2017年7月27日木曜日

Lady's Tresse ~思慕の捩花~

もうすでに盛りは過ぎた捩花(ネジバナ)。
乙女の巻き毛(lady's tresse)こと捩花が、昨年突如、1本だけ蘇鉄の鉢に姿を現しました。

今年の夏も咲くだろうかと心待ちにしていたら、同じ場所に4本も!
とても嬉しくて、この花の育ちをこれからも追いたくなります。
一年のうちでこの時期にしか会えないけれど、子どもたちの登下校の見守りで、道端にこの花を初めて見つけた時の喜びは、特別なものがありました。

花言葉は、思慕。
思い慕う、恋しく思う・・。
一見雑草のような面持ちなのに、らせん状に巻き付くピンク色の花に、心が惹きつけられます。
捩れた姿がそのままの花言葉。

自然界の中の、たくさんの土壌の中の・・様々な鉢の中でも、ここにやってきたこと。
ひょっとしたら、花開かなかったかもしれないこと。
様々な天候の一年後に、今年も咲いたこと。
そもそも、花に興味を抱かなければ、私が捩花に気を留めなければ、こんな想いにもならないこと。
たまたま見つけたことや、根を下ろし花を咲かせる確率や、そこに想いを寄せる心情などなど。

何か1つでも欠けていたなら、私は捩花には見向きもせず、この花を思い慕うことなどなかったかもしれないのです。
だからたくさんの人が生きゆく中で、出逢い、一瞬でも想いを共有出来ることは、奇跡に近いなと思います。

偶然がいくつも重なって、めぐり逢えた捩花。
今は、もう枯れてしまって今年はその姿を消しました。
来年も逢えますように。
私が捩花を忘れない以上、いつも心の中にはこの花があります。

咲いてくれて、本当にありがとう。
今年も姿が見れて、とても嬉しかった・・。








2017年7月24日月曜日

My Buddy

昨日は、パソコンのデータお引越し。
これで三代目になります。
二代目は、実に寿命が短かったのです。
何度か修理に出しても、不調続き・・。
外れくじを引いたのか、私と相性が悪かったのが、なんだかすっきりとしない日々でした。
その結果、逝ってしまってとても悲しくなりました。
ところがここずっと彼が、最期を迎えたはずのその二代目を解体中・・。
好きでなければ出来ないことだと思います。
蘇生処置を施しているようで、ここ数週間我が家の一角は、ちょっぴりマニアックな空間と化しています(笑)。

今回の三代目は、A4サイズの2in1タイプを選んでみました。
従来のノート型とタブレット型にもなる賢いこの子。
重さ、なんと800gちょっとしかない手軽さです。
さくさく、さくさく・・タイピングの音も気にならず、大好きな写真編集も楽しい!
こんなに心地良くてよいのかというほど、軽くて早くて、賢い脳をお持ちのようです。
これで、気負わずにバッグの中に入れてお供できます。

科学技術って凄まじく進歩する。。。
まさか自分が小さなパソコンを持って歩くなんて、結婚当初、上の子たちの子育て時代には、とても考えられなかったことです。


カメラは二代目になります。
ファインダーをのぞく動作がやはり大好きで、それ使いのものを。

いつもの花時間とは全く逆の雰囲気ですが。
メタリックなもの、メカニックなものが実はとても大好き。
時計、車、バイクの類。
女性的な小物でも、シルバーやクロムにブラック使いされているものに、ぎゅっと心を掴まれます。


今思えば、建築やデザインなどももっと若かったなら、学んでみたかった。
もちろん無駄を省いたそれら現代的なシャープさとは反対の、装飾的で女性らしい色づかいやデザイン、手触りにも惹かれます。


自分の興味や好奇心は、これからも大切にしたい部分(笑)。
それぞれが素敵すぎて、一緒くたに扱いたくはないから・・。
心地よさを追及したり、好きっていう感覚は、年を重ねていく上で尚のこと忘れずにいたいことです。
何かとサポートしてくれた彼に・・感謝!


2017年7月21日金曜日

Sea Lavender ~乙女の夏ブーケ~

いわゆる、馴染みのスターチスです。
正式な学名は"リモ二ウム"と言うそうですが、いつも切り花で見かけるので、地上で育つ本来の姿が想像できないでいました。
花に魅了されると、その花がどのような環境で育つのかな・・ということにも興味を抱くようになります。
"Sea Lavender"・・。
名前の通り、海岸近くに咲くらしいのですけれど、その姿を私は一度もまだ見たことがありません。
ハマナス、ハマボウフウ、それに雪中花のスイセンまで。
塩気がある場所で育つ花は、意外とあってただ私が知らないだけでした(笑)。

スターチスってとても乙女な雰囲気です。
ラベンダー色とピンク色と、今日は愛らしいミニブーケを飾っています。
実は、夢に向かって学び続ける長女を想って組んだ花束。
別に今日が記念日ではないけれど、長女に限らず子どもたちを想って無性に作りたくなるときがあります。
自分の気持ちを花にぶつけるとでもいうのでしょうか(笑)。


ところで今日は、いつもは連絡など入らない時間に、娘からメールがありました。
何も話していないのに、何も伝えていないのに。
とても不思議なことです。
以心伝心・・とでもいうのかな?
小さい頃から、長女とはそんなことがよくあります。
想いって伝わるのかな。
本当にびっくりです。


彼女に言わせると、私の娘への励ましは半端ではないそうですが・・。
彼女を励ますつもりが、実はいつも私が励まされています。
もちろんこんなことを口に出しては言わないけれど、電話やメールが終わった後、じわじわと湧いてくるのです。
小さなころからよく泣いて、騒いで、ちょっぴり手のかかる時もありましたっけ。
でも、大切なのは今とこれから。
子育ての辛さなど、産みの苦しみを忘れるように・・いつの間にか風化していきます。

どんなときも愛を持って、いつも夢を抱いて。
自分が納得する人生を歩んで欲しい。
そう言うと、いつもそのままの言葉が返ってきます(笑)。

私も、愛のある大人でいたいと思う。
喜びと想いを共有できる時間でした。

アレンジね、ひと花だけトルコキキョウが飛び出していました(笑)。
色を抑えた一枚にしたら、何だかとても素敵です。
自前のフォトカードコレクションの仲間入り。

長女を想って束ねた夏ブーケ。
今夜は待っている彼女に、写真を贈ってみます。




2017年7月19日水曜日

Peacock Green ~癒しの孔雀絵~

色んなことを考えた今日は、私の頭の中も疲労気味(笑)。
そんな中で、入浴前に末っ子の描いた絵を見たら、とても心が柔らかくなりました。

小さな手で描く子どもの絵は、私にとって癒しの絵。
孔雀の羽の・・"
Peacock Green"が心を捉えて離しません。
とても気になる、鮮やかで味わいのある青緑のきれいな色です。

彼女、夢中になって描いていました。
好きだなと私が言うと、もっと喜んでもらおうと描こうとする。
人に喜んで貰いたいから続ける子どもの姿は、言葉でも態度でも素直に表現するので、見ていてとても分かりやすいです。
認められたい、愛されたい。
純粋な子どもの心理が見え隠れして、とても愛おしくなりました。


私自身、外を向く気持ちがハード面なら、家族と向き合う部分はソフト面。

デリケートで優しく、とても大切な時間です。
英気を養える彼女の絵に、今夜はとても幸せな気持ちになりました。

見ているつもり・・にならなくて良かった(笑)。
今日この時を、気付けて良かったです。

明日は一学期終業日。
いよいよ夏休みに突入します。

2017年7月18日火曜日

Incense ~ラデュレ インセンス~

何だか今日は、気分が重い・・。
朝から雨空のせいか、連休明けのためか、なかなか体と気持ちがついていかないのです。

末っ子も今朝は、家でもっとのんびりしたいなぁ~と言って、登校しました(笑)。
確かに・・この二日間は、ゆるりと過ごしたので、その気持ちがよくわかります。
大人も子どもも、連休明けの憂いさは同じです。


でも、なぜかこんな時にやりたいことの閃きもあるから不思議です。
無理に動かずにありのまま・・自然体で過ごそうと決めて、朝からお香をたきました。
たくといっても、棒状のインセンス。
フランス土産のラデュレフレグランスです。

この香り、火を点さずとも置いておくだけで、ため息の出る良い香り。
私は黄色小花の、ジャスミンやライラックの小箱。
姉は桜のような甘い香りのする、桃色小箱。
半分ずつ分け合って、どちらの香りも楽しめるようにしました。
お香立てもラデュレらしくて素敵です。
いつ見ても、洗練されたパッケージの配色や、デザインのセンスの良さにうっとりします。




気持ちのコントロールですが、私は相変わらず苦手な部分。
私をよく知っている友人は、情感豊かな・・と言うけれど、結局感情の起伏がちょっぴり激しいと、本当に疲れます(笑)。
なるべく、振れ幅少ない波に抑えたい。。。


それでも、今朝は仕事場のスタッフさんの笑顔に癒されました。

気持ちがのる時ものらない時も、私は勝手に周りの振る舞いを、優しさだと思って受け止めます。
そう思って、相手に気持ちを返すと、とても不思議な効果が生まれます。
例えば辛い気持ちを受け取っても(もちろんその時は私も辛いけれど)・・もっと深い愛情で返すと、優しい波動に変わる気がします。


連休前に彼女たちと、納涼会を終えたばかり。
夏と、冬と、毎年恒例の食事会も何回目でしょう。
長女が幼い頃から、皆で一緒の時間を過ごしています。
酸いも甘いも噛み分けた仲間・・。
戦友とでも言うのかな。
彼女たちがいるから、これまでの学びがあるから、今の私がいます。
だから心の中に浮かぶのは、"いつもありがとう"の言葉です。
感謝は、彼女たちを支えることで変えていきたいのです。


お香からメンタルな話に広がりました(笑)。
ラデュレのインセンス小箱は、手のひらサイズです。
今夜も寝る前に箱をそっと開けて、目を閉じて広がる香りを楽しみに、心穏やかに眠りにつきたい。

出来るよね、いけるよね・・。

明日は大切なアポイントが入っている日です。
お香を一本、目覚めにたこう(笑)。

・・自分を信じて頑張ります。

2017年7月17日月曜日

心に響く音色 ~Saxophone Ensemble~


先日の"night out"は、1959年オープンの・・地元の老舗ライブハウス「THE QWEEN」へ。
お世話になっている方の、サックスアンサンブル演奏会へと伺いました。
生バンドの演奏がずっと聴きたかったので、お声を掛けて頂いてから、ずっとこの日を心待ちにしていました。



かれこれ2時間ほど、心に響く音色を堪能。
"Moon River"や"Moonlight Serenade"、"君の瞳に恋してる"や"煙が目にしみる"・・。

大好きな曲がもっと他にもたくさん続いて、胸がきゅんと鳴り通し(笑)。

ソプラノ、アルト、テナーサックス。
一枚リードの歌口から奏でられるメロディーは、まるで人が歌を口ずさんでいるような抑揚と温かさがありました。



お贈りしたマイセレクトの花たち。
メインのバラには、ロマンティック・エンジェルと呼ばれる・・名前を聞いただけでも振り返りたくなるような、優雅で美しい大輪を入れてみました。

本格的なジャズの生演奏、スウィング、モダン、スローバラード、フュージョン。
ピアノにベース、トランペットの・・本物の音色を無性に聴きたくなってしまった(笑)。
ブログもBGMは、こちらを聴いてみたり、あちらを聴いてみたりのJazzクルーズしながら。

・・。
あら・・もうこんな時間(笑)。
おやすみなさい。
素敵な夢を・・。


2017年7月15日土曜日

My Style Gift ~ポンポンタッセルの贈り物~

夏場は生花のプチアレンジは、贈る方も贈られる方も萎れることが気がかりで・・ちょっと心配です。
そこで手土産には、人生初の手作りタッセルにしてみました。
春に帰省していた姉より、Filamyの体験レッスンをいくつか受けさせてもらっていたので、いよいよ実践の場がやって来たというわけ(笑)。

ラッピングには、大好きなティファニーブルーのリボンを。
中を開けると、これまた大好きなラデュレカラーのポンポンタッセルがお目見えします。
3色混和した刺繍糸は、どんどん形を丸く整えていくと、ベロアの手触りに変わっていくので不思議です。
刺繍糸を選んで、色の組み合わせを考えるのも楽しいです。
大好きな薄ピンクのパールビーズで、アクセントを付けました。
私もペンケースに同じものを付けています。



木玉に丁寧に糸を巻いて、ストラップ部分もメインの2色で組んでいく・・素人の私にとっては、手のかかるタッセルではあります。
でもね、これが楽しい。
何度か失敗もしましたが、嬉しい。
仕上がりを手にして、受け取ってくださる方を想い、箱にそっと入れること。
小さいけれど、温もりがたくさん詰まっています。
とても繊細で、愛らしくて・・自分スタイルの贈り物が完成です。
無作為に箱を選んで頂きましたが、不思議なもので・・その方のイメージ通りの色が手に渡りました。
こういったプチギフトって、いいな。
でもまだ慣れていないので、きっと粗だらけかも(笑)。
フラワーアレンジ同様に、手に馴染むまで糸と戯れることが大切?・・とぼんやり思います。
自分の嗜好が反映されるハンドメイドだからこそ、色んなものを見て触れて、感性を磨きたいものです。