2016年5月25日水曜日

Cantabile

“カンタービレ”。
音楽用語でいうところの、“歌うように・表情豊かに”。

フレッシュレッスン時に使いきれなかった、僅かなスプレーバラ“カンタービレ”を持ち帰り、ガラス製タンブラーに入れています。
昨日今日と、徐々に開いてきました。
その花弁が、絵に描いたようなまわり方でとても美しいです。
キッチンのシンク横に置いていますが、そこに立つたびに作業の手を休め見とれてしまいます。
コアトレーニング後の疲労感をも、優しく迎え入れてくれる“癒し”があります。

一番ステキな表情を、記念にパチリ(笑)!



今日は“カンタービレ”如く、レタリングも歌うように流して(笑)。

本物の花・・自然の形を観察するとき、花弁に規則性が見え隠れしてわくわくします。
プリザーブドで開花するときの参考になりそう。

朽ちてくるまでの花のいのちを頂いて。
カンタービレは、正統派の美しさを知るひとときです。



2016年5月24日火曜日

Early summer wreath ~L'écrin ~

二日連続で、気温は上昇。
少し動くと汗ばむ感じです。
初夏の日差しを感じながら、久しぶりのレカンフラワー教室へ。
本日のブルジョンコースカリキュラムは、B5サイズ額に収めるリース作りです。
花色もちょっとだけ涼やかに青~紫を強調しました。
青みピンクは、ゼラニウムペタル。
挿し色にするには鮮やかで重宝するのに、レカンにするとはらり・・とほぐれてしまって取り出すのが大変でした。
ブルースター、デルフィニウム、それからアクセントに小菊も仲間に入れて完成です(笑)。



時間をかけて花を乾燥させるレカンフラワーには、フレッシュやプリザーブドとは異なる悦びがあります。
しばらく自宅で愛でた後は、早速仕事場へ納品です(笑)。
花が放つ和やかな“気”が、目に留めてくれる人に届けば嬉しいな。

2016年5月23日月曜日

Triangular ~Cecile Pink~

今日のフレッシュレッスン、お題は“トライアンギュラー”。
基礎正しく花材を挿していく、基本の構成理論を学びました。

先ずはグニユーカリでアウトライン作り。
若い葉なのか、全体的に瑞々しくて先がとても柔らかです。
花材はフォーカルポイントを意識しながら三角形になるように整えていきます。
置きたい場所に、花を置く・・。
頭の中で分かっていても、一つとして同じではないステムの自然的な流れが挿し場所を躊躇させます(笑)。
今日のフォトは、真正面からのストレートな一枚。
理路整然と並んだ花たちを前に、小細工はしたくなくなりました(笑)。
帰りの車の中、花たちにとっても辛い暑さだったもの・・ね。
トップのユーカリがちょっとお疲れ気味です。


写真は二次元の世界なので、鏡に映したとき同様、良いラインといま一つのラインが一目瞭然です。
教えていただいた理論を復習すると、直したいところがいっぱい(笑)。
客観的に見ることは凄く大切なのだと気がつきました。

今日の主役のトルコキキョウ、名前はセシルピンク!
市場に八重咲きでフリルたっぷりのキキョウが出回る中、一重のセシルは凜として優美な雰囲気を醸し出しています。
週初めの花時間。
今週も花たちから元気を貰って頑張ります(笑)。


2016年5月20日金曜日

招待状

最近の嬉しいこと。
このところ、10年ぐらい前に親交のあった人たちと立て続けに会いました。
どの方も少し離れている場所に住んでいるのに、何故か私がいつも利用するこの辺りの買い物場所で、思いがけず再会。
お互い驚いて、さよならした後も胸がドキドキしたままでした。
偶然が続くと、何かあるのかな~なんて思ったり、その当時の自分や日々の出来事を懐古してみたり。
あれから変わらない日常の中で、確実に変わった今はこれで良いのかと心の中で確認してみたり。

そんな中、こちらも思いがけないお誘いで驚きました。
今日は平日の金曜日、知人がチャペルで挙式です。
先ほどまで仕事関係の来客があったので参列できなかったけれど、これから食事会へ行ってきます。
皆が集まる素敵な機会を作ってくれた彼女に感謝。
10年前には想像もしていなかった“今”のフィールドで、繋がる人の縁もまた大切にしたいと思う今日です。

2016年5月19日木曜日

Pretty Angel ~Baby Gift ~

自分自身がどうだったかと言えば、妊娠中も産後も大変だった気がします。
体のしんどさも去ることながら、母親になっていくこと。
今年3月の“いわき WOMAN FESTA”での、吉岡さんのお話”が心に染み込んでいったのは、そんな理由からです。
子どもと一緒に泣いたり喜んだり・・自分の成長は我が子といつも一緒です。

身近な人が、昨年の暮れに可愛い赤ちゃんを無事出産されました。
里帰りもされていたし、会えるタイミングがなかなかなかったけれどようやく贈れます(笑)。

淡い3色プリザを入れて、優しい雰囲気の鳥かごギフトを作りました。
羽ばたくまでそばで大切に見守られて、すくすく育っていくのでしょう。
我が家にはいない男の子。
優しく逞しく生きていってね!


母親になってきっと戸惑うこともたくさんあるだろうけれど、会える時間は彼女の話したいことはいろいろ聞いてあげたいなと思います。
答えが出なくても、気持ちを抑えず吐き出すことは、母親となった自分を癒せる時間につなげられると思うから。

ともあれ、今日も可愛い赤ちゃんと彼女に会えて嬉しかったです。
抱っこした柔らかさとぬくもりと、優しい匂いがまだ残っています。
時々成長を見届けられることに感謝して・・。
これからもよろしくお願いします(笑)。

2016年5月18日水曜日

Feminine Crown ~lavender color~

午前中は、学校図書ボランティアの本年度初の打ち合わせがありました。
立ち上げた頃から細々と続けて、7年目。
新しいメンバーも加わって、今年も楽しく活動できそうな予感がします(笑)。

さて、お花の方は・・・。
クラウン型のロートアイアンに、フェミニンカラーを入れてのプチアレンジが完成しました。
メインはラベンダーカラーのプリザと紫陽花。
ストライプリボンで甘さを中和したつもりだけれど、仕上がりはとても女性的になりました。

爽やかなアレンジも好きですが、ガーリー以上フェミニンに限りなく近いこちらも大好き。
後日、お世話になっている方にお贈りします。



仕事や子育て以外に、自分のやりたいことをちょっぴり日常にプラスする毎日・・。

読み聞かせを続けていられるのは、花時間同様にそこに静かな悦びがあるからです。
波動が同じなのか、どちらの時間も集まる人たちの空気感がとても心地よいです。

家族と過ごす時間ではない、自分の居場所作り。
いつか巣立つ子どもたちに心は離さずとも・・巣立ち後の私自身の生き方をも考えるこの頃です。



2016年5月15日日曜日

5月の風~Nostalgic Bicycle~

昨日は、少し風吹く運動会でした。
かけっこ遅めの末っ子は、チャンス走でまさに“チャンス”を掴み、まさかの一等賞。
これからの一年でどれだけ成長できることやら。
来年の運動会も楽しみです。

花飾りを作り始めて、初めての5月。
この季節には、爽やかなグリーンのアレンジを作りたいとずっと思っていました。
自分なりに考えたキーワードは、“懐かしさ”と“空気感”。

昔から実家のどこかには飾ってあるロートアイアンの置物を花器に用いました。
こちらは母におねだりしての譲り受け(笑)。
グリーンネックレス、アジアンタム、オリヅルラン等々、花だけでなく観葉植物も大好きな彼女の影響を、無意識に私も受けているのかも・・と時々思います。

今回は全てアーティフィシャルの自然的アレンジです。
ミラカンサスももちろんフェイクなので、ワイヤー入りで“ため”が効いて流れは自由自在です(笑)。
“ため”とは、ちょっと堅い枝とか茎を手でしならせて形作ること。
人工的な葉・・ミラカンサスの直線を自然的に見せるのが、ちょっぴり難しいのです(笑)。





それから“空気感”のヒントは、よく読む花雑誌に掲載されていたこんな言葉から。
「ものを作るということは、見えないものを表現すること。真の姿を映すこと。」
なるほど!

届けたいのは、部屋に流れてきた5月のそよ風や、草花いっぱいの花かご自転車の清々しさです。
1枚のフォトから伝わればいいな。