今日は陽射しがまろやかだこと。
11月に入って、ますます秋が色濃くなりました。
祝日前夜はちょっとだけ夜遅くなってしまっても良いかな・・と思ってしまいます。
昨夜は秋のリースを作りました。
秋と言えば・・私は“Bacchus(バッカス)”。
バッカスはローマ神話のお酒と豊穣の神を意味するわけですが、バッカスをどうしても思い浮かべるのは子どもの頃に習っていたバレエ組曲『四季』(グラズノフ作曲)の第四場“秋”・・バッカナール(バッカスを称する酒宴の踊り)の、豊かで悦びと祈りに満ち溢れているこの組曲が、大人になった今も強烈に脳裏に焼ついているから。
冬から始まり、春、夏、フィナーレの秋。
それぞれの季節を妖精演じる生徒が舞うのですが、私は春の妖精でバラの踊り、姉は秋のバッカスの巫女を演じました。
葉を落とす冬に向かう前の、収穫の秋に相応しい“Bacchus”がイメージ作りを助けてくれました(笑)。
日中は卒園した幼稚園のバザーへ、末っ子と二人で伺いました。
三姉妹年が離れていると、せっかくの祝日も行動がバラバラでちょっぴり寂しくなります。
くるっと回るリースのように毎年秋は巡ってきますが、子どもの成長は一つとして同じ年がないので、今年は今年しか知ることのない秋を忘れないように懸命に記憶に留めているところです。
13分近く続く、第四場“秋”。
クライマックスを久しぶりに聴いて胸が熱くなりました。
植物と同じくらいに、音楽もまた生活を豊かにしてくれるものです。
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