとアーティフィシャルの量感あふれるリースです。


ぐるっと一周まわって、途切れることのないリースは、平和の象徴。
角のない丸いフォルムは、作っていても仕上がりを見るときも終始穏やかな気持ちです。

毎度のことながら一番難しいと思うのは、自分の持つイメージ通り写真に収めること。
被写体をそのものらしく撮るのが目標だけれど、自己流フォトには限界が(笑)。
少し色を抜いて遊んでみたら、祈りたくなるような一枚になりました。
マザー・テレサの言葉を添えて。


Peace begins with a smile.
平和は微笑みから始まります。

自然の奏でる美が、もっと多くの人の心を穏やかにしますように。



2016年6月15日水曜日

水の器~紫陽花いろいろ~

いわきも、一昨日梅雨入りです。
日本の四季を代表する紫陽花が、今年も咲き始めました。

花を愛する人は、とても手間をかけます。
手を尽くし過ぎても放任過ぎても、枯れてしまうときは諦めざるを得ないけれど、それでもいつも気にかけています。
生命力を感じるうちに、土壌を整えて元気になる姿を見届けることもまた、楽しみだそうで・・。
母の育てる紫陽花は、息を吹き返した水の器。

先ずは、彼女が大好きだというカシワバアジサイから。
この姿を見るまで、コーン状の紫陽花の存在を私は全く知りませんでした(笑)。
白い紫陽花って、花言葉は「寛容」だそう。
全てを包み込む込みそうな純白の様相が素敵。


お次は、ガクアジサイ。
夏空にパッと打ち上げられたような雰囲気です。
その名も「墨田の花火」。
紫陽花って、中央の粒々が“花”だそうで、花弁に見えるところは実は“萼(ガク)”。
いつ何時見ても、私には花弁にしか見えない美し過ぎる萼(笑)。
ガクアジサイ・・花言葉は、「謙虚」。


紫陽花と言ったら、やはり王道の“手まり咲き”。
グレー一色の雨空と、艶やかな赤色紫陽花のコントラストが元気をくれます。
花言葉は、「快活(元気)な女性」。
この色味なら意味を知らなくても見ているだけで納得です(笑)。


そして、最後は我が家唯一の手まり咲き。
5年位前に夫が購入してきた紫陽花が、今年も徐々に色付き始めています。
年々大きくなって、鉢替えしても割れそうな勢いなので、昨年地植え。
うっかり花を切り落とすことを忘れていたので、今年は咲かないかと心配していました。
小ぶりの開花だけれど、健気に咲く姿にちょっぴり感動です。
今年は、きちんと剪定しなくては(笑)。
青系紫陽花・・花言葉は、「辛抱強い愛情」。
冷淡に見えるもの(人)ほど、実は耐え忍び強い愛を持ち合わせているのかと思います。


雨が似合う花、紫陽花。
徐々に色が変化する様も目を楽しませてくれます。

紫陽花の写真を撮りながら、傘をさしてピチャピチャ登校していた幼き日を思い出しました。
今は、花を眺めながら子どもたちの背中を送り出す番です。


2016年6月14日火曜日

構造的

昨日のレッスンお題は、「構造的」。
“植物の材質感によって表面構造を表現する構成”を学ぶものでした。
花、葉、茎の表面の材質感の特徴と違いを理解する。
それらを意図的に組み合わせて、効果的な配置・配列を理解する。

共同形態が自然的なら、こちらは人工的(非自然的)。
長方形の器に、オアシスをデザインカットするところから、繊細な作り込みが始まりました。


優しいピンク色スプレーローズの名は、サクラザカ。
繊細なグリーンは、アルケミラモリスとブプレリウム。
同じ色味は、スプレーマム。
木いちご“ベビーハンズ”の葉は器底に、微かに見える程度です。
紫系統の花材は、野趣あふれるアストランティア(名はローマという)、固い蕾はビバーナムティナス、そしてふわふわのスモークツリー。
特徴のある材質感をもった植物素材が勢揃いです(笑)。

器の形体と材質感も生かしながら、柔らかな茎が痛まないように優しく挿していきます。
出来上がった作品は、和と洋がほのかに調和した感じです。
どれか一つでも欠けてしまったら、きっと器の中が寂しくて完成しないアレンジかな・・と思います。

花材と質感のマッチングがとても新鮮な花時間でした。



2016年6月13日月曜日

雨・雨・雨 ~一文字レター~

雨の月曜日。
植物たちにとっては、恵みの雨。
今年も自然の恩恵を受けながら、雨による被害が出ないように・・と祈るところです。

毎週月曜は、予定がない限り楽しみにしている花時間を過ごします。
仕事や子育てで頭が凝り固まらないよう、心のストレッチを兼ねて足を運ばせています。
今日はお店の外に出ている草花がしっとり濡れて、とても美しく見えました。

母の描く一文字レター、5月から6月のカレンダーは、「雨」。
しとしと降る雨。ぱらぱら降る雨。ざあざあ降る雨。
雨にもたくさんの擬音語や擬態語があって、日本語のふくよかさを感じます。
これから迎える梅雨時期は、雨音に耳を傾けながら家事をするのも悪くはないものです。

どんな雨音が、好きでしょう?


雨音をBGMにあしらってみた本日の花時間作品は、また明日。
花を眺めながら、午後もしっとり頑張りますか。。。(笑)

2016年6月11日土曜日

もっと知りたい!女(わたし)のカラダ in いわき ~男女共同参画基礎講座~

本日の健康セミナー女性編は、2部講座。
第1部は、福島県立医科大学 地域産婦人科支援講座 本多つよし教授による、「女性のカラダとホルモンバランス」でした。
女性は男性に比べ、平均寿命が高い割に健康寿命(健康な状態でどれだけ長生きできるか)が短い。私はそのことを初めて知りました。
誰もが“Well-Aging(ウェルエイジング)”・・上手に老いていきたいところですが、女性はエストロゲンの低下で50代以降様々な疾患にさらされる可能性が大きいのです。
更年期障害、婦人科系癌、生活習慣病、うつ、不眠、神経障害等々。
そして、骨粗鬆症は骨折のリスクが増大しやすくなる疾患ですが、中でも椎体骨折(背骨の圧迫骨折)をしてしまうとその後の死亡リスクを高めるとのこと。
だから骨粗鬆症治療の最大の目的は、やはり何といっても骨折の予防になるわけです。
運動では日頃からの筋力トレーニングの大切さ、食事では大豆イソフラボンの威力を再確認出来ました。
この大豆イソフラボン中のダイゼイン。
腸内細菌によって女性ホルモン様作用を示す“エクオール”という代謝物質に姿を変えますが、日本人では2人に1人しか体内で作り出すことはできないらしいのです。
本日、参加された方のうち10人の尿中エクオール検査を行っていただきましたが、その中でご自身でエクオールを作り出せると分かった人は、たったの3人。
自己生成できなければ、積極的にエクオールを外部から摂取することが望ましいとのこと。
第1部終了後、大塚製薬さんのエクオール含有食品「エクエル」を、その場で試食させて頂きました。
気になる味は?食感は?きな粉のようなモソモソ風味が印象的。
延べ18年間の研究成果を味わえたことに感動しました。

後日、私は自宅でエクオール検査ソイチェックを行う予定です。




第2部は、ウィメンズセンター大阪スタッフ 卜部(うらべ)貴子氏よる、「からだと心の自己決定権~私のからだは私のもの~」。
「女のからだ110番」の電話相談員として活動をされている卜部さんのお話は、女性たちの声を如実に代弁して下さるので、心の問題、人間関係、DV・性暴力等々を赤裸々に知ることが出来ました。
・自分のことは自分で決めていい
・自分の望む性と体で生きていい
・他人の物差し・社会の思い込みを基準にしない生き方を選んでいい
辛いことを我慢する女性たちへの心強いメッセージは、参加者の胸に熱く届いたことと思います。

さらに卜部さんは、東日本大震災により被災地で保護された飼犬たちの里親もされているとのこと。
声を掛けるときは決まって、「めんこいね。めんこいね。」
故郷を離れた犬たちへの東北方言での愛情表現は、そのまま卜部さんのあたたかなお人柄を表しているようでした。


普段はなかなか話を伺えない今回のセミナー講話。
参加された女性たち一人ひとりの胸には、色々な思いがこだましていたと思います。

ご講演下さったお二人に心より感謝申し上げます。
素晴らしいお話を聞かせて下さり、本当にありがとうございました。