2017年3月6日月曜日

思いのまま~くらし随筆(5) いわき民報~

今月11日で、震災から丸6年。
自分の意思とは無関係に失われたたくさんの命を思うと、今生きている私は、私たちは、一瞬たりとも無駄に時間を過ごすことは出来ないと思います。
この6年間、我が家も本当に色々なことがありました。
それでも生きてればこそ、思える感情や出来事なわけで・・過ぎた時間を振り返れば、そこにあるのは感謝だけです。

それからずっと私が思っていることは、人はどうして生きているのかということ。
そもそもそこに命あるだけで、価値のある存在。
これはもう、人生最大のテーマですが・・こちらも私が思うことは・・。
人に必要とされないことほど、辛く悲しいことはないということ。
人は誰かのために生きていて、ひいてはそれが自分のために生きるということ。
これからこの気持ちが変わるとしたら、その時はまた自分の気持ちに素直でありたいと思っています。

娘に贈る言葉は、便箋に書き写しずっと冷蔵庫に貼っていた言葉でした(笑)。
私もくじけそうな時は、いつも思う。
大切な人のために生きる、自分を必要としている人がいるから生きてみる・・自分が出来ることは何でもしよう・・と。
花梅「思いのまま」の香りが、私の記憶からなかなか消えません。
東日本大震災は、「生きること」を、立ち止まり考えさせてくれました。
子どもたちが夢を追い、人のために生きる未来に幸あれ。
だれもが、「思いのまま」それぞれの能力を活かせる世の中であれ。
一緒に学び舎を巣立ったお友達に、沢山の熱意を注いで下さった先生方に、心からの感謝を申し上げます。




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